戦わない最強戦士   作:223系新快速

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第78話 絢爛舞踏

箒「単一仕様能力(ワンオフアビリティ)二次移行(セカンド・シフト)しないと発現しないはずでは…。」

赤椿「本当は違う。」

箒「違うとは?」

赤椿「それは後。今はあゆみを助けるのが先。取り敢えず内容を確認して。」

 

私は目を通す。

 

箒「な、なんだこれは!?」

 

シールドエネルギーを増幅し、無限回復する。しかも、他の機体への供給も、接触するだけで一瞬で全回復する。

 

赤椿「理不尽な力に対抗するには、こっちも理不尽でないと駄目。」

箒「そ、そうか。だが、これでもう大丈夫だ。」

あゆみ「あ、またハッキングされた。」

ラウラ「くそっ、これではシールドエネルギーが切れてしまう。」

 

よし、私と赤椿の出番だ。私はあゆみに接近する。

 

箒「あゆみ、もう大丈夫だ。」

あゆみ「箒さん?」

箒「受け取れ!」

 

機体が金色に光り輝き、あゆみのラファールのシールドエネルギーを回復させる。

 

あゆみ「え、これってどういうこと?」

赤椿「絢爛舞踏はシールドエネルギーを全回復させるのだ。」

あゆみ「す、凄い…。これで妨害を気にせずにすむよ。」

 

あゆみは直ぐに作戦を再開する。

 

鈴「ちょっと~、何そのチート能力。」

シャルロット「こっちの方が余程理不尽だね。」

ラウラ「物理法則を無視しているぞ。」

 

~沖合~

??1「フーン、やるじゃない。」

??2「どうやら、あゆみに任せるべきね。」

??1「そうね、行きましょう。」

 

ヒュッ

 

~茂み~

束「嘘…。」

 

こんなの、束さんでも予想できない。

 

束「でも、まだ手はあるよ。」

 

ピッ

 

~岸辺~

キラーッ

 

銀の福音の機体が光る。

 

鈴「もしかして二次移行(セカンド・シフト)!?」

あゆみ「しまった、そっちは考えていなかった。」

銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)「大丈夫よ。」

あゆみ「え?」

銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)二次移行(セカンド・シフト)したらハッキングは解除されるように進化するよう促したのは貴方でしょ。さっき言ったことを忘れたの?」

あゆみ「あ、そうだった。でも、もう出来るようになったの?」

銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)「世界中のISが協力すれば、これくらいの進化はあっという間よ。」

あゆみ「そっか。皆、もう大丈夫。暴走プログラムが消えたよ。」

ナターシャ「やれやれ、終わったわね。」

あゆみ「ナターシャさん、念のため銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)は解除してください。」

ナターシャ「そうさせてもらうわ。無理やり暴走させられていたから、心身ともに疲労困憊よ。」

 

ナターシャさんが銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)を解除し、ラウラさんが抱きかかえる。

 

あゆみ「さ、戻ろう。」

シャルロット「そうだね。」

 

~茂み~

束「何で何だよ!」

 

二次移行(セカンド・シフト)させたら暴走が止まるなんて、こんなのあり得ないよ。

 

~管制室~

千冬「作戦成功だ。全員良くやったな。」

あゆみ「結構ギリギリなところもありましたけどね。」

千冬「マッチポンプの上に妨害有りであることを考えれば上出来だ。取り敢えず、全員休め。事情聴取はその後だ。」

あゆみ「はい。」

 

グゥ~

 

あゆみ「あ、ゴ、ゴメン…。安心したらお腹すいちゃって…。」

シャルロット「もう1時だからね。」

ラウラ「食べさせてやるぞ。」

あゆみ「う、うん。でもその前に、織斑先生、」

千冬「何だ。」

あゆみ「事情聴取の後、皆と話したいことがあるので、管制室を貸してもらえますか。」

千冬「いいぞ。さてと、作戦が終了したことだし、全員を部屋から出して昼食の後、訓練の続きだ。」

 

~食堂~

1年生の皆が既に揃っていた。

 

田嶋「ねえねえ、何があったの。」

櫛灘「教えて~。」

ラウラ「軍事機密に関わる部分だ。無理だな。」

ミカ「そこを何とか。」

シャルロット「漏らしたら裁判と監視だよ。それでもいいの?」

岸里「そ、それは嫌かも…。」

 

 

私が以前指導したメンバーが集まってくる。

 

癒子「坂上さんも作戦に参加したの?」

あゆみ「うん。後、国津さんも私の要請で協力してくれたよ。」

玲美「もう少しで玲美の大手柄の筈だったんだけどね♪」

清香「それって、坂上さんと同じ思いを出来るってことでしょ。羨ましい。」

玲美「でも、あと少しという所で失敗したから結局坂上さんの手柄だよ。」

 

パクパクパク

 

私はがっつく。

 

さゆか「凄い食べっぷり…。」

あゆみ「動き回っていたからね。それにおいしいし。」

 

ラウラ「うう、食べさせられない…。」

シャルロット「大丈夫、まだ夜があるよ。」

セシリア「そ、そうですわ。」

 

~管制室~

あゆみ「と、いう訳です。」

 

私達は報告を終える。

 

千冬「そうか。さて、篠ノ之、分かっているな。」

箒「はい。姉さんの作った第四世代機に加え、常識外れな単一仕様能力(ワンオフアビリティ)。世界中から勧誘があるということですね。」

千冬「そうだ。在籍するところを決めておいた方が良い。」

箒「あゆみ。」

あゆみ「箒さん、どうしたの。」

箒「もしあゆみが専用機を持てるとしたら、どこに所属する。」

あゆみ「それは勿論、IS学園だよ。」

真耶「IS学園にですか。前例がありませんね。」

あゆみ「ですが、どの国も組織も手を出してはいけませんし、私の理解者である織斑先生がいるんですから、ここしかありえませんよ。」

箒「そうか。なら私もそうするぞ。」

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