あゆみ「さてと、話がそれたけど、戻すね。」
理子「坂上さん凄すぎ...。」
清香「もう十分だよ...。」
神楽「こんなの、敵うわけありません...。」
皆がしょんぼりしている。
あゆみ「分かった。なら、次は皆の話を聞かせて。」
玲美「じゃあ、まずは玲美から。」
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玲美「玲美は小さい頃からゲームが好きで、種類を問わずやり込んでいたよ。小学2年生の頃にはもう粗方やり尽していて、詰まらないなあって思っていた。」
清香「ゲーム好きも突き詰めればそこまで行くんだね。」
静寐「けど、親もよく買ってくれたね。」
さゆか「普通なら馬鹿になるって注意するのに...。」
玲美「ゲームだって、やり続けるにはいろいろ頭使う。玲美は元々頭は良いから、小学生の勉強程度ならちょっとやれば満点だったから、親には何も言われなかったよ。」
理子「なるほどねえ。」
あゆみ「良い両親だね。ゲームってだけで切り捨てたりしなくて。」
ゲームに溺れる子供が多い中、ちゃんと向き合っているのと、子供の趣味を理解してどんどん買ってくれたのは凄い。
玲美「それで、親に遊びたいゲームがもうないって言ったら、プログラミングについて教えて貰ったんだよ。」
癒子「プログラミングって何?」
玲美「コンピューターにどう動くか指示する内容。ゲームは全てプログラムに基づいて動くから、自分でゲームを作れるって知った時は嬉しかったよ♪」
清香「確かに、自分で作って自分で動かすのって、楽しいよね。」
玲美「そうだね♪最初は上手くいかなかったけど、段々良いのが作れるようになった。ま、それに飽き足らず、既存のゲームソフトをいじったりもしたけど。」
「それやって大丈夫なの?」
玲美「オンラインの対戦ゲームとかだとチートに繋がるからあれだけど、玲美がいじくったのはそういう機能がない奴。それも古くて誰も遊んでいないようなのだし、修正版で直されているバグを直しただけ。」
「それなら...。」
ナギ「そんなに古いのがあるの?」
玲美「初代のゲーム機から全部揃えているよ。」
静寐「もしかして、玲美の家って、凄いお金持ちなの?」
玲美「うーんと、お父さんが会社の社長で、お母さんが副社長だね。ゲームを買うお金に回しているから使用人とかはいないけど、玲美の欲しいゲームは直ぐに買ってくれたし、友達がゲームセンター扱いするレベルには広かったよ。機種ごとに部屋を分けていたし。」
理子「凄い...。」
本音「ゲーマーのロマンだね~。」
玲美「でも、玲美は孤独だった。」
本音「どうしてなのだ?」
静寐「もしかして、凄すぎて浮いていたとか?」
玲美「そんなことはなかった。凄すぎて引くことはあったけど、ゲームをしていたらそれも忘れて熱中するから。」
癒子「じゃあどうして?」
玲美「プログラマーの友達がいなかったから。」
ナギ「見つければいいじゃん。」
玲美「一緒にゲームをする友達はいても、プログラムをする小学生はそうはいないよ。ゲームを普通に楽しむか、外で遊ぶって。」
「「「それは言えてる...。」」」
こればっかりはどうしようもない。
玲美「そして、2014年、あの忌まわしい出来事が起きた。」
「「「あれね。」」」
あゆみ「何があったの?」
玲美「坂上さんは何時こっちの世界に来たの?」
あゆみ「2021年の3月だけど。」
玲美「じゃあ、知らないのは仕方ないね。」
「「「前年に公表されたISは、女性にしか使えないことを、駄目兎が発表した。そして、それ以降世界に女尊男卑がはびこった。」」」
あゆみ「私が復活してプリキュアのみんなが喜んでいる頃に、こっちの世界ではそんな哀しいことが...。」
玲美「そうだよ。そして、女尊男卑は玲美にも大きく影響を与えた。」
あゆみ「何があったの?」
玲美「それまでは男の子も普通に遊びに来ていたのに、皆来なくなったんだよ。訳を聞いたら、女尊男卑に染まった女にいじめられるからだって。腹立つよね。ゲームを楽しむのに男も女も関係ないのに。」
あゆみ「酷いなあ。」
玲美「それだけじゃない。その時を境に駄作が増えた。」
あゆみ「何があったの?」
玲美「女尊男卑で成りあがったゲーム会社の能無しの女性が、適当な指示を出してゲームを作らせたからだよ。ゲーマーが集まるスレでは、それについて嘆く人が毎日大量発生した。」
「そんな風に影響したんだ...。」
玲美「そんな中、プログラミングコンテストが開催されたんだよ。日本中のプログラマーが集まって、プログラムの腕を磨くこと、レベルの向上を目的にしてね。年齢制限はなかったから勿論玲美も参加したよ。最年少エントリーだったから、最初馬鹿にされたけど、予選で作ったプログラムを見て誰もが驚いたよ。小学生にこんなプログラムが書けるのかって。」
「凄い...。」
理子「それで、どうなったの?」
玲美「予選は楽々勝ち抜いた。でも、優勝は出来なかった。」
「「「どうして!?」」」
癒子「まさか、プロのプログラマーがいたの?」
玲美「それなら、諦めは付く。それに、プログラマーはアマで凄い人がプロになるって感じだから、諦めがつくし、その人と仲良くなって凄さを見ればいい。」
静寐「じゃあ、何があったの?」
玲美「駄目兎が優勝した。」