戦わない最強戦士   作:223系新快速

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第85話 最強ゲーマー

あゆみ「さてと、話がそれたけど、戻すね。」

理子「坂上さん凄すぎ...。」

清香「もう十分だよ...。」

神楽「こんなの、敵うわけありません...。」

 

皆がしょんぼりしている。

 

あゆみ「分かった。なら、次は皆の話を聞かせて。」

玲美「じゃあ、まずは玲美から。」

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

玲美「玲美は小さい頃からゲームが好きで、種類を問わずやり込んでいたよ。小学2年生の頃にはもう粗方やり尽していて、詰まらないなあって思っていた。」

清香「ゲーム好きも突き詰めればそこまで行くんだね。」

静寐「けど、親もよく買ってくれたね。」

さゆか「普通なら馬鹿になるって注意するのに...。」

玲美「ゲームだって、やり続けるにはいろいろ頭使う。玲美は元々頭は良いから、小学生の勉強程度ならちょっとやれば満点だったから、親には何も言われなかったよ。」

理子「なるほどねえ。」

あゆみ「良い両親だね。ゲームってだけで切り捨てたりしなくて。」

 

ゲームに溺れる子供が多い中、ちゃんと向き合っているのと、子供の趣味を理解してどんどん買ってくれたのは凄い。

 

玲美「それで、親に遊びたいゲームがもうないって言ったら、プログラミングについて教えて貰ったんだよ。」

癒子「プログラミングって何?」

玲美「コンピューターにどう動くか指示する内容。ゲームは全てプログラムに基づいて動くから、自分でゲームを作れるって知った時は嬉しかったよ♪」

清香「確かに、自分で作って自分で動かすのって、楽しいよね。」

玲美「そうだね♪最初は上手くいかなかったけど、段々良いのが作れるようになった。ま、それに飽き足らず、既存のゲームソフトをいじったりもしたけど。」

「それやって大丈夫なの?」

玲美「オンラインの対戦ゲームとかだとチートに繋がるからあれだけど、玲美がいじくったのはそういう機能がない奴。それも古くて誰も遊んでいないようなのだし、修正版で直されているバグを直しただけ。」

「それなら...。」

ナギ「そんなに古いのがあるの?」

玲美「初代のゲーム機から全部揃えているよ。」

静寐「もしかして、玲美の家って、凄いお金持ちなの?」

玲美「うーんと、お父さんが会社の社長で、お母さんが副社長だね。ゲームを買うお金に回しているから使用人とかはいないけど、玲美の欲しいゲームは直ぐに買ってくれたし、友達がゲームセンター扱いするレベルには広かったよ。機種ごとに部屋を分けていたし。」

理子「凄い...。」

本音「ゲーマーのロマンだね~。」

玲美「でも、玲美は孤独だった。」

本音「どうしてなのだ?」

静寐「もしかして、凄すぎて浮いていたとか?」

玲美「そんなことはなかった。凄すぎて引くことはあったけど、ゲームをしていたらそれも忘れて熱中するから。」

癒子「じゃあどうして?」

玲美「プログラマーの友達がいなかったから。」

ナギ「見つければいいじゃん。」

玲美「一緒にゲームをする友達はいても、プログラムをする小学生はそうはいないよ。ゲームを普通に楽しむか、外で遊ぶって。」

「「「それは言えてる...。」」」

 

こればっかりはどうしようもない。

 

玲美「そして、2014年、あの忌まわしい出来事が起きた。」

「「「あれね。」」」

あゆみ「何があったの?」

玲美「坂上さんは何時こっちの世界に来たの?」

あゆみ「2021年の3月だけど。」

玲美「じゃあ、知らないのは仕方ないね。」

「「「前年に公表されたISは、女性にしか使えないことを、駄目兎が発表した。そして、それ以降世界に女尊男卑がはびこった。」」」

あゆみ「私が復活してプリキュアのみんなが喜んでいる頃に、こっちの世界ではそんな哀しいことが...。」

玲美「そうだよ。そして、女尊男卑は玲美にも大きく影響を与えた。」

あゆみ「何があったの?」

玲美「それまでは男の子も普通に遊びに来ていたのに、皆来なくなったんだよ。訳を聞いたら、女尊男卑に染まった女にいじめられるからだって。腹立つよね。ゲームを楽しむのに男も女も関係ないのに。」

あゆみ「酷いなあ。」

玲美「それだけじゃない。その時を境に駄作が増えた。」

あゆみ「何があったの?」

玲美「女尊男卑で成りあがったゲーム会社の能無しの女性が、適当な指示を出してゲームを作らせたからだよ。ゲーマーが集まるスレでは、それについて嘆く人が毎日大量発生した。」

「そんな風に影響したんだ...。」

玲美「そんな中、プログラミングコンテストが開催されたんだよ。日本中のプログラマーが集まって、プログラムの腕を磨くこと、レベルの向上を目的にしてね。年齢制限はなかったから勿論玲美も参加したよ。最年少エントリーだったから、最初馬鹿にされたけど、予選で作ったプログラムを見て誰もが驚いたよ。小学生にこんなプログラムが書けるのかって。」

「凄い...。」

理子「それで、どうなったの?」

玲美「予選は楽々勝ち抜いた。でも、優勝は出来なかった。」

「「「どうして!?」」」

癒子「まさか、プロのプログラマーがいたの?」

玲美「それなら、諦めは付く。それに、プログラマーはアマで凄い人がプロになるって感じだから、諦めがつくし、その人と仲良くなって凄さを見ればいい。」

静寐「じゃあ、何があったの?」

玲美「駄目兎が優勝した。」

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