大切な人…か…   作:狼黒

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ストレスなどで滅茶苦茶ですけど許してください


再会、そして加入

‥‥視線を感じる

何というか、こう‥駄目だ僕の語彙力がゴミだからどう表現して良いのか分かんない

けど少なくとも害を加えようとしてる訳じゃなさそうだね

とはいっても少々気味が悪いけども‥

 

「くぁ‥何しようか「待てコラァ!」‥うん?」

 

何事かと思ってその声が聞こえてきた方向を向くと、目に入ってきたのは必死な顔で全力疾走している金髪のおねーさんと、それを追いかける複数の男達

あぁ…多分男たちのほうが借金取りで、おねーさんのほうが借金しているんだろうなぁ

というのもここじゃ今更珍しくもない…いやこんな光景珍しくないほうがおかしいな

取り敢えず…

 

「…そこの金髪のおねーさん」

 

「うぉっ!?どこから!?」

 

ただ普通に近づいただけなんだけど…

 

「逃げ道案内してあげるよ、信用するかどうかは任せる」

 

金髪のおねーさんにそう言って先頭を走ると、とりあえずは信用してくれたのかついてきている

さて…鬼ごっこの始まりかな

 

 

「本当に逃げ切れるとは…」

 

「だから言ったじゃん、逃げ道案内するって」

 

「そうは言ったけどさ…スラム街出身の私でさえ知らない道知ってるとか…」

 

このおねーさんスラム街出身なのか…道理で足場の悪いスラム街をほいほいと走ってると思った

まぁ僕の場合、その日その日によって寝る場所が違うし、いざという時の逃走ルートを考えるために必然的に帝都の道とかを覚えてるだけなんだけどね

 

「というか大丈夫?結構ハードなルートだったけど」

 

「大丈夫…って言いたいところなんだけどね、少し疲れたな…」

 

まぁ普段なら絶対使わないルート使ってるからね…そりゃ疲れるか

 

「で?これからどーしよっか?」

 

「そこまで考えておいてく「ギュルルルル…」…」

 

「…なんか食べる?奢るよ?」

 

「…頼む」

 

顔を赤くしたおねーさんを連れて、いつもの店に向かった

 

 

「アカメ、落ち着きなさい、今出て行ったら警備隊に見つかるわよ」

 

「あぁ分かっている…分かっている…」

 

「…なぁラバ、アカメの帝具から変な音が聞こえるけど気のせいか?」

 

「安心しろタツミ、俺も聞こえてるからな」

 

「奇麗な人ですねー」

 

その光景を離れた場所から見ていたとある組織のメンバー達は、そんな会話を交わしていたとか

 

 

「ぷはー!やっぱ酒は旨いねぇ!」

 

「いい飲みっぷりだな嬢ちゃん!ここ最近じゃ一番の飲みっぷりだ!」

 

「嬉しいこと言うねおっちゃん!お替り!」

 

「滅茶苦茶飲むねおねーさん…いや別にいいんだけど」

 

串肉を食べながらそう言う

というかこのおねーさん、かなり飲んでるはずなんだけど一向に酔っぱらう気配がない

お酒に強いのかね…そういう人実際にいるんだ…

 

「というかおねーさん、お酒は程々にしといたほうがいいと思うよ?」

 

「お、心配してくれるの?安心しなって、私はこんなんで酔わないって!」

 

「いやお酒飲みすぎると美容に悪いらしいよ?折角綺麗な顔してるのにもったいないよ」

 

「…なんで少年はそんなことが平気で言えるんだ…」

 

何か呟いたかと思うと、おっちゃんが持ってきた新しいお酒に口をつけるおねーさん

なんかお酒以外の要因で顔が赤くなってるような気がする…

僕なんか変なこと言ったかなぁ…?まぁいっか

 

 

「ありがとな少年!おかげで満腹になったよ!」

 

「そりゃよかったよ」

 

あれから数時間後、かなりの量のお酒を飲んだのにも関わらずケロッとしているおねーさんを見送るために店の前にいた

おっちゃん曰く、「あんなに飲む嬢ちゃんは初めてかもしれん」とか言ってた

まぁ僕の財布の中身はほぼなくなったけど…別に問題ないしね

 

「じゃあおねーさん、帰りはお気をつけて、また会う時があったらいいね」

 

「心配すんなって!いつかまた会えるさ!じゃあな!」

 

そう言って去っていく金髪のおねーさん

やがて僕の視界からおねーさんがいなくなるのを確認した後、今夜の目標目指して歩き出した

 

 

「歩こー、歩こー、私は元気ー」

 

前世で知っていた曲を歌いながら夜の帝都を歩く

最近は特に依頼という依頼もないから暇なのだ

まぁそういうのがないのが一番なんだろうけどさ

まぁ平和なんてほど遠い世界だけどねここは

 

ピィィィィィィィィィィィィ!!

 

「…警備隊の笛の声…なんか派手にやってるらしいね」

 

そう言いながら近くにあった木に登ってあたりを見回すと、なんかピンクの髪をした少女と眼鏡をかけた女性、それと…なんかデカい犬みたいなやつと警備隊の服を着た少女が戦っていた

見た感じあの犬は死なないのか…?何度も攻撃弾いてるし

と…ピンク髪の少女がなんかあのデカい犬に捕まったね

まぁ取り敢えず…気に食わないから加勢しますか

勿論、ピンク髪の少女と眼鏡をかけた女性のほうにね?

僕は警備隊が大の嫌いだからね

 

 

「間に合いました!」

 

眼鏡をかけた女性…シェーレがそう言った瞬間、体に衝撃が走る

その原因は先ほどまで二人が戦っていた女性…セリュー・ユキビタスが口の中に仕込んでいた仕込み銃の弾丸が体を貫通したことにあった

 

「体が…動かな…」

 

そういうシェーレに襲い掛かるデカ犬…コロと呼ばれる帝具、『ヘカトンケイル』

このまま食いちぎられると思い、捕まっていたピンク髪の少女…マインは叫びそうになるが

 

『ATTACK RAIDE CLOCK UP』

 

そんな音声が響き渡ったかと思うと、次の瞬間にはシェーレと共に抱えられていた

その二人を抱えている人物は

 

「危なかった…大丈夫?」

 

全身が赤のスーツに包まれていた

 

 

 

「誰だ貴様は!!」

 

そう警備隊の少女が怒鳴ってくるけど、生憎警備隊なんかに名乗る義理なんてない

それよりもこの眼鏡の女性どうにかしないと…ってよくみたらピンク髪の人も骨折してるじゃん

こりゃあまり構ってられないかもねぇ…

 

「捕まっててねー、ちょっと…いや大分速いスピードで走るから」

 

「え、えぇ…」

 

「逃がすか、コロ!」

 

そう言って襲い掛かってくるデカ犬…コロとかいうらしい?

まぁ取り敢えず

 

「面倒なんでな、吹っ飛んでろ」

 

『FINAL ATTACK RAIDE KA・KA・KA・KABUTO』

 

そうして至近距離まで接近してきていたコロとかいうやつに回し蹴りを放つと、諸に食らって吹っ飛んでいき、近くにあった建物の最上階あたりに激突し、動かなくなった

それとついでに、蹴りの時に出た余波であのデカ犬を操っていた少女に石が直撃して昏倒していた

というか今の回し蹴りで出血激しくなってないよね…?

取り敢えず、増援が来る前にすたこらさっさと行きますかね

 

「…治療受けられる場所って知ってる?」

 

「…案内するわ」

 

「ごめんね」

 

『ATTACK RAIDE CLOCK UP』

 

そうして二人を抱えてその場を離脱した

 

 

「何とか一命はとりとめた、ギリギリだったな」

 

「そりゃよかった」

 

あの後、ピンクの髪の人…マインっていうらしいけど、その人に道を教えてもらいながらここに駆け込んだ

いきなり飛び込んだからびっくりさせちゃっただろうけど、マインが事情を説明すると、すぐさまあの眼鏡の女性…シェーレって人の手術に取り掛かってくれた

まぁ助かったならヨシ、去るとしますかね

 

「あぁ、ちょっと待て」

 

「?まだ何か?」

 

「ほらよ」

 

そう言って投げ渡される紙をキャッチする

広げてみてみると

 

『話がしたい、この場所に来てくれ』

 

という文章と、とある場所に〇がついた地図が入っていたが、僕の関心はこの手紙の送り主にあった

その送り主の名は

 

「アカメおねーちゃん…」

 

もう会うことはないだろうと思っていたおねーちゃんだった

 

 

「なぁ…本当に来るのか…?」

 

「俺が知るわけねぇだろ…マインちゃんが手紙を渡してくれたとはいえ…」

 

小声でそんな会話を交わすタツミとラバック

因みにマインは先の任務の負傷で療養中である

そんな二人の視線には、肉を焼いているアカメがいる

が、その顔は普段とは違いどこか緊張しているように見える

それもそうだろう、何せもう何年もあっていない実の弟と会うのだから

 

「だけどアカメの弟なんだろ…?仲間になってくれるだろ…」

 

「…どうだかな」

 

アカメから妹の事を聞いているラバックにしてみれば十分危険なのだが

そもそも今のナイトレイドの戦闘可能な全戦力がここに集結している時点で大分警戒されているのだが

と、次の瞬間

 

「…来た」

 

ラバックの帝具、『クローステール』に反応があったことにより、アカメ以外のナイトレイドは警戒態勢に入った

すると次の瞬間、マゼンタのスーツで全身を包んだ人物が何もないところからいきなり現れ、アカメの前に立つ

そうして腰のベルトを弄ったかと思うと、マゼンタのスーツが消滅し、変身者が現れる

その人物は…

 

「…ロレメ」

 

「久しぶり、アカメおねーちゃん」

 

アカメの弟で、帝都で『正体不明』と騒がれている殺し屋、ロレメだった

 

 

「とりあえずお肉食べていい?お腹すいちゃった」

 

そう言っておねーちゃんが焼いた肉を頬張る

うん、やっぱりおねーちゃんが焼いた肉が一番おいしいや

 

「…元気そうで…よかった…」

 

「ちょっ!涙ぐまないでよ!おねーちゃんは笑顔が似合うって!」

 

今にも泣きそうなおねーちゃんの涙を拭こうとしても、生憎布とかの手持ちがない

こうなったら…

 

「ちょっと周りに隠れてる人!ハンカチかなんか持ってたら貸して!」

 

ここに到着する前から気配を感じていた人たちに助けを求めると、周りの木々から次々と出てくる人達

というか待って

 

「あの時の金髪のおねーさん!」

 

「やぁ少年、また会ったな」

 

数日前に借金取りから逃げて、そのあとお酒などを奢った金髪のおねーさんがいた

何でここにという詮索はさておき、取り敢えずおねーちゃんを…

 

「…いくらレオーネでもロレメはやらない」

 

あの?おねーちゃん?いきなり抱きしめて何を言ってるの?

しかも金髪のおねーさんもおねーさんで何で「ケチー」とか言ってるの?

あとそこの茶髪と緑髪の人は何か信じられないような目で見るのをやめて

 

「と、取り敢えず、ね?離してくれると嬉しいなー…ってごめん、だからそんな泣きそうな顔しないで」

 

取り敢えず話をすることになったけど、おねーちゃんに抱き締められながらだったからちょっと恥ずかしかった

後今おねーちゃんが所属してる組織‥『ナイトレイド』って言うらしいけど、その人と話した結果、僕も所属することになった

まぁ僕のこんな力で役に立つなら喜んで使うよ

因みに緑髪の人…ラバックっていうらしいけど、

 

「本当に男か?」

 

って聞かれたから証拠見せようと思ったら、金髪のおねーさん…レオーネがラバックを殴ってた

それと部屋はおねーちゃんと一緒になった

初めは「さすがにそれは‥」って言ったんだけど、おねーちゃんが

 

「私と一緒は‥嫌か?」

 

って泣きそうな目で言ってきたから、同じ部屋で寝起きすることになった

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