その巨大な樹の化け物は6本ある300メートル程の触手を鞭のようにして周囲を破壊しつつゆっくりと移動しいる。時折砲弾の様な物を飛ばし、それが更に攻撃を苛烈にしている。
モモンガは直ぐに幾つかの魔法を併用し、樹のモンスターの大まかな強さを測定する。
「おお!レベル80越え。しかも体力が測定外とは。レイドボスって感じか?これは良い経験値になりそうだ」
横でモモンガの言葉を聞いたブリタはぎょっと目を見開いた。
「いやいやいやいやいやいや!あれと戦う気?!どう見たって無理でしょ?!霜の竜の何倍のサイズがあると思ってんのよ。あんなの近づいた瞬間にあの触手でプチっとやられてお仕舞でしょうが!」
「う~ん、体力以外はそこまででは無いですから【一万人斬り将軍の甲冑】を装備して私がバフを全力で掛ければ戦えはしますよ。とは言え倒すのに時間が掛かり過ぎますし、回復手段が限られている今はその手は余り使いたく無いですね」
「だったら戦わないわよね?いくらモモンガの助けがあっても流石にアレとは戦いたくないわよ?」
「いや、戦いましょう。経験値が欲しい。カッツェ平野で使った方法でレベル上げをします。私が魔法でアイツを弱らせた上で拘束しますので、ブリタさんはそれに攻撃をしてトドメを刺してください。ついでだからクレマンティーヌとブレイン、それにアルシェも連れて行きましょう。トドメを刺す役はブリタさんに任せますが、攻撃を加えるだけでも同じだけの経験値が入るのか実験をしたいですからね」
「トドメって言われてもねぇ~……」
「大丈夫やれますやれます、がんばれ~」
「軽っ!……はぁ~、わかったわよ。ところで今この国に流れてきている亜人やモンスターの対処はどうするの?」
「?どう、とは?」
「いや、だから迎撃に手を貸してあげないのかってこと」
「何故そんな事をする必要が?大体この国は長年城壁で亜人たちの進行を防いで来たらしいじゃないですか。今回もあのご立派な聖騎士団団長様が聖騎士らしく正々堂々と正面から力でねじ伏せて見せるんじゃないですか?」
「……モモンガ、ひょっとしてさっきのあの女の言動に怒ってる?」
「?いえ?怒ってはいませんよ。どうかとは思いましたが」
「………まぁ、そうね。冒険者の様な卑怯者の手は必要ないでしょうね」
「でしょ?それではアルシェに伝言の魔法で連絡を取りますね」
モモンガはブリタとの会話を切り上げると、伝言の魔法を使用した。
ちなみに、ざっくりとですが想定してる現在のレベルを
ブリタさん
レベル60~65
戦士系の職業を中心に組み立てている。
攻撃力と防御力、体力を伸ばしている。速さはそこそこ。
クレマンティーヌ
レベル35~45
斥候系と剣士系をメインに組み立てている。
速さに特化、ついで攻撃力。防御力は低め。
ブレイン君
レベル35~40
剣士系のみで構成。
攻撃力特化、ついで体力。速さ、最後に防御力。、
爪切りを生み出す前に6光連斬に至り、その先が見えて来た。
アルシェちゃん
レベル45~50
亜人の経験値が思ったより美味く、こんなレベルに。
武器を変える以外で職業を切り替える方法が分からなかったため信仰形も習得。
Q:レベル45で第7位階って使えるの?
A:分からない。
(追記、頂いたコメントによると
位階魔法は7レベル毎に使える位階が上がるという説があるそうです。
よってレベルを45~から45~50に変更しました)
こんな感じです。