ブリタさん可愛がり   作:ミソカッスン

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119話・勝利の後の一杯(ポーション)

 (強い……けど、2人掛りで万全な状態の私と同等程度。あの男が私との戦闘で体力を消耗していなければ結果は違っていた……)

 

 番外席次は腫れた目で滲む視界の中、突如現れた2人の女の戦力を分析していた。

 

 (余計な事を……もう少しで最強の子種が手に入ったのに。でも今の状態で喧嘩を売っても殺されるだけね。ここは大人しくしておいて様子をみましょう……)

 

 番外席次は目を閉じると、意識を手放した。

 

 

 

 

 「ふぅ、何とかなったわね」

 

 「きっつ~、やっぱ私は弱い者虐めの方が好きだわぁ~」

 

 エルフの王との戦闘に勝利した2人の元にモモンガが転移し姿を現す。

 

 「2人ともお疲れ様」

 

 モモンガの姿を確認するなりクレマンティーヌは直ぐさに膝をつき頭を垂れる。モモンガはクレマンティーヌに立つように促してから、エルフの王の死体に近づく。

 

 「この男、転移門の魔法を知っていたな。直ぐい上位アンデッドの素体にしてやろうかと思っていたが、面白い情報が手に入りそうだ。この死体は持って帰って色々調べる事にしよう」

 

 「悪趣味じゃない?それで、この女の子の方はどうするの?このままここに放置したらそれこそ死んじゃいそうだけど」

 

 「そうですね………」

 

 (気を失っているのか?なるほど、これではクレマンティーヌの考え通りに襲い掛かって来れる筈も無いな。さて、どうしたものか……)

 

 「取りあえずは先に2人を回復させて、その後にこの娘も回復しましょう。この娘はかなり強いですからね。回復さえすれば自身の足で法国に帰れるでしょう」

 

 (あわよくば襲い掛かって来てくれれば、殺す口実が出来るからな)

 

 「そんなに強いのこの子?」

 

 「そうですね、先ほどまでのブリタさんとクレマンティーヌが2人掛りで同等程度の力を持っていましたよ。まぁ、そこのエルフの王を倒してレベルが上がった今の2人なら2人掛りで戦えば問題ありませんよ」

 

 「?何で戦闘することが前提なのよ?」

 

 「……ゴホン、例えばですよ、例えば。さ、そんなことより2人ともポーションを」

 

 モモンガはインベントリから赤いユグドラシルポーションを取り出し2人に手渡した。

 

 「そういえば、ンフィーレア達に頼んでいた赤いポーションの開発ってどうなってるの?」

 

 ポーションを受け取りながら、ブリタがモモンガに訊ねた。

 

 「難航しているみたいですが、先日紫のポーションの制作に成功したようです。時間を掛ければユグドラシルポーションの開発も不可能ではないでしょう」

 

 「へぇ、やるじゃない、あの2人」

 

 ブリタはユグドラシルポーションを一気に飲み干した。

 

 

 

 




 近所の騒音が凄くてまるで集中できない(T-T)
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