【鉄の闘志】が【漆黒の剣】との待ち合わせの場所に到着すると、【漆黒の剣】の一同は既にその場所で待っていた。
ルクルットが【鉄の闘志】に近づいてくるやいなや、驚きの声を上げる。
「ブリタちゃん!何その鎧、すげぇ高そうなんだけど?!」
「色々あるのよ、そんな事より軽く自己紹介をしておきましょう」
ルクルットの後ろから歩いて近づいてきた【漆黒の剣】の残り3人のメンバーに向けてブリタが提案する。
「私は鉄級冒険者チーム【鉄の闘志】のブリタよ、んでコッチが……」
「同じく【鉄の闘志】のモモンガです。よろしくお願いいたします」
モモンガが軽く頭を下げる。次に【漆黒の剣】のメンバーの自己紹介の番だ。
「わたしは戦士のペテル・モーク。銀級冒険者チーム【漆黒の剣】のリーダーをしています」
真面目そうな青年がそう名乗り「こちらこそよろしくお願いします」と付け加えた。
「そちらの軽薄そうな男がチームの目であり耳である、レンジャーのルクルット・ボルブです」
「軽薄そうは酷くないか?」
ルクルットの苦情を無視し、ペテルは他のメンバーの紹介に移る。
「そちらの体の大きな男が治癒魔法や自然を操る魔法を使う
ペテルに紹介されダインは軽く会釈をした。
「宜しくお願いする」
「最後に、そちらの小さな男が
最後に紹介された小柄な少年が苦笑しながら会釈する。
「よ、よろしく。しかしペテル、その恥ずかしい二つ名止めません?」
「え?なんで。カッコいいじゃないですか」
冒険者たちの自己紹介が終わり、軽い雑談を挟んだあと最後の一人である今回の依頼者、ンフィーレアの番になった。
「僕はンフィーレア・バレアレ。この街で薬師をしています。今回、薬草最終の為にカルネ村近くの森に入るつもりです。そこで【鉄の闘志】のお二人に護衛の依頼を頼みました。【漆黒の剣】の方々もよろしくお願いします」
ンフィーレアの挨拶が終わるとペテルが口を開いた。
「ブリタちゃんに指名依頼を出したのはンフィーレア・バレアレだったのか。こりゃ大物だな」
「ペテルの勘が当たりましたね。この繋がりは大事にしないと」
ニニャが前に出てきてンフィーレアと握手を交わした。
軽く挨拶を済ませた一同は、早速カルネ村に向けて出発した。カルネ村まではンフィーレアが用意した荷台に樽や木箱を乗せた馬車で移動することになっているの。冒険者たちが荷台に乗り込んだのを確認しンフィーレアは手綱を打った。馬が