カッツェ平野を訪れた【鉄の闘志】とフールーダの三人は幽霊船の探索もほどほどに
「では、そろそろ
モモンガは
数分後、
「ふむ、もっと抵抗があるかと思ったが、意外に皆逃げ惑うだけだな」
「この時間、高位の魔法が使える者たちは、
「……親心か?」
「まさかまさか、儂の弟子に30人ほど使えそうな者たちがおりまして、その者たちならば今後モモンガ様の為に役に立てることもあるやも知れんと思いまして」
「そうか、しかし、あまり不自然な行動は今回の騒動が人為的な物だと言っている様な物ではないか?」
「いつもやらせておる仕事です。それに不自然にならない程度の人員しか割いておりません」
「そうか、なら良いが。お、兵士が集まってきたな」
鏡を覗き込むと、逃げる魔法詠唱者とは逆方向に兵士たちが進んでいく。
兵士は
兵士たちが尻込みを始めると、
「ん?毛色の違う兵士が出て来たな」
「アレは……不動のナザミ・エネック殿ですな。帝国4騎士の一人に御座います」
「帝国4騎士……ふむ、その割には……」
ナザムは丘の兵士たちと大差無い活躍だった。一撃だけタワーシールドのシールドバッシュに耐えて見せたが、二発目には吹き飛ばされ壁に激突してダメージを追っている。ナザミは直ぐに立ち上がったのでそこまでのダメージを追っているわけではなさそうだが、あのままではやられるのも時間の問題だろう。
「仮に帝国4騎士が4人掛りで仕掛けても、
「なるほどな。帝国にはガゼフほどの戦士はいないか……」
「一応ワーカーの天武と呼ばれる者がガゼフ殿と並ぶ戦士と言われてはおりますな。実際のところはわかりかねますが……」
「天武?」
(クレマンティーヌの資料にそんな奴いたかな?)
モモンガがそんな事を考えている間に不動のナザミは地に伏せていた。