水を司る魔法科高校の転生者   作:排他的

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評価バーが満タンになってる……!バーが満タンになってるの初めてなんですが……50人超えると満タンになるんですね。評価してくださった方々、ありがとうございます!

入学編➝九校戦編に入るまでの間の話です。どっかの家の総司くんと私のせいでブランシュが速攻でリタイアさせられたので、九校戦前のテストまでまだ時間があるんですよね。まぁ飛ばせばいいんですが……書きたいことがあったので……


パーティーと面倒な人達

新入生を歓迎する期間やブランシュの件が終わり、第一高校が落ち着いた頃、総司は私兵兼部下を連れてとある企業の社長が主催するパーティーに出席していた。

 

とある企業の社長とは総司と仲が良い知り合いだ。魔法師は非魔法師に敬遠されがち(例外はある)であるが、総司と仲のいい非魔法師はほとんどが魔法師を敬遠しない人間である。

 

「本日はお招きいただきありがとうございます、赤山社長」

 

「やめてくれ一条くん。君の莫大な支援とホクザングループへの推薦のおかげで私はここまで大成できたんだ。いつも通りでいいんだ」

 

「……今日は招いていただきありがとう、赤山さん」

 

「敬語はやっぱり完全には抜けないか……まぁ楽しんでくれ!あんなことがあって君も疲れているだろうし。君の知り合いも何人かいるからさ」

 

総司は赤山に億単位の出資を行ない、ここはこれから役に立つと思いますよ、と潮に言って検討してもらい、ホクザングループの推薦を受けさせたということをしている。

 

赤山はどうやらブランシュを壊滅させて世間から少しバッシングを受けた総司を気遣ってこのパーティーに呼んだらしい。

 

笑いながら去っていった赤山の背中を見ながら周りの人間を見る。確かに自分が出資して来た会社の社長やその会社の人間が目に映る。

 

「……久しぶりに赤山さんにあった気がするな」

 

「会社には何度か行っていますが、赤山社長に会うのは1年ぶりですよ、総司様」

 

「そうか……時が経つのは早いな」

 

「おじいちゃんみたいですね」

 

「うるさいぞー」

 

部下と談笑しながら寄ってくる知り合いと仲良く会話し食事を楽しみ、パーティーを楽しんでいた頃、一人の男が総司の元へとやってきた。

 

「君が一条の次男の一条総司くんだね。役立たずで有名な……」

 

「……!!」

 

その男は会話が開幕すると同時に速攻で煽り文句を言ってくる。総司は全く動じないが部下は早くも顔を赤くして言い返そうとしている。総司は急いで部下に視線で止めろとメッセージを送ると部下は少し怒りを収める。

 

「失礼ですが、貴方は?」

 

「私かい?私は一流企業の社長、杉山だ。よろしく頼むよ一条くん」

 

「(……また似たような野郎が来たな……!)」

 

馴れ馴れしい言葉遣いに早くも目的を察する総司。こういうパーティーに出るとたまに会うのだ、総司のことを格下を見る目で見て、尚且つ目的が透けて見える人間が。

 

「(杉山と言えば……液晶を作っている会社だったか?だがそこは競合他社が山ほどいるし、そこまでの強みも無かったな……なんなら普通に底辺だぞ)おい、調べてくれ

 

了解しました

 

どうして赤山の主催するパーティーでこんな輩が出席しているのか分からないが、赤山にも事情があるのだと割り切る。

 

「さて細かい話はなしにしよう、一条くん、私の会社に投資したまえ」

 

「それは何故でしょうか?」

 

「私たちはすこーしだけ経営に困っていてね。まぁすぐに取り返せるのだが、それにはお金が必要でね……別にどこでもいいのだが、君に恩を売っておいてもいいと思ってね」

 

その言葉に顔を顰める総司。

 

「申し訳ないですが、最近は新しい会社への投資を一旦やめて自分で事業を始めようとしているんですよ。そのための資金も必要なので投資は今まで投資してきた企業だけにしているんです」

 

事業を始めようとしているのは本当だ。魔法師の雇用先を多く作ろうと潮や財界の知り合いと協力して準備を行なっている。

 

「そう言わずに、私の会社の株を5000万ほど買わないかい?私たちの会社はこれから躍進する。何れ大手の会社と取引する予定なんだ、君も得をする!」

 

「(ナイスタイミングだ、ありがとう)申し訳ないが今にも潰れそうで大口の取引先にも契約を打ち切れられた貴方の会社にお金を出すつもりはないですよ。それに聞きましたよ?」

 

「な、なんのことだね」

 

総司が言ったナイスタイミングとは部下の行動に対しての言葉だ。部下は総司に対して杉山の会社の情報を『思考伝達』というBS魔法で頭の中に伝えたのだ。

 

「貴方の会社は品質の悪さで切られたそうですね。品質が良くても価格競走などで切られたなら確かに投資してもいいと思いますが、品質が悪く、絶えず偉そうにして取引先に嫌われたなら話は別です」

 

「ぐ、グゥゥゥ!!貴様、作られた存在である魔法師の中でも出来損ないだろう!魔法師は私たちに奉仕すべきなんだ!出来損ないは金をヨコセェ!!」

 

「……差別の言葉は聞き慣れていますが……そろそろやめた方がいい」

 

逆上する杉山に対して宥めるように言う総司。だが杉山の理不尽な怒りの感情は収まらない。

 

「……杉山先輩、このパーティーから出て行って貰えませんか」

 

「赤山!?」

 

「一条くんに話がしたいから機会を設けて欲しいと言われましたからパーティーに招待するついでに機会を作りました。ですがあんな高圧的な態度で話すとは聞いていませんよ?」

 

先輩と言っているのでどうやら学校か何かの上下関係からこのパーティーに出席していたらしい。

「そ、それはだな……」

 

「一条くんには日頃世話になっているからお礼のつもりでパーティーに呼んだんです。なのにこんなことになるとは……一条くん、申し訳なかった」

 

「別に構いません。赤山さんにも新事業の件を協力してもらっていますし」

 

「……さぁ杉山先輩、このパーティーから出て行ってください!」

 

杉山は赤山が呼んだ黒服に連れていかれ、再度赤山は総司に頭を下げた。そして赤山は去っていき、総司は少し経ってからパーティーを出て、そのまま帰り道に着くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「総司様」

 

「あぁ、気づいている。というか昨日も一昨日も魔法師がつけていたな」

 

部下は総司に誰かがつけてきていると伝えてきた。もちろんそれは総司も気づいており、総司は誰がつけているのかはわからなくても魔法師が2人つけてきていることは感じていた。

 

「……1人は相当強いな、将輝までと言わなくても将輝の4分の3くらいの力だろ……」

 

「正雪様と石山様に連絡なさいますか?」

 

「あぁ、お前は車を持ってきてくれ。もし大亜連合や新ソ連であるならば、拷問してでも情報を吐かせたい。ついでにカメラを処理出来るやつも連れてこい」

 

「了解しました、では指定のポイントを後ほど送りますのでそこまで誘導お願いします」

 

「任せろ」

 

総司はつけてきている魔法師を歩き疲れさせながら部下が送ってきた指定のポイントまで連れていくのだった。

 




さて、どこの誰が総司をつけているのでしょうか?

1.外国のエージェント
2.総司が潰した組織の残党
3.アンタッチャブルの諜報担当
4.トリックスターの配下
5.周公瑾と不老不死もどき爺さんの配下

さてどれでしょう?ちなみにこれ以外!という答えはありませんからね。

では次回もお楽しみに!
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