「あらあら、こんな所にまで…」
レオはヴィーナスタイムの撮影スタジオにてシャドーの幹部、ヴィーナスと対峙していた。
「お前がヴィーナスか」
「ヴィーナス様…」
「安心して私の敵ではないわ、そうね、私がスパイを撃退する様子を臨時のヴィーナスタイムで放送しましょう、カメラさん、準備はいい?」
「はい…」
カメラマンはヴィーナスに言われた通りカメラを回したのだ。
「さぁ、アンダーのみなさん、ヴィーナスタイムの時間です、今日はなんとスタジオにスパイが来ました、今から私がこのスパイを撃退したいと思います」
「………いいだろう、お前が負ける場面をアンダーの住民に放送してやる」
「レオ、がんばれー」
『プラプラ~!!』
「あらあら、なら始めましょう、エネコロロ、ジュペッタ!!」
ヴィーナスはモンスターボールからエネコロロとジュペッタを出したのである。
『エネェ!!』
『ジュペッ!!』
「ブラッキー、エーフィ!!」
レオもモンスターボールからブラッキーとエーフィを出した。
『ブラッキー!!』
『エーフィ!!』
「始めましょう、エネコロロ、10万ボルト、ジュペッタ、サイコキネシス」
『エネェ!!』
『ジュペッタ!!』
「ブラッキー、よけろ、エーフィはサイコキネシスで防げ!!」
『ブラァ!!』
しかし、ブラッキーはエネコロロの10万ボルトを受けたのだ。
『エーフィ』
エーフィはサイコキネシスでジュペッタのサイコキネシスを防いだのである。
…エーフィのサイコキネシスの方が少し上まっているがゴーストタイプにエスパーは効果なし…エーフィは不利だ…ブラッキーでまずジュペッタを叩くか…
「ブラッキー、ジュペッタにだましうち、エーフィはエネコロロにサイコキネシスだ!!」
『ブラッキー!!』
『エーフィ!!』
ブラッキーはジュペッタにだましうちで攻撃しエーフィはエネコロロにサイコキネシスを使った。
「エネコロロ、すてみタックル、ジュペッタ、メロメロ」
エネコロロはすてみタックルでサイコキネシスを押し破りエーフィに攻撃しジュペッタはだましうちを受けるもジュペッタのメロメロでブラッキーはメロメロ状態となってしまったのだ。
『エーフィ…』
『ブラッキィィ!!』
「メロメロだと!?……エーフィ、エネコロロにおんがえし、ブラッキー、ジュペッタにだましうちだ」
『エーフィ!!』
『ブラァァァ…』
エーフィはエネコロロにおんがえしで攻撃するもブラッキーは技を出せないでいたのである。
「エネコロロ、メロメロ」
『エネェ!!』
エーフィはエネコロロのメロメロを受けたのだった。
「…………エーフィ、サイコキネシス」
『エーフィ!!』
『エネェ!?』
「あら、メロメロが効かない、そのエーフィ…メスね」
「そうだ、エーフィ、おんがえし」
「面倒ね、ジュペッタ、シャドーボール」
『ジュペッ!!』
エーフィにジュペッタがシャドーボールを放った。
『エーフィ!?』
その時
『ブラッキー!!』
ブラッキーがシャドーボールからエーフィを庇ったのだ。
『ブラッキー!!』
そして、ブラッキーはシャドーボールをジュペッタに放ったのである。
『ジュペッ!?』
シャドーボールを受けたジュペッタは戦闘不能となった。
「ブラッキー、お前シャドーボールを…」
『ブラッキー!!』
「もう!!ジュペッタ、使えない子ね、エネコロロ、ブラッキーにメロメロ」
『エネェ!!』
『エーフィ!!』
エーフィがブラッキーを庇いメロメロを受けるもエーフィには効果なかったのだ。
「ブラッキー、シャドーボール、エーフィ、おんがえし」
『ブラッキー!!』
『エーフィ!!』
『エネェ!!』
「連続で攻撃するんだ」
『ブラッキー!!』
『エーフィ!!』
ブラッキーとエーフィは連続でサイコキネシスとシャドーボールでエネコロロを攻撃したのである。
『エネェ……』
そして、エネコロロは戦闘不能となった。
「その子たち見事な連携ね」
「そりゃどうも」
「いいぞレオ~」
『プラプラ~』
「じゃ次いくわ」
ヴィーナスはエネコロロとジュペッタを戻すとモンスターボールからハガネールとラフレシアを繰り出したのだ。
「あいつはたしかハガネール…」
…たしか…最近までオーレのイワークだと思われていたが本当はイワークの進化形だったポケモン…体が鋼のようだからハガネールという名称でタイプはイワークと変わないとされているが…
「ラフレシア、メロメロ、ハガネール、いわなだれ」
『ラフゥ』
『ハガネェ!!』
ブラッキーはいわなだれを回避するもメロメロ状態になり、エーフィはいわなだれを受けたのである。
「ブラッキー、戻れ」
レオはブラッキーをモンスターボールに戻すとレディアンを繰り出した。
「エーフィ、ラフレシアにサイコキネシス、レディアン、ハガネールにダークラッシュ」
『エーフィ!!』
エーフィはラフレシアにサイコキネシスでレディアンはハガネールにダークラッシュで攻撃したのだ。
「ラフレシア、ギガドレイン、ハガネール、いわなだれ」
『ラフゥ』
『ハガネェ』
『エーフィ!!』
エーフィはギガドレインで体力を吸われさらにいわなだれを受けて戦闘不能になり、レディアンもいわなだれ受けダメージを負ったのである。
「もどれ、エーフィ、レディアン」
レオはエーフィとレディアンをモンスターボールに戻すとヨルノズクとオーダイルを繰り出した。
「バカね、ラフレシア、オーダイルにギガドレ…」
「ヨルノズク、さいみんじゅつ」
『ホゥ!!』
ヨルノズクはさいみんじゅつでラフレシア眠らせたのだ。
「ヨルノズク、そらをとぶ」
しかし
「いわなだれ!!」
ハガネールのいわなだれをヨルノズクは空へ上昇する前に受け地面に落ちたのである。
「ヨルノズク!!」
「いわなだれ」
ハガネールは再びいわなだれをしオーダイルは回避するも落ちていたヨルノズクはいわなだれの下敷きになったのであった。
「オーダイル、ハイドロポンプ……くっ、戻れ、ヨルノズク」
レオはヨルノズクをモンスターボールに戻した。
「ギガドレイン」
「なっ!?」
オーダイルはハイドロポンプでハガネールに攻撃するもラフレシアが目を覚ましておりギガドレインを受けたのだ。
『オーダイル!!』
「……エンテイ」
レオはモンスターボールからエンテイを繰り出したのである。
「かえんほうしゃ!!」
『エンテイ!!』
エンテイのかえんほうしゃはラフレシアに直撃しラフレシアを戦闘不能にした。
…ハガネールはいわとじめん…エンテイはあまり向かないか…
「オーダイル、ハイドロポンプ、エンテイはけたぐり」
『オーダイル!!』
『エンテイ』
オーダイルとエンテイでハガネールを攻撃するもハガネールは一向に怯む様子がなかったのだ。
「じしん」
『ハガネェ!!』
ハガネールのじしんでオーダイル、エンテイともにダメージを負ったのである。
「それじゃ私の最強のポケモンのお披露目よ」
そして、ヴィーナスが投げたモンスターボールから伝説のポケモン、スイクンが現れた。
『エンテイ!?』
「スイクン!!やはり、ダークポケモンにされたのはエンテイだけではなかったか」
「スイクン、ダーククリスタル」
スイクンの額のクリスタルのような形をした所からダークオーラが溢れビームのように放たれたのだ。
『エンテイッ!!』
…まずはハガネールを何とかしなくては…しかし…オーダイルでは力不足………………!!ハガネール………鋼…もしかしたら…
「エンテイ!!ハガネールにかえんほうしゃ」
『エンテイ!!』
エンテイのかえんほうしゃはハガネールに直撃しハガネールは戦闘不能となったのだった。
…ハガネールは本当にいわとじめんなのか…ブラッキーだってそうだ…ノーマルタイプとされているがそれならジュペッタに抵抗できるわけ…
「そんなことよりスイクンか」
「ダーククリスタル」
「オーダイル、きりさく、エンテイ、かえんほうしゃ」
『オーダイル!!』
『エンテイ』
エンテイのかえんほうしゃとダーククリスタルがぶつかり合い、その隙にオーダイルがスイクンにきりさくで攻撃するも殆ど効いていなかったのである。
どうやら、ダーククリスタルは水を媒介としているようでエンテイにとって不利であったのだ。
「オーダイル、かみつく」
『オーダイル!!』
「ダークラッシュ」
オーダイルはスイクンのダークラッシュをうけて戦闘不能になったのである。
「もどれ、オーダイル」
「オホホホホ~見ましたか、アンダーのみなさん、相手はほのおタイプのエンテイ、そして、私はみずタイプのスイクン、さらにダークポケモン、さぁ、私の勝利は目前ですわ」
「エンテイ、けたぐり」
「往生際が悪いですわよ、ダークラッシュ」
そして、エンテイとスイクンの戦闘は暫く続き隙を見つけてレオはスナッチボールを投げた、
しかし
「ダメだ…」
地道にスイクンの体力を削ったが未だにスナッチできずにいたのだ。
「ダーククリスタル」
スイクンの放ったダーククリスタルはエンテイに直撃した。
『エンテイ……』
そして、エンテイは膝を着いたのであった。
…まずい…エンテイの体力が…しかし、相手も差ほど体力があるわけじゃない……………よし、あれをしてみるか…
そして、レオはスイクンにスナッチボールを放ったのである。
「もう、無理に決まってるわ」
「エンテイ、モンスターボールに接近しろ!!」
『………?』
「急げっ!!」
『エンテイ!!』
エンテイはスイクンの入っているスナッチボールに接近した。
「接近してスイクンに攻撃するつもり?けど、それはこちらも接近して攻撃できるってことよ」
そして、スイクンはスナッチボールから出てきたのだ。
「かえんほうしゃ!!」
「ダーククリスタル!!」
ダーククリスタルが放たれた直後にエンテイのかえんほうしゃがダーククリスタルとぶつかり合ったのである、
次の瞬間!!
爆発音とともに辺りに煙が蔓延し何も見えなくなったのであった。
「これでどうだ!!」
レオは煙の中へスナッチボールを放った。
そして、煙が徐々になくなりまず戦闘不能になり横たわるエンテイの姿が現れたのだ。
「私の勝ちですわ~!!」
「……それはどうかな?」
「えっ…」
完全に煙がなくなった時そこにスイクンの姿はなく代わりにモンスターボールが転がっていたのである。
「えっ…なんで…」
「どうゆうことか教えてやろうか?」
レオはヴィーナスの前に転がっているスイクンの入ったモンスターボールを拾うと困惑しているヴィーナスに説明を始めた。
「まずな最初のスナッチボールを投げたあと俺はすぐにまたスナッチマシンのチャージを始めた、そして、エンテイをスナッチボールに接近させ出てきた所を攻撃させる、無論、あんたはスイクンに反撃させるよな…強力なダーク技で、けどな、ダーク技は発動するのが本の少しだけ遅いんだよ、そして、発動直後にかえんほうしゃとぶつかり合えばダーク技が逆流してある程度スイクンにダメージを与えられると思ったんだ、まぁ、ここでスナッチできたのは幸運だったな」
「あ……あ……」
「エンテイにはすまないことをした」
レオは倒れているエンテイをモンスターボールに戻すと再びヴィーナスの方を向いたのだ。
「で、どうする?」
「えっ…」
「シャドーの秘密を教えるか、それとも地上に引っ張りあげてパイラ警察署に付き出すか?」
「ええ!?」
「どうする?言っておくが俺は手持ちのブラッキーはまだ戦えるしその気になればダークポケモンのレディアンも使える、あと、このスイクンもまだ戦闘可能だろ?」
「やばい、ヴィーナス様が…」
「倒された…」
「逃げろぉぉ!!」
スタジオにいた人間はカメラを残して逃げていったのであった。
「あらら、逃げちゃったな、さてと…」
レオはカメラを固定するとカメラの前に立ったのである。
「さて、皆さん、引き続きお楽しみのヴィーナスタイムのお時間です、さて、皆さんの愛するヴィーナス様は現在このような哀れな状態です」
レオがカメラから離れ代わりに敗北し膝を着いているヴィーナスの姿が映し出された。
そして、レオは再びカメラの前にたったのだ。
「それともうひとつ、皆さんに残念なお知らせがあります、エンペラーメタルはあと数年で底をつき皆さんがここにいることはできなくなります、シャドーになんて吹き込まれたかは知りませんが皆さん、完全に騙されてますね」
その放送を見ていたアンダーの住民は
「あと、30年はもつんじゃなかったのか!?」
「騙された…」
「ヴィーナスなんてババアに夢中になったワシがバカじゃった!!」
等と散々なものだった。
「それでは皆さん、地上に出て生きるか、ここでどんな手段使ってでも生き抜くか自分で考えてください、それでは、ヴィーナスタイム、これにて終了します、本日はヴィーナスタイムの最終回です、今までご覧になって頂きありがとうございました、それではさようなら」
そして、レオはカメラを蹴り飛ばし破壊したのである。
「レオ…やりすぎ…」
「これぐらいしとかないとな」
その時
『プラプラァ!?』
「プラスル?……!!レオ、ヴィーナスが逃げた!!」
「なに!?……プラスル、逃げたのはあっちか?」
『プラァ!!』
「追うぞ、ミレイ!!」
「うん!!」
レオとミレイは逃げたヴィーナスを追って奥の方へと向かうのであった。
ータマムシ大学の資料ー
『ハガネール』
・てつへびポケモン
・タイプ:いわ・じめん
・とくせい:タイプ:メタル
・元々はオーレ地方におけるイワークのリージョンフォームとされていたが近年、DNA検査にてイワークではなくイワークの進化形にあたるポケモンであると判明し、その鋼のような身体からポケモン名を『ハガネール』と命名された。また、特性のタイプ:メタルは炎タイプの攻撃等が弱点となる等、一部タイプの相性に変化が生じる特性である。また、ハガネールは反動を受ける技を使った際に反動を受けないなど特性『いしあたま』に該当する能力も確認されているため特性二種持ちの可能性があり更なる研究が進められている。最初の個体が発見されたオーレ地方は年々野生のポケモンが減少していることもあり野生のハガネールの目撃数が極端に少なかったが近年、ジョウト地方のシロガネ山にて野生のハガネールが確認されたためイワークのリージョンフォーム説は完全に否定された。また、どのような条件でイワークからハガネールへ進化するのかは現在調査中でありオーレ地方において調査が行われている段階である。
ータマムシ大学 ポケモンタイプ研究室 教授 ◯◯
『ブラッキー』
・げっこうポケモン
・タイプ:ノーマル
・とくせい:シンクロ
・近年、オーレ地方にてエーフィとともに確認されたイーブイの新たな進化形である、特徴としてノーマルタイプには似合わない黒いボディであり、オーレ地方において格闘タイプの技が効果抜群である等の結果が報告されたためノーマルタイプと判定された、しかし、一部でゴーストタイプの技が通用するなどの報告もあるので現在、調査中である、イーブイからの進化条件についてはエーフィとともになつき度とレベルアップと確認されているがどのような条件でエーフィかブラッキーに決まるのかは現在調査中である、また、オーレ地方において最初に進化が確認された理由についてはカントーにいるイーブイはイーブイ自体、戦闘不向きなこともあり、進化の石を使用し他の進化形に進化させるトレーナーが多く、また、トレーナー以外ではペットとしてレベルを上げずに育てるトレーナーが多い、それに加えオーレ地方は逆にバトルが盛んでありその過程で進化が確認された可能性が高い、そのため今日までカントーにおいてブラッキー、エーフィの進化は確認されていなかったが近年、ジョウト地方において育成されていたイーブイ二匹がそれぞれブラッキー、エーフィに進化した事が報告された、このイーブイの進化はカントーでは浸透しておらず未だにカントーにおいてはイーブイの進化形は3形態だと思われている所が多い。
ータマムシ大学 ポケモンタイプ研究室 教授 ◯◯
ーとあるトレーナーの手記ー
◯月X日
私はオーレ地方において野生のイワークに遭遇、その中にイワークではないポケモンを確認。
◯月X日
捕獲したそのポケモンをカントーのポケモン協会に連れて行き、検査の結果、イワークのリージョンフォーム、イワーク(オーレのすがた)とされた。(オーレにおいてリージョンフォームが確認されたのは初のことらしい)
◯月X日
ポケモン協会から連絡があり、このイワークの特性はタイプ:メタルという属性だと言われた、しかし、実際に私はすてみタックルをこのイワークにさせた際に反動を受けなかったため、それをポケモン協会に連絡したらかなり驚き騒いでいた。
◯月X日
ポケモン協会から連絡があり、このイワークは初の特性が二種持ちの可能性があるって伝えられた。て、タイプ:メタルって特性なのか?これってこのイワークがいわタイプとじめんタイプじゃなくて別のタイプってことじゃないのか?その疑問をその時ポケモン協会に聞いたら「ありえない」と一括された、真実がどうであれポケモン協会の連中は頭が固いと思った。
この作品は無印の前の設定なので第一世代にハガネタイプとあくタイプはなかったので出てくるポケモンたちにオリジナルで設定を作って見ました。無理がありますが許してね