ポケモンコロシアムXD   作:中2病人間M

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戦闘マシン

「なんだったんだ、あの男」

 

 

レオは今さっき出会った男の事が頭から離れなかった。

 

 

…なんとも言えない威圧感だ、何者なんだ、何故、俺がスナッチ団だったことをしってるんだ…

 

 

その時

 

 

「レオ!!中に入れてくれるって」

 

 

いつの間にかミレイが市長の家のインターホンを押して秘書の人とアポイントを取っていたのだ。

 

 

「ああ」

 

 

レオとミレイは家の中へと案内され、中ではふくよかな体型で優しそうな顔の市長が出迎えてくれたのである。

 

 

「おやおや、旅のお方ですかな、私は市長のバックレーです、何か私でお力になれることはありますかな?」

 

 

優しいそうな市長にミレイはホッとした表情をした。

 

 

そして、

 

 

「あ、あの……」

「これはこれは可愛らしいお嬢さん、どうされましたかな?」

「えっと……私、見たんです!!」

「見た?何をですか?」

「変なポケモンなんです!!」

「変なポケモン?」

「はい、なんか黒いオーラをまとって、表情も殆どなくて、さらに、そのポケモンはトレーナー以外の人を襲うんです!!……そう、まるで、戦闘マシンのようなポケモンを」

「人を襲う戦闘マシンのようなポケモンですと!?」

 

 

ミレイのアバウトな説明に市長は驚愕し危うくひっくり返りそうになったのだ。

 

 

「はい!!」

「それが本当なら大変なことです!!しかし、そんなポケモンがいるとはすぐには信じがたいですが……」

「本当なんです!!そのポケモンを見たせいで私はさっきまで変な人たちに拘束されてたんです!!」

「なんと!?……わかりました、私の方でそのポケモンについて調査をしましょう」

「本当ですか!!」

「ええ、第一にこんなに可愛らしいお嬢さんを酷い目に合わせるなんて許せませんからね……そうですね、暫く待っていただければそれなりの情報を集めましょう!!」

「ありがとうございます!!」

 

 

そして、市長がレオの方を見たのである。

 

 

「所でそちらのお連れ様はポケモントレーナーですかな?」

 

 

レオがコクりと頷くと市長は急に態度を変えた。

 

 

「でしたら!!フェナスコロシアムへ行ったらどうでしょう」

「あ、そうか、忘れてた」

「失礼、目的はフェナスコロシアムでしたか」

 

 

そう言われてレオはゆっくりと頷いたのだ。

 

 

…ウィリーが言ってたな、フェナスコロシアム…

 

 

「フェナスコロシアムはこの家を出て真っ直ぐ登った方にありますよ、この町や他の町からもトレーナーが集まっていて腕試しにはもってこいですよ!!」

「そうだね!!行こう、レオ、私、本格的なコロシアムって見たことないんだ」

 

 

ミレイは目を輝かせながらレオを見ていたのである。

 

 

「ああ、そうだな」

 

 

 

 

その後、ミレイは市長にお礼を言ってから市長宅を後にしフェナスコロシアムへ向かったのだった。

 

 

しかし、

 

 

「申し訳ございません、この後の試合の受付は終了してしまいました」

 

 

そう受付のお姉さんから言われてミレイは少し残念そうにしていた。

 

 

「仕方ねぇだろ、次の試合になるまで……てか、だったら観客席で見てこいよ」

「レオのバトルが見たかったなぁ」

 

 

レオは少し紅潮してしまったのだ。

 

 

「……外に出てるからな」

 

 

…ミレイ、からかってるのかよ…

 

 

レオは少し照れながら外へと向かったのである。

 

 

「あ、待ってよ」

 

 

ミレイもレオの後を追いかけて外へと向かった。

 

 

「全く………!!なっ……」

 

 

レオが外へと出るとそこには、

 

 

「ようやく見つけたぜ……レオ!!」

 

 

スキンヘッドが数名、そう、スナッチ団だ。

 

 

「なんだ、その顔は俺のこと忘れちまったのか、レオ!!」

「忘れるものか、ヤッチーノ」

 

 

そこへ、

 

 

「レオ~、どうしたの?」

 

 

ミレイがコロシアムから出てきたのである。

 

 

「ミレイ!!来るんじゃない」

「えっ?」

 

 

ヤッチーノはミレイの姿を見ると今にも転びそうな勢いで大笑いをし始めた。

 

 

「ハッハハハ!!レオ、もう……ハハハ!!もうガールフレンドが出来ちまったのか」

「黙れ!!」

「………あっ、この人たちもしかしてスナッチ団!!」

「そうさ、お嬢さん、俺たちはスナッチ団さ、でもな、俺らだけじゃないぜ、そこの銀髪野郎も俺たちと同じさ」

「えっ、レオ、どうゆうこと?」

 

 

レオは少し黙ったのだ。

 

 

しかし、

 

 

「………なんだよ」

「えっ」

「俺もスナッチ団なんだよ!!」

「えっ!?……ウソ」

「本当さお嬢さん、そいつはスナッチ団のナンバーワンスナッチャーさ、そして、そいつの肩についてる物こそスナッチマシンさ」

「スナッチマシン?」

 

 

ヤッチーノは簡単にスナッチマシンの事をミレイに説明したのである。

 

 

「ヤッチーノ、喋りすぎだ」

 

 

ヤッチーノはスナッチマシンについてミレイに話してしまい、他の団員に制止されてしまったのであった。

 

 

「悪い、悪い、ボスには内緒な」

「全く……」

「レオ、何でそんなものを……」

「……」

 

 

ミレイの言葉を聞いたヤッチーノは呆れた表情をしたのだ。

 

 

「どうせ、ハンターから珍しいポケモンを狩ろうとしたんだろ……まぁいい、とにかく、スナッチマシンは返して貰うぜ、ヘイガニ、ドガース!!」

 

 

ヤッチーノはモンスターボールからヘイガニとドガースを出したのである。

 

 

「そんなことするものか!!……ブラッキー、エーフィ!!」

 

 

レオはブラッキーとエーフィをモンスターボールから繰り出した。

 

 

「ブラッキー!!だましうち」

「ドガース、ヘドロばくだん!!」

 

 

ブラッキーのだましうちはドガースではなくヘイガニを攻撃したのだ。

 

 

しかし、ヘドロばくだんはエーフィに直撃したのである。

 

 

『フィ!!』

「怯むな、エーフィ!!サイコキネシス」

『エーフィ!!』

 

 

エーフィのサイコキネシスをもろに受けたドガースは戦闘不能となった。

 

 

「ヘイガニ、あわ攻撃!!」

『ヘイヘイ!!』

 

 

あわ攻撃はエーフィに当たったのだ。

 

 

しかし、

 

 

「ブラッキー、ひみつのちから、エーフィ、おんがえし!!」

『ブラッキー!!』

『フィ!!』

 

 

ヘイガニはブラッキーとエーフィのダブル攻撃を受けて戦闘不能となったのである。

 

 

「クソ、レオ、このままで済むと思うなよ!!」

「スナッチマシンは必ず取り返す!!」

 

 

そう言い残し、スナッチ団たちは撤退していった。

 

 

「レオ……」

 

 

ミレイは不安そうな顔でレオを覗き込んだのだ。

 

 

「……嫌なら俺から離れてもいいぜ」

 

 

…当たり前だよな、助けたとはいえ、誰も犯罪者と一緒に過ごしたくはないよな…

 

 

しかし、

 

 

「……ううん、このまま一緒にいる」

 

 

レオは暫く驚いた顔をしたのである。

 

 

そして、

 

 

「!?なんだと、ミレイ、本気で言ってるのか」

「うん、だから聞かせて、レオの事を……どうして、スナッチ団なんかやってたの」

「……………わかった、俺は……」

 

 

レオはミレイにスナッチ団に入団した経緯を全て話すのだった……親に捨てられ、同じくトレーナーに捨てられてしまった2匹のイーブイと出会い、ゴミを漁り生活し、生きるためにスナッチ団に入団したこと……仕事は金品を強奪、そして、スナッチマシンの登場によりスナッチャーに抜擢されハンターを中心に他人のポケモンを奪ったこと……スナッチ団を裏切った理由を全て話した。

 

 

全て聞き終えミレイは涙を流したのだ。

 

 

「そっか……そんなことが……レオ、たいへんだったんだね」

「なんでお前が泣くんだ、他人の話で……」

「だってぇ……」

「泣くなよ……俺は平気だから……」

 

 

そう言われミレイは涙を拭ったのである。

 

 

「うん、そういえば、レオって歳いくつ?因みに私は16」

「17だ」

「うっそ~1つ上だったの!?」

「なんだよ?」

「いや、もっと歳上かなって」

「悪かったな」

「ううん、それとね、レオ、貴方は何も悪くないし、それに、私も助けてくれた、もし、仮に貴方が仮に極悪人の犯罪者だっとしても私は助けてくれた貴方についていく」

「ミレイ……」

 

 

レオとミレイは数秒間見つめあってしまった。

 

 

「でね、レオ、提案があるの」

「提案?」

「奴等の話を聞いて私、いいことを思い付いたの」

「なんだよ?」

「取り合えず、モンスターボールを探しにショップに行きましょう!!」

「なんで?」

「いいから、いいから」

 

 

 

 

その後、レオとミレイはショップに行くがモンスターボールは置いてなかったのだ。

 

 

…当然だろ、この地方に野生のポケモンは出現しないからモンスターボールは必要ない…

 

 

そして、近くの女性から町外れのスタンドで見かけたことがあるという情報を手に入れたのでレオのバイクでスタンドへと向かったのだった。

 

 

 

 

 

「モンスターボール?そんなもんこの地方じゃ必要ないからな……ん!!待てよ」

 

 

スタンドのマスターが何やら段ボールを取り出したのである。

 

 

「これ全部か?」

「ああ、パイラタウンのギンザルさんが注文したんだ、何でもポケスポットとかいう場所の調査に使うらしい、けど、最近、もうモンスターボールは要らないとかいって金だけ払ってモンスターボールの受け取りをキャンセルしたんだ」

「マスター、これ全部でいくつあるの?」

「50個だよ、お嬢ちゃん、これ、この地方じゃ使わないから貰い手がいないんだよ、そうだ、君たち必要なら貰ってくれよ」

「いいのか?」

「ああ!!どうせ、金は貰ってるしな」

「ありがとうございます!!」

「すまない、感謝する」

 

 

レオとミレイは大量のモンスターボールをタダで貰ってしまった。

 

 

 

 

 

その後、レオとミレイはバイクでフェナスシティまで戻ると何やら市長の家の近くがざわめいていたのだ。

 

 

「何だろうな」

 

 

レオは市長の家の近くまで行ったのである。

 

 

すると、

 

 

「お前らは……」

 

 

そこにいたのはミレイを拐ったあの2人組だった。

 

 

「嫌だ……」

 

 

ミレイは拐われて時の事を思い出して震えていた。

 

 

「ミレイ、安心しろ、俺がいる」

「うん」

「かっこつけてんじゃねぇ!!」

 

 

まず、ヘボイが勝負を仕掛けてくるが1度勝った相手、すぐに勝負がついたのだった。

 

 

「またもや負けちまったぁぁ……」

「今度は俺様が相手だ、ヘボイのようにはいかないぜ!!」

「トロイ、頼んだぜ!!」

 

 

トロイという帽子を被った男が今度は勝負を仕掛けてきたのだ。

 

 

トロイはヨマワルとイトマルを繰り出すがレオの敵ではなくすぐに2匹とも戦闘不能になったのである。

 

 

「さぁ、諦めて帰れ!!」

「諦める?俺にはもう1ぴきいるんだよ!!」

 

 

トロイはモンスターボールからマクノシタを出した。

 

 

「マクノシタか、決めるぞブラッキー、だまし……」

 

 

その時

 

 

「レオ!!あのポケモンよ」

「なに!?」

「私、あのポケモンを見たから捕まったの、レオには見えないと思うけどあのポケモンは黒いオーラをまとってるわ」

「……」

 

 

その時

 

 

「レオ、危ない!!」

「!!」

 

 

マクノシタが飛び出してレオに攻撃を加えたのだ。

 

 

「ぐっ……」

 

 

レオはよろめきその場に膝をついてしまったのである。

 

 

「レオ、気をつけてあのポケモンは人を襲うの、レオ、お願いあのポケモンを助けて、スナッチマシンで……」

「なんだと……」

「あのポケモンは間違いなく誰かに何かされたんだわ、お願いレオになら出来るわ……いいえ、レオにしか出来ないよ!!」

「ミレイ……」

 

 

…俺はまたポケモンを狩るのか……でも、あのポケモンを放っとくのはまずい…

 

 

レオは起き上がりブラッキーとエーフィに指令を出すのだった。




ゲームの内容に沿いながらアニメの要素も入れていきます、基本的にゲーム通りですがたまにオリジナルストーリーを展開する場合もあります。今回は市長の家でのミラーボの登場は割愛させていただきました、後、ゲームでは市長の家でヘボイとトロイとバトルしますが家の中でバトルしたらおかしいので外でのバトルに変更させていただきました。
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