ポケモンコロシアムXD   作:中2病人間M

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パイラタウン

パイラタウンへ向かう途中、レオとミレイは砂漠の中のガソリンスタンドで休憩していた。

 

 

「こんな砂漠の中にもガソリンスタンドあるんだね」

 

 

ミレイはスタンドで買ったアイスティーをストローで飲みながらブラッキー、エーフィを膝に乗せてじゃれていたのだ。

 

 

「て、ぬるいな、こんなのアイスティーじゃないよ」

「こうゆうガソリンスタンドは電気が足りないことが多いからな、最もあの町外れのスタンドは元々汽車だしいい発電機があるから冷たいものも平気らしい」

 

 

レオは自身のバイクに給油をしながらミレイの質問に答えたのである。

 

 

「ねぇ、レオ、これ持ってる?」

 

 

ミレイはポケットからピンク色の端末を取り出してレオに見せた。

 

 

P★DA(ピーディーエー)

「そう!!Pokemon Digital Assistant(ポケモン デジタル アシスタント)、略してP★DA」

 

 

レオは給油を終え、エンジンの点検をして始動させて異常がないとを確認するとミレイと色は違うが同じ物を出したのだ。

 

 

「あっ、持ってるじゃん」

「ああ、この地方の身分証明だからな」

「そうそう、他の地方だとポケモン図鑑って物が身分証明でね、オーレから他の地方に行くとP★DAでポケモン図鑑を発行してもらえるんだって」

「ポケモン図鑑?」

「うん、ポケモンに図鑑をかざすだけで勝手に検索してくれる便利な物でこのオーレにもP★DAにオーレ版のポケモン図鑑のデータを入れてくれる場所があるんだって、確か……ポケモン総合研究所ってところのクレイン教授って人が担当してる、最も他の地方のやつとは随分と形式が違うみたいだけど」

「オーレ版のポケモン図鑑?」

「うん、攻略メモって機能あるでしょ、あれを経由して出会ったポケモンの説明文を出してくれるの、最近出来たばかりの機能で私も持ってないし………いつかね、私、他の地方を旅したいんだ」

 

 

しかし、レオはバイクの運転席に股がり今にも発進しようとしていたのである。

 

 

「ウソ……今までの聞いてなかったの?」

「……P★DAには犯罪歴が記録される機能もある」

「えっ?」

「そして、警察に大きくマークされても記録が付く、しかし、俺の端末は何も無いんだ」

「それは……」

「俺は警察に捕まったり身元がバレるようなヘマはしてないってことだ」

 

 

そして、レオはバイクにミレイが乗り込むとエンジンをかけてそのままパイラタウンに向けて走り出したのだった。

 

 

…だってな俺はハンターを中心にスナッチしてたんだ、通報できる訳がなかろう、警察と会ったときも仮面を着けて戦った、ポケモンも支給されたやつを使ったからバレようがない…

 

 

その時

 

 

「ねぇ!!あれ見て!!」

「ん?」

 

 

ミレイの指す方には巨大なタワーが建っていた。

 

 

「これは……」

 

 

レオは一度そのタワーの前に停車したのだ。

 

 

「うわぁ~、でっかい!!行こうよ!!」

「いや…タワーは完成してるがまだ工事中だな」

「チェ……」

 

 

そこへ、工事関係者が近寄ってきたのである。

 

 

「ここは、ラルガタワー、まだ、工事中だがオープンはもうすぐだよ、ほら、あの天辺にコロシアムがあるんだよ」

「天辺にコロシアム!?素敵……」

 

 

…このタワー……スナッチ団で写真を見たような…

 

 

「レオ、どうしたの?」

「いや、オープンしたら暇があれば来よう」

 

 

そして、レオは再びバイクを走らせたのだった。

 

 

 

 

 

パイラタウン、ここは由緒正しきゴロツキ町。

 

 

その町の一角にとある廃ビルがある、その廃ビルの屋上に小屋のようなものがありその中には女が2人何も写っていないモニターを前に立っていた。

 

 

「スーラ、ミラーボ様はまだかしら?」

「ブレス、もうじき来るはずよ」

 

 

その時

 

 

リズムのよい音楽がドアの向こうから聞こえてきたのだ。

 

 

「噂をすればこの音楽、いらっしゃったわ」

 

 

スーラは自動ドアの方を見ると自動ドアが開きド派手な服装にモンスターボールをイメージしたアフロ頭の男がリズムよく躍りながら入ってきたのである。

 

 

アフロ頭の男は敬礼をするブレスとスーラを無視しモニターのスイッチを入れて何処かに通信を開始した。

 

 

「ジャキラ様、ミラーボです」

 

 

すると、モニターに全身紫色の服装の男が映り、ミラーボはそのままだがブレスとスーラはさらにビシッと敬礼をしたのだ。

 

 

『で、報告は……』

「ブレス、スーラ、報告をしなよ~」

「はっ!!ジャキラ様、フェナスシティではトロイにヘボイが敗北しブルーノたちも誘拐作戦に失敗した模様です」

 

 

ブレスがそう言うとスーラが続けて報告を始めたのである。

 

 

「さらに、トロイはマクノシタをブルーノはアリゲイツを元スナッチ団の男にスナッチされたそうです……それと敗北したヘボイ、トロイは依然として行方不明です、ブルーノたちはトレーラーの爆発に巻き込まれましたが幸い軽傷で現在治療中のようです」

『……まぁいい、ミラーボ、ダークポケモンの配布の方はどうだ?』

「はい、そちらの方は順調です、パイラコロシアムで優勝した実力者にダークポケモンをこっそり配布しデータを取っています」

『そうか……なら良い、それと元スナッチ団の団員の男に関しては引き続き注意しろ、以上だ』

 

 

そう言いジャキラはモニターの通信を切断したのだった。

 

 

「じゃ君たち~、僕は奥のアジトに戻るからね~、ここのことは任せたよ~」

「はっ!!」

 

 

そして、ミラーボは躍りながらこの小屋から出て行ってしまった。

 

 

 

 

その頃、レオとミレイはパイラタウンに到着したのだ。

 

 

「やっと着いたね」

「ああ」

 

 

その時

 

 

「いや、本当に勘弁してくださいよ~、ユイトのだんな」

「本当に何も知らないのか?マサ」

 

 

緑髪のマサという男が警察官に職務質問をされていたのである。

 

 

…この町には警察署があるのか、しかし、あの男俺が見る限りなんか隠してるな…

 

 

「本当に何も知らないんだな?わかった、今日はこの辺で許してやる」

 

 

そう言って警察官のユイトはその場を立ち去った。

 

 

「へっ!!てめぇみたいな能無しお巡りに話すことなんかねぇよ」

 

 

マサは自分の方を見ているレオとミレイに気がついたのだ。

 

 

「なに見てんだよ!!」

「……いや、何でもない」

 

 

そう言ってレオとミレイはその場を離れたのだった。

 

 

「レオ、なんで何も言わないの」

「近くにあの警察官がいる、あそこでバトルしてもしダークポケモンを持っていてスナッチしてみろ」

「あっ……」

「間違えなくその場で捕まるだろ」

「だね……」

 

 

その時

 

 

「なんで何も言わないんですか!!」

 

 

近くの建物から声が聞こえてきてその建物の扉が開き人が飛び出して走って行き、その後を追うようにがたいのいい男が出てきたのである。

 

 

「シルバ!!待つんだ……行ってしまったか」

 

 

そして、その男は建物に戻ってしまった。

 

 

…なんかありそうだな…

 

 

「あの人何だったんだろうね」

「さぁな」

 

 

 

 

そして、レオとミレイは進み決闘広場という場所までやって来たのだ。

 

 

「!!……そうだ、レオ、私ここでダークポケモン見たんだ」

「ここで?」

「うん、それでねその後にね、あのヘボトロに捕まったの」

「そうだったのか」

 

 

…やはり、この町には何かしらあるな…

 

 

その時

 

 

「バップ、懲りずに僕とやろうってのかい?」

「あん、ピック、今度の俺は貴様なんかに負けないぜ!!」

 

 

男が2人今にもポケモンバトルを始めようとしていたのである。

 

 

「いけっ、レディバ、ヨルノズク!!」

「返り討ちにしてやるよ、コダック、ヌオー!!」

 

 

それぞれモンスターボールからレディバとヨルノズク、コダックとヌオーを出した。

 

 

「ねぇ、レオ、あのヨルノズクとヌオー、ダークポケモンだよ」

「そうか、わかった」

「ここでやるの?」

「いや、ここにはこのバトルを見てるやつもたくさんいる、ここでやったら警察来ちゃうだろ、よし……」

「どうするの?」

「嘗めるな、俺は元スナッチ団だぜ、まぁ見てろよ」

 

 

そして、2人のバトルは始まったのだ。

 

 

「コダック、ねんりき!!」

『コパァ!!』

「ヨルノズク、ダークラッシュ!!」

 

 

コダックのねんりきにヨルノズクのダークラッシュは押し破りコダックは戦闘不能となったのである。

 

 

「ヌオー、レディバにダークラッシュ!!」

 

 

そして、

 

 

『レディ!!』

 

 

レディバもそのまま戦闘不能となったのだった。

 

 

「えぇーい!!ヨルノズク」

「ヌオー!!」

「ダークラッシュ!!」

 

 

双方もダークラッシュを命じてヨルノズクとヌオーが黒いオーラを纏ってぶつかり合った。

 

 

決闘広場は凄まじい爆発音とともに双方のダークポケモンは横たわっていたのだ。

 

 

「今日は引き分けだな、ピック」

「そのようだな、パック」

 

 

そして、2人はポケモンをモンスターボールに戻してどこかへ行ってしまったのである。

 

 

「よし、行くぞミレイ」

「うん」

 

 

その先には崖がありそこに掛かる橋の先にはパイラコロシアム兼ポケモンセンターがあった。

 

 

「どうするつもりなの?」

「さっきの2人はここでポケモンを回復させるはずだ、まぁ、少し時間がかかると思うから俺たちも手持ちのポケモン回復させておこう」

 

 

…ダークポケモン狩りに備えてな…

 

 

 

 

レオのポケモンが全回復した後、レオの目線の先にはダークヨルノズクを持ったトレーナー、バップがいたのだ。

 

 

そして、レオはパイラタウンの路地裏にバップが入るとその後を追って路地に入ったのである。

 

 

「あんたポケモントレーナーだろ」

 

 

レオがバップに声をかけるとバップは振り向いた。

 

 

「そうだけど……あんたは?」

「俺の名前はダニエル、でもってこいつは妹のキャサリン!!」

「えっ?」

 

 

…レオ、まさか、偽名………

 

 

「俺とバトルしようぜ!!」

「今はそうゆう気分じゃ……」

 

 

レオはモンスターボールを取り出したのだ。

 

 

「これを見てもか?アリゲイツ、出てこい!!」

 

 

そして、モンスターボールの中からアリゲイツが出てきたのである。

 

 

「!!あんたそのポケモン……」

「同じようなの持ってるだろ?」

「……いいだろう!!俺の名前はバップ」

「よし、始めるか!!」

「おお!!」

 

 

…よし、かかったぞ…

 

 

そして、バップはレディバにヨルノズク、レオはアリゲイツにエーフィを繰り出した。

 

 

「よし、レディバ、ぎんいろのかぜ!!」

『レディ!!』

「アリゲイツ、ダークラッシュ!!」

 

 

アリゲイツがぎんいろのかぜを押し破りレディバを戦闘不能にしたのだ。

 

 

「ヨルノズク、ダークラッシュ!!」

「エーフィ、サイコキネシス!!」

『エーフィ!!』

 

 

ダークラッシュとサイコキネシスがぶつかり合いエーフィとヨルノズクは互いに弾かれたのである。

 

 

「アリゲイツ、かみつくだ!!」

 

 

アリゲイツは鳴き声を一切あげずにヨルノズクにかみつくをした。

 

 

…よし、そろそろだろ…

 

 

レオは空のモンスターボールを1つ取り出したのだ。

 

 

「ん?ポケモン交代でもすんのか?」

「いや、これは空のモンスターボールだ」

「空の?よく、そんなもん持ってるな、使い道ないだろ?」

「いいや、こう使うんだ」

 

 

レオはモンスターボールをスナッチマシンでスナッチボールに変えてヨルノズクに放ったのである。

 

 

「なっ……」

 

 

そして、レオはヨルノズクをスナッチした。

 

 

「お前……何者なんだよ、他人のポケモンをゲットするなんて…」

 

 

レオはヨルノズクの入ったモンスターボールを拾ったのだ、そして、

 

 

「悪く思うなよ……このポケモンのためだ」

「えっ……」

 

 

そして、レオとミレイはその場を立ち去ったのだった。

 

 

 

 

それから少しして別の路地裏、そこにもレオとミレイの姿があったのである。

 

 

さっきと同じ方法で今度はピックに勝負を仕掛けていた。

 

 

今度はマクノシタとブラッキーを出していて既にコダックは倒してヌオーも体力限界まで追い詰めていたのだ。

 

 

「強いですね……て、何をしてるんですか?」

「うん?ああ、これはお前のポケモン奪う準備だよ!!」

「へっ?」

 

 

そして、レオはヌオーにスナッチボールを投げてあっさりとスナッチしたのである。

 

 

「ぼ、僕のポケモンです、返してもらう!!」

 

 

ピックは転がっているヌオーのモンスターボールを拾おうとした。

 

 

その時

 

 

「ヌオー、出てこい」

 

 

次の瞬間、モンスターボールからヌオーが飛び出してきたのだ。

 

 

「ヌオー……」

 

 

ピックはヌオーに触れようとしたのである。

 

 

その時

 

 

ヌオーはピックに攻撃をしようとした。

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

「やめろっ!!」

 

 

レオの声でヌオーの動きが停止したのだ。

 

 

「ヌオー、そのボールを持ってこい」

 

 

ヌオーは指示通りモンスターボールを拾い上げるとレオの元へとやって来て差し出したのである。

 

 

「ご苦労……もどれヌオー」

 

 

レオはモンスターボールを受け取るとヌオーをその中に戻した。

 

 

「お前ら!!僕のポケモンを……くっ、警察に言ってやる!!」

 

 

ピックは強気にレオに食ってかかったのだ。

 

 

しかし、

 

 

「……勝手にしろ」

 

 

レオの強い表情に恐怖を感じたピックは硬直してしまったのである。

 

 

…よし、恐らくあの広場にいた連中もダークポケモン持ってるだろうな……この状況だとあの広場の人間には俺の存在が伝達するのも早いだろうから今日中に全員と戦う必要がある…

 

 

「よし、次の奴を探しに行くぞ……ミレイ」

「うん!!」

 

 

レオとミレイは他のダークポケモンを所持したトレーナーを探しに走り出すのだった。




おひさしぶりの更新です。私は夏休みなので少し前まで海外まで行ってきました。なのでこれから頑張って更新していきます。よろしくお願いいたします。
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