ハイスクールD×D in 仮面ライダーAGITΩ 作:カマンライパー
─誠菜視点─
私は今旧校舎にあるオカルト研究部の部室に向かって同級生で先輩
「ごめんね?お兄さんと会話してたところ入っちゃって…」
「いえ…問題ないです。それよりも気になるのは…私部長に呼ばれたらしいですけど…何の用なんですか?」
「僕は聞いていないから…それは部長に」
そんな感じで話している間に、部室前にまでついた。木場さんがドアを開けてくれたのでそのまま中に入ると其処には…普通のセンスとは思えない程怪しい部屋になっていた…。そんな部屋の一番奥にある椅子に座っているのが…、私の主で悪魔のリアス部長だ。
「あら…来たわね?誠菜、裕斗」
「すいません兄と話していたもので…」
「大丈夫よその程度気にしてないわ」
リアス・グレモリー先輩、この学校で一番に有名なのでは?と思う程に有名な先輩。そんな先輩が悪魔なんて知る人は少ないだろう…。さて、なんの話だろう?
「それで…一体…」
「誠菜?貴女には今日から本格的に悪魔の仕事に入って貰うわ。はぐれ悪魔の退治にね…」
「っ!?今日からですか…、今までは見るだけだったのに…」
はぐれ悪魔、私と同じように主人を持つ悪魔がその主人を殺した、もしくは裏切りなどをして人やその他種族を殺していたりする存在…。悪魔になってから何度か見たが、人間に似てるのは一部だけで殆どが怪物になった存在…。今までは一般人だった私の為に慣れるまでは、見学しか許されなかったが…とうとう私も戦うらしい…。
「えぇ…。と言っても今日は簡単な仕事が2つ来ているの…、だから時間短縮も合わせて2組にしてやっていくわ…」
「わ、分かりました…」
正直私は怖い…。この間
「それで部長…2組に分けるとの事ですが…」
「えぇ、でもまずははぐれ悪魔についてね。一体はそこまでの強さ…、単純にパワーが高いだけよ。名前はスタッグよ。
そしてもう一体…こっちが問題なのよ。はぐれ悪魔バイサー、実力自体はスタッグとあまり変わらないのだけれど…」
「部長?」
「
神器…、それは聖書の神が作ったと言われる物。人間だけが宿す事が出来、その力は多種多様…。どれだけの種類があるかそれは不明。その中には神をも滅する神器…、
「安心していいわ…。大公曰く其処まで凶悪な神器は持ってないらしいから」
「そうですか…」
正直ホッとした…。
「さてと、それじゃあ…朱乃は私とバイサーを退治に行くわ…。誠菜は裕斗と小猫と一緒にスタッグをお願い」
「は、はい!…よろしくね?木場さん、塔城さん」
「うん」
「…はい」
塔城さん。私より年下だけどその力は目の前で確かに見た。…正直凄かった。
「それじゃあ終わったらこの部室に集合よ?危なくなったら撤退してもいいわ」
「分かりました」
そうして私達ははぐれ悪魔退治を始めた…、時間は話している間に結構経っていた…。もう6時か…
─誠菜視点 終─
♦︎ ♦︎ ♦︎
─一誠視点─
ハァ…、暇だから1人でゲーセンに来たが…あんまり楽しくねぇなぁ。1人だからか?
しっかし…、いいなぁ誠菜は。オカルト研究部に入れるのは部長のリアス先輩が決めた人だけらしいし…、あそこに入れればリアス先輩と朱乃先輩の超特大おっぱいが……ハッ!危ない危ない、こんなところで興奮する所だった…。しかしやっぱりそう考えると憎いなぁ…、木場裕斗めぇ…1人だけの男子本当に何も無いんだろうなァ!………ハァ、虚しい…帰るか…。
そういや松田と元浜は何の用事なんだろうか?2人揃って用事なんて……、まさか!俺を差し置いて2人でAVを!?…無いな。アイツらなら秘蔵のAVがあるとしたら自慢してくるに決まっている。ならやっぱ偶然かぁ…。
…って、んん?
「あれ?おっかしいなぁ…確かに家に向かってた筈なんだけど…」
俺は家に向かっていたら、気付いたら廃工場みたいな場所に来ていた…。マジで何処で道間違えた?というか途中で気付くもんだろ…、何で着いてっから気付くんだよ…。
「わぁ!」
なんか俺の足元にぶつかって来た。俺が後ろに目を向けると其処には小学生ぐらいの女の子が居た。
「おいおい、大丈夫か?」
「う、うん…」
よかった。怪我とかは無いみたいだ…。その子は周りを見回した後俺を見て不思議そうな顔をしていた。そして…
「ママは?ママはどこ?」
「へ?」
急に俺にそんな事を聞いてきたのだ。俺に聞かれても…、というかこの子母親を探してこんな廃工場まで来たのか?
「君此処まで来たなら、ママと居た場所が分かるんじゃ…」
「ううん。さっきまでママといっしょだったよ…でもオモチャみてたらきづいたらお兄ちゃんがまえにいて…ママはどこ?」
この子の言う事が本当なら、オモチャ屋さんにお母さんと一緒に居たこの子は気付いたら廃工場に来ていた…って事になる…そんな事あるのか?でも先ずは、この子を安心させなくちゃな…
「じゃあ俺も君のママを探すの手伝うよ」
「ホント!ありがとうお兄ちゃん!」
なんか懐かしいな…。誠菜もこんな感じだった時期があったけどなぁ…。そんな感じで話していると背後から…
…ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタ…。
『不味そうな臭いがするぞ?でも美味そうな臭いもするぞ?甘いのか、苦いのか、どっちかなぁ!』
「なっ、なんだぁ!?」
その笑い声と言葉を聞いた時俺は背筋が凍る様な感覚になった。女の子も怯えながら隠れている。俺は恐る恐る背後を見ると…、其処には怪物が居たのだ!
『わざわざ自分から来てくれてありがとう!ガキは肉が少なくて不味そうだが、男のお前は歯応えがあって美味そうだ!』
「お、お前なんなんだよぉ!」
「お兄ちゃん怖いよぉ!」
女の子が俺に抱きつく。俺も女の子を守るように抱きしめる。
「なんなんだよ…お前!」
『悪魔だよォ!ワタシは悪魔…、オマエたちを食べる悪魔だぁ!』
「俺たちを!?」
「ヤダァ、怖いよ!」
怪物…、悪魔は俺たちを食べるとか言っている。女の子は怯えている。俺も正直怖い。見た目は上半身裸の女性で、エロいと思えるかもしれなかったが…流石に無理だった…、怖い。足が震えて倒れそうだ。
「お兄ちゃん、怖いよ!」
『ギャハハ!安心しろ男は美味そうだが、ガキは不味そうだ…だから玩具にして遊んで殺してやるよ!』
何も安心できない…。つまり俺は食われるし…、この子も殺される…。何なんだ、コイツは本当に悪魔なのか?こんなのフィクションでしか見ない物だと思ってた。それでも俺はこの子を助けなくちゃ…、たとえ怖くても俺は男だ、いつもの逃げ足で逃げないと…!
『まぁ、先ずは腹ごしらえだ!』
「ヒッ!」
ダメだ凄い勢いで悪魔の鋭い腕が飛んでくる…、避けられない…走っても逃げられない…この子だけでも…。そんな事を考えてると…
「危ないよ!お兄ちゃん!」
「えっ…」
ザシュッ!
女の子が俺を横に押していた。女の子に押されて倒れる俺の身体…、でもそんな事をすれば俺の後ろに立っていた女の子の所に悪魔の鋭い腕が…
「キャッ!?」
『ナンダァ?男を貫いてやろうと思ったのに…まさか自分から死ににくるとは…デモ、オモチャが無くなっただけだ!ガキは不味い要らない!』
ドシャッ!
「お兄…ちゃ…、に…げ…」
「あっ…、あぁ…」
女の子から沢山の赤い液体が流れている…。
何で?あの子から血が…、どうしてだ?悪魔のせいか?違う…、俺のせいだ…。俺が守るべきだった。俺が庇うべきだった。何故守らなかった…何故手を掴んで走らなかった…何故…なぜナゼ…
『ガキの肉は不味い。全くこれダからニンゲンは嫌いなンだ。下らない事しかしない、ワタシが折角オモチャにしてやろウとしたのに…』
……………くだらない?あぁ…そうかお前が全部やったのか…。
『色々考えてやったのに…、まぁいイか。折角のいい肉ガいる…、コッチは大人しくなったしなァ…』
全部…、全部…お前の、貴様の!
─一誠視点 終─
♦︎ ♦︎ ♦︎
─三人称視点─
はぐれ悪魔バイサーは機嫌を悪くした女の子から目を離し項垂れている一誠に目を向けた。
『さぁて、気ヲ取り直してそろそろオマエを食うカ!』
機嫌を取り戻したように不気味にケタケタと笑いながら一誠に手を伸ばす。その時…
「ウオォォォォォォォォォォォォォォォオ」
大地が震える程の叫び声を出した一誠。それに驚いたような反応を示しながら…、それでも下らなそうなバイサーは言う。
『ナンダ、ヤケになっタか?まぁ今更オマエガ何をしよウと…』
その先を言う前に一誠の腰元に光が現れる。その光は一誠の体から現れ、ある形を作っていく。そして少しずつ一誠がバイサーに近付いていく。常人が出せる訳がない威圧感を放ちながら…
『ナンダ…ナンダオマエ…、何ガ起きテる!?』
バイサーは怯えている。先程までの一誠ならば容赦なく攻撃が出来た、だが今の一誠はさっきとは全然違う。自分が相手をしていたのは確かにただの人間だった…、だが一誠の放つ謎の威圧感がバイサーの考えを全て否定する。
『オマエ…!ナンダァ!オマエは何なんだ!』
「ハァァ…」
一誠はバイサーの問いかけには無視して腰元の光は形をベルトに変える。そしてそのベルトに手を向ける。一誠はベルトの両脇にある2つのボタンを同時に押した。そしてベルトの中央にある所から光が漏れ出てくる。
『ヒッ…、この光、悪魔の弱点!』
悪魔にとって聖なる光は弱点そのもの。一誠のベルトから発せられている光をバイサーは天使や
『マサカ、オマエ悪魔祓いなのか!』
「………」
『ウゥ…ウワァァァァア!』
バイサーは無視しながら近付いてくる一誠が怖くなった。だが、それでも此処から逃げる訳にはいかない。そもそも悪魔祓いならば最初から殺せばいい。なのに殺さなかったのは悪魔祓いではないから…、バイサーはそう判断して半狂乱になりながら攻撃した。
だが…
「……フンッ!」
『ナ、ナニィ!?』
一誠はバイサーの腕を手刀で弾いた。そしてベルトの光がどんどん強くなり廃工場を包み込む程になり…、そして…光が落ち着くと…
『ナンダァ!その姿はァ!』
「ハァァ…」
一誠の姿は変化していた。赤い大きな複眼に大きな黄金の2つの角に牙があり、そして黄金のアーマーガ上半身を覆いそれ以外は黒いアンダースーツに包まれていた。最初から其処にいるようにその黄金の存在は立っていた。
『ナンダ、オマエは、人間じゃないのか!』
「ハァ!」
黄金の戦士、一誠はバイサーの問いかけに対して攻撃で返した。凄い勢いのパンチがバイサーを襲う。そしてバイサーのデカい肉体は壁際に吹っ飛んでいく。
『ギャァァァァア!痛い!痛いィ!』
「ハァァ!」
一誠はバイサーに向かって走っていく。バイサーは反撃しようとして腕を身体中から鋭い形状になった腕を伸ばしてくるが…
『コロスゥ!コロスゥゥゥ!!』
「ハァ!タァ!」
一誠はそれを全て弾きながらバイサーに突っ込んでいく…。そしてバイサーの近くまで辿り着くと勢いのままバイサーに蹴りを入れた。
『グワァァァァ!!ナゼダ!ナゼオマエはそこまで強いィ!先程までのオマエはただのニンゲンだったはずだ!?』
「……ハァァ」
バイサーは何度も問いかけるが一誠は何も返さない。そうして、一誠の2本角が6本に変わり、構えを取り始める。そうすると一誠の足元に6本角の光のマークが現れ両足にマークと一緒にエネルギーが吸収され、一誠は飛んだ。そして空中で片足だけ出しバイサーに向かっていく…
「ハァァァァア!」
『グギャァァァァア!?』
そしてその蹴りがバイサーに当たりバイサーは吹き飛ばされ壁に当たる。当たった衝撃で壁にヒビが入り、一誠は着地をし腕を前にした状態で後ろを向くその時にバイサーは爆発四散した…!
─三人称視点 終─
♦︎ ♦︎ ♦︎
─リアス視点─
はぐれ悪魔バイサーを退治しに来たら既に退治されていた。信じられない事だが、私達の目の前で今はぐれ悪魔バイサーは爆発したのだから…。取り敢えず朱乃とアイコンタクトをして、バイサーを倒した黄金の戦士に話を掛けることにした。戦士は倒した相手を見ずに去って行く。
「待ちなさい!」
冷静になりながら戦士に声を掛ける。戦士は此方を一度だけ見るが直ぐに目を逸らし足を進めた。正直この反応は予想はしていた…、していたが腹立つものは腹が立つ。少しだけ威圧感を増やしながらもう一度問いかける…。
「待ちなさい!逃げようとするならば、わたしは貴方に攻撃するしかないわ…、余り乱暴な事はしたくないのだけれど…」
予想はしていた…、やはり戦士は話をするつもりは無いらしい…ならば仕方ない、そう考えて私は朱乃を見て命じる。
「仕方ないわね…。朱乃!」
「はい♪」
優しそうな声を出しているがその本質はドS。しかも実力は一級品、戦士が何者かは分からないがそう簡単に朱乃の雷を受け切れるとは…
「……フンッ!」
「「なっ!?」」
戦士が雷に腕を振るうと雷が地面に落ち、地面から土煙が立ってしまった。こうなっては戦士が何処にいるかは…、予想通り煙が開ける頃には戦士は居なかった。信じていない訳ではないが一応朱乃に聞いておく。
「朱乃…貴方手加減をしたかしら?」
「リアス…私がそんな事をするとでも?間違いなく全力でしたわ…」
「そう…つまりあの存在は朱乃の全力の雷をかき消す程の力を持つことになるわね…」
朱乃の全力はかなり強い…、つまり…あの存在は私達の全力を受けても問題が無い可能性がある…。もしそうなら…お兄様に頼りたくはないが、仕方ない…。さて…私はバイサーに近付き、無残な姿になったバイサーをしっかり見て死亡を確認して朱乃に伝える。
「はぐれ悪魔バイサー…、死亡を確認したわ」
「リアスこの件どうする?」
「お兄様に報告よ。駒王町に謎の存在が居るってね」
朱乃には確かに伝えた。さてあの子達が心配になってきたし、さっさと片付けて帰り……?
「花?なんでバイサーのそばに……ッ!?」
其処には女の子が倒れていた。無残な姿になっている。血が女の子を中心に広がっている。この女の子…、そうバイサーの神器は人を無意識にして操る神器…、つまりこの子は…
「もしかして…バイサーの被害者?…それならごめんなさいね?私たちがもっと早ければ貴方が此処で死ぬ事もなかったのに…」
私は持っているハンカチを顔に被せて、女の子の死体を持ち上げて朱乃が待っている所に戻り、魔法陣で部室に戻る。結局あの戦士は一体何者だったのかしら、誠菜達の方に居たりしなければいいけど。目の前が廃工場から部室に変わっていくのを見ながら私は考えるのであった。
─リアス視点 終─
ここまで読んで頂きありがとうございます。今回から本格的に物語が進行していきます。次回は相変わらず未定です。しかし戦闘シーン難しいですね…世の小説家って凄いって再認識しました。
誠菜についてはまた別の機会で悪魔になった詳しい経緯を考えてます。
さてここから、この作品のバイサーについて少しだけ
この作品のバイサーは神器持ちで人を呼び寄せる神器を持っています。
ハーメルンの笛吹きに似た奴です。原作のバイサーは特に何も持っていない気がしたので、物語の為に追加してみました。気になったらすみません。
誤字脱字あったら是非お教え下さい。コメントは返せませんが是非して下さると嬉しいです。