河童なんだけど生身で配信してたらVtuberだと勘違いされたんで事務所作ります。まる。   作:東風ますけ

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二十三話 「カブの神様」

 

 俺は二期生について相談するためにブーイとキユのところ……つまり実家に向かっていた。

 

 山奥のポツンとした和風の一軒家の、ガラガラスライドする金属扉を開けると、そこには。

 

「カッブちゃんは我に似て可愛いなぁ〜!」

 

「孫ってやっぱりサイコー!」

 

「あはは〜。おじいちゃんとおばあちゃん。ボクのこと好きすぎ〜!」

 

 ……俺はそっと扉を閉めた。

 

 ガラガラガラ!

 

「やあやあおかえりルーベルト! なんだか久しぶりだね!」

 

 カッブはノリノリで閉めた扉を開けやがった。

 

「おう。……やっぱさ、お前ってほんとブーイと似てるよな」

 

 カッブは紫色のショートカット。目は糸目で顔はブーイにとても似ている。強いて違うところを挙げるなら服装か? 道化師のような服を着ていて、右半身は赤、左半身は青、腕は黄。と、なかなか……いや。まあうん。俺もタンクトップに短パン、ひよこのサンダルだから人のこと言えねぇな。ま、コイツ、人じゃなくて神様だけどな!

 

「えー? でもボク結構ルーベルトとも似てるよ! もちろんキャロとも!」

 

「そりゃまあ俺とキャロの可愛い息子…? 娘? ……子供だからな」

 

「相変わらず細かいところを気にするねぇキミは。……だけど……だからかな? だからキミはかっこいいんだよね! ルーベルト!」

 

「い、いきなり褒めんなよ恥ずかしい!」

 

 ブーイやキユ。キャロもそうだが、俺の身内は唐突に人を褒めるから心の準備ができない。

 

「男のツンデレは需要ないよ」

 

 おい。

 

「主語がでかいし、ムカつくからお前のその頭についてる葉っぱを噛みちぎってやろうか?」

 

「我が子を食らうサトゥルヌスかな?」

 

「だったら私がイラストを描きますね!」

 

「うおっ!? 居たのかよ!? 相棒!」

 

 鈴木ネキが机の下から出て来た。もう二十代後半のクセになんでそんなおじいちゃんおばあちゃんにかくれんぼを唐突に仕掛ける孫みたいなことが出来るんだよ。

 

「ルーベルトさんに伝えたいことがありまして」

 

「伝えたいこと?」

 

「生身バレてます」

 

「終わったわ(強風)(恐怖)(豆腐)(畏怖)(負)」

 

「『ふ』で遊んでる場合じゃないんですよ」

 

「フフフフフフフフ」

 

「違うぞ蝶子ちゃん。ルーベルトは、メンタルブレイクしてるんだ」

 

「珍しいのぅ。ルーベルトは滅多に折れないからなぁ」

 

「ねぇねぇルーベルト。ママの好きなところは?」

 

「胸と身長」

 

「女性の敵ですか? ……というか全然元気じゃないですかルーベルトさん! まったく! これからどうするんですか!」

 

「うーむ。……まず鉄板を用意するじゃろ?」

 

「焼き土下座しようとしないでください。ほら、お義父さんとお義母さんもなにか言ってあげてください」

 

「「まず鉄板を用意するじゃろ?」」

 

「もうやだこの家族」

 

「ねぇねぇ蝶子お姉さん」

 

「なんですかカッブ君?」

 

「ずっと前から好きでした。ボクと結婚を前提にお付き合い──」

 

 ハッ! 相棒の危機!

 

「相棒防衛パンチ!」

 

「【53通りの目(トランプダイス)】! 【♠️の7】! 【チェーンキック】!」

 

 鎖が巻かれた足が俺の胴体を蹴り飛ばす。

 

 ごふっ!?

 

「ぐぐぐ……おのれポルナレフ」

 

「残念だけど僕は暗殺者じゃなくて道化師だからさ。憎むんじゃなくて、笑ってほしいな!」

 

 蹴り飛ばされて喜べるのは…………ああ、俺か。

 SかMかで聞かれたらドMと答えるのが俺だからな。

 ……というか、まって、意識が遠のいて──。

 

 そうして俺は気を失った。

どうも東風です。ご愛読ありがとうございます。さて、みなさんは、現時点で、どのキャラが好きですか?キャラクター作りをする際のモチベになりますので、是非気軽にお願いします!なんとなくでいいので好きなキャラに投票お願いします!あ、別に結果で出番が偏ったりは一切しないので、是非気軽にお願いします!

  • ルーベルト
  • ブーイ
  • キユ
  • 朱音
  • 団さん
  • 鈴木ネキ
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