河童なんだけど生身で配信してたらVtuberだと勘違いされたんで事務所作ります。まる。 作:東風ますけ
ある日、事務所にて。
俺、団さん、朱音の3人で冷房の効いた部屋の中でこたつに入っていた。
流石に電源入れてない。雰囲気雰囲気。
「団さん、朱音。ちょっと畑行かないか?」
「畑ですか? 社長、何か新しいビジネスでも始めるんですか?」
「違うぜ団さん。Vtuberを雇いに行くんだ」
「ん。私たちを連れて行く理由が意味不明。行くなら一人で行けばいい」
「団さん」
「わかりました社長! 朱音は私が担いで行きますね!」
「ん! これセクハラ! 訴える!」
というわけで3時間後。俺たちはとある畑にキャンプで使う様な椅子を置いて座りながら3人でお茶してる。
「「「ずずず……ぷはぁ」」」
やはりお茶。お茶は全てを解決する!
「社長! よかったらこれ。手作りの団子です!」
「うぉー!? なんだこの美味さ! 甘すぎないのにあめぇ! うめぇ!」
「ん。当たり前。…………ずずず。…………そういえばなんで私たちここに連れて来られたの?」
「いやほら? ね? Vtuberってたぶん言ってもわからないから本人見せて、配信映像見せればわかりやすいかなって」
「つまり我々は説明書ということですね社長!」
「まあ概ねそういう感じだ。すまん二人とも」
「ん。まあルーベルトが選ぶ人なら一応見る目あるから、大丈夫」
へぇー。俺以外と信用されてるのな。
このツンデレめ。
「ん。何か言った?」
「いえなにも?」
「それより社長。Vtuberを知らない人をスカウトするなんて、なにか理由でもあるんですか?」
「よく聞いてくれたな団さん。それには重大なわけがあってな……!」
「ん。どうせ方言が可愛いとかでしょ」
「そ、そんなシンプルな理由ですかね…?」
………俺は富士山の方を見て黄昏ながら。
「オレ、偏頭痛持ちだから富士山登れないかもしれない」
「ん。やっぱりあってた」
「流石朱音です! ……というかそもそも、社長は世界樹に登ったことがあるんじゃないですか?」
「ん。伝承だと二万メートルあるとかないとか。ウソカホントカワカラナイケド」
「ああ、そういや登ったわ。他にも竜人族の住む氷山とか登ったりしてるし、富士山も行けるわ」
「ホントナンダ」
思えば死ぬほど冒険したなぁ……。
小説だったら50巻分くらい。
「ま、オレのことはどうでもいいんだ余。ほら、主役の姿が見えてきたぞ」
「あの方が今回のスカウト相手ですか!」
「ん。女の子……」
「お、お久しぶりずらね! ルーベルトさん」
「はっ! これはもしや静岡県の東部の方言!」
「ん。西部じゃ全く使わないやつだね」
「若者の中だともうウチだけずらよ。……ああ、でも妖怪なウォッチが流行ったときから伝わる様になったずら」
「ファンタジーライフやれ」
「ああ! 社長がめんどくさいやつに!」
「ん。こうなったルーベルトはバカだから、無視するのが1番」
「二期生も入るし、給料も見直さなきゃな…」
「「すみませんでした」」
「ん? 上げるって意味だぞ?」
「「好きすぎてすき焼きになっちゃう」」
「面白い人たちずらね。そういえばルーベルトさんはなにかウチにお話があるとか。なにずらか?」
「ああ。そうそう。土地さん、土地さんの作ってる野菜や果物。お茶なんかの魅力をインターネットを使ってアピールしてみないか?」
「はっ! 今流行りのゆーちゅーばー? ってやつずらね!」
俺は指をパチンと鳴らす。
「そう! 顔出しはしなくていいから、そういう心配はいらないぜ! 俺がインターネット通販とかを担当するから、宣伝を一緒にやってくれないか?」
「ウチもそれならいいずら。ありがたいずらね。ルーベルトさんにはいつもお世話になってばっかりずら」
「お互い様だぜ土地さん! ……んじゃ! 事故照会とでもいこうか!」
「前から思ってたんですけど社長のイントネーションだと自己紹介じゃなくて事故、照会なんですよね」
「ん。灼火 朱音。よろしく」
「宝島 土地です。よろしくずら!」
「望月 団です!」
「俺の名はルーベルト。人は俺を水底の者と呼ぶ!!!!!」
「ん。土地ちゃん、その麦わら帽子かわいいね」
「ありがとうずら! 朱音ちゃんもその髪の毛、ルビーみたいで綺麗ずら!」
「土地さん、もしよければ、どうぞ。手作りの団子です」
「わっ! おいしいずらね! どうやってつくるずら?」
「またの名を水の神、リヴァイアサンと──」
「へー! Vtuberっていうずらか! おもしろそうずらね!」
「ゲーム実況とかも出来るんですよ!」
「ん。スプラおすすめ…!」
「そしてやがて創造神を倒した者と…………アレ? みんな、どこ行った?」
ろぃん。
「あっ。ロインだ」
【歌大好き魔神】:ん。私たち、先東京帰ったから。土地ちゃんと団さんとこれから3人でカラオケ
「…………………俺も帰ろ」
こうして俺は一人、畑に取り残されたのだった。
「ミーンミンミンミンミン…」
セミだけが俺の友達だった。
河童泣く 夏の畑に 蝉しぐれ。
俺の頭の中にそんな句がよぎった。
よぎった(泣)
どうも東風です。ご愛読ありがとうございます。さて、みなさんは、現時点で、どのキャラが好きですか?キャラクター作りをする際のモチベになりますので、是非気軽にお願いします!なんとなくでいいので好きなキャラに投票お願いします!あ、別に結果で出番が偏ったりは一切しないので、是非気軽にお願いします!
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ルーベルト
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ブーイ
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キユ
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朱音
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団さん
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鈴木ネキ