ゾイド生命体を用いてBETAの脅威を打ち砕く話 作:もにもに+マウンテンヘッド
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ベータの日本本土への襲来から、そしてzi人の来訪を経てからの今現在…
XX県〇〇市…
そこには、山間の高台にあるとある城に立て籠もった避難民たちと日本帝国軍の残存がいた。
それを護る、最後の守備線のその外周囲はうずめくベータで覆うように囲まれ、
もはや、そこからの脱出は不可能…と思われた。
そこを、zi人たちが、アイアンコングとハンマーロックの混成による特別部隊を投入することを提案する。
ゾイド部隊の投入による、
対ベータ戦争における、ひとつのソリューション。
それを実践しよう、ということであった。
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避難地てある城の内部では、悲壮極まりないことに…避難民と兵士たちの、その皆達の自決の準備が進められていた。
みな揃って、絶望の只中の表情だった。
だが、そんな最中での、
「諦めるな、今から救援が向かう」…と言う、帝国軍本体からの通信が、たった今その時にもたらされた。
通信を受けてのややあった兵士たちのざわつきを見ていて聞いていた避難民は一瞬顔が明るくなって…
そして周囲の兵士たちの変わらずの表情とその雰囲気で、また暗くなった。
「どうせ、だまくらかしにきまってる…」
「おだてや気休めだろうとも、言っていい冗談には限りがあるだろうに」
どこに、どこから、どうやって?
守備隊員たちはそろって怪訝がるしかない。
…この自分たちの窮地だというのに、これは驚かしのつもりか何かか?
こっちは真剣に、文字通りの必死で闘っているんだぞ!
…もはやこうなると、怨めしい怒りに限りなく近い感情が心の底の釜から煮えたぎってくる。
そんな彼ら彼女らの立てこもるXX城の内部にも、
外で死にものぐるいで繰り広げられている防衛戦の戦闘の、その銃声と砲声がそう遠くなく聞こえてくる…
だが、その抵抗の為の肝心要の弾薬は、もう残り少ない。
「明日の夜明けは、生きて迎えられそうにないな」
兵士のひとりが、漏れ出るようにそうその言葉を声にした。
…食いしばって鬱血した唇から出た薄いその声色は、震えていた。
救助とやらがどこから現れるのか。
どこぞの青い狸か猫かの、例の異次元ポケッツが実在するとでも?
そもそも、間に合うわけがない。
ならば、自分たちの努力とは、なんだったのか。…
そんな様子であったところの、時刻は11時半。
夜の12時が迫る頃…
灰被り姫のおとぎ話ならば、不思議で親切な魔法使いのその奇跡が解けて消えるその時間であろう。
だが、そんなたった今から…
“魔法”が始まった。
…状況の変化は開始されていた。
「 …ん?なんだ、 ベータども、何もない空中だろうに、空に向かってレーザー撃ってやがる…」
まあ、ベータが消耗する分なら、それでいいだろう。
既に戦争の相手になって半世紀近くが経とうとしているが、何も分かるところのなかった“ 宇宙人”なのだ。
なら、人間の条理でわかることは、なにもないのであろう…
ただでさえ疲労困憊であったところの兵士たちは、それ以上の注意深さや知的好奇心というのは持ちようがない状態であったため、
このときには…まだその全容に気づくことは出来なかった。
「 …おい、なんだあれは!?」
そう。ゾイドたちの登場を目撃するまでは。
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