ゾイド生命体を用いてBETAの脅威を打ち砕く話   作:もにもに+マウンテンヘッド

20 / 20
5話目

 

 

 

 

ベアファイター、バンブリアン、ハードベアー

の混成が、山地側から強襲。

山肌を登ろうとしていたベータどもを、

噛みつき切り裂き砲撃して、

がむしゃらに殲滅させていく…

 

 

TB8ブロックスゾイドのレオゲーターが川側から侵入して、

 

ワニ型形態とライオン型形態を臨機応変に可変させながら、

市街のベータどもをどんどん必殺していく。

 

今回のこの戦いで、目を見張る活躍を見せたのはブロックスゾイドたちだ。

機体の形態をチェンジマイズで合体と分離を繰り返し可変させながら、

 

各機能と各種に特化した装備とパーツのユニットの組み換え変化の細分と集合を重ねながら、

水中、水際、極低高度の空中、それから陸上の大地の上…

これらを縦横無尽に駆け巡り、相手の版図を浸透しながら、ベータの勢力の周縁を切り崩して、気づいた頃にはボロボロに冒していた。

 

 

そうして、この市街地からベータは駆逐されたのだ。

 

 

ゾイド生体由来の特殊金属質でコーティング鏡面加工したミサイル。

それを、アイアンコングたちは次々に射撃発射していく。

 

 

そうすると…

 ベータどもはそのうちの光線級がレーザーにより迎撃してくるが、

 しかし、発射されたミサイルのうち、撃墜までに至ったのはわずか数割もない。

 

…そのまま飛翔し続けたミサイル群は、

 遠くの高脅威度ベータにへと命中していき、その撃破を叶えていった。

 

 

 だが、ここに来て、アイアンコング部隊は、自分たちの進出ルートの確保をどうするか、という問題に直面していた。

 

 

そんな中で、この市街地の周縁の、そのベータ群が、再度市街地中心部へと進もうとしていた。

 

 

 アイアンコングの武装の大半は、実弾系統の火器類がほぼ全てである。

 一応、生体金属質による生成充填の機能を用いれば、弾薬の自己生成による補填は、可能といえば可能である。

 だが、それを行うには時間がかかる。

 

 いちど母艦ゾイドに収容されて、

 弾薬類の補給を行ってもらうとしたなら?

 だが、この地域でのホエールカイザー級は、先程の避難民たちの撤収時にその全てを動員してしまっていて、

 人類勢力圏の安全地帯まで行って帰ってくる往復の時間消費を考えると、

 こちらにくるベータ群の到達まで、間に合いそうにない。

 

 一応、上空には他の母艦型ゾイドが多数展開している。

 しかしそれらも、ベータを殲滅していくのに夢中な、このグリーン・ゾーン外周の他の戦闘ゾイドたちの援護と支援に追いかけまわっているのが現状であるし、

 さりとて、余裕のあるホエールキング級の着陸は、

 この多目的グラウンドでは、規模が比較的小さく小回りの良いホエールカイザーだからこそ着陸が叶ったのであり、ホエールキングの巨大な艦体規模的に、不能である。

 

 

…ならばどうするか…

 

 

 “ ウホ?”

 

 そんな時、アイアンコングたちやハンマーロックたち、ゴーレムたちは、

 己等の戦術ネットワークの情報に、奇妙かつ面白い状況が展開されているのを知覚した。

 

 

 釣瓶撃ちに斉射されていく、ゴジュラスたちのロングレンジバスターカノン!

 

 

…そうして、そうしない内に、着弾の轟音が、遥か彼方とは言わないような距離から聞こえてきた。

 

 

我々という、一転窮地に陥ったゴリラ部隊…

しかし、ゴジュラスマークツーたちのロングレンジバスターカノンによる砲迫援護によって、こちらへ向かうベータは殲滅されていったのだ。

 

 

 

 つぎに、さらに他のゾイドたちが、

 次々に成果を出していったのもリアルタイムで見えた。

 

 

 

平野部での決戦も、カタがついたらしい。

 

 

撃滅されていくベータども…

 

 

ブロックスたちは、みな思うがままにチェンジマイズをした。

そして…マトリクスドラゴンとキメラドラゴンの揃い踏み!

ある程度の数のブロックスが揃っていれば、何もないところでも大型や巨大ゾイドが出現できるというのは、無二の特筆事であろう。

 

 

ハウンドソルジャーのクロスソーダーが

要塞級の土手っ腹に突き立っていく…

 

果てることの無く尽きることもないと思われていた、あのベータの軍勢どもが、このゾイドの兵団たちにより、圧し潰されていく。

 

 

無事生還した組と救援にきた組の帝国軍士官たちが、

刻々と変化した最前線の版図の動きを追従しながら戦場を疾走る、

野戦指揮車型グランチュラのキャビンで一部始終を目撃していた。

 

 

「 これが、戦闘機械獣のすべてか…」

 

「 ああ。あまりにも、余りにも強力だ。

 これさえあれば、我々は…日本は…

 いや! 人類はベータに、勝てる!!」

 

 

 口々に、絶賛の言葉しか出てこなかった。

 地獄帰りの気分とはこのようなものなのだろうか…

 士官らは不思議な心地で居るしかなかった。

 

 

 そして、とうとう、“ それ”が開始された…

 

 日本帝国の統治機構の最高階級たちが、

自国の領土内において、ゾイドたちに“ それ”を行使することを、許可したのである。

 

 

 避難民及び守備隊の救助と撤退が終わったのを見計らって、

いよいよ“ 荷電粒子砲”の使用の許可がなされたのだ。

 

 

ジェノザウラー、ジェノブレイカー、バーサークフューラー、凱龍輝、ガン・ギャラド、

デスザウラー、セイスモサウルス、デススティンガー、ガルタイガーの荷電粒子砲と

カノントータス、モルガキャノリーの砲撃。

 

 

焦土と化した西半分の日本である。

荷電粒子砲の紫電は、その射程目一杯を、

絶大な威力のまま、存分に使うことが出来たのだ。

 

 

それらによって、ベータどもによって既に死の大地と化していた日本の西半分において、

 全面的なベータの掃討が開始されたのである。

 

 それに続いて、さらに装備の惜しみない投入が開始されていた。

 

…ゴジュラス級やそれに並ぶ超大型ゾイドたちが、

 ベータの軍勢を目前に、列を作って、前へと前進を開始している。

 

 ウルトラザウルスの主砲が火を噴く!

 ロングレンジバスターカノンの砲迫撃が、 

 休むこと無く、遠くのベータ共へと続けられる…

 

 そうして今。ゾイドたちの最前列に並んだ、

 マッドサンダーたちのマグネーザーが、

 轟音を立てながら、

 居並ぶ要塞級を、

 まるで芝刈り機で芝を刈るがごとくの気軽さで、殲滅していった。

 

 

 そうして、さらにトドメが存在していた。

 

 

 キングゴジュラスの存在である。

 後日には、複数体投入されたキングゴジュラスが佐渡ヶ島へと向かい、

 詳細は省くが、そのままハイヴを陥落させた。

 

 

 そうして、日本海側のベータはかくして殲滅が成功した。

 

 

 さて、日本国内のベータならびにハイヴについては、このようにケリが付いていくわけなのだが、

 そうすると、国外のベータどもは?

 そう、ギル・ベイダーにオハコが回ってくる。

 

 

 すさまじい激動であった。 

 それはさておき、今日という一日においても、アイアンコングたちゴリラ部隊も、さらに激闘を繰り広げていく。

 

 

 “グォォ、”“ウホ、ウゴォ”“グアウ!”

 

 

 アイアンコングたちが、口笛で呼ぶように、唸りを上げる。

 そうすると、駆けつけてきて合流してきたのが、先述のブロックスゾイドたちの群れである。

 

 ブロックスたちは、自分たちの体を、パーツごとに細分して分離させた。

 そうして武装パーツ同士が再度合体して…

 

 アイアンコングたちは、武装と装備の合体、Ziユニゾンを遂げたのである。

 

 

“グォォ~~!”

 

 

 他のブロックス武装類も各部に装備させつつ、モサスレッジの尾部チェーンソーテイルを分離合体させて手首にマウントをさせた、アイアンコングの一体が吼えた。

 

 

 

 

 かくしてベータどもの明日というものは、これにて永久に失われていったのだ…

 

 

 

 

そうして…

 

 

夜明けの、朝日に包まれる中…

 

撤退に使われた件の多目的グラウンドで、

アイアンコングとゴジュラスの一体づつが、対面していた。

 

“ ゴゥルル” “ ガゥルルゥ”

 

傍らで見ていた帝国軍兵士らも、後方でモニタリングしていたzi人たちも、印象に残る出来事だった…と後に語ったことである。

 

 

 

アイアンコングとゴジュラスが、まるで握手をするかのように、

その手と前腕の爪を、触れさせあったのだ。

 

 

…end

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。