賢者の孫~公爵家の秀才~   作:マタタビ太郎

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なぜ、やると決めた週にマスターデュエルのイベントが始まるのだろうか。

しかも、罠やらメガリスやら妨害も多くて遅延ばかりで時間がかかる。

マジでやめてほしい。

というわけで、本当は1話書いて、ストックから1話出すみたいなやり方をしたかったのですが、時間なかったので出します。


索敵魔法と勉強と

目標が決まって1年が経ち、私は今、魔力制御の特訓をしていた。

 

原作で魔力制御の特訓による制御量の増加で、扱える魔法が増えるとあったからだ。

幼い子供は魔力制御が上手くいかず、暴走の危険があるため禁止されているが、今の所その兆候はない。

 

これについては、自我がしっかりしておらず、感情に左右されやすいからだと予想している。

魔力が感情と密な関係にあることは、魔人という存在からもある程度、推察できる。

おそらくは、この魔力暴走の先に魔人という存在があるのだろう。

 

「アルバーニ様。お勉強の時間ですよ」

 

使用人が私を呼びに来たことに気づけなかったようだ。

 

悪い癖だ。考え事をしていると索敵魔法が途切れてしまう。

この1年で魔力制御の訓練が進み、索敵魔法程度であれば使える状態になった。

索敵魔法は少なくとも私の解釈では、魔力制御の延長にある。

薄く広く魔力を広げることで、魔力を感知するのが索敵魔法。

 

つまり、手元で制御している魔力の範囲を広げることで索敵魔法となると考えているし、実際それでできている。

 

まぁ、広がった魔力が別の魔力に触れた感覚を捉えなければいけないため、そのままというわけではないが。

 

「遅いですよ。アル」

 

勉強部屋となっている場所へ移動すると、そこには既にエリーが待っていた。

記憶を取り戻す直前くらいまでは同じ部屋で暮らしていたのだが、今では別々の部屋で暮らしているため、四六時中一緒というわけではない。

 

原作にもあった通り、魔法の才能はないことは発覚しており、魔法の才能がある私よりも勉学を頑張ろうと意気込んでいる。

 

読み書きや算数と言った能力で負けることはないが、この世界の歴史ともなるとさすがに最初から学ぶ訳で、魔力制御に時間を裂いている私と、空き時間にも勉強しているエリーではエリーに軍配が上がる。

 

勉強で4歳児に負けるのはどうなのかと思うが、この反骨精神というか、根性とがあるというか。

本当に頼もしい。流石は将来の王太子妃だ。

 

そんなエリーに苦笑いを浮かべながら、勉強を開始する。

この世界で使われる文字は、言ってしまえばアルファベットのようなもの。

日本のように、ひらがな、カタナカ、漢字と複数あるわけではなく、覚えるのも比較的簡単だ。

 

そのため、勉強の初期段階は早く終わり、歴史の授業なども行われるようになるのだ。

ただ、歴史の授業といっても、読み聞かせに近く、なんとなく頭に入ってくれればいい程度のもの。

 

今後必要度の高い、読み書きやマナーに言葉遣いがメインとなる。

おかげで、一人称は私に変わったし、ある程度は貴族のマナーも身についた。

前世の記憶に社会人としての最低限のマナーはあるが、貴族に通用するものかと言えばそうではない。

 

近いうちに、5歳となる。

この世界の貴族では、子供が5歳になればお披露目会が開かれる。

主催側となるのだ、恥をかかないためにもしっかりとやらないといけない。

 

そう思いながら、まず目の前にある勉強に取り掛かった。




ストックないですが、どうにか明日には2話作って、予定通りのペースで出せるよう頑張ります。
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