ノンケウマ娘を狂わせるウマ娘(トレーナー)の日々   作:樽薫る

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第9話【マズいですよシリウスさん!】

 ―――理事長が、派手に新レースを発表した。

 

 その名も『ネームレス杯』だそうだ。

 ずいぶん小洒落たネーミングをするなぁ……なんて思う。

 考えたのはたぶん理事長だろうけれど、とりあえず私がやるべきことは―――うん、メンバー集めだね。

 

「トレーニングもあるしなぁ」

 

 あれから二日、放課後に学園内のジムでタマモちゃんのトレーニングを見守りながら、私は息をつく。

 雨が降っているのでいかんせん仕方がない。

 ブライアンはウマ娘用のランニングマシンで走っている。

 

「ぐぬぅぉっ!」

「おー」

 

 タマモちゃんがバーベルを持ち上げた。

 

「ど、どんなもんじゃい!」

「タマ、さすがだな」

「隣で二倍近いの持ち上げて言うんちゃうわ!」

 

 今日はオグリキャップことオグリちゃんがタマモちゃんに付き合って、一緒にトレーニングをしている。

 

「ぐおぉぉ、負けんでぇ!」

「た、タマモちゃん無理しないでっ!!」

 

 私はタマモちゃんのそばに駆け寄ってバーベルを支えて一緒に下ろす。

 いやぁ、ウマ娘でもないと持ち上げられないよねぇこれ……。

 

「ん~競り合いに勝つならこれなんだけどねぇ。無理して負担かけたら本末転倒だし」

「はぁっ、はぁっ……」

「お腹すいた」

「自由だね」

 

 隣のオグリちゃんがバーベルを下ろした。

 

「ぜぇはぁっ……」

「ちょっと無理させすぎちゃったね、ごめん……」

「え、ええって……それよかクロネ、今日はメンバー探し、する言うてへんかった、か?」

 

 まぁそうなんだよね……。

 メンバー探し、ブライアンと一緒に走る二人を探さなきゃならない。

 それにしたって、私がメンバー集め……。

 

「……吐きそう」

「またかい」

「いや冗談だけどさぁ」

「冗談に聞こえへんな」

 

 まぁタマモちゃんからしたらそっか。

 

「ふぅ、じゃあ……オグリちゃん、タマモちゃんが無理しないように見といてもらっていい?」

「ん、任せてくれ」

「それじゃ、行ってくる!」

 

 そう言って頷くと、横から私の髪に触れる―――ブライアン。

 

「お前には私以外は、必要ないと思うがな」

 

 ブライアン……ちょっとときめくので、そういうこと言うのやめてくださる?

 

「え、えっと……行ってきます!」

 

 とりあえず三人にそう言ってわたしはさっさとジムを出て歩く。

 手に持ったファイルにはメンバー募集のチラシ。

 もはやその手のチラシは学園中に張ってあるので、て、ててて、手渡しで!

 

「吐きそう……てか」

 

 ―――チラシのイラスト、ブライアンに任せたんだけど……。

 

「味がすごい」

 

 珍味的な意味で……なんか可愛げもあるんだけども。

 と、とりあえず校門前で、チラシばら撒くかぁ、でもないとなぁ。

 たづなさんにまた『結婚ですねぇ』とネットリと言われかねないし……まぁ冗談だろけど。

 

「なぁにしてるの~?」

「ふぇあっ!!?」

 

 突然声がかけられて、思わずチラシを落とす。

 バラっと散ったチラシを見て、声をかけたマルゼンスキーを睨む。

 

「そんな可愛い顔しないでよぉ」

「してないよ、睨んでるのっ」

 

 抗議しながら、チラシを拾いはじめる。

 マルゼンスキーも横でチラシを拾うんだけど……ふと数枚を拾ったところで止まった。

 

「チラシ、これって貼るの?」

「ううん、撒く……手で」

 

 少し考え込むような様子を見せて、マルゼンスキーが私の方をじっと見る。

 

「ななっ、なに!?」

「やめときなさい。向いてないわよ……とりあえず貼るだけで」

 

 そう言って、チラシを見てクスッと笑う。

 

「あとは貴女のハートで決めた方がいいわ。キュンキュン来る娘を探しなさい。目と目で通じ合ってからが本番よ」

「どゆこと、てかなんでそんな」

「脚質が合わないのよ」

 

 なんとなく、わかってしまった。というよりわかってはいたんだけどね……。

 

「貴女って不器用よねぇ」

「うっさい」

 

 悪態をついてるけど……やっぱりマルゼンスキーの言ってることは正しいんだよなぁ。

 

「なんだかんだ上手くいくわよ。貴女は」

「今まで、なんだかんだで全然上手くいかなかったよ」

「知ってるけどね、ほら……さっさと全部拾っちゃいましょ」

 

 知ってるくせになんで言うかなぁ、まぁ言葉通りの意味じゃぁないんだろけど。

 

「……じゃ、じゃぁ、手伝って、くれる?」

「モチのロンよ」

「……えへへ、ありがとっ」

 

 マルゼンスキーが、珍しい顔をした。

 驚いたみたいな顔をしてから、顔に手を当ててそっぽを向く。

 どうしたのかと思って声をかけようとすると、平手を出して制された。

 

「……どしたの?」

「いえ、なんでも……まったくお姉さんびっくりさせるなんて、困ったちゃんなんだから」

「へ?」

「ううん、オッケーよ、ぶいぶい!」

 

 両手をVサインを作って笑顔を浮かべるマルゼンスキーに、私も頬が緩む。

 

「その、お取込み中のとこすまない」

「ふぇあっ!!?」

 

 またビックリして、私はチラシを落としそうになるも、すぐに掴む。

 ふぅ、と息をついてそちらを向くと、そこには―――ボリューミーな芦毛の少女、身長、高いなぁ……私と同じぐらい?

 メガネの位置を軽く整えながら、私の顔をまじまじと見る。

 

「え、えと、な、なにか……?」

「いや、なんでも……このチラシ、一枚頂いても?」

「あ、はい」

 

 頷くと、フッと微笑を浮かべてそのウマ娘は立ち上がる。

 やっぱ私と同じぐらい、いやちょっと低いか……。

 

「ブライアンを、お願いします」

「へ? あ、はい……」

 

 それだけ言うと、そのウマ娘は背を向けて去っていった。チラシを全部拾い終えたマルゼンスキーが、隣に立つので、私も立ち上がる。

 先ほどの少女は曲がり角を曲がって見えなくなった……。

 

 なんだったんだろぉ。

 

「ビワハヤヒデちゃんね」

「へ、誰?」

「ブライアンちゃんのお姉ちゃん」

「……え、そうなの!? ちゃんとあいさつしとけばよかった……」

 

 まぁまた会うとは思うけど、ブライアン関係で。

 

「さ、とりあえずチラシ張っちゃいましょ、手分けして」

「うん」

 

 二人でどこに貼るか決めて、別れる。

 

 

 

「ふぇ~」

 

 一階分終わり! あれ、でもチラシ無くなった。

 ビワハヤヒデちゃんに渡した分と、ていうかマルゼンスキーに渡しすぎたかも……。

 仕方ないし、トレーナー室に戻って印刷しよ……二階の渡り廊下使お。

 

 階段を上ってすぐの曲がり角、そこで―――ぶつかった。

 

「わわっ!」

「っと!」

 

 後ろに倒れそうになるも、腕を掴んで助けてくれる。

 さすがウマ娘、身長差なんて何の問題もないね! 私もなんだけど!

 さらに私は、そのウマ娘ちゃんに支えられる……腰に手まで回してもらって……って!

 

「し、シリウス、ちゃん?」

 

 ―――シリウスシンボリ、シリウスちゃんが私の左手首を掴んで、腰に……ていうかお尻に手を回していた。

 

「……アンタかよ」

 

 イケメンを見る時は距離を取って離れてみましょう!

 

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 ちきしょぉ……少なからず次ちょっかい出す時は接触を押さえる気だったってのに……。

 

 ……あぁッ!? これ、腰じゃなくて尻じゃねぇか!?

 くそっ、胸も当たって……全部やらかいなコイツっ!

 

「え、えとっ……」

「おい、離すぞ」

「え、う、うんっ」

 

 冷静であれよ私……

 クロネが体勢を整えると、頭が私より上に来る。やっぱデカいなこいつ

 そっから……し、腰から手を離してから、右手も離してお互い離れる。

 

「え、えとありがとう、シリウスちゃん」

「あ? ありがとうございます、だろ?」

 

 ……つい癖でやっちまった。

 

「うっ、あ、ありが、と……ございましゅ……」

 

 顔真っ赤だなこいつ、耐性ねぇっていうか私のことあんま知らないからか?

 

「た、タマモちゃんにいろんな子に手ぇ出すって聞いたのにぃ……」

「んだよ。知ってるかそりゃ、でなんでそんな顔赤いんだよ……遊ばれたいのか?」

 

 っし、冷静になってきた……主導権は私のもんだ!

 私は右手の人差し指でクロネの顎に触れるんだが……くそ、普通に立ってるとコイツのが頭が上なせいでどうにもだな!

 思わず出たため息をそのままに、私は普通に立つ。

 

「そんじゃな、遊んでほしけりゃ可愛くオネダリしにこいよ」

「ふぇあっ!?」

 

 ホント、耐性ねぇな。

 

「じゃな……」

 

 軽く手を振って、階段を降りようとした―――瞬間、浮遊感。

 やば……!

 

「シリウスちゃんっ!!?」

 

 ガシッと、腕を掴まれた……けど勢いは殺せないらしい。

 私と一緒に、クロネの奴は階段を踊り場まで転がり落ちる。

 しかしまぁ……さすがトレセンOG、即座に私を抱え込んで落ちやがった……なんだよ、トラブル慣れでもしてんのか?

 

「いったぁ……」

「痛てぇ……」

 

 クソでかエアバックのおかげで頭は全然痛くねぇけど……てかご丁寧に自分が下にいきやがって……。

 

 私はクロネの足の間……上体を起こしてみる。

 

「やらけ、って……ッ!」

 

 くそ、起き上がるときに胸をっ、え、えげつねぇ……くそ、熱ぃな春だろまだっ。

 

 手を離して、冷静になるために深呼吸をしてから、真下のクロネを確認。

 目立った怪我はないように見えっけど……。

 前髪の隙間から見える瞳には痛さのせいか涙が浮かんでるけど、私を確認するなり眼を見開く。

 

「おい、大丈―――」

「シリウスちゃん大丈夫っ!?」

「あ、ああ私はな」

 

 倒れてるクロネ、足の間の私……この体勢やばくねぇか?」

 

「お前は―――」

「私よりだよ! 痛いとこはっ!?」

「お、おい」

「足、足はっ!? 腰は!?」

 

 上体を起こしたクロネが、右手で私の頬に触れて、そう聞いてくる。

 目の焦点でも確認してんのか? お前、体温熱くねぇか?

 

 ―――なんだよ、血相かいて。

 

「大丈夫だっての、大したことねぇよ」

「その大したことないがどうやって影響するかわかんないんだよっ。シリウスちゃん、デビューしてるんだからっ、どんなにすごいウマ娘だって怪我して“レース出れません”じゃどうにもなんないんだよっ」

 

 わかってるっての、私だってウマ娘だぞ。

 

「それの影響がレース中に起きたりするかもしれないし、怪我するのが悪いとか言うわけじゃないけどそういうリスクを一切排除してかないと、再起不能になったり。みんなの記憶からすら消えてっちゃったり」

 

 なんだよ、捲し立てるんじゃねぇよ。

 

「私はそういうウマ娘を見てきた。だから、私のそばにいる娘たちに、そんな思い……っ」

「んだよ、泣くなよ」

「泣いてないよっ」

 

 めっちゃ潤んでるじゃねぇかよ、そんな痛かったか?

 てかコイツの眼、ちゃんと見ると綺麗だな……髪の間からしか見えないの勿体なくねぇか。

 

 右手でクロネの頬に触れて、親指で左の目元に触れる。

 

「泣くなよ」

「泣いてないって……ほんと、大丈夫?」

「あぁ、どこも痛くねぇよ」

 

 こいつ、まるでこの体勢になにも感じてねぇのか、いや……必死っぷりからしてそこまで気が回ってねぇな。

 

「それじゃあ、このあとちゃんと保け―――」

「―――フッ、無論だな。私は今日も会長(快調)だ」

 

 このつまんねぇダジャレと声はっ!!?

 ―――上を通りやがんなっ!

 

「おいっ、ちょっと喋んなよっ……!」

 

 その体勢のまま、クロネを押して壁際に、そんで口を塞いで―――上を通っても見えない場所に移動する。

 階段を下りてきたらゲームオーバーだけどな!

 声が聞こえてきやがる。

 

「さすがだねルドルフ」

 

 どこがだ! シービーの奴までいやがる、ばれたら終わりだなおい!

 

 ……声、遠ざかってくか?

 

「ふぅ……」

「んぅ……」

 

 あぶねぇ、こんなとこ見られるわけには……。

 

 壁におしつけられているクロネ、その足の間に入り込んで、口まで塞いで身動きとれなくさせてんのは私だ……。

 事件だな―――ちくしょう、動悸がうるせぇ!

 

 そっと、口を塞いでた手を離す。

 

「そ、そそそ、しょのっ、わ、私、ははは、はじめてだからっ、が、学園内でっ、しかも女の子となんていう、あ、あアブノーマルは、ですねっ」

「違ぇよ、ルドルフの奴が通ったから……」

「え、あ、そ、そっか、そうだよねっ……あ、あはははっ、じ、自意識の固まりでしゅ、はぃ」

 

 両手の指先を胸の前で合わせて、顔を真っ赤にして、さっきよりよっぽど涙目でよそを向く。

 

 なんだこいつ……なんだその、なんかエロい顔ッ!?

 

 ―――くそっ、冷静さを欠くっ。

 

「た、立つぞ……いつまでもこんな恰好……」

「だ、だねっ!」

 

 てかこいつ下着、危なかったな。

 そりゃそうか、タイトスカートで私が足の間に入ってちゃそうなる……。

 立ち上がって手を差し出せば、クロネの奴は私の手を取る。

 

「っと」

 

 腕を引くと、立ち上がったが勢いが良かったせいか私とぶつかる。

 やらけぇな……てか改めて凶悪だな。

 

「ご、ごめんねっ」

「別に」

 

 そう答えて、息をつく。

 コイツといるとなんか、ペース崩れんな。

 片手で服を直すクロネ……くっ、なんか動悸が……。

 

「そ、それじゃ行こうか」

「ハァ?」

「ほ、保健室だよっ……一応ね」

 

 めんどくせぇな……いや、たく、しょうがねぇか。

 

「シリウスちゃん?」

「わかったよ」

「ん、ありがと……ございます? えへへっ」

 

 くそっ、いつもの感じでいけなかった。

 普段なら『ついてきてくださいだろ?』ぐらい言えたってのに。

 腕を、引かれる。

 

「おい、なんでいつまでも」

「だ、だって、逃げそうだし……わ、私だって恥ずかしいけどっ」

「……だな、たぶん逃げるだろぉな」

 

 そう言うと、紅い顔のまま、私の手を引くクロネ。

 ふと、頬が緩むのを感じて―――あぁ?

 

 ―――なんだ? なんだこの感じっ!?

 

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

 

「ぶぇ~疲れたぁ~」

「これがクロネのトレーナー室か」

 

 トレーニングを終えて、トレーナー室のソファに飛び込む。

 ウチらのが戻るの早いかもって鍵もらっとったけど、ほんとに早かったなぁ。

 オグリが向かいに座って、いつ買ったんかわからん焼きそばを食っとる。

 

「にしても手で撒くと言ってたのに貼ってあったな」

「せやな、やっぱあきらめたか」

「むぐっ、しかしやはりクロネにはそっちの方があってそうだ」

「まぁオグリの言うとおりやなぁ」

 

 あまりそういうのが得意なタイプやないやろし……てか、まだウチのトレーナーなったばっかやし。

 理事長はなに考えてクロネに他のウマ娘の面倒見せるつもりなんやろか。

 ―――あかん、なんかもやもやする。

 

「ちょっとクロネ~全然貼ってないじゃ……あら、クロネは?」

「マルゼンか、まだ戻ってないぞ」

「まじでじま? あらら、まいっちんぐね」

 

 オグリが首をかしげる。そらそうやろ。

 

「というかマルゼンと一緒やったんか」

「クロネが撒くなんて言うから無理でしょって言って貼る方針にしたのよ」

「サンキューな、たくアイツどこで油売ってんや」

「クロネったらナンパされちゃってたり、押しが強いと断れないタイプだしねぇ~」

 

 アイツが? まさか、んなわきゃないやろ。ないない。

 

「タマ、貧乏ゆすりがすごいぞ」

「寒いねん」

「そうか?」

「ナンパ、だと……?」

 

 ブライアンの奴が絶句しとる。ないない。ないけど……とりあえず迎えに行こか。

 

「ただいま~」

「クロネ。大丈夫か、お前はまだ乙女か」

「ふぇあっ!? なな、なんの話!?」

 

 帰ってきたクロネの前にたつブライアン。

 いつ動いたんやあいつ、怪物か。

 

「まぁまぁ……あ、ごめんねマルゼンスキー。私は明日やるよ、そっちは終わった?」

「冗談はよしこちゃんよ。私を誰だと思ってるのかしらぁ?」

「さすがスーパーカー」

 

 なんかマルゼンスキーと話す時、ウチらの時と違うな。

 クロネはぐぐっ、と背を伸ばす。

 ―――バチンッ、と音がした。

 

「あっ」

 

 バッと、猫背になって胸元を押さえる。

 

「またやったなぁ」

「久しぶりに見た。ナイスかくし芸! 年末は大忙しねっ♪」

「かくし芸大会なんてもうやってないでしょっ、てか芸じゃないしっ!」

 

 ―――水色か。

 

「水色か」

「ちょ、ブライアン言わないでよ!?」

 

 ―――ウチが、ブライアンと同じ発想、やと……!?

 

「胸が大きいなクロネは」

「オグリ!」

 

 相変わらずストレートな奴やな!

 

「うぅ、また縫わなきゃ……」

「相変わらずなやっちゃなぁ、運が悪いっちゅーか」

「昔から運悪いんだよねぇ」

 

 猫背のまま、パソコンが置いてある机の方に行って椅子に座ると、引きだしから当然みたいに裁縫セットを出した。

 てかシャツ、着たまま縫えるんか?

 

「うん、クロネはパソコンの前が似合うな」

「オグリちゃん、それ褒めてないからね?」

 

 まぁ猫背で陰鬱な雰囲気出してボサッとした黒髪……似合うな。

 

「そういやどこおったん?」

「えっと、シリウスちゃんと保健室」

 

 ―――は?

 

「シリウスゥ!?」

「大変だ、ブライアンが白目向いている」

「なんだか懐かしいわねぇこういうの~」

 

「えっ、えっ、なにごと!?」

 

 ―――クロネこいつ、ウチのトゥインクル・シリーズが終わるまで無事でいられるんやろか……。

 

 

 




あとがき

まさかの速攻更新、自分も驚いてる
感想とかここすきとかお気に入りとか沢山でテンション上がっちゃったもんで

シリウス回、こっからしばらくないから多少はね
メンバー集め、次回進展ありの模様

もうちょい安定したらもっと百合百合できる気がする、たぶん、きっと

それでは次回もお楽しみいただければー
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