ノンケウマ娘を狂わせるウマ娘(トレーナー)の日々 作:樽薫る
―――10月も末、暦の上では秋ということになる。
今日も今日とてトレセン学園はウマ娘たちが走っていた。
中等部のウマ娘たちがゲートを使って、本格的な模擬レースを行っているようで……私は移動ついでにそれを横目で見て、口元が思わず綻ぶことに気づく。
いけないいけないっ、不審者だと思われるっ。
「おや?」
でも、案外他にもそれを見ているトレーナーがいた。
今の内にスカウトする相手を探したりしてるんだろうとは思うけど……。
メイクデビューさえすれば、年齢云々は関係なくジュニア・クラシック・シニアとトゥインクルシリーズにその身を置くのだから、そういうものなのかもしれない。
もう本格化が始まっているウマ娘なら、早いデビューも必要だし……。
「クロネさん!」
「あ、葵ちゃん」
「おはようございます!」
「お、おはよう」
桐生院葵トレーナー、一応同期、にあたるらしいけど……相変わらずゴリゴリに眼ぇ合わせてきますね!?
そこそこ話す機会は多いけれど、やっぱ未だに陽のオーラにやられますというか……ゴルシぃ! 早く来てくれぇ!
「そういえばタマモクロスさん、かなり調子が良いそうですね!」
「え、あ、はい……GⅠとはいかないけど、そろそろGⅡ・GⅢの重賞を狙って行っても……」
葵ちゃんは私の話しに興奮気味に頷いてるけど、そんな面白い話でもないと思います。
「あ~、それか私と同じく遠征とかして
余計なこと言った気がする……。
「遠征してたんですねクロネさん!」
「あ~まぁその、はい……」
余計なこと言ってた! さて、どうするか……今すぐ話しを逸らしたい。
「クロネトレーナー」
「り、樫本先輩っ!」
理子ちゃんだ! 理子ちゃんが来たぞー! 頼りになるなぁ身体さえ動かさなきゃ。
「どうしました……ん、貴女は……」
「樫本トレーナー!」
「桐生院トレーナーですか」
トレーナー三人、何も起きないわけもなく……いやなにも起きないけど。
「えっとぉ~」
「クロネさん、樫本トレーナーとも知り合いなんですね!」
しかしまぁよくここまで穢れ無き笑顔で……ちょっとかわいいじゃないの!
でもまぁ知り合いってレベルでもないんだけど、ん? 樫本先輩ちょっと変な感じが……。
「知り合いという“安っぽい”関係ではありません……もっとこう、こう……」
樫本先輩が珍しく語彙死んでる。なんで?
「こう……クロネトレーナー」
「へ、なに?」
「頼みました」
「……と、友達で」
「そうなんですね!」
なぁにこれ! てか樫本先輩なんか不満そうな顔してないっすか!?
「クロネさんは凄いですねっ、樫本トレーナーと友人だなんて!」
「えっと、そのー……す、すごいかなぁ?」
よくわからないけど褒められてる!
あ、でも樫本先輩ってURAの幹部なわけだから、友達ってすごいのか……。
環境変わりすぎてわからないなぁ。
「私とクロネトレーナーは“昔からの仲”ですからね」
「へーということは現役時代から?」
「うん、私が走ってた頃から」
だから色々知ってるんだよね。ちょっと恥ずかしいけど……まぁその代わり理子ちゃ、樫本先輩のことも色々知って……。
「―――樫本トレーナーと桐生院トレーナー!」
聞きなれない声が聞こえた。
私以外の二人を呼ぶ声に、そちらを向いた瞬間―――樫本先輩が私の前に立つ。
猫背になってるっても私の方が身長高いんだけど、さすがに理子ちゃんの頭があるから誰が来たかまでは見えないんだけど……てかこれなに? ブロックされてる?
「え、理子ちゃんトレーナー? あ、じゃなくて樫本先輩?」
「どうしましたクロネ、問題ありません」
動揺してるのか普通に呼び捨てだし、その方が慣れてるけど……。
「てか理子ちゃんがそう言った時って問題あるときじゃ」
「ないです……!」
えー、てか理子ちゃんトレーナー、その名伏し難いブロックの構え怖いんですけど……後ろから接触したら怪我しそうで、もちろん理子ちゃんが。
てか葵ちゃんもめっちゃ引いてるけど良いの!?
「どうしたんですか樫本トレーナー!? その後ろにいるのは!?」
誰! 誰なの!?
「乙名史記者」
「シンボリルドルフさん!」
ルドルフ、なぜに?
てか理子ちゃんは、じゃなくて樫本先輩はいつまで私の前に……。
「やぁクロネ♪」
「シービーちゃん?」
なぜか、腕を掴まれた……というか組まれた。
有無を言わさずルドルフたちがいる方向から、反対方向へと“連行”されていく。
……なぜに?
「ちょ、なになになんですの!?」
「いいからいいから~」
よくないけど!?
そのままシービーちゃんに連れてかれて、私は最初の場所から少し離れた校舎裏で離された。
どゆことですかと、帽子をかぶったウマ娘ことシービーちゃんに視線をやるけれど、なにを応えるでもなく私を見上げている。
そうしていると、そっと手が伸びて―――ネクタイが引かれた。
「ぴぇっ!」
「……」
かかか、顔が近いんですが良い顔が!? 健康に悪い! 陰の者にはあまりにまぶしいっ!
「ん~」
「ちょ、ちょっと、シービーちゃん……?」
「おっと、ごめんごめん」
ぱっとネクタイが離されて、私は少し離れる。
「まぁ、マルゼンに借りを作れたしオッケーかな」
「へ、なにが?」
「なんでも……またね」
なにがなんだか、爽やかにウインク一つをして去っていくシービー。背を向けたまま軽くてを振るその姿は、やはりその“領域”に至った故の余裕なのか……。
私はどうだったかなぁ、いやでも私はなぁ。
にしても爽やか……てかなんでこんなとこに連れてこられて放置。
「まさかこのあとカツアゲでも!?」
授業をさぼる不良生徒からカツアゲされるんだぁ~……いや、シービーちゃんに限ってそれはないか。
「どうしよ、ていうかあれ誰なんだろ」
―――え、ほんとになんもない系?
◆◇◆◇◆◇
昼時、ウチは食堂でお弁当を食う。
教室でも良かったんやけども、オグリとクリークからの誘いもあったからこっちや……食堂で弁当ってのも珍しくないしな。
てことで、三人で丸テーブルを囲んどるわけやけど……。
「タマ、そのお弁当、おいしそうだ……」
「やらんで」
てかオグリ!
「ごっつようさん持ってきたんやから我慢しぃや!」
「……足りるだろうか」
「嘘、やろ……」
「オグリちゃんはいつもよく食べてよく寝て、えらいですねー」
なんか知らんけどえっへんと胸を張るオグリ……クロネを見慣れたウチには何の感情も……。
「変なとこで変なの思い出してもうた。アホな……ウチが、そんな……」
「どうしたタマ、楽しそうに」
「楽しそうちゃうわ!?」
「タマちゃん、どうしました?」
「いまウチの前でそのデカいチチぶら下げんとちゃうわ!」
アイツを思い出してまう。ウチは普通やのに! なんちゅーウマ娘や!
「ともかくや、これはウチにクロネが作った弁当や」
「あら、クロネさんが作ったんですねぇ~」
「ふむ、今度私も頼んでみるか」
「オグリの腹が膨れる量は作ってくれんでたぶん」
「……その量なら、おやつに」
おやつ!?
「中央のトレーナーの月給ならオグリの食生活を支えられるんやろか……」
昼食が食べ放題でよかったなオグリ……。
てか弁当もええなぁ、タキオンには週3で作ってるらしいけどウチも世話になりたいとこや。
そもそもアイツ、タキオンに甘いんちゃうか?
「タマちゃん、怖い顔してますよ?」
「へっ……なんでや?」
クリークに言われて顔を触るけど、そんな感じはせぇへん。
なんでウチが……怖い顔する理由ないやろ?
「私をお腹いっぱいにしてくれるのか、クロネなら……」
「誤解広がるからやめぇや!」
ただでさえ話題に事かかんしな。
ウチは弁当を食べながら、持ってきたバックからクロネに借りた大きめのタブレット端末を取り出してテーブルの上に出す。
こういう最新機器にも、こっち来てからだいぶ慣れたもんや。
「タマ……おかずを見て白米をおいしくしようと」
「知らん催眠術やな!?」
ホーム画面から、軽く操作をして目的のソレを開けば、出てくるのは画像でクロネが見といてと言ったもんやった。
まぁうちもそろそろ、その可能性があるってことやろか?
「あら~勝負服ですか?」
「せやねんけど……何個か候補あって、クロネがこれが良いって言うとってなぁ」
黒いセーラー服風な勝負服で、ちょっと大きめな感じが可愛い言うてたけどなぁ……なんや恥ずい。
「可愛いじゃないですかぁ~」
「ウチはもっとスポーティーな……いやそういうのもあったからそっちにする予定やけど」
白いズボンと青いジャケット、背中に稲妻。そういう感じのが着たいとこやな!
まぁ悪いってわけやないけどウチにはかわいいが過ぎるっちゅーか……なんやオグリがジッと見とる。
「私は、こういうのが良い」
「……意外やな」
「うん、こういうのにしよう。セーラー服、というのか」
「へぇ~似合いそうやなぁ」
「ですねぇ、それじゃあ頑張ってメイクデビューですね!」
オグリは珍しく顔をキラキラさせとった。
「かわいい……」
こういうの好きなんか、こいつ。
◆◇◆◇◆◇
放課後。
トレーナー室でタマちゃんのスケジュールをまとめた資料をファイルに綴じた。こういう、情報をまとめたりするのは昔から得意。
たぶんそれが理事長かたづなさんの眼に止まって、中央のトレーナー免許取るのもサポートしてもらって……ここに来ることになったわけだけど。
「ふぅ……」
タマちゃんはデビューしてるぶん綿密にしておかないと恐い。
それでもトレーニングや体作りの成果は出てるようで、そこらのオープンであれば負けないと思う。
「この破竹の勢いで中央の重賞、行けるかな……」
まったくもって、色々と被るからあまり心中穏やかではないけど……。
今日はこの後はプールでスタミナトレーニングの予定だ。
さすがに今日も一緒に遊ぶわけにもいかないので、ジャージに腕を通した。
「よっしやるぞー」
なんて思ってると、ドアをノックする音が聞こえた。
「あれ、どうぞー」
「たわっ、クロネトレーナー!」
「どわっ!?」
バンッと音を立てて扉が開かれるも、そこには……。
「エアグルーヴちゃん?」
「はぁっ、はぁっ……じゃ、ジャージ?」
「え、あ、はい」
ビックリして思わず身を縮めたけれど、そのまま頷く。肩で呼吸をしているエアグルーヴちゃんは周囲を確認。
ちゃんと静かに走った? 副会長が校則違反はマズイですよ!?
深く息を吐いて、エアグルーヴちゃんは私の方へ視線を向ける。
「今日は……」
「へ?」
「今日は、水着では、ないな!?」
もしかして、前に一緒に遊んでたの怒られてる!?
「は、はいもちろん!」
「くそぉ!」
バシッと壁を殴る音が響いた。
「ひぇっ!?」
「……くっ、確認をしたかったのだが、これではわからんっ」
「な、なにが?」
「色々だ。大体貴様が悪い!」
ビシッ、と人差し指を向けられる。もちろんその指先には私がいて、エアグルーヴちゃんの顔はなんか赤くて、たぶん私の顔はもれなく青い。
え、なにが!?
「す、すみません……」
「私は普通だ。ノーマルなんだ……」
なんかブツブツ言ってる。どうしよ……冷静さを取り戻せるといいのですが。
「確認が、今一度、確認が必要だ……」
「へ、なにが?」
「なんでもない……少し待て」
そろそろ行かないと怒られそうなんだけど……。
「ふぅ、よし行くぞ」
「へ、どこに?」
「……プールに決まっているだろうたわけ」
ハハハこやつめ、的な笑い方をしながらなぜか先行していくエアグルーヴちゃん。私は書類数枚を挟んだバインダーを片手に、トレーナー室を閉める。
なんだかなぁ、エアグルーヴちゃんってこんな感じだっけ?
プールについたぞ!
「霧が出てきたな」
エアグルーヴちゃん、室内プールに霧なんてあるわけないじゃない。
「えっと、あ、いたいた……タマちゃーん」
「んぁ、おーようやっと来たか」
水着のタマちゃん、ブルボン、ライス、ブライアン、それからタキオンがいるのでエアグルーヴちゃんとそちらへと歩いていく。
いやほんと自然と馴染んでるなぁタキオン。大人しくチームに入ればいいのにー。
「なんでエアグルーヴくんまで?」
「それがなぜか」
「このたわけが! また遊び惚けないか心配でな!」
「え~」
そういうこと? いやまぁそういうことかもしれない……。
「……だそうです」
「……」
「え、ブライアンなにその真面目そうな顔」
珍しい。いやいつも見た目は真面目でイケメンだから困る。
「……まさか、いやまさか……確実ではない? いやまさか」
「ブライアン~考え事してると怪我するから気を付けてよ?」
「フッ、嫁の言うことだ。肝に銘じよう」
「誰が嫁だよ」
妙な冗談に適当に返しておく。私としては早く誰かしらもらってほしいとこだけど……。
そうです私がアラサーです! 無だ。無の感情だ。今はこの娘たちを導くことに集中しろ。結婚はそのあとだ……なんとだってなるはずだ! やってみせろよマフティー! 順番逆だこれ!
ということで、準備体操をしているタマちゃんに近づく。
「んー御飯の量、大丈夫だった?」
「心配しすぎやろ、あんぐらい食べれるわ」
「そかそか、あんま無理して食べてもねー」
「そういや勝負服、やっぱあっちの青いのにするわ」
ストレッチを終えて、タマちゃんが私の方を見る。
「え~セーラー服かわいいのに~」
「ええねん、どうせ機能性は変わらんのやったらどっちでもええやろ」
「まぁそうだけど」
勝負服はやっぱり走るウマ娘がテンション上がるようなのが良いし……私は一度も腕を通さず終わっちゃったから、やっぱそういう方が良いんだと思う。
「見ときぃ、あの勝負服で走るウチをな!」
「……うんっ」
なんだか、かっこいいなぁ。
「ははっ、惚れたか?」
「タマちゃんのくせに……」
「くせにってなんや!?」
バインダーに挟んだ書類を確認する。
書類は五枚、タマちゃん、ブライアン、ライス、ブルボン、タキオンの五人分……。
「待った、なんで私タキオンの分まで持ってるんだろ、捨てちゃおうかな」
「トレーナーくん酷いじゃないかー」
「嘘だけど」
チーム入ればいいのに。
「え~ひどいよ~」
「あはは、冗談だって~くっつかないでよ~」
めっちゃ高校生っぽくてなんかよくないこれ!? ってこら胸を揉むなっ!
言おうとしたら、なんかブルボンとライスに両腕掴まれて離れさせられてる。
「タキオンさん禁則事項です」
「お、お姉さまのお、お……だ、ダメですっ」
「えー!」
いやなんで不満そうなのさ。
「毎日私に御飯つくってくれよ~」
「な゛っ!? ここにきてプロポーズ!?」
いやそういう意味じゃないでしょエアグルーヴちゃん、てか毎日は無理。私にそんな甲斐性はないですしおすし……てかプロポーズって私の中でタイムリーなこと言うなぁ。
「クロネが結婚……フッ!」
なに笑ろとんねん! くっそぉ、バカにしやがってぇ!
―――今度、左手薬指に指輪つけて来たろうかな!?
「……帰ったらクロネが待つ生活、悪くないな」
「ブライアン色ボケてんちゃうぞ、てか全員や!」
「私は違うだろう」
「エアグルーヴ! 自分にも言うてんねんぞ!?」
「まだ違う!」
私の潜在能力は御飯ぐらいあるぞぉ!
「練習すんで!」
「はい、タマモさん!」
「オペレーション、開始します」
「ブライアンとタキオンもね」
問題児二人だから!
「ん、当然だろう」
「仕方ないなぁ」
いつの間にかストレッチも終わらせていて、二人も三人と共にプールへと入る。
ふふふ、3レーンも借りてるから全員同時にだってその気になれば……!
しかしまぁ、外は肌寒い季節になってきたからか、暖房効いてるなぁ。ジャージの前、開けとくか……。
「たわっ」
「え?」
「なんでもない……どうぞ続けろ」
なにが? と思いながら私はファスナーを下ろしてジャージの前を開く。
「さて、みんな、今日のトレーニングは」
プールに浸かっている五人の方に視線を向けてプールサイドに膝をついてしゃがむ。
バインダーとボールペンを持って、書類をめくる。
とりあえずスタミナトレーニングなわけだけど……。
「足攣ったりしないようにねー」
「まぁ三人泳いで二人で見てってな感じになるやろし、大丈夫やろ」
「うん、お願いね……それで私は―――」
―――嫌な予感。
「オラオラオラァ! ゴルシ様があの日カジキマグロから教わった孤高なる鮫の流儀見せてやるぜェ!」
「なにやっとんねんゴルシぃ!?」
「水の星に愛をこめがちぃ!」
こっち来てるし! てかぶつかっ―――。
「ちょっ、ゴルっ」
「あ、クロネ……わりぃゴルシ」
謝って済んだらうまぴょい警察いらねぇんだよぉ!
放り投げたバインダーとペンを、エアグルーヴちゃんがキャッチ。
私はそのままプールへと―――。
「みゃあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」
「うわっっぷ! お、お姉さま!?」
「クロネがタマモみたいな声出して落ちたぞ!」
「おいこらブライアンどういう意味や!」
深くて良かった!
「ぶわっ!」
「おー出てきた」
「だ、誰か助けようって気はないんっすか!?」
プールサイドに這い出ようと縁に手をかけて、そのままエアグルーヴちゃんの方へと這い出る。
くそっ、ビッショビショ!
「た、たわっ……たわっ」
「はぁっ、はぁっ」
プールサイドに座って、エアグルーヴちゃんの方を向く。なぜだか顔が真っ赤で……ゴルシちゃんも走るのをやめて近づいてくる。
視線をエアグルーヴちゃんの方に戻すけども、口を押えて後ろに下がった。
「た、たわっ……たわ」
たわけされるなこれ。
「たわ、たわっ……げ、月曜からたわわっ!」
「どゆこと!?」
倒れたエアグルーヴちゃん。なんか知らないけどゴルシちゃんが『あちゃ~』と肩を竦めやがります……なにか知らんがゴルシちゃんのせいでしょ!?
てか介抱しなきゃじゃない?
「あ~大丈夫だから放っとけって、アタシがそこらに置いとけば勝手に蘇るから」
「アンデッド……」
はぁ~びしょ濡れだよぉ、こんなことなら大人しく水着になっとけばよかったなぁ。
後ろで五人は楽しそうに話してるし……振り返ってタマちゃんたちの方を向く。
「しょんぼり耳でびしょ濡れクロネ……エロかわだな」
「ブライアン、保健室行ってくるか?」
「クロネとか!?」
「ちゃうわ!」
え~い、いつもいつもフルタイムトレーニングができないねぇ!?
「ほら、トレーニングするよ!」
「お、おねっ、おねぇさまっ……み、みずっ」
「水? ああ、ビショビショに」
「重大な問題が発生」
「水色だね」
「そうそう水色、水色……そりゃそうだ!?」
透けるよねそりゃ!? 他の子たちにも見られちゃってるもしかして!?
「素人どもめ、胸ばかり見て……ジャージが張り付いた尻も良い」
「鼻血ふけや」
―――またこういうオチぃ!
あとがき
シンデレラグレイ無料期間中だからみんな見てね!
毎度つめこみすぎな気もする
理子ちゃんたち、タマモ勝負服、エアグルーヴ、プール
まぁさもなきゃ文字数がゴリゴリ削られてしまうので致し方なし
そしてクロネ、指輪つけてくるってよ!
そんなことになったら大変なことになる。色々と……
なにはともあれ次回もお楽しみいただければー