ガンダムブレイカーネクスト   作:クレナイハルハ

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ボクは、ただガンダムが大好きな学生だ。

 

あのような世界の巨大ロボットに浪漫を感じ、物語に泣かされ、ガンプラの技術の向上とアニメの設定に驚き、感嘆の声を漏らす。

 

叔父からおすすめされたガンダムのゲーム、プレイステーション2のファーストガンダムのゲーム、これがボクとガンダムの出会いだ。

 

初めてボクが見たガンダムは、ファーストガンダムなのだろう。そして、初めて見たアニメは叔父の手元にあったガンダムSEEDシリーズ。

 

自分で興味を持って、初めて見たのはAGEとユニコーンを途中まで。他はレンタルで借りた様々なガンダムの一話だけ。でもビルドファイターズは凄くハマってトライやGMの逆襲、アイランドウォーズを何度も見返した。

 

ガンプラの自由な発想や、様々なシーンのオマージュ、様々なガンダムのキャラクターの幸せな様子。年配組による胸熱な戦い、見るたびに心が踊っていた。

 

他にもガンダムトライエイジで遊ぶときは必ずビルドファイターズの主人公機体であるスタービルドストライクガンダムと、SEEDのストライクフリーダムガンダムを使っていた。

 

そんなボクが初めて作ったガンプラ、今でも覚えている。ガンプラ30周年を記念して作られたアニメ『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』の主人公機体、ビギニングガンダムだ。アニメに影響されたボクは即座に近くのリサイクルショップや模型店を探してビギニングを手にした。

 

叔父から教わりながら慣れないニッパーを使い、ヤスリを掛けシールを貼ったガンプラ作りは今となっては大切な思い出の一つだ。成長してもガンプラの作り、アニメを見る。ボクはそんな日々を過ごしていた。

 

そんなある日だ、叔父が亡くなった。これを聞いたボクは作っていたガンプラを思わず地面へと落とした。

 

ボクは良く叔父に懐いていたから、凄く悲しかった。共にガンプラを作り、共にガンダムのアニメを見たのは覚えている。

 

そんな事があってから、ボクはよく叔父の墓へと向かう事が多くなった。理由としては、今やっているガンダムのアニメやガンプラ、ゲームについて天国にいる叔父に教えてあげる為だ。

 

そんな事をしていき、軈てボクは大人になり、そうして叔父の墓に来るのも久しぶりだ。

 

今日来たのは、久しぶりに叔父にガンダムのゲームの事を教える為だ。

 

墓の前にしゃがみ込んで手を合わせる。

 

ガンダムブレイカーと言うゲームの存在、自分のオリジナルの機体を作り、戦わせるゲーム。最初こそ物語は無く、純粋に機体のパーツを集める、ボスを倒すと行った内容だ。自分だけのオリジナル、それだけで胸が踊った。

 

そして次に出たガンダムブレイカー2、ガンダムブレイカーと同じようにオリジナルガンダムを作ることが可能な上に、とても面白いストーリーで感動的だった。ガンダムの世界に迷い込んだ主人公は、ガンダムにのりその場から脱出しようとするところから物語は始まった。最初のボスとも言えるディビニダドとの戦いは、とても熱く、そして悲しかった。仲間との死別、仲間の残してくれた逆転の一手、見ていることしか出来ていない物の悔しさの叫び。それを糧に成長して再開し、再び強大な敵へ挑み、勝利し最後にはプレイヤーである主人公はその世界から姿を消すと行った最後は切ない、でもこれで良かったのだと思わせてくれた。

 

続けてガンダムブレイカー3、1や2と同じようなゲームだが様々なパーツをガンプラに装着させられる事から、更に自由さが生まれた作品。そしてゲームの物語としても、物凄く素晴らしいものだった。商店街の復興のため、ヒロインと共にガンプラバトルをしていくと言う物語は、とても心を踊らせてくれた。

 

主人公の持つ覚醒と言う力、AIロボットとの戦闘。チャンピオンを倒した上に存在する強者、チームがそれぞれで強くなり再開し、宇宙で世界大会へと挑む。自分の機体をコピーしたラスボスとの戦いは、凄く胸が熱くなった。そして、そんなゲームの追加コンテンツのストーリーも素晴らしいの一言だった。様々な追加ガンプラ、新たな敵。人を守るため嘘をついたAIロボット、そして未来への可能性を示してくれたエンディング、見ていて涙が出てくるものだった。

 

ゲーム機では最後となるNewガンダムブレイカー、物語としては前作までの世界とはいかず学園内のみで展開される。とは言え、様々なヒロインや追加された機体、物語は殆どが同じ事の繰り返しような物だが、これはこれで楽しかった。

 

そして、今ではそんなガンダムブレイカーシリーズの新作ゲームがスマホで出来るようになり。更には近年、ガンプラバトルが空想だけの物では無くなってきている。

 

本当に、凄い。

 

閉じていた目蓋を開いて立ち上がる、時計を見ると十分程の時が過ぎていた。

 

「また、来るよ。」

 

そう言って家への帰路を歩き、そして俺は車に引かれて死んだ。

 

そうして、ボクの人生は幕を閉じた。

 

……筈だったんだけどなぁ。

 

今までと同じような感覚、そして瞳を開くと腰に両手を置いて俺へと怒っているような様子の少女がいた。

 

「ねぇハルくんってば!!聞いてるの?」

 

「あ、うん。聞いてる聞いてる、えっとなんの話だっけユイ?」

 

目の前にいる少女はNewガンダムブレイカーのヒロインの一人、ミカグラ・ユイ。小学校の途中まで一緒のクラスで仲の良かった少女で、昔一緒にガンプラを作ったり、バトルをしていたのは良い思い出だ。

 

ここまで書いていて分かると思うけど、ボクはまた転生したらしい。一応、神様に会った訳ではないのだけど、ボクが転生するのは、今回が初めてじゃない。そればそうだ、ボクは今回をあわせて3度も転生?をしている。

 

なんか、改めて見ると凄いことしてるなボク。

 

どうやら今度はNewガンダムブレイカーに似たような世界に転生したらしい。ボクが転入したこの学園も、この町の名前も前世では聞いたことの無いものだった。

 

「もう!最近、ガンダムXを見直したんだけどね、やっぱりサテライトキャノンは二つより一つの方が浪漫だよねって思って」

 

「威力を考えるなら二つだけど、浪漫なら一つの方が良いかな」

 

そう言いながら、ボクは道を歩きながら向こうに見える私立ガンブレ学園を見ながら、ふとこれまでの事を思い出した。

 

目が覚めたのは人気の無い倉庫、そして倉庫の奥に会ったバックパックの何もないストライクガンダム。突如として、そとから聞こえる爆発音。一か八かでボクはストライク乗った。

 

『誰だ?まだ機体が残ってたのか』

 

『あなた逃げ遅れ?敵では無いのよね?』

 

倉庫らしき場所を出た、そんな先で見たのは荒れた街。ビームが飛び交う中此方へと来るガンダムエクシアとウイングガンダム。そしてそんな彼らと戦い、新たな仲間を加えて向かえた最初のボス。

 

戦いの中で知らされたカレビィさんの死、出会った二人の戦死はボクを成長させてくれた。そして戦い、打ち勝ったと思った後にボス機体の自爆を喰らい、ボクやショウマ、レーアは機体が動かなくなった。

 

片腕が破壊され、動けない中で地球へと降りていく敵の乗る巨大なモビルアーマー、機体の手を伸ばすが届かない。

 

目の前が真っ暗に成っていく、そんな時。声が聞こえたんだ。

 

『それでも、私は信じてる』

 

『手ならあるさ』

 

『最後まで諦めるなよ』

 

機体のメインカメラが捉えたのは、戦死したカレビィの乗っていたウインゼロの腕と握られたままのバスターライフル。無理やり機体を動かし、動かない機体の下半身を切り捨て、飛び上がる。

 

そしてその腕を無くなっていた方の片腕へと繋げ、背後の爆発音と共にエールストライカーが機体から離れていく。でも、その場に漂うことが出来ているのは、奇跡としか言えないだろう。そして繋がり動いた腕で地球へと降りていく敵へとライフルの照準を向ける。

 

でも、急に合わせた機体だからか機体が震えて射程が安定しない。絶望と無力感が支配するなか、突如として何かを感じた。機体のメインカメラで後ろを見れば、そこには戦死した筈の二人がボクの機体の両肩を支えてくれていた。突如として安定した射撃で敵を撃ち抜いた。

 

その数年後、また目の前で戦友を失い仲間と合流した。成長した仲間との出会い、新たな戦場へと向かった。新たな仲間を加えて戦うなか、突如として失踪した仲間。ボクは機体の性能も考慮し最後の戦いに赴く際に、彼女の乗っていたクアンタに乗ることにした。

 

『なぁ、ダブルオー。お前の主人を助け出す為に、ボクに力を貸してくれ!』

 

今まで起こってきた覚醒と名付けた現象が起こり、機体は更に光り輝く。

 

『今だ!』

 

『行け!』

 

そうして向かえた最後の戦い、覚醒し仲間の作ってくれた隙、デビルガンダムへと特攻し生体コアとなっていた仲間を救いだし最後にトランザムライザーソードで、ボクは敵に止めを差した。

 

そして戦い終えたボクの機体は、システムが止まり助け出した彼女の姉と思われる女性と話して、ボクの意識は途絶えた。

 

『やー!お疲れ。キミ結構やるねぇ!私はミサ』

 

次の瞬間、目の前にはそう言って笑う少女が立っていた。ボクの片手には、何故か先ほどまで乗っていたはずのダブルオークアンタのプラモデルを持って。

 

そうして始まったのは、ミサと共に彼女の地元である街の商店街を盛り上げる為にガンプラバトルを行うという物だ。

 

先ほどまで行っていた戦争とは違い、ゲームとなった戦いに挑んでいった。仲間と共に勝ち進む中、SDのナイトガンダムの形状をしたAIロボットを仲間に加え、更に戦っていった。

 

そんな戦いの中、チャンピオンと戦い。勝利した物の、更なる強者の存在により苦しめられた。自信の喪失と共に、世界が広いのだと知った。そして仲間と別れ、強くなり再開しその世界で開発された宇宙エレベーターでの世界大会へと挑んだ。宇宙エレベーターを襲うコンピューターウイルスを排除するため、勝負を挑んだ。

 

『ありえない、私が最強のガンプラだ!』

 

『行けるぞ、主殿!』

 

『終わらせろ!』

 

仲間が敵の武装を破壊し生まれた隙、それは前世での最終戦を思い出させた。これはゲームであり、命のかかった最後の戦い。

 

『行こう』

 

『あぁ』

 

最後の敵を倒すために、沢山の仲間と共に戦い、最後は彼女の機体と共に覚醒しライザーソードを振るい勝利した。

 

その後、色々な事が会った。イベント大会への参加し手にしたりとしながら、新たな機体ビキニング30やスクランブルガンダムに乗り換えたりと、そうしながら再び宇宙エレベーターで最後の戦いを終えた。サポートAI、ロボ太と名付けられた彼は、自身と引き換えに未来を守った。そして三十年後、そんな彼を迎えに行き、帰ってきたのを向かえボクの意識は途絶えた。

 

そうして今、ボクはこの学園へと転入してきたと考えると、本当に長い時間をガンダムと共に歩んでいると感じ苦笑した。

 

「本当に、あと何度繰り返すのかな」

 

ガンダムブレイカーシリーズの主人公に転生する、まさかこんな事を経験できるなんて考えたこと無かった。まさか、全てをクリアした後はMGのガンプラで同じストーリーを歩むなんて無いと思いたいな。

 

そう思いながらふと、今世の相棒を取り出して宙へと翳す。太陽光を反射して輝く赤いボディ、大きな楯とライフルを持ちファーストガンダムと同じようなバックパックで4本角のガンダム。

 

それは、極限を名に持ち進化し続ける機体であり理論上にのみ存在する極限のガンダム。

 

「よろしくな、エクストリーム」

 

エクストリームガンダムtypeーレオス。

 

機動戦士ガンダムVSシリーズ10周年を記念し製作さへた記念作品『ガンダムEXA』の主人公の乗る機体である。この漫画はエクストリームバーサスフルブーストと連動した物語であり様々なガンダムのキャラが登場することで凄く面白い。

 

そしてこの機体は極限を名に持つ程の力を秘めており近接格闘のゼノン、遠距離射撃のエクリプス、オールレンジ戦闘のアイオスと様々な形態(フェース)へと極限進化する。そしてこれらを全て備えたEXA、新たな姿であるエクストリームガンダムtypeーレオスIIも存在する。

 

これは俺が今世で見つけた、ガンダムイベントの最後の一つ。ガンプラを見ていた俺へと落ちてきて頭にぶつかり、何だろうと手に取ったのが始まりだ。

 

今までのガンプラバトルや、搭乗したガンダムの機体たちは家にある棚に飾られている。ストライク、ダブルオークアンタ、スクランブル、ビギニング。

 

全て、俺を支えてくれていた機体達。

 

エクストリームガンダムを持った手を胸に当てる、本当に沢山の出会いと別れがあったなこんなに濃い人生なんて中々ない。

 

「ハルくん?どうしたの?」

 

「いや、何でもないよ」

 

そう言って苦笑しながら腰のベルトに着けているガンプラのケースへとエクストリームをしまう。

 

「早く行かないと遅刻だよ!じゃ、またね!」

 

そう言って手を振りながら校舎へと走っていく彼女に手を振りながら見送る。

 

「さて、ボクも行くか。『恋もパーツも奪い合い』、そんなこの世界で、一体どんな出会いが待ってるのか」

 

脳内に浮かんだ本作のパッケージに映っていた言葉を呟きながら、新たな出会いと友人が出来る事を願いつつ、ボクは校舎へと向かっていく。

 

ここから、また始まる。

 

ボクのガンダムブレイカーが。

 

「さて、まずは職員室を探さないと………さっきユイちゃんに聞けば良かったな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか、ここで貴方と会えるなんて」

 

校舎から見える学園の入り口、空を見上げる彼を見ながらそう呟いた金髪をサイドポニーテールにし右肩にかけている少女。

 

「よう、()()()どうしたんだ、外を眺めて」

 

そんな少女へと声をかけたのは茶髪の少年、少年は持っていた鞄を机におきながら外を眺める少女と同じように窓から外を眺める。

 

「おはよう、ショウマ。見て」

 

「なんだよ、確かに天気は良いけどよ」

 

「違うわよ、空じゃなくてあそこ」

 

そう言って少女の指差した方向には一人の少年の姿があった。彼は少年達にとっては特に縁のあった人物であった。

 

「……そっか、アイツもこの世界に。みんなもきっと喜ぶぜ」

 

そう言って己の掌に拳を叩きつける少年と微笑む少女。

 

「えぇ、姉さんにも教えないと」

 

少女にとって、彼は特別な存在だった。フロンティアⅣに襲撃を受けた際にモビルスーツを通して逃げ遅れた彼と出会った。そしてそんな彼と共にフロンティアⅣのアークエンジェルを取り戻すため戦い、この頃はまだ敵であったエイナルに殺される寸前、彼に助けられた。

 

その頃から、心に何処か不思議な事が起こるようになった。他の女性と仲良くしているのを見れば心が締め付けられ、共にいれば胸が高鳴り心臓は通常より早く鼓動する。

 

それの感情が何なのか理解できたのはお父様の駆るデビルガンダムから助け出されたときだ。

 

これは恋だと、私は彼の事が好きなのだと。

 

まるでお伽噺のお姫さまのように、彼にに助けられるのは、まるで運命のように感じた。

 

でも戦いのあと、彼は消えた。まるでその場に居なかったかのように。突然、モビルスーツまでから何も残さず消えた。

 

みんな、彼を探し回った。色々なコロニー、地球の国や様々な艦の部屋を。でも、何処にも彼は居なかった。

 

私は悲しかった、何を彼に言うことなく終わってしまった事を。私はその後、普通に過ごしおばあさんになり寿命を向かえ死んだ。筈だった、目が覚めれば死んだ筈の姉がいた。

 

私たちの乗っていたモビルスーツがアニメであり、空想の存在である世界に生まれ変わった。

 

父さんも母さんも、姉さんやルスランも生きていて前世と呼ぶべきであろう記憶を持っていた。だからか、今世では前世ではありえないような生活をしてきた。そんな中、日本へと引っ越し小学校へと編入した際、私はショウマと再会しそのままこの学園まで過ごしてきた。

 

今までの日々、ずっと貴方の事を忘れたことはなかった。

 

いつも貴方の事を考えてた。

 

いつも………イツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモ。

 

アァ、ハヤク……アイタイナ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇロボ太にカドマツ!さっき送った画像で学園の入り口に居たのって!」

 

別教室にて、茶髪の少女は手に持った携帯へと楽しそうに話しかけていた。携帯の画面には白衣を来た男性とSDのナイトガンダムが映っている。

 

『あぁ、間違いない!主殿だ』

 

『アイツもこっちの世界にいたみたいだな』

 

パソコンから聞こえるナイトガンダム、ロボ太からの嬉しそうな声。そして画面に移るのは口角を上げてペットボトルの水を飲むカドマツの姿。

 

「うん、きっとウィルやお父さんも喜ぶよ!」

 

彩渡商店街を盛り上げる為にガンプラチームを作った。でも前のメンバーが抜けて、私だけになった。でも私は諦められなくて、イラトお婆ちゃんのゲームセンターに通い、ガンプラバトルをする日々を過ごしていた。

 

そんな時だ、君に出会ったのは。まるでプロチームの人みたいな機体捌きでタイガーを圧倒していた彼と、彼の駆るダブルオークアンタは今でも覚えている。

 

まるで、本当に刹那・F・セイエイが乗っているみたいだった。そんな君を強引にチームに入れようとして、君も頷いてチームに入ってくれた。

 

タウンカップを勝って、その後の大会でチャンピオンと戦った時の事は凄く覚えてる。本当に悔しかったし、何より悲しかった。

 

日本最強のチームなのに、君と一緒に戦うどころか足を引っ張ってしまうようになった。私とロボ太もそれが悔しくて、世界大会の時は凄く嬉しかった。

 

君と一緒に、同じ場所に立って戦えていたから。

 

君は覚えてるかな、宇宙エレベーターの事件で実物大のガンダムに乗ったときに君に言おうとした言葉のこと。あの時はカドマツに邪魔されて、結局私は君に思いを告げることは出来なかった。

 

でもその後に色々なイベントに参加していくうちに安心してたんだ。君は私とずっと一緒にいてくれるって。そして三十年前に宇宙を彷徨うことになったロボ太を助けて地球に戻ってきたとき、君はまるで最初から居なかったかのように消えた。

 

ウィルもカドマツも、ロボ太もみんな君のことを探した。ウィルは会社や報道を通じて、カドマツとロボ太、ミチヅキはネットで、私はツキミや他のみんなに知らせたり。

 

凄くニュースになったんだ、私たち世界大会を優勝したチームで、宇宙エレベーターを二回も守ったから。彩渡商店街の人だけじゃなくてみんな、君のことを心配していた。

 

そして結局君は見つからなくて、その時に私は凄く悲しかったんだ。何度もあの時にこの思いを告白していれば、君を離さなければって。

 

そのまま私は誰とも結婚せずに天寿を全うして死んだ………筈だったんだけど。この世界に新しく生まれ、前世とおんなじ姿になった私は、この世界で前世のみんなと再会した。みんなが私と同じように前世を覚えていて、凄くビックリしたんだ。

 

お父さんや他のみんなにも、それに何故かロボ太も私たちと過ごした記憶を持って生まれた。ロボットにも前世とか、魂ってあるのかな?

 

カドマツは『何だよこれ、こんなの奇跡としか言い様がねぇよ……』って言ってたし。でも君だけは見つからなくて、みんな悲しんだ。そうして私はこの世界で生きて、この学園へと入学した。

 

そして、今。私は一方的だけど君を見つけた。

 

今度こそ私は君にこの思いを告白して、今度こそ一緒にいよ?

 

みんなでずーっと一緒にいよ?

 

私はもう、君のことを絶対二ハナサナイ。

 

アァ、ハヤクアエナイカナ?

 

 

 

 

 

 





一人の少年がとある学園へと転入したその日、運命が大きく動き出す……どころか暴れだす!?
恋もパーツも、君の事も奪い合い!
果たして少年は、生き残ることが出来るか……。

次回、ガンダムブレイカーネクスト。出会い








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