ガンダムブレイカーネクスト   作:クレナイハルハ

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出会い

ハルside

 

 

「はじめまして。私は貴方の担任の先生になるアイダ シエよ。」

 

「ハヤマ ハルです。これからよろしくお願いします」

 

そう話しながら、ショートカットで翡翠色の髪の先生と共に学園の廊下を歩く。

 

「元気でよろしい。知ってると思うけどこの学園は世界でも有数のガンプラバトルに特化した学園なの。ありとあらゆるガンプラに関する事について学べるのよ、塗装とか改造とか。」

 

ここでなら、レオスIIを作ったり出来そうだな。というか僕のエクストリームは()()()()なんだよね、だから追加武装とか作らなくて済む。だから前の大会で優勝出来たんだけど。ずるいとかめっちゃ言われたけど。

 

ずるいかも知れないけど………あれはあれで凄く恥ずかしいんだよ。

 

「残念かも知れないけど、いつでもバトル出来るって訳じゃ無いの」

 

まぁ、原作知ってるからそこまで残念じゃなかった。正直、ガンプラバトルをたまにやって平和に過ごせたらボクは満足だし。

 

「そ、そうなんですね。」

 

「?思ったより残念と思ってないのね、確か君ガンプラバトルの大会で優勝した事があるのよね?」

 

まぁ実際に乗った事があるし、ロケットを作ってる学校とかと戦って買ったことがあるとか、チャンピオンとか世界大会とか優勝した事あるし、とは言えないよなぁ……前世の話だし。

 

「ぐ、偶然ですよ。」

 

「そう、謙虚なのね。私が呼んだら入ってきてね」

 

そう言って教室へと入っていく先生を見送り、のドアの前立って先生の声を待つ。それにしても、転入なんて今までの人生じゃあ初だ。少し緊張してる。

 

早く鼓動する心臓、胸に手を当てて深呼吸する。

 

大丈夫、最初からクラスと仲良くなれるとか考えなくて良い。名良くなれるよう諦めずに努力すれば良い、もしもの時は手があるしね。前世の話を僕の考えたガンダム小説として話せば少しは話のネタになる。

 

先生の声が聞こえ、両手で頬をパシンと叩き気合いを入れた。早速教室へと入ると、この世界でのガンプラバトルを行うための機材が六つ並んでおり、中央の天井にあるモニターは観戦用らしい。

 

「皆さんお待ちかねの転校生くんですよ、それじゃあ自己紹介」

 

そう促され、沢山の生徒が注目してくる中で微笑むよう意識しながらボクは口を開いた。

 

「ハヤマ ハルです。好きなガンダムシリーズはビルド系とSEED。これから仲良くしてくれると嬉しいです」

 

これで、悪い印象は取られないはずだ。

 

「皆やん仲良くして下さいね、ついでに。彼はガンプラバトルの大会に優勝した事があるそうですよ」

 

先生の情報にクラスのみんながとなりの人と話だす。アハハ、注目されるのってやっぱりなれないな。思い出すのは地球に落ちて、ジェスタの部隊に拾ってもらった時の事を思い出すな。

 

あの時、彼らを守ることが出来なかった。英雄だなんて言われて、僕と戦えたことを嬉しがっていた彼らは、目のまえで……。

 

おっと、こんな事は考えちゃダメだ。とにかく今は目の前の事に集中しないと。

 

「ミッションでその実力を見せてもらいます!」

 

見る限り、原作通りにボクはガンプラバトルをする事になったみたいだ。それにしてもガンプラバトルをすることが出来るだけでここまで盛り上がるのは凄いなぁ。

 

「ハル君のパートナーは………そうねぇ、じゃあコウ──」

 

「はいはーい!!私やります!」

 

「私がやります」

 

その時だった、聞き覚えのある声が聞こえた。

 

「え、えっとハイゼンベルグさんにサツキノさんも?」

 

サツキノ?ハイゼンベルグ?聞いたことのある単語に思わず顔を傾げ、聞こえてきた方へと視線を向けると、制服を着たガンダムブレイカー2の主人公であるレーア・ハイゼンベルグとサツキノ ミサが立っていた。

 

な、なんで彼女達がここに……もしかして僕の知らない所でダウンロードコンテンツでも出たのか?いや、流石にそんな訳ない……はずだ。でも会えないと思っていたから少し嬉しいな。

 

「うーん、最初は委員長のコウラさんに頼もうと思ってたんだけど。まず彼とコウラさんでシュミレーターをして貰って、その次に一緒にやれば良いんじゃないかな?」

 

「は、はーい……ッ!」

 

「わかりました………ッ!」

 

「わかりました……(ハイゼンベルグさんとサツキノさん凄く睨んでる……私、彼女達の怒りを買うような事をしましたか?)」

 

先生の言ってた女の子が近付いてくる、綺麗な黒髪にクールな見た目だ。

 

「委員長のコウラ・イオリです。よろしく」

 

「は、はい」

 

「二人とも準備はいい?」

 

「私はいつでも」

 

そう言って彼女は自身のガンプラを取り出す。え、もう取り出さないといけないの?

 

「えっと、ボクも大丈夫です。ガンプラも」

 

そう言って機体をケースから取り出す。シールドとヴァリアブル・ガンを装備した状態のエクストリームガンダムを。

 

「その機体は………」

 

すると突如としてコウラさんがボクの持つエクストリームへと顔を寄せて来る。思わず腕を引きそうになったけど、機体を見たいだけなら別にいいか?

 

「えっと?」

 

どこかエクストリームを見つめる彼女の目が輝いているように感じるのは気のせいだろうか?

 

「確か記憶にあるエクストリームガンダムは青い機体だったはずですが………」

 

「それは違う人が乗る奴だから、ボクのはtypeレオス、赤の方が良いんだ。」

 

「それじゃ、それぞれガンプラバトルシュミレータに入ってちょうだい。ミッションスタートよ!」

 

「は、はい!」

 

「わかりました。」

 

そう言われ、俺とコウラさんがシュミレーターへと向かう。

 

「あいつ委員長と一緒とか羨ましいなぁ」

 

「おい!あんた知らないのか?委員長はバトルになると……」

 

「そこが良いんじゃないか!」

 

「えぇ……」

 

なんか、入ってるときに凄く不穏な会話が聞こえた気がする。この子って確かどんな感じのこだったっけ?

 

「なぁ!あのエクストリームガンダムって前の動画で見た奴か!?」

 

「間違いない、とは言えないが……それもバトルで見れば分かるか」

 

「ねぇ!ねぇ!二人だけで会話しないでよ!どう言うこと!?」

 

「前に見せただろ!あの大会の決勝の凄い試合!」

 

「えぇ!?もしかしてあの人!?」

 

そう首をかしげながら戦場の絆のような機械に入りエクストリームガンダムをセットして設置されている座席に座る。ここまではミサの一緒にやっていた時と変わらないな。

 

システムが立ち上がり、目の前にガンダムの出撃するカタパルトが現れる。両手でそれぞれの操縦桿を握り、深呼吸する。

 

理論上にのみ存在する極限のガンダム、こいつとならきっと今までよりもっとうまくやれる。前大会もそうだった、こいつは俺の思いを形にしてくれる最高の機体だ、だから頼むぜ相棒。

 

「エクストリームガンダム。ハル、行きます!」

 

その声と共に足のペダルを踏み、フィールドへと出撃した。ワープゲートのような物を通りガンプラバトルのフィールド、近未来を感じる部屋。そんな部屋の机に着地する。コウラのガンダムも同じように横に着地し、次の瞬間に前世と同じように沢山のガンダムやザクといったエネミーが出現する。

 

よし、まずはヴァリアブル・ガンで牽制を─。

 

「フフフ、アハ!かかって来なさい!!戦い方を教えてあげるッ!」

 

そう言って即座に敵へと向かっていくコウラさんに思わずボクは口を開けたまた立ち尽くしていた。

 

あ、あぁ……確かこう言う子だったなぁ。

 

そう思いながら、ボクも主武装のヴァリアブル・ガンでコウラさんの援護しつつ撃墜出来そうなら撃墜する感じにバトルする。今までのガンプラバトルやガンダムに乗って戦うときってサポートして貰う側だっから少し変な感じだな。

 

一方、外のモニターを見ている学生達は転校生である彼の戦闘を観察していた。

 

「いやぁ、やっぱり委員長は強ぇなぁ……」

 

「転校生のハヤマくん、珍しいガンプラ使ってたよね」

 

「うーん、委員長はともかくアイツって強いのか?ほとんど委員長のサポートでビームライフル撃ってただけに見えるんだけど」

 

バトルの様子を見た学生達がそれぞれで感想を話す中、とある三人組の一人だけ頭を傾げていた。

 

「うーん、なんだろう違和感が……」

 

「リュウセイ?」

 

「どうした?」

 

「あのガンプラ、というか転校生なんだけど。まだ本気じゃないような………いや本気なんだけど、まだ何かありそうな気がするんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミッションコンプリートの絵が現れバトルを終了したボクはエクストリームガンダムを持ってシュミレータを出た。見ると先生や生徒が盛り上がり歓声をあげていた。

 

「二人とも素晴らしいバトルでしたね。コウラさんも楽しそうでしたし」

 

「ビルダーパーツのセッティングが上手く機能したので……」

 

そう言って笑う先生に表情を変えずに帰すコウラさん。するとそうだ!といった感じで手を叩き、先生が口を開いた。

 

「皆さん、今日は自由にガンプラバトルOKです。もちろん生徒会の許可も降りているので、ランキングにも影響ありませんよ」

 

すると、先程のバトルを見ていた時よりも大きな歓声が部屋に鳴り響き、様々な生徒が多種多様なガンプラを取り出し準備を始める。

 

やっぱり原作通り、みんなランキングの事を気にしてるんだな。原作ではこの学園ではランキング上者に下の者は逆らえないといった感じになっている。それをしってからこの様子を見ると、当たり前の反応なのだと感じた。

 

「不思議そうな顔をしていますね、ハル。ガンプラバトルの為の学園で、みんながただガンプラバトルが出来るだけでこんなに盛り上がっている。その理由、きっとすぐに見つかりますよ」

 

そう言って悲しげに笑い、コウラさんは機体を手にガンプラバトルのシュミレータへと向かっていく。

 

いや、そんな今さらヒロインみたいな感じ出されても、さっきの貴方の戦闘時の様子が衝撃的過ぎて同一人物に見えないんだけど……。

 

もしかして二重人格とかないよね?ね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後、転入初日をどうにか授業を乗りきりボクは教室の机に突っ伏した。

 

あぁ、疲れた、転入したばかりだからか凄く緊張したなぁ……。

 

そういえば、まだ友だちと言って良い人物がいない気がするなぁ。これから日を重ねて行けば仲良くなれるのだろうか?

 

「ちょっと良いかしら?」

 

聞き覚えのある声に顔を上げると、戦闘時にキャラが変わって戦闘狂になっていた──じゃなくて、委員長のコウラ・イオリさんが此方を見ていた。

 

「委員長さん、どうかした?」

 

「イオリで構いません。先生からこの学園を案内して欲しいと頼まれたの。この後、時間ある?」

 

「大丈夫だよ。」

 

その時、二つよ足音が此方に向かってくるのが聞こえ思わず振り返るとミサとレーアが佇んでいた。

 

「ねぇ、良かったら()が案内しよっか?」

 

「委員長も忙しいでしょうし、()が案内するわ。」

 

えっと、どういう状況?こんなの原作に無かったと思うんだけと。というか、なんかミサとレーアの間で雷が見える気がする、幻覚?

 

「それは助かります、私()()では説明しきれない場所があると思うので。」

 

「あ、うん。(アレ?私、伝え方間違ってないよね?なんか三人でハルを案内しよう的な事になってるんだけど?)」

 

「………そうですね、行きましょうか。」

 

「はい、学園は広いので迷子にならないように。フィンファンネルみたいにちゃんとついてきて」

 

そう言って笑う委員長、まるで面白いことを言った様な感じ微笑んでいるがボクは、近くでブリザードが起こったかのような寒気を感じた。

 

「「「(委員長………寒いよ)」」」

 

初めてこの三人が同じことを考えた瞬間にだった。

 

その後、イオリさんに付いていく形で学園を案内して貰った。まずバトルルーム、今朝ガンプラバトルをした部屋でガンプラバトルが出来るオンライン端末が置いてある。生徒会の許可が無いと使えないらしい。続いて講堂、全校集会やガンプラバトルが行われるだけあって凄く広かった。

 

グラウンドは体育の授業で使ったり、運動部が部活で使う場所らしい。こんなに広いと、サッカーや野球、バレーボールを一気にやっても大丈夫そうだな。講堂に収まり切らないイベントはここで行う事もあるらしい。

 

続いて案内されたのは絨毯の引かれた生徒会室の前だった。この奥が生徒会室らしい。一般の生徒が入出するのは許されないらしい。これは原作通りだ。

 

そして次に案内されたのが第08ガンプラ部の部室だった。この学園にはいくつものガンプラ部があり、連邦やジオン縛り。ジオラマ派やスクラッチメインと、様々な部活があるらしい。

 

ボク、帰宅部が良いなぁ……。

 

 

 

 

 




学園の案内を終えたその時、騒ぎ声が聞こえハル達はその場へと向かう。

その場で起こっていたのはガンプラのパーツのカツアゲ。そしてそれを止めるために話に割って入る幼馴染みの少女ユイ。

そしてユイの挑まれた3V3のガンプラバトル、仲間のいない彼女を助けるため、ハルはガンプラバトルに参戦する。

次回のガンダムブレイカーネクスト

『 本気 』

理不尽な生徒会を破壊せよ、エクストリーム!




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