superman EVILSON   作:パbrokun

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一応現状の『レジスタンス』メンバー表です。

緑谷出久
ワンフォーオール最後の継承者。雄英の生き残りで作られた『レジスタンス』を指揮する。

爆豪勝己
『レジスタンス』の特攻隊長。最初の大きな戦いに置いて右目を失っている。親族は死んでいる。

轟焦凍
『レジスタンス』の参謀。最初の大きな戦いで右腕を失う。エンデヴァーや荼毘、母に兄や姉は死んでいる。

切島鋭二郎
『レジスタンス』の切込隊長。最初の大きな戦いで左足を失っており義足になっている。芦戸とはいい関係になっていたがスーパーマンに殺されている。

八百万百
『レジスタンス』の参謀補佐。

峰田実
『レジスタンス』の構成員の一人で容姿はほぼ変わっていない。その中身も同様。

障子眼蔵
『レジスタンス』の偵察隊隊長。最初の戦いにおいて喉を失い喋る事が出来なくなっている。

砂糖力道
『レジスタンス』の切込部隊の一人であり切島の相棒。

上鳴電気
『レジスタンス』のメンバーであり特攻部隊員の一人。

回原旋
『レジスタンス』のメンバーであり第二部隊の隊長を務めている。物間や鉄哲は最初の戦いで死亡している。

取蔭切奈
『レジスタンス』の隠密部隊隊長であり第二部隊の参謀。泡瀬と同棲している。

小大唯
『レジスタンス』のメンバーであり第二部隊の切込隊長。最初の戦いで左目を失っていて眼帯をつけている。

庄田二連撃
『レジスタンス』のメンバーであり第二部隊の特攻隊長。

鱗飛龍
『レジスタンス』のメンバーであり第二部隊の切込部隊員。右手を失っている。

角取ポニー
『レジスタンス』のメンバーであり第二部隊の特攻隊員。顔の半分を火傷している。

泡瀬洋雪
『レジスタンス』のメンバーであり第二部隊のメカニック。取蔭と同棲している。

洸太
『レジスタンス』のメンバーであり情報を主に取り扱っている。プッシーキャッツの面々は洸太を守り死亡している。

ホークス
『レジスタンス』のメンバーでありNo.2。左の翼を失っている。

トゥワイス
『レジスタンス』のメンバーでありホークスの相棒。マスクはつけているがどんどん前向きになって来ている。

ラブラバ
『レジスタンス』のメンバーでありハッカー。ジェントルはスーパーマンに殺されている。



第3章:幸せ

緑谷は死体の山の中、血の海の中、自分を助け自分の目の前で死んだ麗日の亡骸を抱え歩いていた。だがすぐに力尽きてその場に倒れ込む。

 

発目「緑谷、、、さん?」

 

目を覚ました時最初に目が合ったのは発目明だった。この戦いでの数少ない生き残りの一人だった。

 

発目「よかった!生きてたんですね!」

 

発目は涙目でそう言った。だが緑谷の目は虚だった。何もそこにはないかのように、、、、

 

発目「緑谷さん!今日は車椅子から立って見ましょう!」

 

それからの日々は発目が緑谷を介護していた。リハビリにも付き合っていた。だが緑谷の目は長い間虚を見ていた。そんなある日の夜。いつも通り発目は緑谷をベッドに横にさせた。そしていつもならそのまま部屋を出ていくのにその日は違った。発目は隣に座って話出す。

 

発目「緑谷さん、、、、今から私、、残酷な話をします。」

 

緑谷に反応はない。ずっと虚を見ている。

 

発目「皆んな死にました。オールマイトも、エンデヴァーも、ベストジーニストも、校長も、ミッドナイトも、多くの生徒、、、多くのヒーロー、、、、そして、、麗日さんもです。」

 

緑谷の指がピクッと動く。だが依然虚を眺めている。反応はない。

 

発目「辛いですよね。わかります。いや、、、私にはわからないかもですね、、、、、あなたの気持ちは、、」

 

発目は緑谷にそう言うと抱きしめる。強く強く抱きしめた。

 

発目「でも、、、でも私は、、、、、私は緑谷さんの側にずっといます!麗日さんの分も、、、死んでいった皆んなの分も!あなたを、、、、支えます!それが、、、麗日さんとの約束だから!」

 

発目は最初の戦いが始まった時麗日にそう言われていた。それが何故だったか、、、、今では答えはわからない。だがどちらも、、、彼を大事な人だと思っていたからかもしれない、、、

 

発目「緑谷さん!私は、、、、私がいますからッ!!どうか、、、どうか生きてください、、、」

 

発目は緑谷を抱きしめながら泣いていた。その涙が緑谷の頬に落ちると段々緑谷の目からも涙が溢れて来た。そして、、、、二人で泣き叫んだのだ。

 

(私が、、、いますから!!)

 

(私はずっと隣にいますから、、、)

 

(しっかりしてくださいね!パパさん!)

 

(いってらっしゃい!)

 

緑谷の頭の中になんどもそんな声がこだまする。そして見えるのは自分の前で無惨に死んでいる麗日、そして発目の姿だった。

 

緑谷「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!!!!

 

その時緑谷は目を覚ました。今はスーパーマンシティの向かっている途中。一時夜になったのでキャンプを作っていた。そしてキャンプを張っている場所はMt.レディの白骨遺体の目の穴だった。

 

爆豪「うるせぇぞデク。」

 

緑谷が目を覚ました時はまだ深夜。大半のものは寝静まっていた。だが見張りの爆豪は起きていた。

 

緑谷「ごめん、、、少し、、取り乱した。」

 

緑谷がそういうと爆豪は持っていた小型の水筒の水を飲む。

 

爆豪「皆んなうなされてるぜ、、おめぇみたいに。」

 

周りを見ると轟と八百万は抱き合いながら両方とも涙を流しながら寝ていた。上鳴も涙を流して寝ている。すると爆豪は手に持っていたベリーを手渡す。

 

緑谷「これは?」

 

爆豪「黙って食え。ちょっとは気が楽になる。」

 

緑谷はそれを口に放る。どこか冷静になる感じの清涼感だった。だが正直気休めにもならない。

 

爆豪「本当にちょっとだろ?それでも無ぇよりマシさ。」

 

すると爆豪はそのベリーをまるで薬物中毒者のようにほうばる。彼も余裕などではないのだ。精神的に参っているのは皆同じ事だった。

 

緑谷「ありがとう。かっちゃん、、、」

 

すると口に放り込んでいたベリーを飲み込んだ爆豪は言う。

 

爆豪「もう絶対誰も死なせやしねぇ、、、、」

 

そう言った爆豪の目は何があろうとそうするという意志があった。もう絶対、、、絶対誰にも死んでほしくないのだ、、、、

 

 

 

 

 

 

 

スーパーマンの城

スーパーマンの部屋には二人の男女がいた。二人は裸でベッドに横になっている。一人はスーパーマンことカル。もう一人は彼の妻だった。

 

「何故そんな暗い顔をしているのですか?」

 

その女性はカルに寄り添いそう言った。するとカルは立ち上がり窓の前に立つ。

 

カル「私は、、、最近考えるんだ。自分のしていることが正しいのかを。」

 

女性はベッドの端に座り話を聞き続ける。

 

カル「街を見れば確かに平和は保たれている。犯罪などない、、、私が統治していなかった時期と比べれば、、、、確実にここは平和になっている。だが皆が幸せかと聞かれれば答えはNOだ。」

 

すると女性は口を開く。

 

「でもそれは昔の世の中も変わらないと思います。皆が幸せには、、、、正直言うと無理な話だと私は思います。」

 

カルは『そうだな』と言ってからその女性の方を見る。そして言った。

 

カル「ならば君は今幸せか、、、一佳。」

 

その言葉をかけられ一佳、、、拳藤一佳は固まる。するとカルは続ける。

 

カル「確かに私の世は平和で、一見すると素晴らしい世界だ。だが、、、、それは私が殺して来た者の死体の上にある。それだから私を恨み反乱を起こそうとするレジスタンスが生まれるのは私の運命だ、、、、だが私は彼らを殺さねばならない。この街を守るため、、娘を守るため、、、、君を守るため。」

 

するとカルは下を向く一佳に近づいていく。

 

カル「だがこの前、、、彼らの基地を襲い大勢の人を殺した時私は実感した、、、、、、私は今、、他人の幸せを奪っているのだと、、」

 

カルは下を向き続ける一佳の肩に手を置きもう一度問いかけた。

 

カル「私は、、、、君の大事な友を大勢殺した。なのに君は今私と共にいて更には体すらも捧げている。恨むべき相手に、、、なのに私はそれに気づかず今まで過ごして来た。まるでそれが当たり前かのように、、、、君の全てを奪ったのに、、、、だから、、君に言いたかった、、、、本当に、、すまなk」

 

カルが言葉を続ける前に一佳は思いっきり怒鳴った。

 

拳藤「黙れッ!!

 

カルはその言葉通り口を閉ざす。すると一佳は立ち上がってカルを突き飛ばし言う。

 

拳藤「謝罪なんか!何の意味もないんだよ!!さんざん人を殺しといて、、、心変わりしましたすみません。じゃあねぇんだよ!!

 

カルは何も言わず一佳を見て言葉を聞いている。一佳は止まる事なく言う。

 

拳藤「私は、、私は今もあんたを恨んでる!心の底で絶対あんたを殺してやるって思ってる!!皆んなの仇を取りたいって!!でも、、、、

 

すると一佳は涙を流しながら言う。

 

拳藤「例え、、、例えあんたを殺せても、、、、、今の私にはあなたを殺せない、、」

 

そして一佳はその場で腰を落としてヘタりとする。

 

拳藤「最初はずっと、、、、憎くて、、ずっと殺すことばっか考えてた、、でも、、、、何年も一緒に暮らしてて、、本当の家族みたいだった、、壊理ちゃんといるあんたはいいお父さんで、、壊理ちゃんも私のこと、、、お母さんって、、呼んでくれて、、」

 

一佳はボロボロ涙を流しながら続ける。

 

拳藤「あの悪夢が、、本当に悪夢で、、、あんたと壊理ちゃんとの暮らしが本当の世界なんじゃあって何度も思った、、、私達と一緒の時のあんたは、、本当に優しくて、、、、心の底から私達を愛してくれた、、だから殺せない、、、少しでも、、、ちょっとでも幸せだって感じちゃったから、、、そんな自分が許せない、、でも、、それでも!この幸せだけは失いたくない、、例えあんたが憎むべき相手でも、、、だから謝らないで、、、もう私から何も奪わないで、、、」

 

そして溢れ出る涙を手で拭う一佳をカルは優しく抱きしめた。そして一佳に語りかける。

 

カル「あぁ、、、わかった!わかったよ一佳、、だから絶対守り抜く、、この幸せだけは。何をしようと。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーパーマンシティ

私は何で生きてるんだろう、、、、最近はよくそう考える。新しい世の中になって私の居場所はなくなった。昔はエンデヴァーの右腕として皆んなに指示をして優秀な上司って評判だった。でも今はただの無能、、無職、、、どこに行っても厄介払い。お金は無く大家に最後の忠告をされる。借金もある、、、今の私は、、、

 

 

 

 

      ただの抜け殻だ

 

 

 

ゴキッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ聞いた?隣の上路さん自殺したんだって、、」

 

「そうなんですか?知りませんでした、、、お気の毒ですねぇ。」

 

「昔はバーニンって名で活躍したのに、、、この世界じゃあ生きずらかったんですかねぇ、、」

 

上路萌は自室で首をつり自殺していた。その死体は取立てに来た大家によって発見されたと言う。だが世界は平和だ。犯罪はない。ただただ平和な日々が続いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブロロロ!!!!

 

レジスタンスの乗るバギーがどんどんと進んでいく。その眼前には大きな壁で囲まれたスーパーマンシティがあった。

 

轟「見えて来たな、、、、」

 

緑谷「あぁ。」

 

その一団は上手く動き気づかれにくい場所を通りスーパーマンシティ北東付近の壁を目指す。そしてその場につくとそこには大きな岩があった。

 

爆豪「これなのか?」

 

ホークス「あぁ。情報によれば」

 

そしてその岩に向けてバギーを進める。すると!

 

ガァァァァァァァ!!!!!!

 

その岩が開き出した。緑谷達は警戒を怠らないよう気をつけてその岩の中に入っていった。

 

ラブラバ「意外に広いわね、、、、」

 

回原「何だ?」

 

その時揺れが起こったそれと同時に段々と足場が下がっていく。

 

砂糖「なるほど、、、エレベーターか、、、、」

 

そして下にたどり着く。そこにはもっと広い空間があった。そして一人の男性がそこにいた。

 

「やぁやぁレジスタンスの諸君!ようこそスーパーマンシティの地下、、、我ら異能解放軍のケイブヘ!」

 

緑谷「あぁリ・デストロ。今回はありがとう。」

 

リ・デストロ「いやいや、、、緑谷君には色々お世話になってるからね!発目くんは元気かね?」

 

すると周りの空気が暗くなり緑谷も歯を噛み締める。するとリ・デストロは何があったかを察して言う。

 

リ・デストロ「お悔やみを、、、、惜しい人を亡くしたな、、」

 

そしてリ・デストロは後ろを向いて歩き出す。緑谷達もそれについて行った。

 

リ・デストロ「ここはどう使って貰っても構わない。作戦決行まで自由に使ってくれ。私はスーパーマンを出来る限り足止めすることに注力しよう。」

 

そこには一人一人の部屋に風呂にトイレ、武器庫など充実した物が多くあった。しかも完全防音によりスーパーマンには聞かれず、鉛製の壁で透視もさせないというものになっていた。

 

リ・デストロ「それでは私は行かねばならないのでこれで。」

 

そしてリ・デストロは別のエレベーターに乗り地上に向かった。緑谷達は広間に集まり自分達の荷物を置く。皆口を開こうとしない。すると

 

八百万「皆さん、、、、紅茶、、お淹れしましょうか?」

 

八百万がそう口を開いた。皆八百万が一番最初に口を開くとは思わず驚いている。だが

 

轟「あぁ、、頼む百。」

 

轟が最初に答えた。すると他の何人かもそれに続いて八百万に紅茶を頼む。頼まねばならないと、、、、そう思った。八百万はゆっくりと台所に向かう。

 

緑谷「それじゃあ、、、作戦を確認しよう。」

 

八百万が台所に向かったところで緑谷がそう言った。そして資料を机に広げる。

 

緑谷「まずは仲間集め、、、それが必要だ。この街に残っている元ヒーロー、ヴィランに協力を仰ぐ。決戦前は全員で街を散策し協力者を探していく。」

 

皆が頷く。

 

緑谷「そして決戦時の説明に入る。」

 

そして説明が始まった。作戦は次の通りだ。まず上鳴と庄田、回原で街の電波及び電力塔に向かいそれをジャックする。そして街が停電した所でスーパーマンの城に向かう。そこで2部隊に分かれる。一部体は緑谷、轟、爆豪、砂糖、切島、上鳴、洸太、庄田、小大、角取、鱗、回原で構成され正面から相手の兵力を減らす。もう一部体は、、、、

 

緑谷「そしてもう一部体、、、隠密部隊はスーパーマンの金庫からあれを取って来てもらう。」

 

取蔭「あれ、、、クリプトナイトだよね。」

 

緑谷「あぁその通りだ。」

 

クリプトナイト それは昔ゾッドというスーパーマンと同じ宇宙人が襲来した時(ゾッド達はすぐにスーパーマン達によって殺されたが、、、)船に積まれていた積荷の一つ。そしてそれはスーパーマンの肉体を弱らせるのだ。

 

緑谷「そしてその隠密部隊は残りのもの、、取蔭、八百万、泡瀬、峰田、障子、ホークス、トゥワイス、ラブラバに行ってもらう。増えた分の仲間は出来る限り正面部隊に追加しようと思う。」

 

皆がお互いの顔を見て頷いた。その時

 

八百万「皆さん。紅茶を淹れました。」

 

八百万が紅茶を皆んなに出し始める。

 

八百万「ゴールドティップインペリアルです。いいものがありよかったです。」

 

するとラブラバは目の前の紅茶を見て思いを馳せる。自分が好きだった男との日々を、、、、

 

ラブラバ「ジェントルが言ってた紅茶ね、、、こんな時に飲めるなんて、、」

 

そして皆が紅茶を飲み干した。皆の心には熱い意志が宿っていた。すると

 

切島「ちょっといいか緑谷?」

 

その場で声を出したのは切島だった。緑谷は『なんだ?』と問いかける。

 

切島「俺、、、環先輩と約束したんだ。ねじれ先輩を助けるって、、、、、だから俺は最初の仲間探し、、ねじれ先輩を探したい。構わないか?」

 

すると緑谷は少し考えてからいう。

 

緑谷「あぁ問題ないよ。それにねじれ先輩も十分に戦力になってくれるだろうからね。」

 

緑谷の目にはもう優しさはなかった。任務を遂行する、、、、それだけを考えている目だった。

 

緑谷「それでは作戦会議は終了、、、各自明日からの計画のため十分に休んでくれ。」

 

それぞれに思うことがある。だが皆の心の中で決まっていることが一つあった。それは、、、スーパーマンをなぶり殺すこと。憎しみを全てぶつけ奴の苦痛の表情を見ること。内臓を撒き散らし許しをこう奴の顔を見ること。そんな実に残酷なものだった。




いつもより短めでした。後3話あるかも、、、それでは!
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