superman EVILSON   作:パbrokun

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久しぶりの投稿!!なのに雑です笑


第6章:浄化

塔の天辺、目標の場所に今到着するという時だった。上鳴達の目の前に、突如として茨のようなものが出現した。

 

上鳴「おい嘘だろクソッ!!」

 

回原「作戦が漏れてたのか?!!」

 

すると上鳴、回原、庄田は戦闘体制に入る。その額からは冷や汗が滴り始めていて、皆の心拍も上昇していた。そして!

 

「我らの崇高なる御方(スーパーマン)に反逆しようと試みる愚か者は、、、、直ちに磔刑です。」

 

3人の目の前には茨のような大量の髪の毛を携え、天使のような純白な衣を着、だが悪魔のような冷たい目をした女がいた。彼女の名はデスエンジェル。その名の通り、死を運んでから美しき天使だ。

 

回原「上鳴ィィ!!!お前は引け!!こうなったら一旦引かねぇと上手く行かねぇ!お前は、、、、死んでいった妻や子の代わりにも、こんなとこで簡単に死んでいい奴じゃあねぇんだよッ!!」

 

回原は咄嗟に上鳴にそう言い放つ。上鳴はその言葉に衝撃を受けるが、簡単には引けないでいた。だが自分があの女と戦っても足を引っ張るだけだとわかっていた。すると

 

庄田「ボーッとしてんなよ!!!」

 

ドンッ!!!

 

そう言って庄田が上鳴を突き飛ばす。上鳴はそれで後ろに飛ばされる。するとその瞬間!!!

 

グォォォォォォォォン!!!!!

 

一瞬にして茨の髪が迫ってきた。だがそれと同時に庄田の個性が作動して、上鳴をまた少し後ろに吹っ飛ばす。それにより上鳴はその攻撃を回避したが、、、、

 

ブチッ!!!

 

突如何かが弾けるような音がした。そしてそれと同時に茨の奥から血が噴き出した。上鳴はそれを見て、歯を食いしばり塔を降りる為走り出す。

 

上鳴(クソッ!!何でだよ!ここまで来て!!ここまで来たのに!!!クソ!!俺はこんなところで死んでちゃ、、、、)

 

グオオオンッ!!

 

その瞬間上鳴の目の前に何かが現れる。それは脹脛から煙を吹かせ、身体中を鎧のようなもので覆い、顔に角の生えた甲冑のようなものを付けていた。それはまるで空を切るように迫ってきている。その名を、、、、キラーエンジン。本名を、、、

 

上鳴「飯田ァァァァァァァァァ!!!!!

 

上鳴がそう叫び、手に電気を纏った時にはキラーエンジンの放った蹴りが上鳴の顔間近に迫っていた。そして、、、、

 

ドゴォォンッ!!!

 

その時上鳴の瞳には倒れていく自分の体が見えた。

 

上鳴(響香、、、、すまん、、俺、、)

 

そしてキラーエンジンは上鳴の生首を掴み取ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在

爆豪「クソッタレがぁぁぁ!!!!!」

 

まず最初に動いたのは爆豪だった。爆速ターボを使い一気にキラーエンジンに距離を詰め、両手を合わせる。すると汗の粒一つ一つが反応し、、、、、

 

ボッガァァァァァァァァン!!!!

 

大爆発を引き起こした。だが!

 

爆豪「がっ!!!」

 

突如投げられたものが爆豪の腹に直撃する。爆豪はそれで後退し、爆煙が開けたところには焦げた茨があった。そして、、、、

 

ドチャ!

 

爆豪に投げられたソレが地面に落ちる。そこには落下したことで潰れた上鳴の頭があったのだ。

 

轟「飯田ァァァァァァァァァ!!!!

 

次に動いたのは轟だった。轟はキラーエンジンに向かってそう言いながら氷を放出する。その氷は凄まじい勢いで2人の敵に向かっていくがキラーエンジンは一瞬でその氷を避け、それに沿って逆に轟に向かっていく。そして!

 

ドッゴォォォォン!!!!

 

キラーエンジンの凄まじい蹴りが炸裂する。だがそれは轟には当たらず、硬化した切島に直撃した。切島はぶっ飛び、後ろにいた砂藤にキャッチされる。

 

砂藤「大丈夫か切島!」

 

切島「あぁ、、、なんとか、、、」

 

するとキラーエンジンはそのまま進路を変更して切島達の方に向かっていく。そしてエンジンを加速させ、さっきよりも重い一撃を与えようとしていた。だが!

 

緑谷「これ以上はもうさせないッ!!」

 

そう言い放った緑谷にキラーエンジンはぶっ飛ばされたのだ。緑谷の顔はまるで鬼のようだった。目は血走り、歯を血が出るほど食いしばっている。

 

キラーエンジン「下等な馬鹿どもが、、、、」

 

デスエンジェル「情けない、、、私がすぐさま処罰いたしましょう。」

 

デスエンジェルは髪の茨を一気に伸ばしてくる。伸ばすと同時に、茨の棘は伸びていきより殺傷性をあげたのだ。それらは一気に雄英生に向かっていく。すると!

 

バァァァァァァン!!!!!

 

突如巨大化した鉄の板がその茨を防いだのだ。これは小大唯の個性サイズだった。すると小大は手に持っていた釘をデスエンジェル達の方に投げて言った。

 

小大「死ね。」

 

その瞬間投げた釘は一気に巨大化し、2人に向かっていく。

 

キラーエンジン「小癪な。」

 

デスエンジェル「死に損ないめ。」

 

だが2人はそう言い放ちキラーエンジンはそのまま蹴りを、デスエンジェルは茨を絡ませた。すると

 

ドギュゥゥゥゥゥゥゥン!!!バギィィィィィン!!!!

 

キラーエンジンは釘を蹴り返し、デスエンジェルは釘をへし折ったのだ。

 

爆豪「クソがぁぁ!!!!」

 

爆豪はそう言って蹴り返された釘を爆破で吹き飛ばす。だがその爆煙の中から一気に詰めてきたキラーエンジンが迫る。

 

爆豪「くっ!」

 

そしてキラーエンジンは爆豪の頭めがけて蹴りを放とうとする。

 

角取「危ないッ!!」

 

そこを角取が個性の角砲(ホーンほう)で爆豪を持ち上げる。蹴りは爆豪の頭の軌道をそれ空を切る。

 

角取「ここで終わりデス。2人共!!!」

 

すると角取は凄まじい数の角を展開し、一気に2人に放ち始めた。デスエンジェルは髪で防御壁を作り、キラーエンジンもその後ろに隠れる。

 

デスエンジェル「そろそろ厄介ですね、、、」

 

キラーエンジン「全くだ。ん?」

 

その時2人の真上に鱗が現れる。角取の角砲(ホーンほう)の一つに乗って飛んできたのだ。

 

鱗「ここで死ね!!!悪魔共!!」

 

そして鱗は一気に体を硬質化させて2人の方に向かっていく。まるで手を剣のように尖らせ2人の首を刈ろうとしていたのだ。

 

鱗(ここで終わらせるッ!!!)

 

ザンッ!!!

 

その時緑谷達の方に何かが飛んでくる。それは地面に落ちてからバウンドし小大と角取の目の前に転がってくる。そこには左脳が丸見えになり、眼球が飛び出している鱗の頭があった。

 

デスエンジェル「これで2頭完成ですね、、、、フフ」

 

デスエンジェルがそう言って微笑んだ時、小大と角取は歯を食いしばり目を血走らせる。そして

 

小大「殺す!!殺す殺す殺す!!!」

 

角取「脳味噌引きずり出してやるデス!このクソ女(ビッチ)!!!」

 

凄まじい勢いで2人はデスエンジェルに攻撃を仕掛ける。角取はとにかく角砲(ホーンほう)を、小大は持っていた全てを投げ飛ばす。

 

デスエンジェル「ほんっとうに、、、しつこいクズどもですねッ!!」

 

デスエンジェルは自分の髪でその攻撃をいなしていく。キラーエンジンも何とか牽制しながらそれを避ける。

 

デスエンジェル(こんなことしても意味がないのに、、、何故?この子達も本当のバカじゃあない。何か考えが?)

 

デスエンジェルがそんな事を考えながら攻撃をいなしていたその時だった!!

 

キラーエンジン「不味いエンジェルッ!これr」

 

小大「解除ッ!!」

 

ボッガァァァァァァァン!!!!!

 

突如キラーエンジンとデスエンジェルの周りで大爆発が発生したのだ。そう、これら小大の個性による攻撃だった。彼女の個性はサイズ。生き物以外のあらゆるものの大きさを変える。彼女はこの個性を使い、装備していた手榴弾を小さく小さくして投げていたのだ。その手榴弾はよぉく見れば見えなくもないが、大きくした他のものと一緒に投げることで、注意を逸らしたのだった!

 

角取「良し!!これで木っ端微塵デス!!」

 

小大(今の爆発、、、くらったら確実に死ぬはず。しかも今のは防御の内側からの爆破、、、避けられた筈がない!)

 

そして爆煙が晴れ始める。するとそこには2人の姿はなかった。だが、、、、

 

角取「穴?」

 

そう、地面に穴が開いていたのだ。そして次の瞬間!!

 

ドッゴォォォォン!!!!

 

小大と角取の目の前、否!真下から2人が現れたのだ。2人は地面を掘りながら進み、爆破を耐え忍んで一気に反撃に来たのだ!

 

デスエンジェル「フフフッ!!今殺してあげる!!」

 

そう言ったデスエンジェルは邪悪な笑みを浮かべていた。その顔の左側は火傷を負っている。キラーエンジンも身体中のスーツを焦がしていた。

 

デスエンジェル「今!!死ぬのですッ!!」

 

デスエンジェルとキラーエンジンの両方が角取と小大を殺そうと攻撃を仕掛け始めていた。緑谷達もすぐに助けに行こうとするが間に合わない。そしてキラーエンジンの蹴りが、デスエンジェルの髪が迫ろうとしていた、、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数年前

森は焼け、周りの土地は抉れていた。そして周りからは焦げ臭い匂いと、人の血の匂いが立ち込めていた。

 

はぁ!!はぁ!!!

 

そんな中、周りの死体を息を荒くしながら這う女がいた。女の髪は焼け焦げていて体の隅々を怪我していた。右足も折れている。女は息を荒くしながら震えながら這っている。その女性はまるで地獄に堕ちた天使のようだった。女性の名は塩崎茨、、、、

 

塩崎「何故、、、何故こんなことにィ!!」

 

塩崎はそう叫びながら進んでいく。すると目の前に知った顔の死体があった。

 

塩崎「鉄哲、、、さん、、」

 

そうそれは同級生の鉄哲徹鐵の死体だった。彼の頭は陥没していたが、身元はすぐにわかった。そしてよく見ると周りには他の同級生の死体もあったのだ。

 

塩崎「いや、、、嫌嫌嫌!!なんで?!あぁ、、、神よ、、何故、、何故こんなことぉぉぉ!!!!ああああああああああ!!!!!」

 

そして塩崎は遂に発狂し始めた。空を見上げ、まるで神に訴えかけるように発狂したのだ。目からは涙が溢れ、塩崎は体を掻きむしり始めた。だがその時!

 

「まるで地獄に堕ちた天使のようだな、、、、」

 

塩崎が眺めた空に一つの人影が現れた。それはゆっくりと塩崎の方に降りてくる。

 

塩崎「ああ!!ああああ!!!!」

 

それを見て塩崎はより慌てふためき出した。体をガクガクと震わせ目を見開く。そこにいたのはスーパーマン。この大惨事を引き起こした張本人だった。すると、、、、

 

ジョワァァ

 

塩崎の周りに水が広がる。

 

スーパーマン「恐怖で失禁か、、、、、実に情けなくか弱いな。」

 

塩崎「いや、、、やめて、、やだ、、、神様、、どうか、、どうか私に救いを、、」

 

塩崎は失禁し、震える体でもスーパーマンを見ながらそう神に願った。だがその時塩崎は気づいたのだ。太陽に照らされるスーパーマンを見て、、、、、

 

塩崎「あ、、、ああ!か、、神様、、、」

 

目の前にいるそれこそが神なのだと、、、、

 

塩崎「私は、、、、私は何てことを!!真なる神になんて無礼な、、私達は間違いを、、、間違いを犯していたのですね、、これは裁き!私達への裁きなのですね!!あぁ、、私は、、、どうかお赦しを神様!!私は、、何も知らなかったのです!!どうか!!どうかぁぁ!!」

 

塩崎はスーパーマンにそう訴えかける。するとスーパーマンは笑みを浮かべ、手を差し伸べた。

 

スーパーマン「良かろう。君を赦すよ。」

 

塩崎「ああ!!何て慈悲深いのでしょうか!!私達は崇高なる貴方様に対して何て無礼なことを、、、私の信仰心は貴方へのもの!よろしければ、、、私を、、私を貴方様の使徒にしては頂けないでしょうか!」

 

これこそがデスエンジェル誕生の瞬間である。塩崎茨は真の信仰を得る事により、生まれ変わったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飯田(僕は、、、一体、、何故生きている?何の為に戦っていたんだ、、、、、)

 

飯田は身体中に火傷を負い、左腕を欠損しながら地面に倒れていた。周りには多くのヒーローや友達の肉片が飛び散っている。

 

飯田(何でこうなった、、、僕達は何をしてたんだ、、)

 

飯田は動こうとするも体は全く動かなかった。その時だった。飯田の元に二つの足音が近づいてきた。何やら話しているようだが良く聞き取れない。だがその音はどんどん飯田の方に近づいてきている。

 

「・・・・・様・・あれ・・・思います」

 

「そ・・・成る程・・・・・いっ・・・・こい」

 

するとそんな声が聞こえて来る。その声がしたと思ったら次は一つの足音が近づいてくる。優しい足音だ。女性だろうか?

 

「生きておりますか?貴方は、、、飯田さんでしたよね。」

 

その声には聞き覚えがあった。飯田はその声の主の顔を見る。

 

飯田「君、、、は、、B組、の、、」

 

塩崎「えぇ。塩崎茨です。」

 

すると塩崎は腰を落とし飯田の顔を覗き込むように見る。そしてまるで天使のような笑みを浮かべたのだ。

 

飯田「塩、、崎、さん、、、、他の皆んなは、、」

 

飯田はそんな塩崎にそう問いかけた。すると塩崎は周りを見渡しながら言う。

 

塩崎「そうですねぇ、、、この辺の人は皆んな死んでいますね。一般人もプロも先生も、、、そして同級生も。」

 

塩崎がそこまで言うと飯田の瞳からは涙が溢れ出していた。自分の無力さを実感し、絶望していたのだ。

 

飯田「何故、、、何故こんな、、、、こんなことに!!」

 

飯田は絶望しながらそう言った。だがその時目に入った塩崎の表情を見て言葉を失う。そしてその塩崎に問いかけた。

 

飯田「塩崎、、、、さん、、君は、、なぜ、、笑みを浮かべられるんだ?」

 

そう塩崎は満面の笑みを浮かべていた。周りからは血の匂いがし、プロも市民も、そして何より同級生も死んでいるというのに塩崎は笑っていたのだ。すると塩崎はキョトンとして口を開いた。

 

塩崎「何故?逆に何故ですか?」

 

飯田は理解出来なかった。少しの間何も言えなかったが、もう一度口を開く。

 

飯田「何故っ、、、て、、君は、、周りの状況を見て、、何も思わないのかい?」

 

その言葉を聞いて塩崎はまた周りを見る。そして口を開く。

 

塩崎「そうですねぇ、、、、んん、、残念です。」

 

飯田「残念?え、、、それ、、だけなのか?」

 

飯田はやはり理解出来ない。こんなことが起こっていて残念だけ?怒りも憎しみも、悲しみも苦しみも何も浮かばないと?すると塩崎は飯田の反応を見てから言う。

 

塩崎「だって飯田さん。彼らは新たな世界に選ばれなかったのですよ、、、、とても残念なことです。」

 

飯田「は?」

 

塩崎「彼らは新しい世界には選ばれなかった、、、これは選定式だったのです。神様による次の世界への選定式。私は選ばれた!そして貴方も!だから残念なのです!彼らは選ばれなかった!!友も先生も家族も!死んでいってしまった!でもそれはしょうがないこと、、、神に選ばれなかったから、、、、だから残念です。本当に、、心の底から、、、、」

 

塩崎は涙を流しながらそう言った。その様子を見ていた飯田は何を見ているのか理解出来ていなかった。そして何も言えなかった。むしろ目の前の塩崎に恐怖すら感じていたのだ。

 

塩崎「でも!あなたは生きていた!選ばれたのです!!なんて嬉しいんでしょう!私とあなたは新しい世界に生きる権利を得たのです!!あの方に選ばれて!」

 

すると塩崎は自分の後ろの方に手を向けた。飯田は頭を横にしてその方向を見る。するとそこには見知った男が立っていた。黒いマントとスーツを身に纏い、筋骨隆々の体を持ったその悪魔、、、、、

 

飯田「スーパーマン!!!」

 

飯田はその悪魔、スーパーマンを見た瞬間そう怒鳴り体を無理矢理にも起こそうとした。すると

 

塩崎「駄目ですよ飯田さん。安静にしないと、、、」

 

塩崎がそういって飯田を抑えたのだ。すると飯田は塩崎を睨んで言う。

 

飯田「君は何を言っているんだ!!奴がいるんだぞ!!奴が!!」

 

すると塩崎はまたキョトンとした顔を見せる。それからスーパーマンの方を見てから納得の顔をする。そして

 

塩崎「確かにそうですね!我が主神に向かって少し失礼でした。神よ、、、貴方様を置いて盛り上がってしまい、申し訳ございませんでした。」

 

塩崎は手を組んでそう祈るように謝罪したのだ。飯田はますます理解出来ない。一体何をしているんだ?!神?一体何を、、、、

 

飯田「何を、、してるんだ?あの、、、あの悪魔(・・)が神だと?!ふざけるのも大概にr」

 

塩崎「神に何て失礼な言葉をッ!!この愚か者が!!」

 

ドゴォォン!!!

 

飯田「グフッ?!!」

 

飯田がそう言った瞬間だった。塩崎は鬼のような形相になり、飯田の腹を思いっきり蹴ったのだ。

 

塩崎「あなた正気ですか?!せっかく新世界に選ばれたのに、、、、神にあんな失礼を!!私達は選ばれたのです!死んでいった子達は選ばれなかったのに、、、あなたのそれは彼らへの冒涜でもあるのですよ!!償いなさい!!訂正しなさい!!このゴミクズがッ!!!」

 

塩崎はその後もそう言いながら飯田を蹴りまくる。ただでさえ瀕死の飯田を蹴りまくったのだ。だが

 

スーパーマン「やめるんだ。」

 

スーパーマンがそう言った瞬間塩崎の動きが止まった。そして塩崎はスーパーマンの方を向いて謝罪する。

 

塩崎「も、、、申し訳ございません!つ、、、つい興奮してしまって汚い言葉を!!」

 

するとスーパーマンは塩崎の方に歩み出し彼女の髪に触れる。どこか恍惚とした表情をした塩崎にスーパーマンは言う。

 

スーパーマン「いいんだ。君を赦す。」

 

塩崎はそう言われると笑みを浮かべる。そしてスーパーマンは飯田の元に歩いていく。

 

スーパーマン「酷い傷だな。腕の欠損と全身火傷以外にも肋骨損傷、寛骨粉砕、腎臓破裂、、、、」

 

飯田の体を色々な目で見たスーパーマンはそう言ってから飯田と目を合わせる。

 

飯田「おお、、ま、、お、え、、は」

 

スーパーマン「あぁそうだ私は君の仇だ。じゃあどうする?」

 

スーパーマンは飯田と目を合わせてそう問いかけた。

 

飯田「お、、れ、、、、、、ま、、こ、、ろ、、」

 

飯田は掠れた声で何かを言っているがよくわからない。塩崎は先程と同じように嫌悪の目で飯田を見る。するとスーパーマンは飯田に言った。

 

スーパーマン「私には部下が必要でね、、、、それも優秀で強い部下が。どうだろう、、、私と新しい世界を築かないか?君なら役に立つはずだ。」

 

だが飯田の目は変わらない。スーパーマンを憎む目、今にも喉に噛みつきそうな目だ。

 

スーパーマン「そう気分を高めるな少年。よく考えるんだ、、、、、ヒーローやヴィラン。もう古い考えだ。暴力が無く、圧倒的な力が支配する世界。そこは平和で、、、、愛の溢れる世界だと思わないか?もうこれ以上、、、人の手により人が死ぬ事はないんだ。」

 

飯田「な、、、、に、、を、、さんざん、、殺し、、た、、、く、せ、、、、に、、」

 

スーパーマン「あぁ。大勢の人を殺した。だが無駄じゃない。その死によりこれ以上の死を避けられるんだ。私もこれ以上無駄な殺しはしたくない。」

 

スーパーマンは至って真面目に、真剣な眼差しで飯田にそう言っていた。

 

スーパーマン「確かに反抗する者は殺さねばならない。だが考えてみてくれ、、、、平和になった世界で、それを統治する者とそれに反抗して世界を混乱させる者。どちらが悪だと思う?正義と悪も、状況が変われば一転するんだ。さぁ、私の手を握るんだ。一緒に新たな世界を築こう、、、、これ以上の犠牲を出さない為にも、、、」

 

断ることは出来なかった。ここで断れば確実に死んでいたから?いや、、、奴の言葉に感化されたから?いや違う。最初はここで生き永らえて反撃を考えた。だが奴と一緒にいるにつれ、絶対に勝てない事を改めて実感したし、スーパーマンの考えにも納得するようになっていった。彼の言う通り、あれから世界は平和だ。犯罪はないし暴力もほぼない。確実にこれまでの世界とは違って平和だった。政治面でもそうだ。彼は優秀な政治家でもあった。ただの力だけの統治者ではなく、頭のキレる大統領だった。雇用問題や貧困問題はほぼ改善され、病気に苦しむ人すら減った。そして何より彼は、スーパーマンことカル=エルは良き父親であったのだ。度々彼の家に招かれ彼の家族と食事をとる。その時の彼らは実に幸せそうだった。壊理ちゃんはスーパーマンを慕っていて、拳藤さんも笑みを絶やさなかった。そして彼も2人を愛していた。ある時拳藤さんに聞いてみた。君はあの事があって正直どう思っているのかと、、、、、

 

拳藤「恨んでるよ。愛してなんかいないし殺したいとも思ってた。でも、、、、、この暮らしは幸せ。こんなこと思ってる私は異常だと思うし、死んでった皆んなに恨まれるとも思う。でも、、、もうこれ以上幸せを奪われたくないんだ。」

 

彼女の話を聞いて思った。世界にはこういう幸せの形も存在するのだと、、、、

 

飯田「もう諦めるんだ、、、、天喰先輩。僕もあなたを傷つけたくない。」

 

天喰「いや、、、諦めない。皆んなが待ってる、、、平和を、、平和を取り戻すんだ!!」

 

その時気づいた。自分は変わったのだと、、、、天喰先輩が言う事が全く理解出来なかった。この男は反逆者。そうとしか考えられなくなっていた。彼の意見がただの自己中な発言、新しい世界を拒絶し適応できなかった負け犬の遠吠えにしか聞こえなかったのだ。そして今の僕がある。今の僕は死を呼ぶエンジン、、、

 

 

 

 

 

 

     キラーエンジンだ




シーハルクの予告出ましたねー アボミネーション登場ならウォンも出てくるかな?それでは!
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