相澤が緑谷達から離れて数十時間後
相澤はバギーであそこから数十キロ遠くのところまで来ていた。周りはほぼ荒野で所々に岩がある。相澤はその岩に寄りかかり、右手に持っていた酒瓶を口のほうまで持って行って中身を飲み干した。
相澤「あの馬鹿共、、、、」
相澤は緑谷達の今の状況を考える。頭に浮かんできたのは、無惨に殺されている全員の姿だった。そして
相澤「クソがッ!!!」
そう言って空の酒瓶を地面に投げつけた。そして相澤はバギーに乗り、また荒野を進み始めたのだ。
それから一日後
相澤は一つの小さな村まで来ていた。ここはスーパーマンに反抗的な物が集う村だった。そこには数十件の家と、数件の店、一つの小さな協会、一つの酒場しかなかった。相澤は一直線で酒場に入って行った。
ガラッ
酒場に入ると、中には10人ぐらいの客がいた。相澤は何にも目を向けず目の前のカウンター前の席まで行って座った。
店主「いらっしゃい。何を?」
相澤「酒を。酒なら何でもいい。これで買える分ありったけ、、、、」
相澤はそれだけ言ってなけなしの金をカウンターにだした。だが、、、
店主「お客さん、、、、こんなんじゃあ一杯も出せねぇよ。この時代酒なんて高級品こんなもんじゃあ買えねぇよ。」
店主がそう言うと相澤は口を開く。
相澤「いいから出せ。」
店主「え?」
相澤「いいから出せって言ってんだッ!!!!」
そして立ち上がり店主の服を掴み上げた。目を赤くし、今にも喉に噛みつきそうだ。すると
「離してやんなよあんた。私が奢ってやるから。」
相澤の2つ隣の席に座っていた者がそう言ってカウンターに金を出した。すると相澤は手を離し、店主は金を見てその者に礼を言った。
「礼はいいよ。それより酒を2つ。私とこいつに。」
そう言われ店主は酒を準備し始めた。まだ立っている相澤は自分に酒を奢ると言った奴を見る。
「あんたももう座んな。」
するとその者にそう言われた。相澤は言われた通り椅子に座る。そしてそいつを見る。よく見てみると体格は細く、身長は普通だ。色々プレートを服の下に入れているようだ。フードを被っていて口にマスクのようなものを付けている。
相澤「てめぇ誰だ。」
相澤はそれに向かってそう言った。するとそいつは相澤の方を見る。正面から見てもマスクをつけていて誰だかはわからない。だが何故か相澤はその相手に懐かしさを感じたのだ。
「私を忘れるなんて、、、酷いじゃないかイレイザー。」
するとそいつはそう言ってフードを取った。すると綺麗なエメラルドグリーンの髪が現れた。そして
「久しぶりだなイレイザー。」
マスクを取ったその顔は相澤の良く知る者の顔だった。確かに、以前とは違って右目のあたりに酷い火傷の跡があるし、左の唇は裂けていた。だが相澤はこいつを知っている。その顔を知っている。そう、、、この女を知っているのだ。
相澤「ジョーク、、、、笑なのか、、」
相澤は目を見開き口をポカンと空けている。その姿を見た女は笑みを浮かべた。
ジョーク「こんな美人の顔忘れたってのかよ!まぁ今じゃあ酷い有様だったか、、、、でもわかってくれたな!」
その笑みを見て相澤は確信を得た。目の前にいるこの女が、Ms.ジョーク、、、、福門笑だということを、、
相澤「お前、、、何で生きて、、、、」
ジョーク「まぁさ、、、まずは飲めよ。」
そう言ってジョークは目の前に出されていた酒の入ったグラスを手に持った。
相澤「それで、、、、、何でお前、、生きてるんだ。」
酒を一杯飲んだ相澤はそう言った。するとジョークは口を開く。
ジョーク「そうだね、、、、まぁあれで生きてんのも可笑しな話だしな。」
そういって一杯酒を飲んでからその事を話し始めた。
数年前
相澤「おいジョーク!!!てめぇ早く来い!!」
相澤とジョークは燃え盛る建物の中にいた。相澤は怪我している人を2人抱えていた。建物は崩れ掛け、今にも崩れ落ちそうだった。すると
ジョーク「消太!!!」
ジョークがそう叫んだ。その声を聞いて後ろを見た相澤の目の前には投げられた負傷者がいた。相澤はそれを捕縛布で絡めとる。
相澤「お前!!何してる!!」
その時相澤は目にした。ジョークの右足が折れ曲がり、骨が剥き出しになっているのを、、、、
相澤「お前、、、それ、、」
ジョーク「戦いでガタが来てたんだろうな、、、さっきその人抱えながら無理な動きして、、この通りよ。」
そんなことを言ってる今も周りの火は強くなり、建物は崩れ掛けている。
相澤「くそ!待ってろ!!!!すぐこいつら出して助けにr「無理だよ。」
相澤が言ってる途中でジョークはそう言った。でも確かにジョークの言う通りだ。もう残された時間はない。
相澤「なっ、、、なら!」
ジョーク「いいんだ消太。早く行ってくれ。」
そう言ったジョークは笑みを浮かべていた。だが目には涙が溢れている。
相澤「そ、、そんなこと、、、て、、てめぇ、、」
ジョーク「早く行けよ消太、、、、後、、大好き!」
相澤「おまっr『ボッゴォォォォォォォォォン!!!!!!』
時間は戻り酒場
ジョーク「あの時あの場所で、あんたの目の前で私は確かに爆発に巻き込まれた。まぁあの爆発じゃあ普通死んでるよな、、、、、」
相澤「あぁその通りだ。だからあの後どうやって、、、、、」
するとジョークは酒の入ったグラスを揺らす。そして口を開いた。
ジョーク「あの後、、、、私凄い火傷を負って、、まぁ見ればわかると思うけど、、、ほら」
ジョークはそう言って服をたくしあげる。するとジョークの腹には凄まじい火傷の痕があった。
ジョーク「それに火傷だけじゃなくて、、、、足も。」
そう言ってジョークは左足を見せた。そう義足の足だ。
ジョーク「こうなった私は本当に、、、本当に奇跡的に瓦礫の倒壊からだけは免れられて、、、、地面に横たわってた。虫の息でね、、、」
相澤は片手に酒の入ったグラスをただ持ちながら話を黙々と聞いていた。そしてジョークは話を続ける。
ジョーク「その時たまたま私が倒れてる所にさ、、、寄せ集めヴィランのバンが通りかかったんだ、、あの時はまだスーパーマンの治世じゃなかったし犯罪も普通にあった。だから、、、、、」
するとジョークは自分の腕を握りしめた。まるで思い出したくないものを思い出し、苦しんでいるような、、、、
ジョーク「だからそいつら、、、私を見つけるや否やバンに乗せて、まるで玩具みたいに私の体を、、、」
それは、やはり思い出したくない辛い過去だった。
ジョーク「もう半分混沌だった世界だし、、、大火傷してたり足がなくても関係なかったんだよ、、、私はただの穴、、アイツらにとっての、、、、、ただの解消道具だったんだ。でも皮肉なことだよ、、、私が今生きてるのも、私のが結構良くて人気だったからって理由なんだぜ?笑えるよな!」
最後の方のジョークは涙を流しながらも声を張り上げ、笑みを浮かべていた。そんな姿を見た相澤は何も言えなかった。
ジョーク「あぁ〜本当!私の体が人気でよかっr」
その時相澤はジョークを抱き寄せた。ジョークの話を途中で妨げ、強く抱きしめたのだ。
ジョーク「消太、、、離して、、」
相澤「あぁ、、わかってる。わかってる。だから、、、もうやめろ。」
相澤がそういうとジョークは頷いた。そして相澤もジョークを離す。すると2人はまた椅子に座り、グラスの酒を飲み干した。
ジョーク「とにかくそれで私は生き延びた。一応ね、、、でも今まで生きてこられた理由は他にあるんだ。そう、、彼らに助けられた。」
そう言ってジョークは背後を指差した。そこには!!
スナイプ「久しぶりだなイレイザー。」
マニュアル「無事でよかったです。」
キメラ「無事?クソに成り果ててるだろ。」
スナイプ、マニュアル、キメラがいたのだ。その背後にはまた何人かの元ヒーローと元ヴィランがいた。全員昔の面影はあるが、ほぼ変わっている。
相澤「お前ら、、、一体今まで何処にいたんだ?」
相澤は全員にそう問うた。
スナイプ「世界中だよ。世界中を渡り歩いてた。」
するとスナイプはそう答える。どうやら日本だけじゃなく、アメリカ、中国、ロシア、アフリカ、あらゆる国と地域を転々としていたようだ。
相澤「それで、、、お前達は一体何をしてたんだ、、何を考えてる?」
そう相澤が言うと、その酒場に続々と人が入ってきた。そこには、日本人じゃない人も多く集まっていた。すると隣に座っていたジョークが立ち上がり相澤に言う。
ジョーク「私達はずっと世界を回って仲間を集めてた、、、、反乱の、、スーパーマンの帝国を潰す為に!」
そう言ったジョークは相澤に手を差し伸べる。
ジョーク「さぁ消太、、、、手をとってくれ。そして復帰だ、、、ヒーロー、、イレイザーヘッドのな。」
現在
緑谷「先生!!」
電灯の上にいた相澤はデスエンジェル、キラーエンジンの個性を封じながら捕縛布を締め上げていく。
相澤(このまま絞め殺すッ!!)
そうして首元を一気に引き締めていった。二人からは苦痛の声が響いてくる。実に苦しそうだ。そんな状況を見ながら、かつてクラスメイトだった時のことを思い出し、緑谷達は歯を食いしばり拳を握りしめた。
バキバキッ!!
するとキラーエンジンのマスクにヒビが入っていく。それと同時に苦痛の声も響き渡る。
いやぁぁぁぁぁぁぁあくるしいぃぃ!!!いたいぃぃぃ!!!
デスエンジェルも口から血を噴き出しながらそう苦痛の声を上げる。骨の折れる音も聞こえてくる。相澤はその光景を見ながら歯を食いしばる。どんなに今は敵で、多くの人を殺していたとしても、今目の前で自分が絞め殺そうとしている二人は元生徒なのだから、、、、
バギィィンッ!!!
するとその時、キラーエンジンのマスクが砕け散った。そして、懐かしい飯田の顔が姿を現したのだ。その顔は左目が焼け爛れ、昔のそれとは大きく違っていた。だが一眼見ただけでわかる。飯田天哉だ。
相澤「飯田、、、、お前は、、お前らは、、なんで!」
そういう相澤の目からは涙が溢れていた。そしてそう訴えかける。すると
キラーエンジン「先、、、、、生、、、、」
キラーエンジンが声を出した。相澤はその声に反応してキラーエンジンを見る。キラーエンジンの目からは大量に涙が溢れていた。そして再び口を開き、言った。
キラーエンジン「先、、、生、、ま、、だ、、、、じにたぐ、、、ない、、」
その瞬間だった。涙を流し、そういった飯田を見て相澤は、、、、、、つい拘束を緩めてしまったのだ。
爆豪「バカ野郎ッ!!」
緑谷「先生!!」
ビュッ!!!!
その瞬間、キラーエンジンは口の中の血を相澤の目に向けて吐きかけたのだ。相澤はその血により目を閉じてしまう。そして!
ギュオッ!!!
キラーエンジンとデスエンジェルは一瞬で拘束を解き、キラーエンジンは相澤の目の前で蹴りを放つ体勢に入っていたのだ。
キラーエンジン「先生が心優しい先生でよかったです。」
そしてそう言い、蹴りを放とうとした時!
セメントス「イレイザー!!!!!!」
セメントスがそう叫び、足元から伸ばしたコンクリートの壁を相澤の目の前にやって蹴りを防ごうとしたのだ。だが、それが間違いだった。
ギャルンッ!!!!
キラーエンジンは途中で動きを変えそのコンクリートの壁を滑るように走り出したのだ。その向かう先は勿論、その壁が発生した場所にあるセメントスだった。
セメントス「まずrドグシャァァァァァン!!!!
キラーエンジンの放った蹴りはセメントスの顔面に突き刺さり、セメントスはその場で死亡した。
砂藤「クソッ、、、クソがぁぁぁぁ!!!!」
すると砂藤はそう言って大量の砂糖を口に放り込もうとする。だが!
ギュガッ!!!
突如背後から迫っていたツルが口の中に入ってきた。そのツルはどんどんと砂藤の中に入っていき、そして、、、、
ブシャァァァァァァァァン!!!
内部から砂藤を破裂させたのだ。
デスエンジェル「もう、、、磔刑では許されない、、神の使徒である私に、、、、このような苦しみを、、、」
緑谷「クソ!こんな、、、、相澤先r、、、、」
その時緑谷は相澤先生の方を見てつい言葉を失う。何故なら、相澤先生の瞼が焼け爛れていたからだ!先程向きを変えた時に、マフラーから出る炎で焼かれてしまったのだ。
相澤「く、、、そ、、俺、、は、、」
相澤は歯を食いしばり拳を握りしめる。その掌からは血が溢れ出ていた。
地下室サイド
グガァァァァァァァァァァァァァァ!!!!
峰田「やべぇぜ本当!!どう止めるよこいつ!!」
峰田は頭のモギモギをダークシャドウに投げながらそう叫ぶ。モギモギはダークシャドウにくっつくが、ついたと共についた場所を消し、モギモギを無力化していた。
障子「ダークシャドウの弱点は光!それで抑え込むしかないな!」
トゥワイス「ってことはヤオモッちゃんの出番ってことだな!」
八百万「その呼び方やめてください!」
そう言った八百万は何かを創造しダークシャドウに向かって投げる。すると!
バァァァァァァァァン!!!!!
それは突如として発光した。それと共に迫ってきていたダークシャドウも悲鳴を上げて退いた。
八百万「フラッシュグレネードですわ!威力をできる限り高めた代物、、、、効果はありましたわね!ですが、、、」
ダークシャドウ「ぐぐぐぐが、、、、グギャァァァァ!!!」
そう、ダークシャドウはすぐさま回復し、しかもむしろ凶暴になっていたのだ。
障子「不味いな、、、、八百万!フラッシュグレネード以上の光系武器は創造出来るか?!」
八百万「そうですね、、、、私の創造だけでつくれる最大の光になり得るのは、、、、、、巨大な火炎放射器ぐらいですわ。でも創造に時間が、、、」
すると障子とトゥワイスは後ろを向いてダークシャドウの方を向いた。
峰田「お、、おめぇら、、」
トゥワイス「とにかく創造する時間稼げばいいんだろ!」
障子「あぁ!命に変えても時間を稼ぐぞッ!!」
二人はそう言い放った。そんな二人を見た峰田は歯を食いしばってから後ろを向く。
峰田「俺は障子達のバックアップにつくぜ!八百万は全力で創造頼む!!」
すると八百万は何も言わず頷いてから創造を開始した。障子は右側から攻め、トゥワイスは左側から攻めた。
障子「オクトブロー!!」
障子は先手として複製腕でのラッシュを打ち込む。だが効果は今ひとつで、すぐにぶっ飛ばされてしまった。
トゥワイス「おし!絶対止めるぜぇぇ!!」
トゥワイスは鉄線を張り、ダークシャドウに攻撃を仕掛ける。だがそれも簡単にぶっ飛ばされてしまう。
峰田「まじぃな、、、全然止まらねぇ!」
すると峰田はトゥワイスに複製してもらった鉄線の両端にモギモギを付け、片方を天井に、もう片方をダークシャドウにつけた。すると
ドゴォォォォォォォォン!!!!
ダークシャドウが前に出ると同時に天井が割れ、コンクリートがダークシャドウに一気に落ちてきた。だが、、、、
ガラガラガラガラ、、、、、
ダークシャドウは何事もなかったかのように瓦礫から起き上がってきたのだ。しかも、体は先程より一回り大きくなっていた。
峰田「マジ、、、、かよ、、、」
峰田は後ろに後退しながら背後を見る。まだ八百万は創造を続けていた。すると!
トゥワイス「サッドマンズパレード!!!」
突如峰田の目の前に現れたトゥワイスが突如そう叫んだのだ。するとその瞬間、峰田の目の前に凄まじい量のトゥワイスが現れたのだ。
峰田「お、、お前らトラウマとかあったんじゃ、、、」
トゥワイス「そんなこと言ってらんねぇ!!俺は前の仲間を、、、、救えなかった、、もし俺がこんなトラウマなんか克服してて、あの時俺を増やせてたら、、そんな事を毎日毎日考えてたんだ!だから今回は、、絶対に間違ったりしねぇんだよぉぉ!!!!」
そう言ったトゥワイスはまだまだ増えていく。そしてそれは、ダークシャドウと対になる、もう一つの黒い塊のようになっていった。
トゥワイス「さぁやろうぜ怪獣バトル!!黒鳥ちゃんよぉ!!!」
そしてダークシャドウとトゥワイスの塊は正面から衝突したのだ。だが、、、、
ギョワァァァァァァ!!!
やはりダークシャドウは強く、トゥワイスの塊はどんどんと消滅していく。だがトゥワイスも負けてはいない!消滅していくと同時に倍に倍に自分を増やしていったのだ。
峰田「八百万!まだ出来ねぇのかよ?!トゥワイスもう限界だよ!」
峰田の言う通り、トゥワイスは個性の酷使によりどんどんと弱ってしまっていた。
八百万「すみません、、、、でも、、まだ、、後、、もう少し、、なんです、、、」
だが八百万も頑張っている。最大限の力で火炎放射器を創造しているのだ。それを聞いた峰田は頭のモギモギをとった構える。
峰田「オイラも、、、できる限りのことはしねぇと!!」
そして峰田はモギモギをダークシャドウの地面に大量に投げていく。そうしてダークシャドウの足は地面にくっついていく。だがやはり、、、、
バギン!!!バギィィィン!!
ダークシャドウにとって最早それを大した意味を持つ妨害ではなかったのだ。地面ごと思いっきり破壊していく。
峰田「だ、、、だめだ、、、オイラの個性じゃあ、、」
トゥワイス「ぐ、、ぐぐがが!!」
トゥワイスももう限界が近かった。その時!!
障子「グオオオオオオオオオオオオ!!!!」
ダークシャドウの後ろから障子の雄叫びが聞こえてきた。そしてその声と同時に、ダークシャドウの後ろから、凄まじい量の巨大な手が現れたのだ。それはダークシャドウを掴み、思いっきり抑え込む。
峰田「障子!」
そう、それは障子の個性複製腕の力だった。だがそれにしても個性の力が強すぎる。その答えは障子の足元に転がっていた。
峰田「障子!!お前!!」
そこには士傑生から仕入れた個性ブースト剤があったのだ。しかもそれが2本!個性ブースト剤、これは以前裏で出回っていた物よりも強力なものだった。短時間だが個性を数十倍にも引き上げるのだ。だがその一方、一本でも使えば使用者は薬の効果が切れた瞬間に死ぬ恐れがあったのだ。その死亡率は85%。よって仕入れたこれは、、、、最後の手段。玉砕覚悟のものだったのだ。しかも障子はそのブースト剤を2本使っている。それはつまり、、、、、彼は凄まじい力を得る代わり、確実に死亡するのだ。
障子「八百万!!!!早く、、、やるんだ!!!」
峰田と八百万の目からは涙が流れている。仲間の死が確定したからだ。すると
トゥワイス「へへ、、、、負けてらんねぇよなぁ!!」
そう言ってトゥワイスも自分に個性ブースト剤を投与したのだ。するとまた一気にトゥワイスが増えていく。
峰田「トゥワイス!お前まで、、、、」
トゥワイス「ヘッ!泣いてんじゃあねぇぜグレープジュース!俺の命は今日このためにあったって思えてるからよぉ!!」
トゥワイスと障子の個性ブーストによる猛攻により、ダークシャドウもどんどんと弱まってきていた。だがそれでも、まだ強く、少しでも力を抜いたらまた一からになってしまうような、、、、、そんな強大な力だった。するとその時!
八百万「出来ましたわ!!」
ついに八百万の火炎放射器、、、、いや、最早レーザー砲のようなそれが完成した。
八百万「分倍河原さん!障子さん!早く、、、早くそこから離れてください!!」
八百万はそれの発射ボタンに手を置きながら二人にそう呼びかける。が、、、、
トゥワイス「何いっちゃってんだぁヤオモっち!俺達離れたら終わりっしょ!」
障子「トゥワイスの言う通りだ!!俺たちが少しでも力を抜いたらこいつは一気に周りを破壊する!!全員お陀仏だ!!」
二人はそう言ってその場から離れない。
八百万「で、、、でもそれでは二人が、、」
八百万がそこまで言った時、二人が怒鳴るように言う。
トゥワイス「仇打つんだろヤオモっち!!なら絶対生きろ!ついでに俺の分の仇もうってくれ!!」
障子「お前達は生きるんだ!!俺達ごと、、、、そのまま焼き尽くせ!!!」
そう言い放たれた八百万の頬を、涙の雫がながれ落ちていく。そして!
八百万「二人共、、、、、またいつの日か、、会いましょう。」
八百万はそう言ってレーザー砲のようなそれのボタンを押したのだった。
峰田「あばよ。2人共、、、、、」
そしてその瞬間、地下室中を真っ白な光が包み込んだのだった。
なんか前回後2章で完結させますとか言いましたが、、、、あれは嘘だ