人を殴るとレベルアップする体質だった、俺は悪魔になった   作:龍白

5 / 5
5話

さて、俺はただ武器を取りに来ただけなのに体をガチガチに縛りつけられている

 

恐らくこうなっているのは目の前の幼女の仕業、いったいこの幼女はどう弁解してくれるのか…

 

「ふん、この程度の罠に掛かる雑魚に俺の武器はやれん」

「…なんなの?ガリナどうたらの奴らは初っ端から失礼なことしか出来ないの?」

 

いや、まぁ出合い頭に失礼しておきながら協力申し込むのも中々に失礼だったけどさぁ…

 

初対面の奴に罠仕掛けておいて掛かったら武器をやれないとかこいつ何様だよ…

 

「なんだ?文句を言いたいならそこから抜け出してからにしな、雑魚が」

「…分かった、一発ぶん殴らせろ」

 

とにかくこの蛮族を何とかするべく拘束を力ずくで破り

幼女の方に向かう

 

「なっ…拘束を力ずくで…」

 

【レベルアップしました】

 

「おい、舐めてんじゃねぇぞ野蛮人風情が」

「き、貴様ァ…!」

 

…ほぉ?まだ反抗心が残ってんのか

根性はあるな

【レベルアップしました】

 

「あん?何か言ったか?それとも…死ぬか?」

「ひっ…や、やめろ…!武器がどうなっても良いのか!?」

 

「良いよ、だってお前の武器が欲しくてここに来た訳じゃない、武器を取って来てくれと言われたから来ただけだ」

「てめぇ…!馬鹿にしやがって!ぶち殺してやる!この異世界人風情がぁ!」 

 

【レベルアップしました】

 

「残念だがその程度じゃ俺の足元にも及ばねぇよ」

「クッソ!俺は、俺はこんなところで死ぬわけには…!」

 

「じゃあお前を殺さないメリットでも提示して見ろよ!この野蛮人がよぉ!」

「…なら俺が奴隷になる、いくらでも武器を打てるだから俺を助けろ!」

 

少し考える、コイツはクズだ、いくら奴隷になったって何を仕出かすか分かったもんじゃない

 

しかし武器の提供は魅力的だ、何故なら武器さえ有れば俺の方の世界の人間でも最低限の自衛が出来る

 

「おい、じゃあ奴隷になるとして裏切らないとどうやって証明できるんだ?」

「へ…?いえ、奴隷は魔道具や魔術で主人に逆らえないようになってるが…」

 

「…そうか、ならお前その魔道具とやらを持って来い、奴隷にしてやる、感謝しな」

 

裏切る心配が無いならまぁええやろ!

 

「…ッ!」

 

「あ?何だその態度は、文句を言いたいなら俺を倒してからにしろよ、雑魚が」

「…ッッッッッッ!!!!!」

 

あ、キレそうな顔してんな 

…更に煽ろ

 

「おい、魔道具を持って来いと言ったよな?早くしろこの無能鍛冶師が!」

「…はい」

 

よし!めっちゃ反抗的だけどスッキリしたしええやろ!

 

ーーー

 

「これが、その魔道具だ」

「首輪?」

 

「はい、奴隷の首輪です」

「ああ、じゃあそれ寄越せ」

 

「…はい」

「おお、賢いな、お前がその首輪を俺に嵌めようとしてもお前が動く前に殺せるからな、英断だ」

 

コイツ一瞬逡巡したしやる気だったよなぁ…

まぁこちらとしてもお前を殺さなくて済むから助かったよ

 

「あ、そういや俺の武器は?」

「今から作る」

 

「そうか、じゃあ槍でも作ってくれ、あと敬語な」

「はい、わかりました…」

 

いやぁ…なんて面倒くさい所に行かせてくれてんだアイツ

一回ぶん殴ってやる

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。