遊戯王~来訪した異世界の旅人   作:牙の道化師

2 / 3
装備品は持てるだけ持てます。
ただ自己責任ではある。


戦う戦士と彼の存在

ゼラの戦士 星4/地属性/戦士族/攻1600/守1600

大天使の力を手に入れる事ができるという聖域を探し求める戦士。

邪悪な魔族からの誘惑から逃れるため、孤独な闘いの日々を送る。

 

装備 伝説の剣

戦士族のみ装備可能。

装備モンスター1体の攻撃力と守備力は300ポイントアップする。

 

現在 攻1900/守1900

 

彼は状況を整理できなかった。

知っている、この戦士を。

彼もまたかつてはデュエリストだった。

小学生~中学生の頃ではあったが。

兎も角、今彼の目の前にはあの召喚モンスターが居ると言う現実である。

 

(良く考えればさっきの暗黒の狂犬って頭に流れてきた時点で気づくべきだった……。)

 

何とも今更感である。

しかし、少し思い出してみる。

 

(待てよ?あいつの攻撃力は1900……。ゼラは装備品込みで同じ攻撃力って事は……!?)

「グルルルル……!!!」

 

そう、ゼラは暗黒の狂犬を倒してはいなかった。

 

「……やはり倒しきれないか……。小僧、動けるか?」

 

行き成り小僧呼ばわりされる。

 

「誰が小僧だ!大人だ!」

「……悪かったな、そんな身長だからついな……。」

「おいやめろ。」

 

彼の身長は高校生3年くらいの身長―――要するに大人と子供の境目の身長である。

 

「……まぁ良い。それでだ、お前は戦えるか?」

 

そう尋ねられて、彼は顔をしかめる。

 

「生憎と自分の攻撃力が解らん。」

「………そうか。」

 

そう話してると、暗黒の狂犬が跳び掛かってきた!

 

「ハッ!」

 

ザシュッ!

 

「キャインッ!?」

 

顔を切りつけられ後ろに飛ばされる。

 

「……兎も角、この場所から引くぞ。」

「それは良いけど……追っかけて来ないか?」

「……ハッ!」

 

ゼラは暗黒の狂犬を蹴り飛ばす。

 

「ギャインッッ!?」

 

背中から着地したのでかなり痛そうだ。

 

「……引くぞ。」

「お、おう……。」

 

何となく恐怖を感じた。

 

 

 

 

とりあえず、あのまま走って何処かの村に到着した。

 

「………とりあえず何処かで休むぞ。」

「りょ……了解……。」

 

村の中に入る。

やはり此処はデュエルモンスターズの世界の様だ。

色々なモンスターや装備品・トラップカードで出てくる絵柄の品物が立体で存在していた。

売り物の様だが。

 

そんな感じで酒場の様な所に入った。

 

「いらっしゃい。」

 

酒場のマスターはガルーザスだった。

 

ガルーザス 星5/炎属性/獣戦士族/攻1800/守1500

竜の頭を持つ獣戦士。オノの攻撃はかなり強力。

 

そして開いている席に座る。

店内は昼間だからか殆ど居ない。

 

「……さて、何故草原のど真ん中に居た?」

 

尋ねてくるゼラの戦士。

 

「町か村を探して居たんだよ……。」

「……地図も無しにか?」

「無茶言うなよ……。目が覚めたら行き成り草原に居たんだからさ……。」

「……目が覚めたら?何処かで休んでいたのか?」

「実家のベッドで寝てたんだよ。記憶に間違いが無ければの話だがな。」

 

そう説明すると、ゼラはある質問をしてきた。

 

「……お前は、自分の攻撃力が解らないと言ったな?」

「ああ、そうだけど……。」

「……お前、種族は?」

「………それを聞くか。」

「………いくら何でも種族が解らない訳が無い。」

「まぁ普通そうだよなー。」

 

腕を頭に回し、椅子を弄る。

 

「………それで?種族は何だ?」

「人間。」

 

一言、それだけ。

 

「……………もう一度言ってくれ。」

「人間だよ。正真正銘、生粋のな。」

「………………。」

 

それだけ聞くと彼は黙った。

 

「………不味いのか?人間だと?」

 

小声で尋ねる。

 

「………名前は?」

「………遠名 直人(とおな なおと)だ。」

 

彼、遠名 直人はそう言った。




今回の反省点。
もうちょっとバトルすればよかった…。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。