「おはようございます」
「おはようございます」
受付のお姉さんや警備員さんと挨拶を交わしてから改札を通り、階段を上がって研究室へ向かう。
「……結局、ソレ着けていても通れるのね」
そのまま通れたが、警備員がチラリとこちらを見ることが多い気がする。
「俺のトレードマークだしな。ただ、よく見ると警備員の人が増えてるみたいだし、警備の面では問題ないだろう」
「だからといって金属探知機に縦幅が引っかかるようなマスクはどうかと思うの」
アレは想定外だったんだ。受付の人と警備員の人は笑って許してくれたが。
「キリンさんよりゾウさんの方が良かったか?」
そしてアリさんはもっと好きなのか? こっちだとアイアントさんマークの引越社になるんだが。
「いや、そうじゃなくてさ。頭が天井にゴリゴリぶつかっているんだけれど……」
「え? マジでか」
引っかかり具合を見るために上を向くが、どこにも引っかかってはいない。
「引っかかってないじゃないか」
「それはギャグで言っているの?」
真顔で言わないでおくれよ。
「無論」
あんまりガシガシぶつけると修理費が大変なことになるので、キリンマスクをしまい、昨日入手した怪しいチェシャ猫のマスクを改めて被ることにする。
「これで問題ないだろう?」
「それはそれで問題あると思うんだけれど」
いいマスクだと思うんだがなぁ……そんなことを考えながらコンコンコンと3回ノックする。
「失礼します」
研究室の中に入ると、正面にある机の上に頼んでおいたバックパックが並んで置いてあった。後から入ってきたハルカも気がついたのか目をしいたけのようにして輝かせている。
「お、来ましたか。早速バックパックを背負って貰えますか?」
「わかりました」
背負ってみると、明らかに前のバックパックより快適に動ける。個人用にカスタマイズするとやはり違うなぁ……
「素晴らしいです。容量はどれほど増えたのですか?」
「今までのモノと比較すると大体2倍になっています。ただ、その代わりに大きさが1.1倍ほどになってしまいましたが」
容量2倍とか凄まじいことになってるな。このバックパック一つにいったいどれほどの技術が積み込まれているんだ……この技術で運輸系でも稼いでるんだろうなぁ……
「ハルカは大丈夫そうか?」
「うん! 問題ないかも!」
「それは良かったです。今回の仕様についてはこちらの冊子に記してあるので、後で目を通しておいてください。それと耐圧性に関してですが……」
「どうなりました?」
「気密性の関係で41気圧までなら耐えられるようになっています」
41気圧ってことは……400mぐらいか。うーん……恐らくだが足りないんだろうなぁ……そういえばルネシティの入口である海底洞窟って深さ何mなのだろうか?
ポケモンの主人公のリュックはいったいどうなっているんだろう。そもそもどうやって海底まで行って道具とか取り出しているんだろうか?
「しかし、その深さまで生身で潜るので?」
当たり前だが疑問に思ったのだろう。普通はそこまで行くのなら潜水艦ないしは潜水艇を使う。ポケモンの背中に乗って潜ってきますなんて普通は考えないよなぁ……
「生身ではないと思うのですが、深海を通過して入る海底洞窟内及び海底洞窟空洞内にいるポケモンの調査、生態研究の際に使うことを想定しています」
「……そうですか」
言い分としては無茶苦茶怪しいし、苦しいものだがあんまり深くまでは追求しないようだ。ちょっとだけ安心した。
「キョウヘイ先生。わたし達そんなところまで行くの?」
「これに関しては俺だけで行くつもりだ。その間にハルカには資料の整理などをしていて貰いたい」
突入するのは俺だけでいいだろう。何があるかわからんし。
「このあとはどちらに向かわれるので?」
「そうですね……今日中にカナシダトンネル経由でシダケタウンに向かおうと思っています」
あの薄暗い道を時間をかけて通るというのは果てしなく面倒くさいが、他に道はない。しかたないだろう。
「シダケタウンですか。なら今日ではなく明日からの方が楽でしょうね。明日からカナシダ鉄道の旅客輸送用車両が復旧するらしいので、だいたい16分でシダケタウンに到着しますよ」
「え、そうなんですか? この前ホームページ見たんですが気がつきませんでしたよ」
俺の調べガバガバじゃねぇか! 何をやってんだ俺は。
「どうして旅客輸送やめちゃってたんですか?」
いい質問だハルカ! あとでピクルスをあげよう。
「それがですね、線路内に侵入した撮り鉄の人が事故死した為らしいのです」
「そいつは迷惑な話ですね……」
趣味のために轢かれて死んでしまうとは。
「ですので、線路に入らないのは当たり前として、あそこの周辺では原則としてカメラ等の使用は禁止されているんです」
「ああ、だからあの時撮り鉄の人がいなかったのか……」
やばい。俺は普通にあの周辺でカシャカシャやってたよ……
「ですがね? これに関しておかしいと答える社員がいまして」
「ほう?」
ん? なんだか雲行きがおかしくなってきたぞ?
「その社員は根っからの鉄道ファンなんですがね? 鉄道クラブのようなところに所属して毎日毎日電車を見ていたそうですが、線路内に侵入した人の顔を一度も見たことがないらしいんですよ」
「クラブの他の人もですか?」
「らしいです。だいたい交代で24時間見ているらしく、事故があった日にも眺めていたらしいのですが誰も侵入した人を見ていないそうです」
「……死体は出ているんですよね?」
「そうです。おかしな話でしょう?」
どういうことだ? 死体は出たが誰もその人が入ったところを見ていないとな。
「警察もその話を聞いて調べたようですが、最終的にそのまま事故として処理されたみたいです」
「そこからどうして運休にまでなってしまったんですか?」
「なんでも、これを機に大規模な線路内の異常点検など行い、より快適な物にする為にだそうですよ」
その間は物品運送だけ行っていたと……
「ただ噂では、他に何かする為に工事でもしていたんじゃないか? なんて言われてますが、それならば態々目立つようなことしないでしょうし……あくまで噂止まりですね」
「みんな大好きな暗躍論ですね」
その時にあの会社についても調べているだろうし……普通、態々痛くなりそうな傷を抱えている企業が、喜んで探らせる訳がないもんな。
「っと、すみませんね。少し話し込んでしまいました」
「いえ、貴重な情報です。ありがとうございます」
そういえば、あの企業は結局カナシダ山に入る許可出して貰えなかったんだよなぁ……あと半年はICチップのバッテリーが持つはずだが早めに回収したいところ……
「そういえば、ウチの専属トレーナーのテンカイさんが、キョウヘイさんと話をしたいと言っていたのですが……シダケタウンに着いたら面会しますか?」
「いいんですか! 是非お願いしたいです!」
向こうから話しかけてもらえるとは!
「有名な人なの?」
「前に話したホウエン地方ポケモンリーグベスト16位タイの人だ。特徴は【バトンタッチ】などの数々の補助技を主体に、相手のテンポを崩して勝つ戦闘スタイルだな。ハルカにも動画で見せたことがあるはずだぞ」
「んー……あぁ、あのイーブイに指示をしてバトルの展開がかなり早く変わっていく人かな。やっぱり凄い人なのね」
「1企業からオファーが来るレベルの人だからな。時間があれば1戦して貰いたいぐらいだが……今テンカイさんはシダケタウンで仕事をしていると仰っていましたが、予定は空きそうなんですか?」
「フリーとして空けてあるそうですよ。こちらに来るのなら駅で待つとも言っていました」
「そうですね……では13時頃に駅に到着するように調整するとお伝えください」
「わかりました」
明日が楽しみになってきたな。
◇ ◇ ◇
朝のうちに買い物を済ましてから駅に入る。電車の到着まで時間が推している為、既に他の人が乗るために少し詰めて並んでいる中、俺とハルカは人の少ない2号車の指定席用列に並ぶ。
少ししてから予定の電車がホームに到着し、ガチャンと扉が開く。電車内に入り込んだ。5分ほど停車した後に出発するそうだ。
「で、なんでわざわざ指定席を取ったの? もうちょっと節約できたんじゃない?」
そんなこと言いながら顔がニコニコしているのはなんででしょうかね? もうすでに席に座って靴脱いでいるし。
「ゆっくり座りたかったんだよ……なんだかこっちに来てから体に違和感があってさ」
正確に言えばカナズミの北側やカナシダ山付近に行くと、どうしても……体の節が思うように動かないというか、違和感がある。ついでにゾワゾワするんだよなぁ。何とも言えない不快感。なんか特殊な磁場でもあるのだろうか?
「大丈夫? 最近気を詰めすぎているんじゃない? 偶にはキョウヘイ先生もしっかりと一日休んだほうがいいと思うの!」
「そうだな……なら明日明後日は訓練無しの休日にするか」
「やった!」
ハルカが少しガッツポーズをすると、頭に乗っかっているなこの耳のような黒いリボンが連動するように少し揺れた。人に会うことが予定されているせいか、いつもより入念に鏡の前でチェックしていたことを俺は知っているぞ!
それにしても、そこまで根を詰めていただろうか? 昔のほうが恐らく体力的な余裕はなかったはず……急激な環境の変化が今になって疲れとして体に現れたかね? こんな風になるのは事件以来久々だ。
うーんそれも踏まえて予定建てていたんだがなぁ……栄養面でも気をつけていたし問題はないはずだ。こっちの世界限定の風土病の可能性もあるか? 科学が発展すると病気などの毒性が強くなるとか向こうの誰かが言っていた気がする。この世界の科学力ならばどれほどの毒性になるのだろう。そもそもポケモンの毒タイプとかもこれに関わってくるのか? そうだとするとベトベトンとか移動する汚染源になるし、メノクラゲやドククラゲがうようよしている海は毒だらけとも言えなくはないだろうか。
まて、また思考がどっか行ってるな。しかもなんともキレがない感じだ……それはいつもか。なんだかかなり弱気になってきてるなぁオイ。これは本格的にマズイかもしれん。
「今日ぐらいマスクを着かないでゆっくり眠ったら? 駅に着いたらわたしが起こしてあげるかも!」
なんだか今日のハルカはテンションが高いな……朝食食べている時からずっとかもかも言ってるし。
「……なぁ、ハルカ。なんかやけにテンションが高いが――――もしかして電車に乗るの初めてか?」
「うん!」
いいお返事ですね。恐らくだが、オダマキ博士のせいで車に乗せられ続けてのだろう。
「そうかー、なら周りに配慮した上で存分に楽しんでくれ。あと着いたら起こして」
了解! と言ってから鼻歌交じりで本を読み始めるハルカ。それだと部屋と何ら変わりがないのではないのだろうか?
ジリリリリリリとけたたましいベルが鳴ったあとにガシャリと扉が閉まる。そしてゆっくりと電車が走り出した。
「本日は――――」
5分ほど揺られてからようやく眠気がやってきた。2度目のアナウンスの声がだんだん遠のいてゆき、電車の振動が意識拐い微睡んでゆく。
――そして、唐突に、急速に、体に対する違和感が増幅し始めた。
なんだ! 何が起きたんだ!?
理解不能すぎて思考が回らない。
自分の近くにナニカが居る! まるで全身がそう言い放っているかのような違和感。体を、生暖かく粘ついたモノが這うような不快感。それらが一遍に押し寄せてくる。そして、ソレが這った跡がじくじくとした火傷のような痛みとなり、全身へ広がってゆく。
「ッ! グゥッ!」
熱い熱い熱い熱い熱い熱い! 全身から汗が噴き出し、痛みを和らげようとして、椅子に置いていたココアの入った封の開いていないスチール缶を全力で握るが一向に静まる気配は無い。火を吹く大地に自分が居るような錯覚を起こし、骨の芯まで焼かれるような痛みへと変わってゆく。
体が上げる悲鳴を必死に抑え込もうとするが、既に口から漏れ出てきてしまっている。
マズイ……少しずつ意識が朦朧と……
◇ ◇ ◇
「ッ! グゥッ!」
「? キョウヘイ先生どうしたの?」
キョウヘイ先生が急にくぐもった声を上げたため、どうかしたのかと本を読むことを止めてキョウヘイ先生の方を見てみると――思わずギョッと目を見開いた。
「ひっ! キョウヘイ先生!?」
珍しくマスクを取った顔には、先程までなかったはずの火傷のような爛れが現れており、苦悶の表情で飲んでもいないスチール缶を握り締めている。どうしようどうしようどうしよう! どうにかしないとキョウヘイ先生が危険だ! でもどうすれば……
混乱していると、不意にバキャッ! という音と共にスチール缶が握りつぶされた。スチール缶を握り締めている爛れた手からは血がポタポタと流れている。既にキョウヘイ先生の意識は朦朧としてきているらしく、苦痛に耐えるうめき声が口から漏れ出ていた。
うめき声が聞こえた付近の席の人は怪訝そうにこちらを見ている。
両頬を一度叩き自分に活を入れなおす。わたしが行動しないと!
「シートを濡らしちゃうけれど緊急時だし、仕方がないよね。ワカシャモ! 出てきて!」
「シャモ!」
「キョウヘイ先生の全身に水をかけ続けるのを手伝って!」
パッと見て火傷として現れているのは顔と手だけだ。でも服の中や足も同じようになっているかもしれない。全身においしい水をかけた方がいいだろう。ダバダバと水を降りかけてゆく。
その間に後ろの席に座っていた独特な服装のおじさんに声をかける。
「すみません! 急病人が出たので車掌さんを呼んできて貰えませんか!!」
「わたくしかい? ……わかった。すぐに呼んで来ましょう。車掌が来るまで患者の体は無理に動かさないようにしなさい」
一瞬ポカンとした表情をしていたがすぐに車掌さんを呼びに走り出してくれたので、引き続き水をかけ続ける。
周りの人も異変を感じ始めたのか車両全体がザワザワとし始めた頃、車掌さんとさっきのおじさんが来た。
「どうしました? ……これは!?」
「駅に救急車を呼んで貰えませんか!」
「すぐに手配します!」
キョウヘイ先生を見た瞬間におじさんの顔色が変わった。やはり危険な状態なのだろう。すぐに車掌さんに指示を出したあとに座っていたシートを後ろに倒し、腰にかかっていたボールからニョロトノを出した。
「彼を水で冷やします。氷で彼の椅子の周りを凍らせたあとに水を彼に直接当てないように出しなさい」
「トノッ!」
指示を受けたニョロトノが椅子を凍らせて即席の桶のようなものを作り、全身を浸すように水を入れてゆく。顔の部分には濡らしたタオルを当てておく。
「ユーはどうしてこうなったのか説明できるかい?」
その声を聞いてハッとした。ぼんやりと眺めている場合ではない!
「わからないんです。駅を出るまでは普通に会話をしていたのに、先ほど急にうめき声を上げたので不審に思い、顔を見たら爛れ始めていて……」
「いきなり……かい?」
「はい……」
わたしにもわからない……わからなすぎて泣きたくなってくる。じわりと視界が霞んできた。
「ユーが今できることは全てやり尽くしました。あとは駅に着いてすぐに病院に搬送すれば大丈夫でしょう。よく頑張りましたね」
優しい声で褒めてもらったが、正直今はそんなことに気を回す余裕がない。未だにキョウヘイ先生はうなされている。
「……車掌さんを呼びに行ってくださって、ありがとうございました」
「なに、気にすることはない。この魅惑のダンディ、人助けはお手の物――」
ドゴンッッ!!!
ダンディなおじさんが話している最中に急な衝撃と爆音が電車を襲ってきた。その衝撃は凄まじく、電車が一瞬浮かんだようにも思えるほどだ。事故を恐れて電車が緊急停止をしたみたい……なんでこんなタイミングで……
他の乗客も軽くパニックになっている。
「何が起こりました!?」
「わかりません! 今駅に問合わせています…………え?」
「何が起こっているんですか!」
「煙突山が……噴火したとのことです」
「そんな……なんで……こんなタイミングで……」
まるで悪夢だ。最近活動していなかったはずの煙突山が急に噴火するだなんて……お話の中ででも出来すぎている。
膝から足にかけて力が入らない……崩れ落ちるように床に座り込んでしまった。起き上がろうとするも力が込められない。ポロポロと涙が出てくる。自分はこんなにも無力なのか。
「何か……何か彼を運び出す方法は……」
「お客様の中にエスパータイプのポケモンをお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか!」
おじさんは未だに諦めずにエスパータイプのポケモンを探しているようだけれども、誰も持ち合わせていないようだ。
――『貴方は少しばかり諦めるのが早すぎる。もっと色々な状況を経験して、そこで最後まで足掻いてみなさい。それだけで貴方と貴方のポケモン達はもっと強くなれますわ』――
ふと、ツツジさんの言葉が頭の中をよぎった……そうだ。諦めないって決めたんだ。もう少し足掻いてみようって決めたんだ! まだ、まだ何か手があるはず!
キョウヘイ先生が急の事態に備えて何か買っていないかを再度確認しよう! もう一度自分を奮い立たせてバックパックを漁る。
「シャモモ!」
ワカシャモが何かを見つけたらしい。
「それは……【あいいろのたま】? ソレがどうかしたの?」
いつもキョウヘイ先生が小銭財布の中に入れているモノだ。不思議に思っているとワカシャモは【あいいろのたま】をニョロトロに渡す。ニョロトノは受け取った【あいいろのたま】を、キョウヘイ先生を水に浸すために造った氷の桶に入れた。
わたしには理解できなかった。いつの間にか出来ていた爛れも、それに対抗するように淡く輝くソレがナニを行ってるのかも。
一度水面に浮かんだ【あいいろのたま】は、波紋を起こしてすぐに沈んでいったが――――キョウヘイ先生の表情が和らぎ、うめき声はいつの間にかなくなっていた。
「……ねぇ、どうして【あいいろのたま】を使おうと思ったの?」
「シャモ?」
ワカシャモに聞いてみるがワカシャモは首を傾げるばかりだ。
「ユー! 8号車にエスパーポケモンを連れている乗客がいたので協力を要請してきました。すぐに移送を……む?」
「どうかしましたか?」
「……彼、爛れが引いてきていないかい?」
「えッ!?」
振り向いてみると、先程まで重度の火傷のように爛れていたはずなのに、いつの間にか爛れが引き始めて部分的には普通の肌に戻っているようにも見える。
「……とりあえず、シダケタウンの病院へ搬送しましょう。見た目ではわからないところもあると思いますし」
「何から何までありがとうございます」
深々と頭を下げる。
「なに、トレーナーとして、そして人として人助けは当たり前のことです。この魅惑のダンディ、隠居はしていますが微力ながら、孫の手程度には役に立ちますよ」
そう言っておじさんは件の協力してくれるトレーナーを呼びに戻っていってしまった。
キョウヘイ先生が起きたらなんて言おうか……あ、今日会う予定だった人にも連絡しないと!