鉄血のオルフェンズ THE PROJECT REMAKE   作:梟帥

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会議と日常、そして・・・・。


会議と遺産

ギャラルホルン本部・ロビー

 

 

 

「お久しぶりです、教官殿」

 

「相変わらず暴れたな、ヤマト?」

 

 

 

 鉄華団と別れた後、ヤマトはかつての教官と再開していた。

 

 

 

「鉄華団のことは聞いている、ずいぶんと買っているそうだな?」

 

「買っているというか…………まあそんなもんみたいな? 

 

 って感じだな?」

 

「…………」

 

「……ヒューマンデブリのこと、未だに?」

 

「……すまない、わかってるんだ

 

 ……だけど」

 

「教官殿のデブリ嫌いは治しようがないってのは玉に瑕だな?」

 

「…………」

 

「……それよりも、()()()は?」

 

「ああ、まさか上層部の一部がヒューマンデブリを買い仕入れたなんて思いもしなかった……。

 

 私の脇が甘かったようだな……」

 

「末端の隅から隅までの末端まで調べ尽くすのに時間かかる、だけどガランの協力のおかげでなんとかなりそうなんだろ?」

 

「ああ、そのおかげで()()()()()()()()()()()()()()()()に気づかせてくれたんだからな?」

 

「ええ、それについては驚いたわ…………」

 

 

 

 ガランが突き止めたのはヒューマンデブリを売買している組織だった。

 

 曰く、「実態も素性も不明」とのこと

 

 SAUの上層部の一部は既にその息がかかっていたことや、証拠の一部が抜き取られていたため、掴めずじまいだった。

 

 

 

「それで、その組織…………「フィクサー」と呼んでるんだっけ?」

 

「そうだ、ガランとラスタルが名称したからそう呼んでいる」

 

「「フィクサー」ねえ…………相当の影響力を持っていると見た……か」

 

「この件には、ガランが引き続き調査するとのことだ。

 

 ラスタルもこの件に承知している」

 

「そうか」

 

「それで、例のパイロット達は?」

 

「パイロット? 

 

 ……ああ、あの五人組の少年少女? 

 

 鉄華団が引き取ったよ」

 

「何?」

 

「俺らが処理するより、ヒューマンデブリのことはヒューマンデブリの組織に預けるのが利になるだろうよ? 

 

 それに、ガンダムの方は色々とね…………」

 

「ガンダム?」

 

「ああ、一機はサンプルとして回収。

 

 そのうちの4機は分けて鉄華団側と俺らにって感じになった」

 

「そうなのか…………?」

 

「そう、それでよ? 

 

 そっちの様子どう?」

 

「今回の件で、バッシングされてるよ

 

 特にヒューマンデブリの件だ」

 

「そうか……」

 

「それともう一つ」

 

「なんだ?」

 

「ラスタルからの推挙で、()()()()()()と思うんだ」

 

「……!」

 

「この数年で、紛争地域や治安の回復に貢献してる

 

 見違えるように頭角を表してもいいはずだ?」

 

「…………」

 

「マクギリスには?」

 

「取っておくよ? 

 

 とっておきのサプライズに使おうと思ってな?」

 

「…………そうか」

 

「ありがとよ、ガランにもよろしくな?」

 

「わかったよ」

 

 

 

 今、ギャラルホルン本部は会議の最中だった。

 

 会議の主な内容は紛争での片付けとガンダムの登場だった。

 

 ガンダムの登場は想定外のことだったらしく、マクギリスやラスタル等の有力者たちはこれに相当応えたらしい…………。

 

 

 

(フィクサー…………

 

 何もんなんだ……?)

 

 

 

 ロビーで一人耽っていたその時

 

 

 

「考え方か、ヤマト?」

 

「ヴィダール? 

 

 なんでお前ここに?」

 

「暇だからな、会いに来ただけだ」

 

「へぇ、家族には?」

 

「…………」

 

「……前言撤回

 

 今のお前じゃあ()()()()()()()()()()()か?」

 

「…………」

 

「2年前、ガエリオが死んだおかげでてんてこ舞い

 

 ……だけど()()()()()()()()()しただろ?」

 

「…………」

 

「もしガエリオが生きていたらボードヴィンの跡はアルミリアになり、ガエリオは処罰を下されていただろうな?」

 

「よく言う…………」

 

「……まあ、その点俺に感謝しろよ? 

 

()()()()()()()()()()()()のはな?」

 

「返す言葉もないよ」

 

「…………」

 

「辺境の惑星からアフリカユニオンでの日々が懐かしい……。

 

 いかに自分が甘く、そして愚直なまではどの愚か者だったことにな……」

 

「アフリカユニオンに関しては応えたようだな? 

 

 あそこは紛争続きで治安が酷かったからな?」

 

「ああ、可動テストを終えた次の日に

 

 俺は無名の「ヴィダール」としてアフリカユニオンに赴いた……。

 

 酷い光景だったよ、かつての自分自身に恥じるばかりだ……」

 

「…………」

 

「貧富の差別、ヒューマンデブリの売買

 

 紛争被害、そして身寄りのない子供達……。

 

 世界の酷さ、そして腐敗を直に見た時は吐き気を感じたよ……」

 

「まっ、そんな中を俺らはよく生きていたよ……

 

 懐かしさが勝るよ……」

 

「ヤマト…………」

 

「……昔話でもするか?」

 

「いいよ、その話は()()()()()()()()()()()()()だろ?」

 

「けっ、なんだよ

 

 いつでも話してもいいんだぜ?」

 

「そうだな、その話はアルミリアにも聞かせてやってくれ。

 

 お前自身、マクギリスのことをよく知る人間なのだからな」

 

「あいよ、最もその機会があったら全部話すさ? 

 

 俺とマクギリス、そして()()()()()もな?」

 

「すまない…………」

 

 

 

 ヤマトとヴィダールはロビーを去り、持ち場に戻った…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャラルホルン・軍港

 

 

 

(さて、ガンダムのデータは……)

 

 

 

 二機のガンダムのうちの一つ「ベリアル」の資料を読み、その現場に立っていたヤマトは注視していた。

 

 

 

「なあ、こいつをマークスに送ってやれ」

 

「えっ? ですが……」

 

「あいつもこれを乗りこなせる素質があるからね? 

 

 見たところ全部修繕できたんだろ?」

 

「はい…………」

 

「よし、なら決定だね?」

 

 

 

 急な決定に驚く整備班及び部下たち、和気藹々な空気の中

 

 それを破る事件が起きた……。

 

 

 

「ヤマト隊長! 

 

 大変です!」

 

「どうした!?」

 

「マクギリスからの緊急連絡です! 

 

 火星の採掘場に()()()()()()()が発見されました!!!」

 

「……はぁっ!?」

 

「そして、そのモビルアーマーは()()()()()事が確認取れました!!!!!」

 

「なんだとっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事の報せを聞いたヤマトはすぐさまに部隊編成を取り行った! 

 

 そして、この件をアリアンロッド全隊に報せ

 

 ラスタルの元にその報せが届いた。

 

 ヤマトは己が判断により、()()()()()()()を持ち出し

 

 すぐさまな現場に向かった。

 

 モビルアーマー

 

 それはかつて厄災戦の時、人類を滅亡に追いやった兵器

 

 もし目覚めでもしたら一大事。

 

 ヤマトはマクギリス達の元へと向かった

 

 事を最小に終わらせる、その目的のために

 

 しかし、()()()()()()によって

 

 事態が最悪の展開へと向かってしまったのだ…………。

 

 




次回
クリュセ防衛戦
そして、復活劇
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