鉄血のオルフェンズ THE PROJECT REMAKE   作:梟帥

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クリュセ防衛戦の始まりの回


最悪の事態

モビルアーマー

 

 厄災戦時に猛威を振るった凶悪な破壊兵器

 

 かつて「アグニカ・カイエル」が率いた組織は

 

 それらの殲滅をしたことで後世にその名を残し

 

 その組織を基盤に「ギャラルホルン」が成り立った。

 

 しかしどういうわけかそれの()()()()()がない。

 

 その真実を知るのは、()()()()()までの話……。

 

 

 

 時は遡り、火星の採掘場。

 

 それは、ある一機のガンダムを掘り上げたところから始まった

 

 採掘場から強大な反応を探知した事で、その場所を掘り上げたところから現れたのだ。

 

 それを知った鉄華団、そしてその報告を受けたマクギリスは現場に赴いていた…………。

 

 

 

火星付近

 

 

 

「それで、今はまだ安全ってか?」

 

「はい、ですが万が一に備えて編成を整えてさせていますが……。

 

 目覚めた時の場合は……?」

 

「総力戦だ、そのために()()()()()()()()()()()()からな?」

 

「この兵器……()()()()()()()ですね?」

 

 

 

 艦隊の格納庫には「ダインスレイヴ」5台持ち出し、弾丸の矢をたくさん持ち込んでいた…………。

 

 

 

「この件を、ラスタル様には?」

 

「伝えてるよ、場合によっては問答無用で倒す」

 

「はぁ…………」

 

「隊長、モビルアーマーというのは一体…………?」

 

「事細かく詳しく言うのが面倒な兵器

 

 簡潔に言えば()()()()()()()()だよ」

 

「皆殺し……!?」

 

「元々戦争の最中の時代にモビルアーマーを開発して使っていたが、AIの頭脳(システム)が「人間」と言う「敵を滅ぼす」ために戦っていたんだ」

 

「……っ!」

 

「そう、つまりモビルアーマーは()()()()()()()()()()()()()()()()()()してしまうんだよ」

 

「そのモビルアーマーが、火星に……!?」

 

「そうだ、目覚める前に埋めようって算段だろうな? 

 

 しかし万が一に目が覚めたらダインスレイヴで足止めたり急所をぶち抜いて仕留めるか……。

 

 最悪鉄華団とタービンズと協力してぶち倒すしかない」

 

「…………」

 

「……それより、()()は済ませたか?」

 

「アレ? というと……?」

 

「……ガンダムだよ?」

 

「ガンダム……? 

 

 ……まさか!?」

 

「そうだ、それとマークスの奴にも伝えろ」

 

「えっ? なにを……?」

 

「モビルアーマーが目覚めた場合、ガンダムで迎え撃て

 

 そして、()()()()との連携に加わって欲しいってな?」

 

「……はぁ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリアンロッド・本艦隊

 

 

 

「そうか…………ご苦労だった」

 

「…………」

 

 

 

 一方、アリアンロッドはモビルアーマー発見の報を受けて緊迫の状態になっていた…………。

 

 

 

「ラスタル様、如何いたしますか……?」

 

「如何も何も、非常事態だ

 

 特にアイツはよりにもよって……

 

 ……いや、それほどの事態だからこそか」

 

「ヤマトがダインスレイヴを出すとはな…………。

 

 それほどの緊急事態なのだろうな」

 

「彼がダインスレイヴを持ち出した時は何事かと思いましたよ……」

 

「…………??」

 

 

 

 雰囲気……もとい状況を読めずにいたイオク、事の重大さに気づかない彼はただ呆然としていた……。

 

 

 

「あの……ラスタル様、モビルアーマーとはそれほどの危険なものなですか?」

 

「イオク様? まさか上官職のあなたはモビルアーマーのことを知らないのですか?」

 

「なっ!? 何を言う! 知っているぞ! 

 

 これは確認のためだ!」

 

「ふうん? 本当は知らないのでしょうね?」

 

「なっ何を!?」

 

 

 

 イオクとジュリエッタのやり取りに、()()()()()が割って入る。

 

 

 

「モビルアーマーは、ワーカーやスーツとは違い()()()()()()()だ」

 

「っ!?」「あなたは……!?」

 

「……やはり、お前ならば知っていて当たり前か?」

 

「はい、機体型(タイプ)は「ハシュマル」。

 

 モビルアーマーの中でも量産性や汎用性が高い

 

 しかし、それがきっかけに厄災戦が起きた……」

 

「そうだ、元々厄災戦以前は「AI技術」が発達しており

 

 それを利用して、より効率を突き詰めた結果が厄災戦が起こってしまったのだ。

 

 人類はモビルアーマー等の自立型兵器は危険兵器として取り扱うようになったのだ」

 

「そんなことが……」

 

「…………」

 

 

 

 そんな最中に、通信が入った。

 

 

 

「誰だ?」

 

「はっ、通信の相手はヤマト隊長であります」

 

「なに?」

 

 

 

 ラスタルはヤマトからの通信を取った。

 

 

 

『あーあー、もしもし聞こえますか?』

 

「聞こえている、それで? 

 

 お前から通信を出すとはな?」

 

『事態が事態だ、すまねぇな?』

 

「いい、それで? 

 

 状況はどうなってる?」

 

『まあ、運良く()()()()()

 

 だから目覚める前に埋め戻しておこうと思いましてね? 

 

 上手くいけば安全に事を付けれると思いましてね? 

 

 最悪の場合、ダインスレイヴをぶちかますつもりです』

 

「そうか、お前が何故ダインスレイヴを持ち出したのかさえ分かれば良い。

 

 お前がダインスレイヴを持ち出した時は焦ったぞ?」

 

『仕方ないだろ? 

 

 聞けば元々()()()()()()()()()()()()()()らしいからよ? 

 

 何かと思ったらそれがモビルアーマーだったなんて、思わないでしょ!? 

 

 …………って言っても、()()()()()()()()を考えたら仕方がなかったってやつだよ?』

 

「…………囮に使って道連れにしたのか?」

 

『みたいだな? 

 

 最悪、目覚めたら総力戦で叩き潰す

 

 その為に、ラスタル様のご助力をってね?』

 

「……ダインスレイヴの方は自分で責任取れ

 

 モビルアーマーの破壊目的という大義でなければ貴様を確実に除隊か刑罰になっていたからな?」

 

『へ〜い、それは流石にやりますので…………』

 

 

 

 ヤマトはそう言い、通信を切った。

 

 

 

「ヤマトの奴め、随分と焦っているな……」

 

「えっ?」

 

「彼自身、これまでの脅威は()()()()()()()()()()()()()なのだろう……」

 

「えっ……!」

 

「エドモントンの件、鉄華団と共闘して勝てたからよかったのだ。

 

 しかし、今回は違う……」

 

「モビルアーマーの危険性、そして現戦力での対処等の問題……」

 

「そしてモビルアーマーにもたらす被害……。

 

 彼の考えることはそれなのだろうな」

 

 

 

 モビルアーマーの危険性を考慮した故の行動なのだろう。

 

 自身の部隊の総出撃、及びダインスレイヴの強行的な使用。

 

 そして鉄華団……。

 

 おそらくヤマトはマクギリスと鉄華団と共にモビルアーマーを対処するのだろう…………。

 

 

 

「しかし、ヤマトはそのモビルアーマーをどうするのだ? 

 

 たとえそれが脅威になりうるのならば、何ゆえ()()()()()()()()()()()()()のだ?」

 

 

 

 イオクの疑問、それを応えた人物が声を出す

 

 しかし、それが思わぬ事態の引き金の一つになることを思わずに……。

 

 

 

「あり得ない話だが、()()()()の可能性もありうるな?」

 

「何だと?」

 

「七星勲章……??」

 

「知っているのですか、ヴィダール?」

 

「まあな、元々はモビルアーマーを倒した数に応じてそれを手に入れられる勲章だ。

 

 それを得たものは席の序列を変えられるという代物なのだが、最も彼に取っては興味と得ようとも眼中にないだろうよ……」

 

「そんなものが……」

 

「しかし、マクギリスの場合だと話は別だがな?」

 

「……なるほどな? 

 

 ヤマトからしたら昔の物でも

 

 マクギリスからしたら価値があるとでも?」

 

「もしもの話だ、仮に奴がそれを狙っている可能性があるか否かは別の話だが…………」

 

 

 

 七星勲章……。

 

 ヴィダールの言う通り、元々はモビルアーマーを倒したもののみ授与される勲章。

 

 しかし、それは300年前の話であり

 

 今や価値のないもの同然の勲章……。

 

 だが、火星にモビルアーマーが発見されたことで状況が一変した。

 

 

 

(七星勲章を彼らが授与すれば、序列が一気に書き変わる

 

 確かにマクギリスやヤマトの様な若者が上に立てばギャラルホルンの改革は確かに可能だ…………。

 

 しかし、そうなれば私の立場は危うくなると思うもの達も現れる……。

 

 だからと言って、もしそうならば私に報告の一つを出さないはずだ……。

 

 それならば、彼は何を…………?)

 

 

 

 ラスタルの考える。

 

 ヤマトの目論見について……。

 

 そう考えるその時だった。

 

 

 

「ラスタル様! 

 

 私に行かせてください!」

 

「……イオク、お前がか?」

 

 

 

 名乗りを上げたイオク、その目は愚直な者特有の眼をしていた……。

 

 

 

「はい! 

 

 万が一にあの二人が結託して謀反を起こそうと企んでる可能性、それを摘み取りに!」

 

「何を言っている? 

 

 仮にあの二人が謀反を企むのならば、わざわざ()()()()()()()()()だろう? 

 

 そんなわけのわからん答えなどあり得ないだろう?」

 

「しかし!」

 

「その男の言う通りだ、マクギリスとヤマトが謀叛を企むのならば七星勲章を手に入れれば()()()()だろう?」

 

「あなたまで……!」

 

「……確かにその二人の言う通りだ」

 

「ラスタル様!!」

 

「もし奴が謀反を謀っているのならば()()()()()()()()()()

 

「!!」

 

「それに、あの二人が七星勲章を得れば謀反なぞする必要がない。

 

 簡潔にモビルアーマーを退治すれば良いだけだ。

 

 そうすればあの二人がギャラルホルンの頂点に立つだけで良いのだ……」

 

 

 

 ラスタルの言葉は最もだった。

 

 七星勲章を授与すれば謀反なぞ不必要、無価値になる

 

 現にモビルアーマーを対処すればそれで済む話だ。

 

 二人がギャラルホルンの地位が確実なものになればアリアンロッドはおろか、ギャラルホルン全体を掌中できるのだ。

 

 ましてや謀反を企むのならば、小細工やら裏工作なぞいらないのだから……。

 

 

 

 だが…………。

 

 

 

「……例え」

 

「「「「??」」」」

 

 

 

「例え皆がそう言えど、私は行きます!!」

 

「……何?」

 

「仮に我々がその七星勲章を得れば、確固たる地位と権力を得られる好機! 

 

 例えラスタル様が行くなと言われても、私は行きます!!」

 

 

 

 イオクはそう言い、出撃の支度に取り掛かった! 

 

 

 

「イオクっ!!」

 

「止めるなっ! 

 

 私が行かねば、誰が行くのだ!!」

 

「イオクっ! 待ちなさい!」

 

 

 

 ジュリエッタ達の制止を振り切り、イオクは艦隊を率いて出撃してしまった…………。

 

 

 

「…………良いのか?」

 

「……全く、熱意だけでは上官は務まらないというものを……!」

 

 

 

 ラスタルはため息を出しながらも、指示を出す。

 

 

 

「ジュリエッタ、ヴィダール。

 

 万が一に備えて、イオクの後を追え」

 

「はっ!」「わかった……」

 

 

 

 二人はイオクの後を追う為に、出撃した…………。

 

 

 

「…………」

 

「哀れな子ね、幾らかつての上官の一人息子とはいえども……。

 

 事の重大さの無理解と危機感の無さには目が余るぞ?」

 

「返す言葉もない…………。

 

 何しろ彼がまだ2()()()()()()()()()()()()()のだからな…………」

 

「…………」

 

「願わくば、私は彼を()()()()()()()()()()()()()育てたかった…………。

 

 だか等の母は()()()()()()()()()()()育てられたのだ……。

 

 まさか、あんな風になるとは誰もが思うまい……」

 

「…………」

 

「……すまない、行ってくれるな?」

 

「言われずとも、そのつもりです

 

 そして、部下と共に参ります」

 

「……ありがとう、君が来てくれたおかげで我らは大助かりだ………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カルタ・イシュー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

火星・採掘場

 

 

 

 火星に赴き、俺は各隊に配置を済ませ

 

 クーダリアに万が一に備えて避難宣言をするように伝えた。

 

 現場には鉄華団のオルガと三日月達がいた

 

 そして、マクギリスと石動もいた…………。

 

 

 

「あれが、モビルアーマー……!」

 

 

 

 採掘場から少しぽこっと出て土埃に被っている物体…………。

 

 遠くから見て、近場で見ても未知にして危険性を感じ取れていた…………。

 

 

 

「そうだ、あれが厄災戦の元凶にして禁断の兵器の一つだ」

 

「…………」

 

「なあ、ヤマトって言ったか?」

 

「ん? なんだ?」

 

「あんたの部隊……上空に待機している奴らなんだけどよ。

 

()()はなんだ?」

 

「アレ……? 

 

 ダインスレイヴのことか?」

 

 

 

 火星の大気圏外に待機している部隊

 

 彼らはダインスレイヴを持ち、いつでも発射できるように待機していた…………。

 

 

 

「ダインスレイヴ……? 

 

 なんだそれは?」

 

「ダインスレイヴねぇ……。

 

 簡潔に言ったら()()()()()()()()だな?」

 

「デカいレールガン?」

 

「まあ、口で言ってもわからないだろうしよ? 

 

 今度機会があったら見せようか?」

 

「ヤマト殿! 

 

 そんなオモチャみたいなことを……!!!!」

 

「知らない人からしたら「何それ?」だよ? 

 

 知ってる人からしたら「やめろっ!!!」の一声さ?」

 

「簡単に言うが、本来なら持ち出すことも使用することも禁じられている兵器だぞ? 

 

 それを君は力ずくで持ち出したのだからな? 

 

 例えモビルアーマーを的として撃つために使うとはいえ……」

 

「だってよう? ウジウジ言うわ「でも」や「だから」や「しかし」でグダるウジるわで……時間が惜しいから実力行使したまでよ?」

 

「その実力行使がモビルスーツ隊と艦隊を包囲に使って威嚇射撃……。

 

 本当にラスタルからしたら頭抱えて胃が痛む問題だな……?」

 

「最悪レールガンでぶち抜いたろうか考えていたけど、んなことしたらマズいからしなかったよ?」

 

「マズいを通り越してるぞ、その発想は?」

 

 

 

 ヤマトとマクギリス達の会話に、鉄華団のメンバーは上の空だった……。

 

 

 

「…………ねえ?」

 

「ん?」

 

「そんなに危ないの? 

 

 あのモビルアーマーってやつは?」

 

「ああ、そうだよ……。

 

 ひょっとしたら()()()()()()()()()()()だからね?」

 

「はぁ?」

 

「アイン以上……? 

 

 アインって、あのエドモントンの時の?」

 

「そうだ、元々阿頼耶識はモビルアーマーを倒す為に()()()()()()()()()()する為に開発された物なんだよ」

 

「モビルアーマーを……?」

 

「そうだ、特にあんたらが持っているガンダムやギャラルホルンが所有しているガンダムも、阿頼耶識機能をもちいて戦っていたんだよ」

 

「そうだ、かつてアグニカ・カイエルを筆頭に72機のガンダムを作り上げ、そして総力を持って殲滅したのだ……」

 

「なるほどな……? 

 

 じゃあ、この間に掘り上げた「フラウロス」はその一つってわけか?」

 

「そうだ、ギャラルホルンの貴族……。

 

 もとい七貴族もまたガンダムを所有しているのだ」

 

「ちなみに、アンドロマリウスは「アリアンロッドの象徴」って言う程のガンダムなんだ。

 

 まあ、それを俺が使っているからアレになっちゃってるから……」

 

「そうかよ……」

 

「……それよりもマクギリス、良いか?」

 

「……ダインスレイヴを集中放火させるのだろう? 

 

 そうまでして叩きのめさないと気が済まないのか?」

 

「仮に埋めても良いけど、目を覚ましたらマズいからな?」

 

「やれやれ…………。

 

 まあ、君のような怖がりが生き延びて出世できたのもそれが秘訣か」

 

「なんか言った?」

 

「なんでもないよ、この場から離れよう

 

 この場は私たちの管轄だ、礼を言おう」

 

「いいってことよ、そういうのはあんた達が適任だからな?」

 

 

 

 話はまとまり、取り掛かりにつくその時だった。

 

 

 

 ピーピーピー! 

 

 

 

「……!?」

 

「なんだ!?」

 

 

 

 突然、警報音が鳴り

 

 ヤマト達は驚きのあまりに足が止まった。

 

 その原因は、上空のある艦隊の隊の登場によるものだった……!! 

 

 

 

「……えっ?」

 

 

 

 ヤマトは騒然としていた、それは彼にとっての想定外。

 

 そして、自体を急展開をもたらすきっかけとなった人物

 

「イオク・クジャン」の登場であった…………。

 

 

 

「マクギリス・ファリド! 

 

 クサナギ・ヤマト!」

 

「イオクっ!? 

 

 何しに来たんだ!?」

 

 

 

 突然の事態に、ヤマトは驚きを隠せなかった。

 

 

 

「ヤマト! 貴様はマクギリス共に、謀をしているとはな!」

 

「謀……?」

 

「謀って……なんのことだ!?」

 

「シラを切っても知れている! 

 

 貴様らはモビルアーマーを破壊して、七星勲章を得て地位向上を狙っていることだ!」

 

「はぁっ!」

 

「七星勲章……? 

 

 ……やれやれ、何を言い出すと思えば……」

 

「誰だ……?」

 

「イオク・クジャンだ。

 

 お前たちは一度、()()()()()()()()()()()()()()()()奴だよ?」

 

「夜明けの…………? 

 

 ……あの時の?」

 

 

 

 三日月は、以前自身を狙い撃って空振りをしていたレギンレイズのことを思い出す。

 

 

 

「マクギリス! ヤマト! 

 

 貴様らの企みも、このイオクが……」

 

 

 

 イオクは一歩一歩()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よせっ! イオクっ! 

 

 それ以上モビルスーツで近づいてはっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待てイオクっ!! 

 

 今近づいたらモビルアーマーがっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「問答無用!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キュピーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最悪の事態が、発生してしまった…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!!」「!?」

 

 

 

 その反応は、三日月とヤマトが1番に気づく……!! 

 

 

 

「っ! マクギリスっ! 

 

 ここを離れるぞ!!」

 

「っ!」「なんだっ!?」

 

「っ!?」

 

 

 

 ヤマトはマクギリスとオルガ達を逃げの指示を出す。

 

 採掘場から()()()()()を放ち、その大地を貫き

 

 天を衝くかのように雄叫びをあげ、復活してしまったのだ!! 

 

 

 

「なんだ……これはっ!?」

 

 

 

 一方、イオクは事の重大さに気づきも自覚もせずに呆然としていた……。

 

 己が愚行によって、モビルアーマー「ハシュマル」を目覚めさせてしまったのだから…………。

 

 

 

 

 

 

 

 




次回
クリュセ防衛戦開始
そして、復活を果たす。
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