鉄血のオルフェンズ THE PROJECT REMAKE   作:梟帥

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クリュセ防衛戦、開戦!
しかし、事はそう上手くいかず・・・!?


TROUBLE MAKER

鉄華団

 

 ギャラルホルン

 

 タービンズ

 

 三者勢力は、モビルアーマー打倒の名の下に同盟を組んだ。

 

 ヤマトの思いもよらない結果によって

 

 充分な作戦と編成ができた。

 

 クリュセに到着する前に、各々は総力戦を持って

 

 モビルアーマー打倒を目指す

 

 しかし、()()()()が事態を狂わせ

 

()()()()()()()によって

 

 難航することを知らずに……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリアンロッド・司令室

 

 

 

「……ありがとう、それだけで充分だ」

 

 一方ラスタルは、モビルアーマーの復活の報を聞き

 

 アストラを筆頭に、鉄華団とタービンズと協力体制を取ることで、モビルアーマーの討伐の指示を出す。

 

「全く、今回ばかりは責任を取らないといけないな?」

 

「全くだ、モビルアーマーの危険性を問いたにも関わらずこのありさまか……」

 

「気に病むことではない、元々我らにとっては彼の振る舞いについて悩んでいた身だ……」

 

「すまない……私が余らぬばかりに……」

 

「いいんだ、今はモビルアーマーの方を専念しろ」

 

「わかった」

 

「さて、おれはこれから「JPTトラトス」の方を専念しとく、聞けばこの情報は()()()()()()()なんだろ?」

 

「…………そうだ」

 

「ラスタル、これだけは言うぞ?」

 

「……?」

 

「奴らとは手を切れ」

 

「ほう? それはどういうことなのか、教えてもらおうか?」

 

「奴らは「タービンズ」と「鉄華団」のことを疎ましく感じている、大方の原因は()()()()()()()()()だろうな?」

 

「ほう、それで?」

 

「……知ってるのなら、話は早い」

 

「火星の自治権及び、採掘等の権利の譲渡……。

 

 最も、火星側は8〜7でギャラルホルンは2〜3の条件をマクギリスが提供してきた……。

 

 奴の考えは至極合理的だ、末端の治安は現地の住民や組織に任せた方が手っ取り早く安上がりだからな?」

 

「そうだ、ならばこの取引に()()()()()()()()()としたら、あんたはどうする?」

 

「なに?」

 

「聞いてくれ、ヤマトは……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マクギリスの取引を条件に、鉄華団をギャラルホルンの勢力として迎え入れてほしいとのことだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだと!?」

 

「団長のオルガは、困惑していたらしいからな?」

 

「それで、返答は?」

 

「保留だそうだ」

 

「だろうな?」

 

「この取引を飲めば、タービンズはおろかテイワズとの力量関係が逆転してしまう、それを恐れ保留にしている」

 

「…………」

 

「これを聞いたテイワズの上の方々は驚きと困惑の声が上がっていたが、会長と名瀬の二人はこの取引を()()()そうだ?」

 

「ほう、それはどういう?」

 

「おおかた、その取引を飲む代わりに()()()()()()()()()()()()()()()に言われたんだ、鉄華団の独り占めになるだろうと考えたんだろうな?」

 

「そうだろうな? 

 

 そうしないと、テイワズにも面子が潰れるからな」

 

「面子……ねぇ……」

 

「お前からしたら「下らない」ものだろうよ? 

 

()()()()()()()()()のお前からしたらな?」

 

「よく言うよ? ()()()()()()()()()?」

 

「ふふふ、さて。

 

 本腰を入れるか?」

 

「いつまでも椅子に座り続けて尻の穴が腫れてないだろうな? ラスタル?」

 

「言ったな? そういうお前は肥えてはいないだろうな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーカス・クジャン? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

採掘場近辺

 

 

 

 モビルアーマーは渓谷に入ろうとしていた。

 

 同盟軍は各採掘場やプラントに住民職員がいるかを探っていた。

 

 

 

「近隣のプラント施設全て、住民避難完了しています」

 

「そうか……」

 

「運が良かったな? 

 

 襲っていた場所は人がいなかったのと、休日だったってことかな?」

 

「たまたまだ、これがもし人がいたら凄惨な光景になっていただろう……」

 

「ゾッとするねぇ……モビルアーマーは何処にいる?」

 

 ヤマトはハロを使って大気圏外の艦隊に通信を取り、モビルアーマーを探らせていた……。

 

「発見! 発見!」

 

「OK!」

 

 

 

 ヤマトは速やかにモビルアーマーの元へ向かった! 

 

 

 

「っ!? ヤマト隊長!?」

 

 

 

 アストラは、その後を追う! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄華団・タービンズSIDE

 

 

 

 一方、鉄華団とタービンズは各施設に回っていた。

 

 

 

「ダメ、ここは全滅よ……」

 

「そうか……御苦労だった」

 

 

 

 鉄華団本部には、名瀬が座っていた……

 

 

 

「……本当に、大丈夫なのでしょうか?」

 

「大丈夫も何も……託すしかないだろ? 

 

 …………クーデリア?」

 

 

 

 クリュセの住民達は厄災戦時のシェルターに避難を済ませていた…………。

 

 

 

「しっかし、アストラだっけ? 

 

 あいつの部下に無理やりここへ連れられてよ?」

 

「あの時は驚きました…………。

 

 しかし、何ゆえお嬢様をこの場所に連れられたのか……?」

 

「…………」

 

「さあな? 

 

 何かしらの意図がどうこうなんて、俺らにはわからないさ?」

 

「ええ…………」

 

 

 

 クーデリアも名瀬も、アストラの意図もわからなかった……。

 

 それが後の()()になる事を……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

採掘場・渓谷周辺

 

 

 

 ズダダダダっ! 

 

 

 

「いたぞっ!!」

 

 

 

 モビルアーマーはプルーマーを引き連れ、渓谷を走っていた。

 

 ヤマトの配下はモビルアーマー牽制のために戦っていた。

 

 

 

「鉄華団の連絡は!?」

 

()()()()()()の修繕を急いでいる! 

 

 それまでに時間を稼げ!」

 

「はっ!」

 

「タービンズ! 

 

 迎撃ポイントに到着! 

 

 モビルアーマー牽制に入ります!」

 

「OK! お前たちはタービンズと連携して牽制しろ!」

 

 

 

 同盟軍はモビルアーマー討伐の作戦を行なっていた。

 

 ギャラルホルンと鉄華団は最前線に立ち、タービンズは中後衛に立ち戦っていた。

 

 

 

「モビルアーマー、ルート通過を確認! 

 

 これより爆撃に入ります!」

 

「了解! 各隊に報告を……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズダンっ!! 

 

「何っ!?」「いいっ!?」

 

 

 

 突然、モビルアーマーに弾丸が当たった! 

 

 モビルアーマーは弾丸の方向へと向かって移動した!! 

 

 

 

「いったいどこの誰だ!? 

 

 モビルアーマーに火に油を注いだバカは!?」

 

「先輩!!!! 

 

 弾丸の先と主がわかりました!!」

 

「あぁっ!? どこの誰だ!?」

 

「どこの誰って、イオクの野郎です!!」

 

「はぁっ!?」

 

 

 

 突然の展開に、同盟軍は衝撃が走った。

 

 

 

『こちら海賊艦隊! 

 

 モビルアーマーが移動ルートを変えやがった!! 

 

 ルートの先には何がある!?』

 

「待ってて! 今調べて………………っ!!?」

 

『どうした!?』

 

「モビルアーマーの移動先は「農場プラント」だ!!」

 

『何ぃ!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、イオクは……。

 

 

 

「見たか! 我が正義の一撃をっ!!!」

 

「イオク様!? 何をなさっておられるのですか!?」

 

「なんてことをっ!!」

 

 

 

 イオクはレギンレイズの修繕を済ませ、戦線に出た。

 

 部下の猛反対を押し退け、出動したのだ…………。

 

 

 

『イオク様! 

 

 何をしているのですか!?』

 

「ジュリエッタか! 

 

 モビルアーマーに一撃を見舞わせたのだ!!」

 

『バカですか!? 

 

 モビルアーマー相手にその弾丸で倒せるのなら苦労はありません!!』

 

「何だとっ!? 

 

 最大火力で放ったのだぞ!?」

 

「イオク様っ!! 

 

 モビルアーマーが接近しています!!」

 

「危険です!! ここはお引きを!!」

 

「なっ何を!? 離せっ!! 

 

 ギャラルホルンの戦士たるものが戦線に出ないわけには!!!!」

 

 

 

 イオクを力づくで取り押さえ、モビルアーマーから逃走をした。

 

 

 

『応答をお願いします! 

 

 応答をお願いします!』

 

「こちら海賊艦隊! どうぞ!!」

 

『っ! 申し訳ありませんっ!!! 

 

 イオク様を取り押さえることをかないませんでした!!!』

 

「バッカやろう!! 

 

 レギンレイズを取り上げとけよ!!」

 

『申し訳ありませんっ!!!』

 

「まあいい! 

 

 背後のプラントに人影はいるか!?」

 

『えっ! 

 

 ……確認しました!! 

 

 アストラ様の艦隊もあります! 

 

 恐らくは避難が遅れている恐れが!?』

 

「なんだとぉ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

採掘場・農場プラント

 

 

 

 農場プラントでは、避難警報を聞いた従業員たちは艦隊に乗っていた。

 

 しかし、一部の関係者は農作物を回収をしていた。

 

 農作物よりも我が身をと訴えるも、聞く耳持たずに手こずっていた……。

 

 その時、モビルアーマーが姿を現した! 

 

 これ以上は危険だと感じ、隊員は力づくで一部の人間たちを持ち上げて艦隊に乗り込んだ!!! 

 

 

 

「させるかぁっ!!!」

 

 

 

 鉄華団団員「ライド・マッス」。

 

 彼はモビルアーマーを追跡、そして前に立った。

 

 艦隊は急遽発進させ、高度を上げた!!!! 

 

 

 

「これでもくらえっ!!!」

 

 

 

 テイワズから支給されたバルカン砲をモビルアーマーに向けて撃った! 

 

 しかし、効果は今一つだった……。

 

 

 

 キキキキキッ……

 

 

 

 モビルアーマー「ハシュマル」は口部を開いた。

 

 

 

「なっなんだ!?」

 

 

 

 そして、口部から()()()()()を放った!! 

 

 

 

「うわあっ!?」

 

 

 

 ライドは光線に当たるも、その光線は拡散して背後の農場プラントに向かっていった!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『展開っ!!!!』

 

 

 

 その時! 艦隊から大盾を持った10隊以上のモビルスーツ隊が現れた!! 

 

 大盾で幸い光線を防ぐも、背後の崖に被弾した! 

 

 

 

「なっなんだ!?」

 

 

 

 突然のことに、ライドや隊員たちは驚いていた。

 

 

 

「ギリギリのところだったわね?」

 

「!?」

 

 

 

 声のする方に向いた先は、上空からだった。

 

 そこには戦斧(ハルバード)を装備していた()()()()であった……。

 

 

 

「あれは……!?」

 

『何をしている!! 

 

 早くここから離脱するのだ!!』

 

「っ! はいっ!!」

 

 

 

 艦隊は声の主に発破を受け、その場から急遽離脱したのであった。

 

 

 

「なっなんだ……!?」

 

 

 

 大盾部隊は銃剣を構え、プルーマーを撃退した! 

 

 

 

「すげぇ……!? 

 

 何なんだあいつら……!?」

 

『少年!』

 

「っ! 誰だ!?」

 

『ここは我らに任せてもらおう!!』

 

「はぁっ!? 

 

 何処の誰なのか知らねぇ奴に、言われる筋合いはねぇよ!!」

 

 

 

 ライドは状況を読み込めずにいたが、プルーマーを相手をしていた。

 

 

 

(くそっ! キリがねぇ!!)

 

 

 

 押され気味ながらも、ライドは奮闘していた。

 

 プルーマーの群れから距離を取るも、弾数や燃料は少なくなりかけていた……。

 

 

 

(ちきしょう……!! 

 

 ちきしょう!!! 

 

 死にたくねぇ!!!)

 

 

 

 冷静さを失いかけ、焦りが表情(かお)と身体に出始めた……!! 

 

 その現実を襲い掛かるかのように、プルーマーの群れは山となって襲いかかってきた!! 

 

 

 

「ちきしょう!!!!!」

 

 

 

 無常にして非情の現実に、ライドは絶望に飲み込まれる…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズダンっ!! 

 

 

 

「っ!?」「……えっ!?」

 

 

 

 その時、プルーマーの群れが宙に舞い上がった! 

 

 

 

「なっ……何が……!?」

 

 

 

 ライドは何が起こったのか、そしてそこには()()()()()()()が立っており、その場にいたライド達は気づいたのだ…………。

 

 

 

「大丈夫?」「間に合えたって感じだな?」

 

「三日月ぃっ!!!!」

 

『来たかっ! ヤマト!!』

 

「あれ? あいつ……」

 

「……腕、上げたな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カルタ? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄華団本部・採掘場通路

 

 

 

 マクギリスと石動はモビルアーマー「ハシュマル」がいる渓谷へと向かっていた。

 

 

 

 シュヴァルべを乗り、装備を一新させたマクギリス。

 

 そして、過去にマクギリスが使っていたヴァルキリア・フレーム「グリムゲルデ」を改装させたモビルスーツ、「ヘルムヴィーゲ・リンカー」。

 

 石動はそれに乗り、戦線へと向かっていた……。

 

 

 

「准将殿、この反応は……!」

 

「……()()()()()か」

 

 

 

 ヤマトの奴、お前は何故彼女を明かした……? 

 

 彼の狙いはわからない……。

 

 

 

「准将殿、急ぎましょう!」

 

「ああっ!」

 

 

 

 七星勲章……。

 

 確かにそれを授与すれば席の序列は書き換えられる……

 

 だけど、もしヤマトがそれを狙うのならば真っ先に()()()()()はずだ? 

 

 ……だが、奴はそれをしなかった……。

 

 一体何を……? 

 

 

 

 マクギリスは考えながらも、モビルアーマー討伐の進路をとっていた。

 

 

 

「……っ! 

 

 リアクター反応!?」

 

「何?」

 

「データにない周波数? 

 

 反応、そしてこの数値は……」

 

「…………ギャラルホルンか?」

 

 

 

 マクギリス達は、レーダーに移る反応の方を目を向いた。

 

 そこには小高い岩山の上に、「ヴィダール」の姿があった……。

 

 

 

「何者だっ!! 

 

 何処の所属だ!」

 

 

 

 石動は大型の大剣(バスタードソード)を抜いて構えた。

 

 

 

「…………分からない」

 

(……!)

 

「友を信じ、信念を貫くために謀殺をはかったお前。

 

 火星のために、命と使命を賭けようとするお前……

 

 だが、アイツのおかげでお前のことを知ることができた……」

 

(この声は……まさか!?)

 

 

 

 謎のフレーム「ヴィダール」はそう言い、その場から離れて去った……。

 

 

 

「准将殿、今のは……」

 

「……フフフっ」

 

「准将殿?」

 

 

 

 そういうことか……! 

 

 仮にあいつが()ならば、狙いがわかる……! 

 

 ヤマト、お前は()()()()()()()()()()()な? 

 

 七星勲章を持ってすれば、()()()()()()()()からな? 

 

 

 

「急ごう、遅れるわけにはいかないからな?」

 

「えっ?」

 

 

 

 マクギリスはヤマトの真意に気づいた。

 

 それはマクギリスにとっては()()()()()だったのだ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モビルアーマー対本部・艦隊司令室

 

 

 

 一方、司令室にはアイリスがいた。

 

 ヤマト・アストラの二人は戦線に立ち

 

 司令室の指揮はアイリスが取っていた。

 

 

 

「ジュリエッタ! 

 

 イオクは!?」

 

『ええ、彼は無事です! 

 

 部下達のおかげで何とかなっていますよ!』

 

「そう……あの子は本当に迷惑を起こす天才ね……。

 

 模擬戦でロクな戦績に実績がないっていうのに……」

 

『愚痴ったところで何ともなりませんよ!』

 

「……ごめんね、ヴィダールは?」

 

『ヴィダール? 

 

 あいつは急に「会いたい奴がいる」とか言ってそれっきり!!』

 

「そう……」

 

 

 

 司令室はモビルアーマー討伐の作戦のためか、いつもより空気が張り詰めていた。

 

 鉄華団・タービンズ・ギャラルホルンの各勢力が結集して討伐に当たっている。

 

 

 

(ヤマトのおかげで、モビルアーマーのダメージを受けて移動が遅くなっている……。

 

 仮に空を飛べずとも、万全の状態だと勝算は皆無に近いかそれ以下……)

 

「それで、ヤマト達との連絡は取れたの!?」

 

『今そうしてます! 

 

 新調したガンダムの初陣だからって、夢中になっているに決まってます!!』

 

「そんなこと言わないで! 

 

 今は通信を!」

 

 

 

 アイリスとジュリエッタがやりとりしている間に、通信が入った! 

 

 

 

「!!」『!!』

 

 

 

 通信に気づき、それを取る二人

 

 

 

『おおっ! 通じた! 

 

 やっぱり忙しかったか?』

 

『「ヤマト!!」』

 

『何をやっていたんですか!! 

 

 モビルアーマーは!』

 

「ヤマト! 大丈夫!? 

 

 プラントの人たちは無事なの!?」

 

『ああっ! 無事だ!! 

 

()()()()()が無ければ全滅していたところだ!!』

 

「そう、よかった……」

 

『それともう一つ、大変なことが起きた!!』

 

『大変なこと?』

 

「大変なこと……? 

 

 何が起こったの!?」

 

『聞いてくれ! 

 

 俺と彼女と鉄華団のガンダムが……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

急に、なんか安全装置(リミッター)が作動して

 

 動かなくなったんだよ!!? 

 

「ええっ!?」『何ですって!?』

 

 

 

 ヤマトの報告によると、モビルアーマーと対峙してその場にいた鉄華団とギャラルホルンのガンダムはモビルアーマー討伐を行うも。

 

 急にリミッターが作動して機能が停止したらしい。

 

 鉄華団は直接阿頼耶識を使っているからその反応は身体に通じて反応、ギャラルホルンの方は警告音(ブザー)が鳴り出して停止。

 

 ヤマトの方はハロから「warning‼︎」と連呼。

 

 鉄華団団員の一人「ザック・ロウ」の調査によって

 

 従来の出力を最大にするためにその機能が作動。

 

 それを外すと()()()()()()()()()()()()ことになるということ。

 

 ギャラルホルン側はその機能を使っていないけど、鉄華団側は直接使っているから危ないとの話。

 

 

 

「それじゃあ……今戦えば出力が倍になるって話なのね?」

 

『そうだ、この件をヴィダール達に伝えたいんだが……』

 

「伝えたい……けど?」

 

『繋がらないんだ! 

 

 このことを伝えたいって時に!!!!』

 

「ええっ!?」

 

『今ヴィダールと再度連絡してるんだけどよ、まだ連絡が……』

 

「ヤマト隊長! 

 

 ヴィダールとの連絡が取れました!」

 

『っと!? 

 

 噂をすればなんとやらってか!?』

 

 

 

 ヤマトは瞬時にヴィダールと連絡を取った! 

 

 

 

「ヴィダール!」

 

『ヤマトか!』

 

「ヴィダール! 今どこにいる!?」

 

『すまない! 

 

 こっちはこっちで手こずっていたんだ!』

 

「そうかよ、一応聞く! 

 

 それから俺からの話を聞いてくれ!」

 

『わかった、実は……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イオクがまたしても

 

 モビルアーマーに手を出したんだ!! 

 

「はぁっ!?」『何ですって!?』

 

 

 

『アイリス、イオクの話は?』

 

「初めて聞いたわ! 

 

 あいつ何をしたの!?」

 

『その話は私からします!』

 

 

 

 ジュリエッタの話では、戦線から離脱に成功するも

 

 イオクは部下たちの制止を押し退けてモビルアーマーに鉄砲玉を連射して当たり外れが激しかったため、モビルアーマーはイオクを目掛けてプルーマー共々襲いかかってきた! 

 

 イオクはそれに無謀にも銃剣を装備して特攻を仕掛けた。

 

 そこに部下とジュリエッタとヴィダールが救助に向かい、ジュリエッタと部下はイオクを力ずくでその場から脱出。

 

 ヴィダールは囮となって大量のチャフをばら撒いて逃走した。

 

 その最中に突然機能の異常を探知したが、持ち前の技術で乗り越えたとのこと……。

 

 

 

「それで? 

 

 イオクは?」

 

『あいつのことなら安心しろ、()()()()()()……』

 

「…………おつかれさん」

 

『……それよりも、阿頼耶識の方だが……』

 

「ああ、実は……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そうか……だからあの時……』

 

「安全装置の件、さすがのヤマジンも誤算だっただろうよ?」

 

『…………』

 

「鉄華団のガンダムと俺らのガンダムの機能面を見ると確かにその通りの設定だ。

 

 …………ヴィダール、あんたの場合は……」

 

『わかっている……』

 

「…………」

 

 

 

 この時、ヤマトはある発言をする

 

 

 

「……鉄華団のガンダムパイロット、そしてみんな……。

 

 提案がある…………」

 

 

 

「??」『なんだ……?』

 

 

 

 

 

 

 




次回
モビルアーマー「ハシュマル」
VS
即席ガンダムチーム
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