鉄血のオルフェンズ THE PROJECT REMAKE   作:梟帥

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イオク、ガンタムを出す


イオク、ガンダムを使う

クリュセ会議から2ヶ月…………。

 

 此度における騒動で、ラスタルは監督不行届の責任を取るために火星とテイワズに賠償金を払った。

 

 同時にマクギリス派閥との同盟を公言

 

 ガエリオ・カルタの二人の復活はギャラルホルンに衝撃を走った……。

 

 だが、またもや事件が起きた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事の発端は「ジャスレイ・ドノミコルス」の内部告発だった。

 

 それは、タービンズが「大型レールガン」という禁(・)止(・)兵(・)器(・)の(・)密(・)輸(・)をしているということだった。

 

 その報を聞いたイオクは行動した、

 

 しかし、その間のことだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙港・大型輸送船内格納庫

 

 

 

「いいの? こんなことをして?」

 

「だからだっ! 

 

 そのためにお前を呼んで頼んだのだ!」

 

 

 

 ヤマジン・トーカ。

 

 アリアンロッドの技術班の中心的人物

 

 ガサツなれどもその実力と才覚はラスタルを唸らせ、信頼を寄せる数少ない人物の一人。

 

 

 

「わざわざガ(・)ン(・)ダ(・)ム(・)を(・)出(・)す(・)ために? 

 

 一体どうするの?」

 

「決まっている!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この私自身、

 

ガ(・)ン(・)ダ(・)ム(・)を(・)使(・)う(・)為にだ!! 

 

 

 

 

 

「…………はぁっ!?」

 

 

 

 イオクの発言に、ヤマジンは驚きを隠せなかった。

 

 

 

「あんたねぇ、ガンダムのリスク知ってるんでしょ? 

 

 そんなことをしたら流石のラスタルも限度を超えちゃうわよ?」

 

「ほお? それを貴様が言うのか? 

 

 ……ならば答えろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故ヤマトは

 

阿(・)頼(・)耶(・)識(・)手(・)術(・)を(・)施(・)さ(・)ら(・)れ(・)て(・)い(・)な(・)い(・)の(・)に(・)ガ(・)ン(・)ダ(・)ム(・)を(・)使(・)い(・)こ(・)な(・)せ(・)れ(・)る(・)のだっ!!? 

 

 

 

「……っ!」

 

「答えろ! 

 

 アンドロマリウスの担当責任者の一人であるお前なら、ヤマトの……アンドロマリウスの秘密を知っているはずだっ!!!」

 

「……それを知って、あんたはどうするの?」

 

「知れたことだ! 

 

 私自身、ガンダムを乗りこなせれるようになればヤマトも……! 

 

 ラスタル様も、皆私を見直す! 

 

 そしてクジャン家の……イオクの名を知らしめるためにだ!!」

 

 

 

 ご高説に声をあげるイオクに、ヤマジンは呆れてため息を吐く。

 

 

 

「あんたさぁ、そ(・)れ(・)だからヤマトやガエリオに坊や扱いされるのよ?」

 

「なんだとっ!?」

 

「ガンダムに乗れるようになったからって、それであんたは英雄になれると思ったら大間違いよ?」

 

「っ!!」

 

「現に、ヤマトもマクギリス達も好(・)き(・)で(・)な(・)っ(・)た(・)わ(・)け(・)じ(・)ゃ(・)な(・)い(・)のよ? 

 

 いつの間にか勝(・)手(・)に(・)な(・)っ(・)て(・)た(・)だけよ?」

 

「ヤマジン……! 貴様も私をっ!」

 

「……でもね?」

 

「……?」

 

「あんた、ヤ(・)マ(・)ト(・)の(・)始(・)ま(・)り(・)を知ってる? 

 

 それとも知らない?」

 

「??? 

 

 どういうことだ?」

 

「……だろうね? 

 

 何しろあの人は……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初からガンダムを使(・)い(・)こ(・)な(・)せ(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)のよ? 

 

 

 

「なんだって!?」

 

 

 

 ヤマジンはヤマトが新兵時代から海賊艦隊を率いるまでの話をした。

 

 

 

 初めはヤマトは貧困街の出身で、士官学校に入るまでにマクギリスたちと出会った。

 

 元々ハングリー面が並外れて強く、相手が貴族だろうと当主だろうと出世と野望に第一に努力をしていた。

 

 その最中に、ヤマトは「ストラドス・エリオン」と出会った。

 

 アンドロマリウスのエースパイロットとしてその名声はギャラルホルン随一だった、そんな彼を見てヤマトは無謀にも勝負を挑んだ。

 

 惨敗を繰り返しても這い上がるかれの根性に気に入られて、今やアリアンロッドのエースとして成り上がった。

 

 しかし、アフリカユニオンでテロの襲撃に巻き込まれ

 

 ストラドスはヤマトをはじめとする新兵後輩たちを守るために犠牲となった。

 

 テロの消息はどういうわけか掴めていたらしく、敵討ちと言わんばかりの勢いだったヤマトは周囲の制止を押し除けて討伐に向かう支度をした……。

 

 

 

「さて、ここからが本題。

 

 ヤマトはガンダムを使うには阿頼耶識が無いと本領を出せないとわかっていた…………。

 

 ところが、ストラドスの資料にと(・)ん(・)で(・)も(・)な(・)い(・)こ(・)と(・)が(・)書(・)か(・)れ(・)て(・)い(・)た(・)の」

 

「とんでもないこと?」

 

「…………内容を聞いて知るよりも、コ(・)イ(・)ツ(・)が(・)真(・)実(・)よ?」

 

「……それは?」

 

 

 

 ヤマジンがトランクケースから取り出したのは注(・)射(・)器(・)と(・)ハ(・)ロ(・)だった。

 

 

 

「説明するより、実際これを使えば一発よ?」

 

「これが……?」

 

「そう、そしてこれらがガ(・)ン(・)ダ(・)ム(・)を(・)動(・)か(・)す(・)秘(・)密(・)でもあるのよ?」

 

「なんだって!?」

 

 

 

 イオクはただただ驚いた、注射器を打つだけどハロを使うことに……。

 

 

 

「まあ、アンタが何しようが勝手だけどど(・)う(・)な(・)っ(・)て(・)も(・)知(・)ら(・)な(・)い(・)よ?」

 

「……?」

 

「いい? これだけは言うよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、テイワズもまた騒ぎの最中だった。

 

 タービンズの密輸騒動を聞いた鉄華団も、大きな分岐点に立っていた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時は遡り、鉄華団がその報せを聞いた時のことだった…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なあにいいぃぃぃぃ!?」

 

 

 

『そっそんな大声あげんなよ!?』

 

「これが挙げずにいられるかってんだ!!!! どういうことだっ!!!!! 俺の四(・)代(・)目(・)流(・)星(・)号(・)が(・)違(・)法(・)兵(・)器(・)の(・)使(・)用(・)を(・)疑(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)なんてっ!!」

 

 

 

 格納庫からシノの怒号の訴えが響いていた、暴れるシノを昭弘とビスケット達が抑えていた……。

 

 団長のオルガは此度の騒動の原因をマクギリスたちに聞かされ、そして海賊艦隊の通算を受けていたのだ…………。

 

 

 

『言いてえことはわかりやすよ! 

 

 でも本当にその報せがあったんですよ!! 

 

 それをおたくらに話そうってきたんだが……』

 

「だからって、その責任(ツケ)がなんで名瀬の兄貴が払わないといけないんだっ!!!」

 

「落ち着けシノっ! 

 

 言いたいことはわかるが、とにかく落ち着くんだ!」

 

「そうだよ! 

 

 でも僕たちにはどうすることもできないんだよ!!」

 

 

 

 実はテイワズ……もとい名瀬から一言を言われたのだ……。

 

 

 

「お前たちは手を出すな」

 

 

 

 タービンズを助けに行くということは鉄(・)華(・)団(・)も(・)巻(・)き(・)込(・)ま(・)れ(・)る(・)ということになる。

 

 名瀬はそうさせないために自ら犠牲になろうと括っていたのだ。

 

 無論、今後のことも考えていないわけではない

 

 アジーやラフタ達の今後のために、マクマードに頼んで彼女たちの受け皿を用意していた。

 

 

 

「じゃあどうすんだよ! 

 

 このままだと名瀬さんが! 

 

 アミダさん達を見(・)殺(・)し(・)になるんだぞ!!!」

 

 

 

 シノの訴えは、最もだった。

 

 団員達も皆、その気持ちは同じだった……。

 

 やりきれない感情が溢れかえっていた、助けに行きたい気持ちと割り切る気持ちが…………。

 

 

 

『…………アンタの言い分はわかるぜ? 

 

 義理人情を重んじる輩からしたら耐え難いもんだろうよ?』

 

「……っ!」

 

「海賊艦隊からの通信か?」

 

「団長!」

 

 

 

 オルガ団長の登場で、団員達の勢いが蘇った。

 

 

 

『よう、アンタがオルガ・イツカって言う団長か?』

 

「…………」

 

『おっと、おおかたマクギリス准将からあらかたの話を聞いてるだろうし提(・)案(・)を(・)持(・)ち(・)出(・)し(・)て(・)きたぜ?』

 

「……何?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャラルホルン・本部

 

 

 

「……驚いたよ、まさかあなたが連絡が来るなんてね?」

 

『今回の報告は、ヤマトから聞いてな? 

 

 イオクの件でな?』

 

「わかっている、しかし良いのですか? 

 

 まさかラ(・)ス(・)タ(・)ル(・)自(・)ら(・)この私にそんな情報を……」

 

「……ヤマトとお前の関係は私(・)も(・)知(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)からな? 

 

 この間の会議で同盟宣言をしたのはそ(・)の(・)た(・)め(・)なのだから?」

 

 

 

 マクギリスは通信を受け取った時に驚いたのだ。

 

 通信相手は「ラスタル・エリオン」本人である

 

 当の石動も驚きはしたが、そして何よりも驚いたのは…………。

 

 

 

「イオクがガンダムを!?」

 

 

 

 イオクがガンダムを使うことにラスタルとマクギリスも驚いていたのだ。

 

 

 

「彼が何故ガンダムを?」

 

『ヤマトに嫉妬していたからだろうな?』

 

「ほう?」

 

『私のこと面と向かって異を唱える者はアリアンロッドにおいて彼しかいない、そして艦隊長にしてガンダムのパイロット。

 

 それ以外に何がある?』

 

「なるほど、そんな盛(・)り(・)合(・)わ(・)せ(・)の(・)肩(・)書(・)き(・)に妬まれるのも無理もないか?」

 

『奴は戦線と政においては突っ走るからな? 

 

 宇宙空間のゴミ漁りをしたり、ヒューマンデブリを買い漁った結果が「海賊艦隊」だ。

 

 寄せ集めてよく組織運営ができたのが奇跡だ』

 

「突っ走る姿勢とその背中姿に惚れたのだろう? 

 

 あの頃から惚れかけていた者たちがいたからな?」

 

『違いない、ヤマトのことを一(・)番(・)に(・)知(・)っ(・)て(・)親(・)し(・)い(・)のはお前しかいないのだからな?』

 

「…………」

 

『……それより、確認したいことがある』

 

「奇遇だな? 

 

 私も確認していたのだ」

 

『そうか、ならば一応聞こう』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガンダム・フラウロスの報告資料及び確認資料は提(・)出(・)済(・)み(・)なのだろう? 

 

 

 

 

 

「はい、監査局もそれらの資料は来ています。

 

 ヤマトから散々フラウロスのことを気にかけていましたからね?」

 

『そうか、それを聞いて安心した。

 

 フラウロスのことも、よくヤマトが気にしていたからな?』

 

「それならば、イオクは?」

 

『ああ、ヤマトから相当キツく言われている……。

 

 おそらくは事(・)実(・)確(・)認(・)のために行くのだろうな?』

 

「…………」

 

『……気がかりか?』

 

「まさか? 

 

 気がかりならば、イオク以上のたわけ者がいますよ?」

 

『……そうだな? 

 

 願わくば穏便になして欲しいものだな』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

報告書

 

 イオク・クジャンのタービンズの調査の最中

 

反(・)同(・)盟(・)派(・)の襲撃に遭う

 

 同時に襲撃勢力に「ダインスレイヴ」を使用し、その被害はイオク軍は7〜8割の犠牲者が続出。

 

 同時にタービンズは1〜2割の被害を出す

 

 援軍として駆けつけたヤマト・カルタの活躍によって

 

 イオク・名瀬の救助を成功。

 

 

 

 

 

 

 

 




次回
イオク・タービンズの襲撃事件の始まり。
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