鉄血のオルフェンズ THE PROJECT REMAKE   作:梟帥

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イオク、謎の力を得る



目覚める力

?????? 

 

 宇宙港の格納庫、そこには人がたくさんいた……。

 

「準備はいいな?」

 

 数多くの人員、そして兵器

 

 その中には手(・)を(・)出(・)し(・)て(・)は(・)い(・)け(・)な(・)い(・)物(・)があった…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリアンロッド・司令室

 

「そうだったのか、それで……」

 

『全く、てめぇの前の上官の弟は性質(タチ)が悪いぜ?』

 

「ええ、何しろ私の自慢の友の一人にして知恵袋なのですからね?」『ルーカス・クジャンが、そうなのか?』

 

「もちろん、此度の件を聞いて

 

 彼が動いたとなると結果が大いに書き変わるだろう……」

 

『かつては遊び呆けながらも女との付き合いは名瀬といい勝負してる、流石「クジャン家の道楽者」だけのことはある』

 

「人妻には手を出さない分ましだ、アイツはそういうところを変に弁えるからな?」

 

『そうかよ、まあクジャン家の御曹司の件はなんとかなれるって腹だな?』

 

「ええ、ヤマトは今回の件を聞いた時は驚いていたらしいのでな? 

 

 やれどういうことだと言わんばかりに出撃しましたよ」

 

『御曹司……イオクが何かをしでかすと思ったんだろう?』

 

「だろうな? 

 

 大方、タービンズの違法兵器は其(・)方(・)の(・)勘(・)違(・)い(・)か或いはってところだな?」

 

「まあな、現にアレは鉄(・)華(・)団(・)の(・)フ(・)ラ(・)ウ(・)ロ(・)ス(・)の問題をどうにかするためにしたことだ」

 

「……となると、この件は恐らく…………」

 

「ああ、アンタの推測は正しい…………」

 

「……万が一の場合に備えて、カルタにイオクとヤマトの元へ向かうように伝えている。

 

 今の所ヤマトを抑え付けられるのはカルタとも(・)う(・)一(・)人(・)しかいない……」

 

「もう一人? 誰なんだ、そいつは?」

 

「……かつて、ヤマトが「呉下の阿蒙」の時代があった。

 

 そんなヤマトを扱き上げたのがカルタ……そして……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーカス・クジャンだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テイワズ所属宇宙港・会合室

 

 一方、タービンズは例(・)の(・)兵(・)器(・)の調査をしていた……。

 

 各船員と技師たちは兵器の性能及び違法性の有無を調査していた。

 

「はぁ〜、それでか?」

 

『誠に申し訳ない、そのために任意で頼みたいのだ』

 

 一方、名瀬が通信端末を通じて話をしていた

 

 そして話している相手はイオク本人だった。

 

「それで? 

 

 俺らにそれを白である証拠が欲しいと?」

 

『はい、ヤマトから散々と言われてな……』

 

「へへ、良い親友(ダチ)をもってるじゃないか?」

 

『余計なお世話だ、それで兵器の件だが…………』

 

「ああ、それの回収と確認をしているところだ? 

 

 あとは専門分野(おたくら)に渡してチェックすれば良いんだろ?」

 

『そうだ』

 

「てっきりガサ入れだとするのかと思っていたけど、随分と慎重だな?」

 

『本来ならな? 

 

 しかしタービンズとの繋がりを持つ鉄華団……。

 

 そしてその鉄(・)華(・)団(・)に(・)目(・)を(・)か(・)け(・)て(・)い(・)る(・)ヤ(・)マ(・)ト(・)、奴がこの件に知れば力づくでも私にを殴りにくることが目に見えてる……』

 

「へぇ? 流石のクジャン家の若大将でも海賊艦隊の船長には頭が上がらないのか?」

 

『なっ何を言う! 

 

 お前たちはヤマトが率いる海賊艦隊の恐ろしさを知らないはずがないだろう!!』

 

「わかっているよ? 

 

ギ(・)ャ(・)ラ(・)ル(・)ホ(・)ル(・)ン(・)の(・)宇(・)宙(・)海(・)賊(・)と呼ばれ、ア(・)ス(・)テ(・)ロ(・)イ(・)ド(・)ベ(・)ル(・)ト(・)の(・)支(・)配(・)者(・)なんて呼ばれてるからな?」

 

ぶえっくしょいっ!! 
↑現在、編成を終えてイオクの元へ急行中。

 

 

 

「まあ、こっちでの調べはあらかた何とかなりそうとだから。

 

 あとは本職に頼むぜ?」

 

『わかっている、お前たちが密輸どうこうの件が白ならば書類送検で手を打とう。

 

 黒の場合だったら罰金で済ませるように手を打っておく』

 

「あらら? 逮捕しないのか?」

 

『奴がお前たちの無実を証明するためにあの手この手で証拠を漁り集めるからな?』

 

「……そりゃあそうか。

 

ゴ(・)ミ(・)屋(・)として名を知られてるヤマトならやりそうだな?」

 

『とにかく、我等は密輸の件を穏便に済ませたい。

 

 それに協力をして欲しい』

 

「かしこまりましたよ、御曹司様?」

 

 通信端末を切り、一息をついた名瀬…………。

 

「意外とあっさり済みそうだね?」

 

「だな? 

 

 オルガ達と親父達に、この件を報告してくれ? 

 

 案外早く終わりそうだってな?」

 

「それに、あの御曹司……イオクって坊やは随(・)分(・)と(・)行(・)き(・)と(・)ど(・)い(・)て(・)い(・)る(・)なんてね?」

 

「きっと、アイツらの学校時代には良い先生の元で扱かれていたんだろうよ? 

 

 さっきの御曹司、きっと今回の密輸疑惑に疑っていたんだろうな…………?」

 

「疑うにしても、慎(・)重(・)的(・)に(・)や(・)る(・)なんてね? 

 

 よっぽど海(・)賊(・)艦(・)隊(・)を(・)恐(・)れ(・)て(・)る(・)のかしら?」

 

「だろうな…………?」

 

(これなら、みんなの安全が取れるな? 

 

 親父やオルガ達には悪いことをしたかな?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、イオクは名瀬のいる宇宙港へと向かっていった。

 

「イオク様、此度のことはラスタル様にはお伝えは……?」

 

「結構だ、それに伝えようがなかろうとも既に知られている。

 

 特にヤマトは一番に私の元へ行くだろう……」

 

「はあ…………」

 

「奴はそういう男だ、アリアンロッドに着任してからは派閥をきくようになってしまった」

 

 イオクは司令室にてタービンズに関する資料を閲覧していた。

 

(何事もなければ良いのだが……。

 

 なんだこの胸(・)騒(・)ぎ(・)は……?)

 

 イオクはふと記憶の隅にヤ(・)マ(・)ジ(・)ン(・)の(・)言(・)葉(・)が引っかかっていた…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は遡り、イオクがタービンズの捜査に向かう前のことだった。

 

 それは、ヤマジンからあることについて話していた……。

 

「いい? この注射器を打てばあなたはヤ(・)マ(・)ト(・)達(・)に(・)匹(・)敵(・)す(・)る(・)力(・)を(・)得(・)る(・)わ」

 

「っ!?」

 

「ただし、その代償としてあなたの神(・)経(・)中(・)枢(・)は(・)常(・)人(・)か(・)ら(・)逸(・)脱(・)し(・)て(・)し(・)ま(・)う(・)…………。

 

 それでも良い?」

 

「……構わない、それでガンダムを使いこなせれるのならば!」

 

 イオクはケースの中の注射器を取り出した。

 

「これを打てば良いんだな?」

 

「まあね、でもいいの? 

 

 それはいわば麻薬でもあり劇薬……。

 

 もうあなたは人間じゃなくなるのよ?」

 

「何度も言わせるな? 

 

 私の決意はもうできている!」

 

 イオクは躊躇いも戸惑いもなく注射器を打った! 

 

「っ!!?」

 

 突然、身体中に妙な感覚に襲われた。

 

「OK、あとはこのハロをガンダムに取り付けるね? 

 

 それとその症状はすぐに治るからね?」

 

「あっああ…………」

 

「それと、もう一つ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガ(・)ン(・)ダ(・)ム(・)に(・)乗(・)る(・)時(・)には気をつけてね? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ガンダムに乗る時に気をつけろ? 

 

 一体何のことだ?)

 

 イオクはヤマジンの言葉に疑問を抱いていた

 

 同時に身体の異変にも感じ取れていた……。

 

「イオク様?」

 

「っ! すまない、どうした?」

 

「タービンズの信号を確認取れました、これより港に着いた後に捜査指示を……」

 

「わかった…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っ!? 

 

 突然、イオクは身震いをした! 

 

(なっなんだ、この悪寒は!? 

 

 なんだこの感じは!?)

 

 その悪寒は危(・)機(・)を(・)知(・)ら(・)せ(・)る(・)直感のものだった……。

 

「イオク様!?」

 

「何だこの感じは……? 

 

 レーダーを広げろ!! 

 

不(・)審(・)船(・)の反応があったらタービンズに逃走するように伝えろ!! 

 

 我等は迎撃の態勢を取るのだ!!」

 

「えっ!? 

 

 しっしかし、それは……!」

 

「命令だっ!!! 

 

 今すぐにだ!!」

 

 部下船員達はすぐさまにイオクの命令通りに実行した。

 

(なんなんだ、この感じは…………!? 

 

 まるで何(・)か(・)が(・)起(・)き(・)よ(・)う(・)と感じ取れているのか!?)

 

 そして、イオクが感じた悪寒と違和感は最(・)悪(・)の(・)形(・)として現実のものとなってしまった…………。

 

「イオク様!」

 

「なんだ!」

 

「後方から艦(・)船(・)を(・)確(・)認(・)取れました! 

 

 艦船の信号反応はギ(・)ャ(・)ラ(・)ル(・)ホ(・)ル(・)ン(・)の(・)も(・)の(・)であることを確認しました!」

 

「っ!? 

 

 それから!?」

 

「通信応答をしても、応じません! 

 

 如何すれば!?」

 

「なんだと!? 

 

(応答を応じない……!? 

 

 ギャラルホルンの者が何故……!?)」

 

「イオク様! 大変です!」

 

「今度はなんだ!」

 

「艦船からモビルスーツ隊が出撃して攻(・)撃(・)を(・)仕(・)掛(・)け(・)て(・)来ました!!!」

 

「なんだと!?」

 

(まさか…………!? 

 

 私が感じていた気配はこれだったのか!?)

 

 イオクは迅速に指示を出した、迎撃の態勢を取り

 

 各艦隊に陣形を整えさせた! 

 

「タービンズに連絡しろ! 

 

 我らは襲撃に遭ったと! 

 

 我らが囮になってその間に逃げろと!!!!」

 

「イオク様!」

 

「今度はなんだ!!!」

 

「艦船から、ダ(・)イ(・)ン(・)ス(・)レ(・)イ(・)ヴ(・)を(・)確(・)認(・)しました!!」

 

「なんだとっ!!!?」

 

 それは、イオク自身にとって

 

 絶対絶命の場面であり

 

己(・)が(・)運(・)命(・)の(・)分(・)岐(・)点(・)でもあった……。

 

 




次回
イオク、人間をやめるってよ
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