鉄血のオルフェンズ THE PROJECT REMAKE   作:梟帥

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援軍視点
イオクの異常とも言える活躍回


これがガンダム

 

 

戦闘区域

 

 援軍SIDE

 

 

 

「よっしゃあ!! 間に合ったぁ!」

 

 

 

 ヤマトは速やかにモビルスーツ隊を出動、展開させてイオクとタービンズの救援救助を開始した! 

 

 

 

「隊長! 

 

 イオクの艦隊は大半がほとんど壊滅状態だ! 

 

 流れ弾にタービンズもくらって被害がっ!!」

 

「っ!」

 

(あの野郎……! 

 

 自分を盾にしてタービンズを!?)

 

 

 

 考えてる暇があるなら行動に移せ! 

 

 今やることはただ一つ!!!! 

 

 

 

「出撃する、石窯!」

 

「はっ!」

 

()()との連絡は取れたか!?」

 

「はいっ! ことを聞いて馳せ参ずるとのこと! 

 

 それまでに時間がかかるとのこと!!」

 

「ならば良し!!!!」

 

 

 

 ヤマトはガンダムに乗り、出撃の姿勢を構えた!!!! 

 

 

 

システム、オールクリーン

 

 異常は無し! 

 

 クサナギ・ヤマト! 

 

 ガンダム・アンドロマリウス! 

 

 READY GO! 

 

 

 

 ガンダムの出撃と同時に各隊のレギンレイズ・グレイズも後を追うように出撃した! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イオク・SIDE

 

 

 

…………く…………さま……

 

 

 

 ……っ? 

 

 

 

お…………ま…………

 

 

 

 …………声……? 

 

 

 

い……く……さ……! 

 

 

 

 …………っ!! 

 

 この声はっ! 

 

 

 

イオクさまっ!! 

 

 

 

「皆!?」

 

「おおっ! イオクさまっ!!」

 

 

 

 目が覚めたイオクの前には自身の配下の人たちがいた。

 

 

 

「皆、どうして…………? 

 

 ……っ! 敵は!? 

 

 戦況はどうなっている!?」

 

「はっ! ヤマト様が率いる海賊艦隊の登場によって、襲撃軍はそれに驚いて隊列がわずかに乱れ、その隙を付いて攻撃を!」

 

「そうか……、タービンズは!?」

 

「海賊艦隊と合流して、無事を確保したとのことでっ!」

 

「そうか……! 

 

 ……っ! そうだ、私はどのくらい意識をっ!?」

 

「えっ? ……わずか1〜3分でした」

 

「っ!?」

 

 

 

 バカな!? アレだけのことが起きていたのにたった1〜3分だと!? 

 

 私は目と鼻に血を流し、吐血気味になっていたのだぞ!? 

 

 私は顔を見て、口元から胸周りを見て()()()()()()()()()ことに驚いていた! 

 

 

 

「皆!!!! 

 

 私は大量に血を流して吐きかけていたのだぞ!? 

 

 なのに何故!?」

 

「ええっ!? 

 

 ですが、悲鳴を聞いてコクピットを開けようにも開けられなかったのだ!!」

 

「なんだと!?」

 

「それで、ようやく開けられてから、イオク様は()()()()()()()()のです!」

 

「なっ!? そんな馬鹿なっ!? 

 

 開けて一番に目に入るのは()()()()()だっ!! 

 

「気づかなかった」な訳にはならない惨状を何故!?」

 

「「気づかなかった」って、開けられた時には()()()()()()()()んですよ!?」

 

「っ!?」

 

 

 

 馬鹿な……!? 

 

 ではこの()()()1()()3()()()は何なんだ!? 

 

 私自身の身体に何かが!? 

 

 

 

「イオク様?」

 

「……出撃する!」

 

「っ!? しっしかし!?」

 

「ここで行かねば、奴に借りを借りたままになる! 

 

 ここで返さねばっ!!」

 

「イオク様っ! 

 

 それではあなたの身に万が一のことが起きれば!」

 

「その万が一から立ち向かわないのでは、私はいつまでも愚者のままなのだっ!」

 

 

 

 部下たちの制止を振り払い、ガンダムを起動した! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イオク・クジャン! 

 

 ガンダム・フォルネウス! 

 

 参る!! 

 

 

 

 イオクの本艦に、金色に輝く一機のガンダムが出撃した……! 

 

 そしてそれに続き、後を追うようにイオクの配下のモビルスーツが数機現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘宙域内

 

 

 

 襲撃軍のダインスレイヴを封じるために補給隊を倒し、各艦隊の制圧と撃退をしていた。

 

 ヤマトの艦隊の半分はタービンズの救援に手を回し、少数精鋭の部隊で戦っていた! 

 

 

 

「クソッタレがっ!! 

 

 一体どれだけ揃えたんだ!?」

 

「わかりやせんよ!! 

 

 いくら襲撃軍を揃えるにしても()()()()()()()()()んだよ!? 

 

 絶対こいつらはただイオクを殺すためだけの襲撃じゃないだろ!?」

 

「くっ! だからって放っておけってのか!? 

 

 アイツは腐っても仲間だからな! 

 

 処分するなら俺の手で処分してやるよ!!」

 

「殺しは厳禁ってか御法度だろ! 

 

 軍権剥奪とか左遷とかならまだ示しがつきますよって!!!!」

 

「ああ、そうだなっ! 

 

 今戦済んだらイオクの処遇、ラスタルに問うて自分がつけさせるように言っておこうかな!」

 

「へいへいっ! 

 

 あと少しで輸送艦隊を抑えたら消化試合だっ! 

 

 隊長さん、速攻で決めやすよっ!」

 

「ああ、そうだなっ!!」

 

 

 

 アンドロマリウスを筆頭に各モビルスーツを打ち倒し、輸送艦隊を攻略していた。

 

 側近の配下はダインスレイヴを撃たせないように弾込め組を倒していた。

 

 

 

「ダインスレイヴにも弱点はある、撃つときは厄介だが()()()()()()()()()()()()からな!」

 

「へっ! 禁止物の兵器でもこんな手間暇かかるんじゃあ、恐れることはないって!!!!」

 

「昔ながらの「三段構え」を使えば良いのに、それなら勝てたかもしれんのにな?」

 

「無駄口言ってる場合か! 

 

 さっさと片付けるぞっ!!」

 

 

 

 各隊は敵の各個撃破を行い、一時的な優勢に立っていた。

 

 タービンズの方は無事戦闘区域間を脱したことで後方の憂いを払った! 

 

 イオクの艦隊と合流、あとは殲滅してこの戦場を脱するだけとなった…………筈だった。

 

 

 

WARNING!! 

 

 

 

「なんだっ!?」

 

 

 

 突然の警報に驚き、ヤマトはその警報の元を探った! 

 

 

 

「一体何がっ!?」

 

「隊長っ!! 

 

()()()()()ですっ!」

 

「はあっ!?」

 

 

 

 敵軍を片付きそうな所に援軍の登場に、ヤマト・イオクの艦隊勢力に衝撃が走った! 

 

 

 

「どういうことだっ!? 

 

 どこのどいつだっ!!?」

 

「わからねぇっ!! 

 

 だが反応を見るに()()()()()()()()()()()のは確かだっ!」

 

「はあっ!?」

 

 

 

 考えうることは一つ……()()()()()()()()()()ごろつきかっ! 

 

 

 

「隊長っ! 援軍の数、艦隊十隻! 

 

 モビルスーツの数は百近くですっ!」

 

「はあっ!!?」

 

「どっどうしやす!? 

 

 例の援軍はタービンズと合流して行くって話になっていますから、俺らの艦隊でも骨に応えますっ!」

 

「若いやつ大半はタービンズの脱出で離れて、ベテランの少しはその補助! 

 

 今ここにいる面子はよくて古参の戦士だ! 

 

 だけど十機のモビルスーツで百近くのモビルスーツを相手にするのは! 

 

 いくら何でも海賊艦隊と呼ばれた俺たちでも連戦続きはキツイってんだ!!」

 

「……っ!!」

 

 

 

 確かにそうだ! 

 

 元々の面子はイオクの様子見がてら、万が一の戦闘配備はしていない! 

 

 

 

「でもやるしかねぇだろ! 

 

 残りの燃料弾薬でどこまで粘れるか、やるしかねぇ!」

 

「隊長、ですがっ!」

 

「タービンズの連中は逃げ仰せ、イオクのやつを助け出せた! 

 

 本当ならここらでずらかるところですぜ!」

 

 

 

 部下の言い分はもっともだ、だからって()()()()()()()()()()()()()()()なんてしたら……! 

 

 

 

「隊長っ!!」

 

「……敵前突破をする!」

 

「ええっ!?」「いいっ!?」

 

「逃げてくたばるくらいなら敵中突破で戦死してやる!! 

 

 行くぞヤロウども!!!」

 

 

 

 ヤマトは出力最大で援軍の方へ目掛けて突撃した! 

 

 配下の仲間達はそれに続いて突撃を開始した! 

 

 

 

(へっ、イオクのバカを助けに行って死ぬとか……。

 

 かっこいいのかかっこわるいのか、わかんねぇな?)

 

 

 

 討死覚悟の特攻、ヤマトは死ぬであろうの戦いに挑んだその時だった……。

 

 

 

ズダンっ! 

 

 

 

 一機のモビルスーツがどこから撃ってきた弾丸に当たって散った……。

 

 

 

「っ!?」

 

「なんだっ!? 

 

 一体どこから!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「薩摩隼人の如くに攻めるなっ! 

 

 ヤマト!!!」

 

 

 

「っ!!?」

 

「なっ!?」

 

 

 

 ヤマト達は後方から長距離の狙撃に驚いた、しかし驚くことはそれ以上のことだった…………。

 

 

 

「ヤマトっ! お前一人で特攻はさせんっ! 

 

 それはお前の十八番ではないだろうっ!!」

 

「……まさかっ!?」

 

 

 

 ヤマトは後方を見た瞬間、それは自分自身ですら予想だにしなかった光景にして瞬間だった。

 

 

 

「イオク……お前、それって!?」

 

「間に合えたようだな! 

 

 そうだ、私もお前と同じガンダムで来たのだっ!!!」

 

 

 

 イオク・クジャン、彼は()()()()()()()()()()()()()展開に驚いていた……!!!! 

 

 

 

「イオク!! お前それをっ!?」

 

「ああっ! 乗れて使えるようになったのだ!」

 

「バカっ! お前それ使うのに()()()()()()()()なんだぞ!? 

 

 ……ってか、まさかお前っ!?」

 

「ああ、そうだっ! 

 

()()()()()よっ!!」

 

 

 

 イオク自身はナノマシンを投与したことで、ガンダムの本来のチカラを発揮出せるようになっていた。

 

 尚、当のイオクは血涙鼻血吐血を繰り返して流血したとのこと。

 

 

 

「まさか、アンタのような大馬鹿坊ちゃんが適性があったなんてなぁっ!!」

 

「ヤマト! お前自身も()()()()()()()()()()のならば! 

 

 この程度の敵に無駄死には許さぬぞっ!!」

 

「へっ! まさか()()()()()に説教されようとはなっ!」

 

「バカイオクだとっ! 

 

()()()()()()()が何を勝手にっ!!」

 

 

 

 イオクの隊と合流し、ヤマトの隊の士気が勢いを取り戻した! 

 

 

 

「いけるな、イオク?」

 

「ぶっつけ本番だが、やってみる!!」

 

 

 

 二人の機体の目は光り、その先の敵に向けた。

 

 

 

「イオク、アンタもあいつらにも教えようか?」

 

「教わる必要はない、()()()()()()!」

 

「……だな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見せてやるよ? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが、ガンダムだぁっ!!! 

 

 

 

 

 

 アンドロマリウスは出力を上げ、敵陣に突撃した! 

 

 

 

(これが……! 

 

 ラスタル様、あなたが彼を重宝する理由が分かりましたよ……!)

 

 

 

 イオクはガンダムを動かした。

 

 

 

「っ!?」

 

 

 

 ガンダムを動かしたら、突然身体から感覚が発した。

 

 手足から胴体、そして頭と骨と神経の髄に不思議な感覚が走った! 

 

 

 

(なんだっ!? 

 

 ガンダムを動かしただけなのに、手足の感覚がっ!?)

 

 

 

 不思議な感覚が身体の至る所に走るっ!? 

 

 何だこれは……!? 

 

 今までレギンレイズを動かした時とは違う……!? 

 

 まるで、()()()()()()()()()()()()しているような……!? 

 

 

 

(……まさか、これが!?)

 

 

 

 私は確信した……。

 

 本来の阿頼耶識ならば装置を体内に……脊髄に付けなければならない過程を()()()()()()で実現をしている! 

 

 この技術、そしてこんなものが世に出回ってしまうと……!! 

 

 想像しただけでもわかる、このナノマシンの恐ろしさと危険性が世界をひっくり返してしまうものだと……!!! 

 

 

 

(ヤマト……まさかこんな生命に関わるシステムをその身体一つで……!?)

 

 

 

 イオクは気を取り直し、狙撃体制に入った。

 

 狙撃用のオプションを使い、構えを取るイオク

 

 その時の感覚もまた、生身の人間が狙撃銃を構えるものと同じ感覚を感じ取れた。

 

 

 

(ヤマト……お前が何故ジョーカーになったのか、ようやくわかった……!!)

 

 

 

 イオクは狙いを定めて狙撃を開始した! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘宙域・タービンズSIDE

 

 

 

 一方、タービンズは被害を出すも撤退に成功していた。

 

 ダインスレイヴの流れ弾に2〜3発被弾され、かろうじて被害は最小限に留められていた。

 

 

 

(やれやれ、まさかこんなことになるとはなぁ……?)

 

 

 

 名瀬は幸いながらもアミダと家族皆無事逃げ出していた……。

 

 しかし、名瀬は疑問を抱いていた。

 

 

 

 何故()()()()()()()()()()()()()()のか

 

 何故()()()()()()()()()()()()()()()()のか

 

 仮にイオクを狙うのなら()()()()()()()()()()のだから。

 

 

 

(……イオクを殺すのねらば、なんで()()()()()()()()()()んだ??)

 

 

 

 普通に考えるならイオクを殺したいのならばイオクだけだ、それならタービンズに撃つなんてありえない…………。

 

 

 

(……まさか、イオクだけじゃなく()()()()()()()()()()のか?)

 

 

 

 疑問は僅かな確信に変わったその時だった。

 

 通信端末から突然なり始めた! 

 

 

 

「なんだ、今度は誰だ!?」

 

 

 

 モニターを出し、そこに映し出したのはギャラルホルンの海賊艦隊からだった。

 

 

 

『こちら海賊艦隊! 

 

 タービンズ! 生きているか!!』

 

「生きてるよ! 

 

 1〜2隻やられちまったが何とか生きているよ!」

 

『そうかっ! 

 

 俺らも何とか持ち堪えられてっから、あんたらも早いところテイワズまで逃げなっ!』

 

「そいつはありがたいが……」

 

『???』

 

「悪ぃが、()()()()()()()()()か?」

 

『はぁっ!?』

 

「何、理由は単純だ。

 

 あいつらは()()()()()()()()()()()()()()を付けに行きたいからな?」

 

『…………』

 

「海賊艦隊の方々も、義理や人情……。

 

 そして道理に聡いって話を聞いたけどよ? 

 

 ……通してはくれるかい?」

 

『…………普通なら、逃げろの一点張りだ。

 

 ……()()()()が来たから良いぜっ!』

 

「……えっ?」

 

 

 

 海賊艦隊はあるモニターを映し出した。

 

 

 

「……っ!?」

 

 

 

 それは、()()()()()だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘宙域

 

 ヤマト・イオク SIDE

 

 

 

「おらおらぁっ!!」

 

 

 

 ヤマトは敵地に切り込み、各モビルスーツ及び艦隊を各個撃破していた。

 

 

 

(なんて戦いをしている……! 

 

 間近で見ると、やはりヤマトは恐ろしい……!!!!)

 

 

 

 ラスタル様やマクギリスが彼を恐れる理由がよくわかる、グレイズ・アインとモビルアーマー討伐の貢献者の一人とはいえ、その実力や勢いは悍ましさと恐ろしさを感じ取れる。

 

 本来ならば、閑職に追いやって力をつけないようにしたり、一部の物達に誅殺されるかのどれかになるのを、アイツは()()()()()()()()()()()功績と()()()()()()()()()()()()としての立場を得たが故に抑えも封殺も干殺しもできなくなってしまった……。

 

 

 

(……ヤマト、そんなお前には()()()()()()()()が助けられたことに、本当なら癇癪を起こしても良いレベルだ…………。

 

 クリュセのことを鑑みれば……な)

 

 

 

 ヤマト、お前はそのまま突っ込め! 

 

 私はお前の背後を、横槍を入れてくる者を私が打ち払う!! 

 

 

 

 イオクは狙いを定めて、周囲の敵機を撃ち抜いた! 

 

 配下は接近してこようとする敵を打ち倒し、護衛を務める。

 

 その中に、マークスのベリアルの姿もあった……。

 

 

 

(……にしても妙だな? 

 

 こんな襲撃をするなら、イオクを殺すならイオクだけ狙えば……?)

 

 

 

 ふとそう考え込む最中に敵機を倒しつつ、マークスは冷静に考えていた……。

 

 

 

(くそっ! いくら勢いが優っても数が多すぎる!)

 

 

 

 一方ヤマトは戦線の中、優位に立っているように見えたが()()()()()()()()()()……。

 

 

 

「隊長! 敵機及び艦隊は半分をぶっ倒しました!」

 

「そうかっ!」

 

「しっかしイオクの野郎、ガンダムを乗り使えるようになるなんてな! 

 

 世の中何が起こるのかわからんもんだなぁ!!」

 

 

 

 そうだろうな、あのバカイオクがガンダムの適性があるなんて誰も思わないだろうよ! 

 

 俺もマクギリスやラスタルもこんな展開は大番狂わせだよ!! 

 

 

 

 そう考えてる最中、敵機は散会した! 

 

 

 

(っ! 真っ向勝負では勝ち目ないと見切ってきたのか!)

 

 

 

 散会した敵機は別方向でヤマトを目掛けて攻撃を仕掛けた! 

 

 

 

(なるほど……練度はあるようだな……!?)

 

 

 

 だけど、幾ら雇われ者とはいえ()()()()()なんておかしいだろっ!? 

 

 

 

 散会した敵機は絶妙なタイミングで攻撃をし、トドメと言わんばかりの攻撃を仕掛けようとしたっ! 

 

 

 

(やばっ!? これは幾ら俺でも!?)

 

(しまった!?)

 

 

 

 攻撃……弾丸を急所にぶち込もうしたその時だった!!!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズダンっ!! 

 

 

 

 煙幕仕様の弾が敵機に命中したっ! 

 

 

 

「えっ!?」「なんだっ!?」

 

 

 

 突然の攻撃に二人は驚いていた! 

 

 

 

『よう、お二人さん? 

 

 随分と勢いがいいね?』

 

「っ!?」

 

 

 

 攻撃先を見た方向には、「ハンマーヘッド」があった! 

 

 

 

「あれはっ! タービンズの!?」

 

「何故戻ってきたっ!? 

 

 お前たちはここにいてはならん! 

 

 早くここから逃げるんだっ!」

 

『お生憎様、そうはいかないってんでね?』

 

「だがっ!!」

 

『「だがっ!」とか「でも!」じゃない!! 

 

 私たちタービンズにも被害が出てるのよ!! 

 

 尻尾巻いて逃げるなんて真っ平ごめんよ!!』

 

『悪いね? クジャン家の坊ちゃんに海賊艦隊のキャプテンさん? 

 

 でもあたしたちが何もしないで逃げるんじゃあ、タービンズの名が廃るからね!!』

 

「だがこの場で戦死してしまったら、誰が!?」

 

『安心しろよ、クジャン家の坊や? 

 

 助けに来たのは()()()()()()()()()からな?』

 

「……えっ?」

 

 

 

 その時、ヤマトの方からモニターが映し出された。

 

 

 

『隊長!』

 

「お前らっ!?」

 

『吉報です! ()()()()()()しましたっ!!!!』

 

「なっ!? 本当かっ!!」

 

『はいっ! モニターを替えやす!』

 

 

 

 部下の一人は鉄華団にモニターを繋げてヤマトに繋いだ。

 

 

 

『よう! 間に合ったようだな!』

 

「オルガ団長!」

 

『話は全部お前の部下たちから聞いている! 

 

 加勢するっ!』

 

「そうか、ありがてぇ!!」

 

 

 

 鉄華団の登場によって士気勢いが上がった! 

 

 タービンズは名瀬を筆頭に戦力枠のアミダ・ラフタ等

 

 鉄華団はオルガを筆頭に主戦力の明宏・シノ達の登場で優勢になった! 

 

 

 

 事の発端はヤマトの部下が事の一部始終を話し、ただの書類送検程度で済むはずのところに、襲撃を聞き出撃をしたのだ。

 

 三日月は自身の機体の改修のためこれない為、主力の面子を救援に出したのであった。

 

 

 

「鉄華団っ!? まさか彼らも!?」

 

「ああ、味方だっ!!」

 

 

 

 イオクの隊とヤマトの隊も鉄華団の登場に驚くも、味方であると聞いて士気が上がった! 

 

 戦線は援軍の到着によってヤマト・イオクの勢いは増し、優位に立ったのであった! 

 

 

 

「よし、この勢いで……!」

 

 

 

 ヤマトは敵機を倒そうとしたその時! 

 

 

 

ズダンっ!! 

 

 

 

「っ!?」「なんだっ!?」

 

『聞こえるか! ヤマト! イオク!』

 

「っ!!」

 

 

 

 声の方角に向くと、そこにはギャラルホルンの艦隊が現れた! 

 

 

 

「この声……まさかカルタっ!?」

 

「カルタだって!? 何故あなた様が!?」

 

『ラスタル様から事の始終全てを聞いた! 

 

 そしてイオクが襲われていると聞いたまでよ!! 

 

 行くぞ皆の者!』

 

 

 

 カルタの配下はイオクの隊とヤマトの隊と合流し、戦線に加わった! 

 

 

 

『後方支援、味方の救助は我らが務める! 

 

 お前たちは敵を倒せ!』

 

「OK! 取りこぼしは頼みましたよ!!」

 

 

 

 ヤマトは敵機の群れへと突撃した! 

 

 

 

「待てっ!! 

 

 ……行ってしまったか、ならば私の役目はこうだ!」

 

 

 

 イオクは周辺の敵機を狙いを定めて撃ち落とした! 

 

 

 

(見える、見えるぞ! まるで意のままに攻撃が行える!)

 

 

 

 今までのイオクはろくな操縦能力もなく、射撃や近接格闘面は素人も引くようなものだった。

 

 だが今のイオクは30〜50kmの精密狙撃ができ、近接格闘にキレと勢いが付いていた! 

 

 

 

「ヤマト! あと少しだ!」

 

「言われなくても!」

 

 

 

 ヤマトとイオクの連携に、タービンズや鉄華団は驚いていた。

 

 

 

「何アイツ!? なんか急に動きが変わってない!?」

 

「ありえねぇ……!」

 

 

 

 彼らの知るイオクは夜明けの地平線団の時とクリュセでのイオク。

 

 しかし、今のイオクは精密な狙撃に柔軟に長けた近接格闘術を使っている。

 

 一体何があったのか、今までとは別人ともいえたレベルの動きに、一同は仰天していた。

 

 

 

(イオクのあの様子、ラスタル様が話していたことは本当のようだな……!)

 

 

 

 ヤマトとイオクの怒涛の連携によって襲撃軍を打ち倒した……。

 

 援軍に来たカルタはタービンズと鉄華団合流、残党及び撃ちもらした敵機の捕縛を行っていた。

 

 これによって、イオクと名瀬の救助を成功したことによって、テイワズとクーデリア達は大いに喜んだという…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??????? 

 

 

 

「そうか、やってのけたか……」

 

「イオクの件、私も想定外だった……すまない」

 

「いいんですよ、むしろ想像以上だよ? 

 

 喜ぶべきでは?」

 

「喜べれるものなら喜びたいものだ……!」

 

「へぇ? その割には()()()()じゃないか?」

 

「……本当のことを言うと、()()()()()()ことを恐れていた…………。しかし、ヤマトの前例がイオクと同じ例になったのが幸いだ」

 

「それはよかったな? 

 

 これで兄貴の心残りと無念が晴らせてな?」

 

「…………」

 

「……悪ぃな、気を重くしたか?」

 

「……良いんだ、そう考えると顔向けができる」

 

「……そうかよ?」

 

「そういうものだ、後のことは頼めるな?」

 

「わかってますよ? そっちはそっちでがんばりな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さてと…………。

 

 同僚はともかく、甥をいじめた返しはするぜ……!! 

 

 




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