鉄血のオルフェンズ THE PROJECT REMAKE 作:梟帥
「…………」
マクギリスを探してから数日後、早くもアイツがエドモントン付近に発見したと聞いた報せは世界各国に衝撃を走った……。
しかし、それ以上なことにアイツは
「あの野郎……舐めた真似をするじゃないか?」
「マクギリス……」
かつてエドモントン攻防戦に拠点として使われていた駅にギャラルホルンと鉄華団がいた。
そこにはラスタル・オルガ達がいたのだ……。
「あのやろう……なんだってこんな場所にいやがんだ?」
「奴のことだ、
「えっ?」「なんだと?」
「大規模な戦闘を避けたいが故にここを指定した、准将殿の目的を達したことで、ここに現れた……」
「じゃあ、なんでこんな所で決闘なんてするんだ?
決闘をしたところで何の意味が……」
「意味なぞない」
「はっ?」
「簡単に言えば
「は?」
ラスタルは呆れ顔をしつつ、簡潔に話した……。
「要はこの決闘はバカ共の有り余った力の
世界規模にして傍迷惑なことをしているだけだ!」
「「はぁっ!?」」
「バカにしかわからないことはバカにやらせるっての?
……ほんっとバカな人にはわからないわ?
だから、世界を取れちゃうんだから……」
「まあいいよ、どうせ僕たちが何言っても止まらないからね?」
現にこの場にいる人たちは傍観者……。
あとはあの三人の好きにするしかない……か?
平原には3機のガンダムが立っていた。
バエルにはマクギリス
キマリスにはガエリオ
アンドロマリウスにはヤマト
三者共に、決闘の舞台に立っていた。
「それで、二人は本当にやる気なの?
阿頼耶識のリスクは知っておきながらやるのか?」
「無論、承知の上だ。
俺はコイツを動かすために阿頼耶識を取り付けたのだ」
「マクギリス……!」
「ガエリオ、君もなんだろ?
最も
「…………」
アイン・ダルトンの脳髄を使って阿頼耶識の負担を代替わりするというシステム。
あの戦いの後、ガエリオとキマリスを回収した自分が一番に見てきたからわかる、確かにそのシステムは合理的かつ性能がいい……。
しかし、全貌を見たら
正直ドン引きしたよ、だが等の本人は
「さて二人とも? 準備は良いか?」
「いつでも」「完了だ」
もう止めはしないよ? 二人とも……。
「宜しい! それじゃあ……」
始めっ!!!
ヤマトの号令に、マクギリスとガエリオの最初で最後の決闘が始まった。
開始早々、ブースター上げて双方上空に飛んでいった……。
高速移動をして、雲を線を引いて移動して激突を繰り返していた……。
速い、阿頼耶識の出力を限界に出しているのかと疑うレベルの戦い。
その戦いを見て、息を呑んだ人たちは多くいた……。
積もる思い、溜まった鬱憤、爆発寸前の心が今、この決闘で全てを出し切っていた……。
(マクギリス、ガエリオ……。
暴れるだけ暴れろ、テメェらの喧嘩だ。
俺やみんなが横槍入れていい舞台じゃない、盛大に暴れろ……!
後の処理は、きっちりやっておくからな!!)
激しい戦闘は自身の身体に悪影響をもたらす……。
現にマクギリスは
(あのバカ……!
これ以上戦えば
そして時間が経つにつれ、双方の装甲や装備が剥がれながら戦い続けていた。
取っ組み合いになりながらも、機体を殴り合い
そして地上に墜落した……!!
「マクギリスっ! ガエリオっ!」
ヤマトは急いで二人の墜落現場に向かった!!
墜落現場にいち早く到着したヤマト。
現場周辺は木々が薙ぎ倒され、地面は抉られて岩盤に亀裂が生じていた……。
(おいおい……!? バエルもキマリスもボロボロのズタボロじゃないか!?)
ヤマトはコクピットのサーチモードを使って二人を探し始めた!!
(無事でいてくれよ……?)
懸命に探して、そして二人を発見した!!
(マクギリスっ! ガエリオっ!)
ヤマトは急いで衛生班を呼びつけ、二人を早急に救助した!
何かを得るものも、失うもののない決闘は終わった…………。
次回
EPILOGUE & 作者の本音