鉄血のオルフェンズ THE PROJECT REMAKE 作:梟帥
ニュータイプ要素はあります。
七月会議と少年兵達
それは、「クーデリア・藍那・バーンスタイン」の演説と訴えによって、彼女の活動と知名度は火星を中心に、コロニー園と、地球全土が彼女を支持するものが出てきた。
その活動に不安を感じた父親は、ギャラルホルンにこの件を伝えた。
しかし、これはギャラルホルン側にとってはチャンスでもあった。
それは、
クーデリアがいる施設に襲撃を仕掛けてきたギャラルホルンは、先鋒を出し、蹂躙。
これを恐れた責任者達は少年兵達を置いて我が身欲しさに逃走。
それらを知った少年たちは施設の地下に収められていた
「ガンダム・バルバトス」
これを起動し、ギャラルホルンを撃退
同時に逃げ出したことによって、少年達は独立
後に「鉄華団」を設立。
こうしたことで、彼らはクーデリアの護衛をすることになった。
そして、彼らは
俺たちが火星に来たのは、クーデリアの件だ。
最も、クーデリアの訴えは理解できる、確かにコロニーやヒューマンデブリの問題は世界各国が抱える大問題だ。
「マクギリス、ガエリオ、一ついいか?」
「何だ?」
「何だい?」
「クーデリアの事さ、彼女の訴えは、二人はどう見る?」
マクギリス・ファリドとガエリオ・ボードウィン。
二人は貴族の跡取りで、俺の幼馴染なような者だ。
俺はクーデリアの話を聞いて飛び入り参加のような形で来たが……。
「ああっ、あの「七月会議」のことか?」
「君があの会議を見た時、はしゃいでいたな……」
「ヨロコンデイタ・ヨロコンデイタ」
「……言わなくてもわかるか……」
「当たり前だ、あの時のお前は酒で酔って「良く言った!!!」と大声上げて飲みまくったからな」
「おまけに、
「ミンナツカレテイタ・ミンナツカレテイタ」
「そいつは悪かったなぁ……」
雑談混じりで会話をしている最中、突然子供二人が飛び出してきた!!
「おおっ!?」
「うわっ!?」
「っ!?」
「ウワワワワ」
急ブレーキかつカーブをしたものの、乗っていた三人は冷や汗をかいていた。
「おいっ!! 大丈夫かっ!! すまねぇっ! 俺の不注意……っ!? 」
突然、
首根を鷲掴もうとしたのか、その左手を握り返すように、自身の右手を握る。
「何しやがるっ…………!!」
少年は無言のまま、その右手を握りつぶそうと握った。
「……っ!?
やるじゃねぇか? このガキっ!!!」
負けじと力強く握り返す、一進一退の光景。
「三日月っ!! ちがうのっ!!」
「三日月ってば!!」
「やめろヤマト!!!」
「ハジマッタ!! ハジマッタ!!」
車から焦って降りだすガエリオは少女と一緒に二人を止めに入る。
(相変わらずだな…………)
三人は二人の喧嘩(握喧嘩)を止めようとするも、二人は熱中して握り合っていた。
「いい加減にしないか、このあわてもんめ」
「そこまでだ、ヤマト」
二人の喧嘩を止めたのは老婦とマクギリスであった。
「!」
「っ!」
事の詳細を聞き、何とか話し合いで済んだが。
まあこの時に三人と俺に詫びチョコを貰った。(曰く短気なやつには効くらしいとのこと)(短気なやつってのは俺のことか?)
「んっ? お前の
「ん? これのこと?」
少年……三日月・オーガスの脊椎に取り付けられているのは「阿頼耶識」と言う装置。
これは、多くのヒューマンデブリ達が抱えている物で、取り付けるには大手術を要する、これを「阿頼耶識手術」と呼ばれている。
これの良いところは機械の動作の過程が簡単になれるって話だけど、これの手術が失敗、不適合の場合「半身不随」になる。
「実際、話をよく聞くけど、へぇ……結構生々しいな……
よくこんなのを平気でいられるなぁ?」
「いや、それを平然と触るお前の方が平気なのか?」
「なんだよ? お前も触れてみろよ?」
「勘弁してくれよ! この間
「んっ? あんた……何かしたのかい?」
「んっ……ああ、クーデリアの件で揉めてな……」
「関節を締め上げた挙句に、クーデリアの件を「俺がやるっ!!」って言って支部を締め上げていたのでね……」
「だってあいつら秩序どうこう言って、殺そうって腹していたから、その腹ごとを絞めただけなのに?」
「その絞め上げのおかげで、俺たちの寿命が何度締められたかわかってるのか!?」
「んなこと言ってクーデリアが死んだらまた次のクーデリアが出るでしょうが!! 殺すより
そう、彼は火星についてきてから冷や汗をかきまくっていたのである。
火星支部長にクーデリアの件を話すも、あれこれ話をしていたら痺れを切らしたか、殴っては押し倒しては関節を決めるわで大騒ぎ。
その場にいたガエリオは慌てふためき、マクギリスは冷静に対処していた。
「今思い出すと、本当に怖いもの知らずなんだな…………
お前がもし殺しでもしたら、全員にどれだけ迷惑被るのか……」
「大丈夫、殺す時は
「そういうことを言ってるわけじゃない!!!」
「まあいい、それよりも、早く任務に戻らないとな」
「任務? ……ああ、基地の呼び出しか…………っ!! 」
突然、ヤマトは
「うわっ!? どうしたっ急に!?」
「…………ハロ!!」
「ハロ?」「はろ?」
ヤマトは車の後部トランクを開け、
「ハロ!!」
そして、車から
「……何これ?」
「わぁっ!」「可愛い!!」
「ほぉ……これはハロじゃないか?」
「おっ? 知ってるのかい?」
「なぁに、昔子供達がよく一緒にいたからね、久しぶりに見るねぇ」
「そうかい、でもウチのハロは
後部トランクから出したのはドローンの様なものが出てきた。
そして真ん中に丸い窪みの様なものに入る。
ドローンのプロペラが回り、飛び出す。
「ハロ、とうもろこし畑に二人いる、炙り出してくれ」
「了解!」
ドローンに乗ったハロは、そのままとうもろこし畑に行く。
「…………
「なんだ? なにが「しっ!!」っ!」
「………………?」
三日月は、ヤマトを見つめる。
(なんだろう…………この感じ……?)
三日月は、
それは、普通の人間には感じ取れない気配、まるで
「くっ!?」
とうもろこし畑の中から
「やっぱりな…………」
「
「……っ!?
あれはっ!?」
「ほお、まさかここでお会いになるとはな……」
ドローン・ハロにワイヤー拘束されて出てきたのは。
七月会議で名を馳せた革命の乙女「クーデリア・藍那・バーンスタイン」とその側近にしたメイドの「フミタン・アドモス」であった。
「マジかよ……本物っ!?」
ヤマトは、まさかの大物を取ったことに驚いた。
「ハロ! 拘束解除!」
「了解!」
ワイヤーを解き、ハロはヤマトの元に戻る。
「こいつは驚いたな……まさかここで見つかるとは!!」
「おいおいおい!? まさかここで!?」
「驚いたな、まさかこんな形で見つかるとはな」
元々クーデリアの問題をどうこうしようと話していた矢先のことであった。
しかし、マクギリスやガエリオは捕らえるために来たのだが…………。
クーデリアとフミタンは、拘束解除された時、なぜ解除されたのかはわからなかった、そして
本物だぁっ!!!!!」
「…………えっ?」
「あのっ!! 七月会議のやつ!! スッゲェ感動しましたっ!!!
もうっ、ドッカーンときてズギューンって感じてピカッ!!! てきました、ハイ!!!」
「えっ、ええっ!!?」
クーデリアとの出会いに興奮していたヤマトに困惑をしていたクーデリア達、その光景に「やれやれ」と呆れるマクギリスと「おまっ!?」と驚き動揺していたガエリオ、そしてその場にいた三日月達はポカーンと立っていた。
長々と語り始めかけたヤマトは深呼吸して落ち着きを取り戻す、そして驚き困惑していたクーデリアも落ち着いてきた。
「すまねぇ、こうして革命の乙女と出会ったことに興奮しました……」
「いえ、いいんです……私も急な事に驚きまして……」
「…………あなたは、ギャラルホルンの方ですよね?
何故、このような……?」
「わりぃな、誰かいたかと思いきや、まさかのね?
そりゃあ、お互い驚きますよ」
謝罪を済ませて雑談混じりで済ます。
「さてと、基地戻らないとな……あっそうだ
クーデリア、地球の件なんだけどね?」
「はい?」
「
「なっ何を言っている!?
お前、今自分が何言ってるのか分かっているのか!?」
「
「???」
「お前の活動の件、俺から言っておくよ。
それに今のギャラルホルンは、ちと揉めててな?
ここいらで一つでかいことをしないとな?」
「やれやれ、こうなってしまった以上
もう誰にも止められない……」
「はあっ、本当にお前はバカの頂点に立った男だよ
あとが怖くなってきたよ……」
「ヤッチマエ! ヤッチマエ!」
そう言って、三人は基地に戻った。
包帯巻きの支部長はフガフガと訴えるも、まともに喋れなかった。
「さて、どうなることやら……」
「はぁ、もう俺は知らないぞ?」
マクギリスとガエリオは、支部に待機していた
一方ヤマトは仲間と上官にクーデリアのことを伝えていた。
ハロを通じて、スクリーンに出していた。
「まあ、そう言うわけでよろしくな?」
「何がそう言うわけなのっ!? 何考えてるのよ!?」
「いいじゃねえか、いつか起こってしまうことだから、どうせならこれに乗じて、
「そのためなら、暴れようってのか?」
「そう言うことだ、だからこの機を潰されたらたまったもんじゃないって、お前らも
「顔が怖いですよ、あと声のトーンが脅し気味なんですけど?」
「もう…………どうしてあなたいつもこんな面倒事に首突っ込むの?」
「いいじゃねえか? それに
「そのためなら、自身の地位を投げ捨ててもやるのか、ヤマト?」
「もちろんですよ、まずは自分の身の回りからだな?」
スクリーンに映っていた人たちの顔つきが変わった、
「ようし……まず、マゼラン!!」
「なんだ? 俺に何をすれば良い?」
少しボサついた髪だが、目つきは鋭く、覇気がこもっていた。
「地球に基地を作れ! 簡易なものでいい!!
クーデリアを捕まえる名目で!」
「あいよ! 迎え入れるために作るんだろ?」
「そゆこと! 次、イリス!!」
「なぁに? 聞こえてるわよ?」
「イズナリオの動きを探れ! そしておそらく妨害工作が展開されるだろうよ、証拠と痕跡を集めろ!!」
「えぇ〜!? またそんな仕事!? もう〜わかったわよぅ! やれば良いんでしょ!!」
「こう言うのには強いからな? お前は? ……アイリス! 聞こえるか?」
「何?」
「アストラに
「もう!! 私は伝言係じゃないですよ!! あなたはどうするの!?」
「俺はしばらくマクギリス達と一緒に行動をするから、合流はドルトでっ!!」
(さあ、始めるか……一世一代の大博打だっ!!!)
こうして、ギャラルホルンと鉄華団の運命は、
次回、ヤマトの華麗な負け戦。
負け戦と言えど、わざと流すだけと言う・・・。
ちなみに、主人公は「マクギリスの出自」を知っています。「幼馴染」なんだよ、こいつとマクギリスは・・・。