Superstar-Z   作:星宇海

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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。


第21話 平穏・伝説・逡巡

 

 ────昔々、島に怪物が現れました。怪物は島民を手あたり次第襲い、たくさんの血が流れました。島民はいつしかその怪物を呉毛羅と呼ぶようになりました。

 そんなある日。呉毛羅の噂を聞き、とある武士と法師がやってきました。

 島民の苦しむ声を聞き、2人は呉毛羅に立ち向かいます。2人の力は島を自分のものとしていた呉毛羅を圧倒しました。武士が斬りかかり、残った魂を法師が岩へ封じ込めました。

 こうして島に平和が訪れたのです。以後、魂を封じた岩のことを島民は”呉毛羅岩”と呼ぶようになったのでした。

 

「話の流れはこんな感じだだよ」

 

 宿へ向かう道中、悠奈と摩央から呉毛羅岩と呼ばれるものの伝説について聞いていた始たち。

 

「そんな伝説が……」

「怪物か……なんか怖いね」

 

 現代には怪獣という巨大な存在がいるため、その昔話も現実味を帯びていた。尤も、武士と法師の部分は創作にしか思えないのだが。

 

「今となっては本当かどうかはわからないのだけどね」

「そうそう。私たちが聞いたのはさっき話したようなやつだけど、結構アレンジされてるって歴史の先生も言ってたし」

 

 話を聞いて育ってきた2人もこれが本当の出来事で、脈々と伝えられてきたものであるかは半信半疑の様子。

 仮に話が本当であるとしても、多少の違いがあっても仕方がないことである。

 

「人伝に広がっていったからじゃないの?」

「う~ん、なんか違うような言い方だったかな~」

「ええ。太平風土記に詳しく書かれているかもしれない……なんてことも言っていたわね」

 

 太平風土記。幾多の怪現象などが記された歴史書のことである。

 原本は博物館にいつからか寄贈されている。しかしコピーがネット上に出回っていて、11年前に出現した怪獣と特徴が似たものが描かれていたこともあった。

 悠奈たちの話では、この島の伝説もそこに書かれているのではないかということだ。その過程で物語に多少の変化が生まれたのではないかとも。

 

「サニパ様の島に伝わる伝説……可可も興味がわいてきマシタ!」

「郷土資料館もあるから、時間があれば観に行ってみて」

「ハイ!」

 

 ここにはライブ目的で来たのだが、どこからか観光できたような空気へと変貌しているのであった。しかし、このような空気にした張本人は始なので何も言わず黙っていることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*****

 

 しばらくバスに揺られつつ、外の景色を堪能していると宿へと到着した。荷物を下ろし、悠奈と摩央の下へと戻る。これからライブに向けて練習を始めるからだ。本番までは合同で練習を行ってくれるとのことで、可可にとっては幸せなことだろう。

 

「────ってなると思ってたけど今日は……」

「「「遊ぶぞー!!!!」」」

「速っ!? おい、ちょっと待てって!」

 

 太陽が照らす道中を駆け抜けていくかのん達へ必死に追いつこうと足を回転させる始。

 Sunny Passionの2人が言うには、今日は命一杯遊ぶ日にしたということだそうだ。

 

「始、早くしないと置いて行きマスヨ!」

「あんたが一番体力無いでしょうに」

「グソクムシは黙っててクダサイ!」

 

 その言い合いが余計な体力消費に繋がるのでは……と思わずにはいられない。

 

「始くん、2人やクゥクゥちゃんの言う通り。今日は遊ぼう!」

「誰が遊ばないって言ったよ。最初っからそのつもりだ! 置いてくぞ!!」

「ちょっと始くん!?」

 

 見知らぬ土地では一体どんな体験ができるのか……。彼女たちと同様、始も胸を躍らせ走っていく。一番最後にスタートしたはずの彼だったが、いつの間にか3人を抜き去っていくではないか。「待ってよ~」という声を背に、始はいたずらっぽく笑うのであった。

 

「無理無理無理ィーー!!!!」

 

 かのんの震えた声が聞こえる。それもその筈。今立っているのは結構な高さのある飛び込み台だ。

 頬を撫でる潮風と共に揺れる海は透明度も高くとても綺麗だ。しかし覗き込むとそれは一変する。高さが関係しているからなのか、見ていると吸い込まれそうである。

 下では悠奈と摩央が手を振っている。躊躇うことなく飛び込んでいった彼女たち。島で長年育った逞しさが見え隠れしている。

 

「わ、私、あっちにしようかな~あははは……」

 

 躊躇う4人の横で小さな子どもが果敢に飛び込む。飛び込み台はこちらよりも随分低い。かのんはそちらで飛ぶ気らしい。

 そろりと移動していく彼女の肩を掴んだのはすみれ。同時に凄まじい剣幕で尋ねる。

 

「センターは誰?」

「ここで持ち出す!?」

「センターがお手本を見せるところでしょ!」

「いやここは始くんが先に行くべきでしょ!」

「はぁ!? 俺に振るなって!」

 

 抜け駆けは許さない。さらにセンターとしての度胸を見せろと言うことだろう。けれどもかのんは決心がつかず、始へパス。だが始だって飛ぶ気にはなれない。

 始はウルトラマンとしてもっと高い位置からものを見ているだろう。しかし、それとこれは別問題だった。高いところから飛び降りる。それは人間の本能的な恐怖を呼び起こし、体に待ったをかけていたのだ。

 

「私高゛い゛と゛こ゛ろ゛キ゛ラ゛イ゛~~~~!!!!!」

「いいから行く!」

 

 かのんの心からの悲鳴など届くはずもなく、悠奈の一声によって反射的に飛び込んでいった。途中、始の腕を引っ張って。

 

「……え?」

 

 急に働いた力に対抗することは難しい。故に、腕を引っ張られた始はあまりにも無力に、そして間の抜けた声を出し、海へと落ちていった。

 

「「うわあああああ!?!?」

 

 大きな水柱が2つ立ち昇った後、すみれと可可も着水。

 

「飛び込みというよりは、落下ね」

「マジ……勘弁してください……」

 

 

 

 

 

「美味しい! マンゴーみたいデス!」

「いいえ、パイナップル味よ」

「違う、バナナだよ~!」

 

 絶叫の後、思う存分泳いだらアイスを食べて体を休める。

 程よい甘みが口に広がり、華やかな香りが鼻孔を擽る。これは一体何味なのか、舌で転がしながら考える。

 

「バナナじゃなくないか?」

「えー、じゃあ何かわかるの?」

「んー……」

「ちょっとー!」

 

 3人が出していたフルーツの味によく似ている。しかしどこか違う気がする。そう考えれば考えるほど、何のフルーツなのかわからなくなる始であった。

 

「正解はパッションフルーツ! 島の特産なんだー!!」

 

 始は目を丸くする。どうやら彼にとっては初耳だったようだ。

 パッションフルーツ。南米が原産であり、日本では温暖な地域で作られているのだそうだ。

 そしてどうやらその果物の名を聞いたのが初めてというのは始以外にもいたらしい。

 

「なんと! Sunny Passionにはアイスまであるのデスカ!!」

「な訳ないでしょ?」

 

 どうやらグループ名とごちゃ混ぜになっているらしい。でも、おそらくグループ名の由来の1つなのかもしれない。始は聞きながらアイスを口に運ぶのだった。

 

 

 

 

 

「風が気持ちいね~」

「そうね~」

 

 続いて展望台へと足を運んだ。

 目の間に映る海は果てしなく広がっていた。太陽の光を反射し、爛々と輝いていた。心地よい風が吹き抜けていくと目を瞑った瞬間、すみれの悲鳴が鼓膜を震わす。

 

「ギャラクシィィィ……!?」

 

 吹き抜けた風は彼女の帽子を遥か高くに持って行ってしまったらしい。

 

「そんな大きな帽子をかぶってくるからデス」

「うぅ……」

 

 するとどうやら2人から呼ばれた声が。肩を落とすすみれを励ましながら向かうかのん達を確認すると、始は空を見る。帽子は未だ高い場所をふわりと舞っていた。

 

「……いけるか」

 

 ゼットとの一体化によって増大された身体能力をフルに発揮し跳躍。人間の限界を軽々と超えた、舞い上がった帽子を軽々とキャッチする。

 

「すみれー! 帽子落ちて来たぞ!!」

「ホントに!? ありがとう始」

「少し待っててよかったよ」

 

 見ている人がいなかったから良かったものの、一歩間違えれば動画拡散の危険があった。ゼットに何言われるかわからないが、友人の喜ぶ顔が観られれば安いものだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*****

 

 島を巡り、様々な体験をした後、かのん達は温泉へと入っていった。

 暫し1人の時間ができた始は外へと散歩に出かける。辺りは暗く、数多の星が一層輝いて見えた。こうして見上げている星のどれかから、地球を狙う存在が襲来しているのかと思うと、にわかには信じられない。

 

「君とは行く先々で会うな」

 

 ふと声を掛けられた。驚いたのは見知らぬ存在だったからではなく、その逆。以前に一度会ったことがある人物だったからだ。

 

「……この間はありがとうございました。もしかして調査ですか?」

 

 顔を合わせたのはストレイジの隊長、青影正太であった。そして隣にいる女性も、制服からストレイジの隊員なのだと推測できる。

 ここへ観光目的……で来るような荷物ではなかったし、第一制服で来ることをしないだろう。その為、何かの調査で来たのだと始は考えたのだ。

 

「まあな。詳しくは言えないが」

「ここには識別個体名”ゴモラ”の調査で来たの」

「いや言うなって結衣!」

 

 あっさりとバラしてしまった結衣と呼ばれる隊員。そして隊長の声を無視し、始に駆け寄ってアレコレと尋ねてくる。

 

「ゴ、ゴモラ? 呉毛羅岩……のことですか?」

「呉毛羅岩! 隊長、やっぱり呉毛羅岩ですよ!!」

 

 目の色が変わった結衣。彼女たちも呉毛羅岩の情報に目を付けていたみたいだ。詳しく話した方がいいかなと始は、悠奈たちから聞いた話を2人に話す。

 

「……ってことらしいですよ」

「太平風土記か……」

「怪獣関連と見てよさそうですね。早速調査に行きましょう!」

「いやもう夜だぞ。ビートル隊支部に向かうんだ」

 

 正太はうんざりした顔。結衣は真面目半分に興奮半分といった表情で会話している。正太はもう休みたいらしいが、結衣の方は一刻も調べたくて駄々をこねているようにも見えた。

 一方始は介入できない部分なので黙っていることしかできない。

 

「第一こんな時間帯に調べたところで暗くてよくわからないだろう」

「う~ん、それもそうですね……了解。あ、あと君にはお礼に……これあげる。困ったら連絡して。ストレイジがなんでも協力するから!」

 

 名刺……らしきものを渡された。書いてある電話番号に掛ければストレイジに繋がるのだろう。その後結衣は呉毛羅岩のある方角へと走っていった。「じゃあな」と短く声を掛けた正太も後を追う。

 

「「なんでも」なんて簡単に言うな」

「ヤバかったですか?」

ヤバいに決まってるだろ。特空機に乗せてくださいなんて頼まれたらどうするんだ

なら乗せれば良いじゃないですか。動かせないようにロックかければいいんですから~

そういうことじゃなくてだな……

 

 正太の様子を見るに苦労しているのだなと、始はクスリと笑う。

 

「これ、使う機会あんのか?」

 

 再度掲げ、始は首を傾げた。無理難題な要求や、機密に触れる願いなどするつもりはない。加えて仮に目の前で怪獣や宇宙人問題を起こしたとしても、呼ぶ前に向こうから来てくれる。そのため始には貰ったところで使い道がなかったのである。

 遠くにいってしまった背中を見据えつつ、彼はポケットの中へとしまい込むのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとう。部屋も1つ余計に取ってもらっちゃって」

「問題ないわ。いくら君でも困るでしょ?」

 

 宿に戻ると、摩央によって部屋へと案内された始。

 島を案内してもらったり、宿を用意してくれたり、何よりも島のライブにかのん達に参加を提案してくれたこと。まさに至れり尽くせりであった。

 

「疲れているところ悪いんだけど、君に聞きたいことがあるの」

 

 途端、摩央が尋ねてくる。先程の優しげな眼差しではなく、真剣な表情で。

 

「あなたから見て今の彼女たちを……どう思っているの? 勿論、スクールアイドルとして」

 

 なんとなくではあるが、頭の片隅でいつか聞かれるだろうと思っていた内容だった。ここは友人としてライブを見る夏空始としてではなく、彼女たちのマネージャー的立場として答えるべきだろう。

 相応しい言葉を捜しながら、彼は質問に答える。

 

「俺的には……そうだな……何か欠けてる……いや違うな……ピースが全部そろってない……ように思える。動き……なのかな……」

 

 そのピースが最後なのか。はたまたは数あるうちの1つなのかはわからない。けれど、どこか満ち足りてない、揃いきっていないと感じるのは事実だった。

 自分でもよくわかっていないが、感じたままのそれを素直に話していた。

 

「そう思えるのなら……もうわかっているでしょ? 何が揃っていないのか」

「……!?」

 

 聞きたかった答えを聞けたというかのように満足そうに微笑んでいる。

 しかし始はどう反応すればよいかわからなかった。自分は気付いているはずだと言われても、あまりピンとこないからだ。

 

「俺がもうわかっている……?」

「ええ。みんなと話して、自分にもう一度問いかけてみれば、すぐにわかる筈よ」

 

 摩央が言うには既に自分は答えを知っているとのこと。かのん達と話し、尚且つ自身へ問いかければ見えてくるのだと。いや、再度見つけられるのだと。

 

「こんな時に混乱させちゃってごめんなさい。でも、あなたには伝えておきたかったから」

 

 気にしていない旨を伝えると、摩央も明日が早いからと部屋を後にする。

 始も暫くしてベッドに潜り込み、明かりを消して考える。

 

「わかっている……か」

 

 正直、彼女の言う通りかもしれない。なんとなく目星がついているような感覚はある。でも本当にそれなのか確証は無いからなのか、無意識に蓋をしているだろう。

 

「お見通しってやつか~!」

 

 ごちゃごちゃな考えを一旦捨て去るためか、枕に向かって叫ぶ始であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*****

 

 まだ朝日が顔を出すには少々早い時間帯に始は目を覚ました。

 昨日のことがあって眠れない……ではなく、最近の習慣としてである。

 

「走るか」

 

 いつもは家周辺をランニングしているのだが、昨日案内してくれたとはいえ今は見ず知らずの土地。あまり遠くには行かないように注意しつつ、体を動かすのだった。

 

「はぁ……このくらいはやっとかないとな」

 

 走り終わり、宿の前にある砂浜に体を預ける。

 このように走っているのは勿論、かのん達の練習を支えるためだ。マネージャーであり、体力を鍛える自分が動けなくては意味がないという自論を持っているからである。そしてもう1つ。それはウルトラマンとしてである。平和を脅かす存在の力は未知数。これからもゼットと共に戦って行けるよう、始自身のできることしているのだ。

 

「始くん……?」

 

 さざ波に意識を向けていると、自分を呼ぶ声が。起き上がればそこにいたのはかのんだった。用を訪ねれば作詞をしに来たらしい。

 

「じゃあ俺は話しかけないようにするよ」

「昔の事まだ気にしてるの?」

「そりゃするよ。お前怖いもん」

「そんなに怖かった?」

「俺泣きそうだったんだけど?」

「嘘っ!? ごめんね?」

 

 似たような状況で話しかけ、普段と異なった口調やトーンで返された時のことは2人の思い出となっている。始にとっては恐怖としてであるが。

 軽口を幾度か叩き合った後、かのんはヨガを開始し、その横で始はストレッチを行う。波の音だけが永遠のように場を支配する中、その輪に加入する者が現れた。

 

「何しているのデスカ? わかりマシタ、ストレッチ! もしくは地球を感じテイタ……的な?」

「あ……」

 

 事情を知らぬ可可はかのんに話しかける。案の定「話しかけないで」と一言。でもそれが良かったのか、休憩として砂浜に横たわる。

 

「クゥクゥちゃん、始くん……ちぃちゃんって何なんだろう?」

 

 その質問に始は考え込む。しかし出てくる答え1つだけ。

 

「幼馴染……としか」

「だよね。でもそれは私と始くんの場合だしなぁ……う~ん……」

 

 それで理解した。かのん達スクールアイドル部と彼女との関係性のことであると。

 一緒にスクールアイドルをやっているという訳でもなく、指導者と追随者……という堅苦しい関係でもない。千砂都とかのん達、それを表すものとはなんなのか。かのんが作詞で苦戦しているのはこれが理由なのだろう。

 

「かのん、始。やっぱり千砂都さんをスクールアイドルに誘いまセンカ? 千砂都さんがいれば、このグループはもっともっと良くなると思うんデス」

 

 可可の提案は、以前千砂都自身が却下したものだ。始も横で聞いていたし、彼女がどうして首を縦に振らなかったのかも知っている。そしてもう1つ、彼女が抱いている想いを知っているからだった。

 

「私、クゥクゥちゃんの為にもスクールアイドルで結果を出したいって思ってる。その為にちぃちゃんにもメンバーになって貰えたらって……」

「じゃあドウシテ……?」

「……夢中で、頑張れるものを見つけたから」

 

 空を見つめていた始が呟く。

 それは昔、千砂都自身が2人に語ってくれた。

 

────「わたし、かのんちゃんとはじめくんが出来ないことを出来るようになる。かのんの歌みたいに、はじめくんの人助けみたいに! 夢中で、頑張れるものを!!」

 

 そうして始めたのがダンスであった。

 ひたむきに取り組んで、音楽科に入学できるようになり、学校代表にまで選ばれる実力を身に着けた。語っていた時の彼女の姿を、始は今でも鮮明に覚えている。

 その姿があったからこそ、かのんは歌を続けてきた。始だって諦めたと言いながら助けられずにいられなかったのは、千砂都の言葉を裏切るような気がしていたからだった。

 

「だからさ、どうしてもちぃちゃんとのことを歌にしたいんだけどさ……!」

 

 休憩は終わりと、ヨガを再開するかのん。

 確かにスクールアイドルとして共に立てれば大きな力になる。けれど、彼女の抱いたものを無視することはできない。複雑な感情に立たされたのは可可だけではない。

 再度幼少期の思い出を掘り起こしていた始もである。彼はそのまま海を見つめ思いを馳せる。

 2人に並び立たんとするため、ある大きな決断を下そうとする彼女へと。

 

 

 

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