練習作:異世界クラス転移モノ 作:初心者その1
そして、光に目が眩んだ一瞬で別の場所にいた。
クラスにいた全員が突然移動したため尻もちをついてしまっていた。
クラスメイトのざわめき立つ声が聞こえ始め辺りを見回す。
そこは地面に魔法陣の描かれた石でできた遺跡のような場所だった。
クラスメイトがざわめいているのを横に周囲を観察すると、そこは古びた石でできた遺跡で周囲に人がいたような痕跡はないことがわかった。その空間には窓はなく外を確認することは出来なかった。密室なのに地面の魔法陣を視認できるくらいには明るさがあった。そこにはランタンのような物があり、灯りとして機能していた。このような物があることからこの場所には人がいたことはあるのだろうが、少しホコリをかぶっている地面には外へと続くであろう扉への足跡もなく、素人ゆえに判断はできないが少なくとも一ヶ月下手すると年単位で人が来ていないと分かった。
(あの灯りって炎でも無いし、突然こんな場所に来てしまうのはファンタジーだよなぁ)
まるでラノベとかにある異世界転移だと周りのクラスメイトの一部も騒ぎ出すし、これはどうしたものかと思っていると。
「よし、このままここに居ても何があるか分からないしあの扉を開けて見ようぜ!」
とクラスメイトの一人が言う。
「待ってください!私が開けます!」
と順子先生が声を上げた。
「私は、ここにいるたった一人の大人として先頭を行きます!」
と言い扉を慎重に開けた。
そこには薄暗い空間が広がっていた。洞窟のような雰囲気の場所で壁にはあの部屋にあったランタンのような物があり最低限足下が見える明るさはあった。さっきの部屋は洞窟のような場所の行き止まりにあったらしくそのまま前へ進んでいく。クラスメイトも緊張しているし先生も滅多に見れない真剣な雰囲気を出していた。
(いや、足下見えるとは言え、薄暗い場所をこの人数で一気に進むのは恐いな)
個人的に危惧しているのは未知との遭遇があった時に逃げ切れるかどうかだった。
(ファンタジーな魔物とか出たら、僕はどうするんだろう?)
逃げれるか、そもそもこの人数だし、話し声で何か悪いものでも寄って来てしまうのではないだろうか?などと考えはするが、この見知らぬ場所で常識が通じなさそうな極限状況、友人との会話を止めたところで精神が耐えられようも無いだろうし、何も言わない。
そんなことを考えながら進んでいると鎧を着て剣を持った男と鎧を着て盾を構えた男と三角帽子をかぶって黒いローブのようなものを羽織って杖を持った金髪の魔女みたいな服装の女を発見した
これは大丈夫か、もし敵対的な行動をされてしまったらどうなると考える。
「止まれ!そこから動くな!」
そう剣を持った男が声を上げ、近づいてきた。
「ここでなぜ20人もの人数で行動している!」
そう問われる。
クラスメイトが声を出すこともできないままいると。
先生が覚悟を決めて声を上げた。
「私たちは、突然謎の光に包まれたと思うと、あの突き当たりの部屋にいました!」
「なぜここに居るのかは分かりません!」
正直に答えると。
「うん、嘘はないよ」
「そうか、ありがとう」
そう剣士と魔女が会話する。なんらかの方法で嘘かどうか判断したのだろう。
「ふむ、となると異世界からの来訪者か…
よし、私たちがここから外へ案内する。
外に出て紹介するやつに詳しい話を聞くが良いだろうさ。
まあ、安心できないかも知れんがお前らのような異世界からの迷い込む奴らはそこそこ居る
だからまあ心配することはない」
そう言って剣士の男はこう言った。
「外へ出るまでの短い付き合いだろうが、
これだけは言っておこう
ようこそ、『ムンドゥス』へ!」
異世界
『ムンドゥス』
異世界から人が迷い込むことは割とあるらしい