練習作:異世界クラス転移モノ 作:初心者その1
「この人数の異世界からの転移か・・・」
なんだかめんどくさそうに目の前の女の人がぼやく。
どう言うことなのだろうか?
「はあ、この規模の異世界転移現象かぁ」
「ああ、すまない異世界に転移する現象には起きやすい場所というものがあってだな、
あの魔法陣は時空間について研究していたモノであって今までそんな現象は起きなかったんだ」
「まあ、こちらにとっても不都合な出来事だと言う話だ」
「転移者への支援は欠かさないつもりだから、
まあ、そう心配することはないさ」
そう言って、資料を取り出した。
「改めて、はじめまして。
ワタシは冒険者ギルドの職員をしている、マリーと言う。
基本的な対応はワタシがすることになっている、今後ともよろしく」
マリーさんの自己紹介があった後に
冒険者ギルドに登録する意味の説明があった。
「簡単に言うと、冒険者ギルドは公的機関で、
とりあえず旅行者なども登録してもらっている。
登録したことでデメリットは無い様にしているからな」
冒険者ギルドについての詳しい説明は後日するのだろう。
「まあ、資料にある通りに転移者は何か特殊な力を持つ場合が多くてな、
まず冒険者に登録してもらう事になる。
とりあえずの身分証明のためだな」
「そして、実際に冒険者として活動してもらう
とは言っても、荒事だけが仕事じゃないし
目的としては先輩冒険者から『力』についての指導だな、
たまに暴発して意図せずに人を傷つけてしまう事故が起こらないようにだな」
「そして、最後にこの世界に馴染んでもらうためだ
別の世界に行く方法は確認されていない
だから、出来るだけこの世界に馴染んで生活して貰いたいからな、
あと依頼という形式で研修会が開けるからだな」
「何か質問はあるか?」
そう、マリーさんが言い
そして、クラスメイトの一人が声を上げた。
「本当に、本当に!
元の世界には戻れないんですか!?」
「もしかしたら戻れる方法とか…」
その質問に対して、
「戻れる可能性はあるが、かなり低いぞ」
そう言った。
「異世界なんて何個あると思っている?
異世界への移動を研究し、
異世界に移動したと思われる現象を起こした人は居るがこの世界に戻って来てはいないんだ」
「さらに言うと
どの異世界に移動するか特定できる方法が無いのだから難しいとしか言えない。
どうしてもと言うのなら研究をしてみれば良い」
「そのためにもまずこの世界のやり方に馴染みなさい」
と言った。
「ほかに質問は?」
「ないならこの人数が泊まれる施設へ案内しよう」
そうして、施設へと案内された。
「食事は朝と晩は出す。
明日は昼ごろにはとりあえずの試験を受けてもらう。
そうして、大体5日後には先輩冒険者の指導が始まる予定だ」
そう言って、自由時間が始まった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「なあ、大和。これからどうなっていくんだろうな」
そう言って裕樹が話しかけて来た。
「これってラノベとかだとあれじゃん、選べれた勇者とか出てくるんやつじゃん?」
「そうそう、そして使えないスキルのやつが最強にってやつとか?
って、お前はワクワクしてんの?
もっと、こう沈んでいる方だと思ってたよ…」
「いや、こんな状況無理にでもテンション上げなきゃやってられんわ…」
そう言って裕樹は苦笑していた。
「これからどうするかだよ、
行動は制限されてないけど
何も情報がない状況で動く訳にもいかないじゃん?
そう言うのまとめるの得意だろ?」
そう言って状況をまとめていこうと言われた。
「まず、異世界転移は割とあるって事だよね」
「ああ、そう言ってたな」
と裕樹も同意する。
「そして、保証が貰えるとも言ってたし
だから、生きていくことはできるんじゃない?
まあ最低限だろうけど」
「騙してくる可能性は?」
「なくはないけど、騙してどうするのさ
理屈はわからないけど
言葉も文字も理由はわからんけど理解できてるじゃん?
そんな集団を騙して何かやらかされた方が面倒でしょ?
それに立場は相手のが上だし、わざわざ騙しても利益はないじゃん」
「よし、まとまったな
とりあえず夜飯まで休むか
それともやっといた方がいい事ってあるか?」
少し考える、異世界になんて妄想はした事はあるけど
実際なったらどうすれば良いのだろうか?
そう少し考えて、
「思いついたんだけどさ。
クラスメイトと会議して決まり事を決めといた方が後々楽じゃない?
ほら、絶対何かやらかしちゃうヤツいるじゃん
だからそんな時どうすれば良いかをあらかじめ決めておこう、みんなで」
クラス全員で決めておく事で何かあった時の行動の指針になるし。
「お、それいいな、
純子ちゃんに話してくるわ!」
そう言って裕樹は先生の元に行った。
(じゃあ、疲れたし一眠りするかな)
そうして、晩御飯まで眠りについた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おーい、起きろ、
起きろよ、時間だぜ」
そう祐樹に蹴られながら目を覚ます。
「おはよう、もう飯?」
「おう、ついでにお前の言ってた話し合いだぜ」
「マジでするんだ・・・」
そんな会話をしながら、
食堂に向かう。
食堂に着いてのは僕が最後だった。
「こんばんは」
もう皆、食事をとり始めていた。
食事はパンと葉っぱ系の野菜とベーコンのようなものが入ったスープだった。
まあ、周りの人たちが話合いを始めたがとりあえずは食事をしよう
「なあ、異世界に来たから行動の指針になるオレたちのルールを決めるんだろ。
異世界の事わかってないのにどうすんだよ!」
「ワタシたちどうなるのかなぁ?」
などクラスメイトの声が聞こえる。
「先生としても、どうすればいいでしょうか?」
など悩んで居る声が聞こえる。
すると隣の祐樹が小声で
「なあ、お前が言った事じゃん?
何か案とかないのかよ?」
正直誰かが言うだろうと思っていた事だけど発言をしようと思い、
「なあ、そんな特別なルールじゃなくて当たり前のことから決めていかない?
基本的にはコッチのルールがあるだろうし、
こう、『人を殺しにかかったらいけません』とか『人の物を奪ってはいけません』みたいな
改めて決めておこうぜ」
そう言った。
「でもよそんな、小学生の道徳じみた事決めてどうすんだよ!」
そう言われ、
「いや、でも特殊な事態じゃん
普通、異世界に来るなんてない状況に巻き込まれてるんだし
そういうのを破ってしまいそうで
ボクは怖いんだよね」
そう言われると、誰からも反論は返ってこなかった。
その後の話合いの方針は、
今日はとりあえず当たり前の事を紙に書いてまとめて
後日、異世界のルールで気をつけないといけない事をまとめよう、という事になった。
その後、決まった事と言うと
1つ クラスメイトを傷つけないように注意しましょう
2つ 人の物を盗まないようにしましょう
3つ クラスメイトは仲間です。必要な情報は共有し、虚偽の報告はやめましょう
4つ 飲酒や依存性のある薬物はやめましょう
5つ 性的な関係は、話合いで頃合いを見つけるまでやめましょう
当たり前の事と、海外旅行で気を付けるような事だけだけどとりあえずのルールは決まった。
その後はとりあえず皆、思い思いに友人と語らいながらとりあえずの休息は取れた。
異世界クラスメイト五か条
1つ クラスメイトを傷つけないように注意しましょう
2つ 人の物を盗まないようにしましょう
3つ クラスメイトは仲間です。必要な情報は共有し、虚偽の報告はやめましょう
4つ 飲酒や依存性のある薬物はやめましょう
5つ 性的な関係は、話合いで頃合いを見つけるまでやめましょう
色々、反対意見が出たがこれに落ち着いた。
「異世界だし、人を殺すような状況になるかも…」と言う意見もあったため、
とりあえずクラス内での喧嘩の禁止じみたところで落ち着いた。
性的な事を決める事に不安やセクハラだと言う意見があったが
先生の
「この状況下でサークラされたら
もうどうしようもなくなる…」との意見でとりあえず決めといた方がいいよね…って雰囲気になったため
この五か条に収まった
後は未成年の海外旅行で気をつけなくてはならないこと