リリカルなのはvivid クローンの生き様   作:紀野感無

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11話 〜陸戦試合 決着〜

現在、キャロはリオとルーテシアによる2on1をなんとか捌いていた。

が、それも時間の問題かのように思われていた。

 

「はあっ、はあっ」

 

「ふふーん、そろそろかな」

 

「いや、まだです。アルケミック・チェーン!」

 

と、キャロは無数の鎖を出しリオとルーテシアに向かって放出する。しかし二人はすべてよける。

 

「ふふーん、あたらない♪」「ユタさんのより避けやすいですよー!」

 

「それはそうだよ。だってそれは捕まえるための鎖じゃなくて、撃墜のための布石だから!」

 

というと鎖に引っ張られながらユタが現れる。

 

「相変わらずの機転のよさナイス、キャロさん。リオちゃーん、君の砲撃の威力使わせてもらうねー。吸収放射、紅蓮拳!」

 

「「へ?」」

 

と、ユタはリオに撃ち込まれた三回分の魔力砲撃を吸収し、ある程度を影に蓄えて置いた魔力を、一気にルーテシアとリオに向かって放出する。

大爆発が起きると共に、地面にはリオとルーテシアが倒れていた。

 

ルーテシア LIFE 2200→0(ダメージ2200)

リオ LIFE 2600→0(ダメージ2600)

 

「いぇーい!ナイス!」

「勝利のV!!」

 

と、ユタとキャロとハイタッチをかわす。

 

 

 

キィィィィィィン

 

 

 

ん?何の……

 

「へうっ!?」「いたっ!?」

 

キャロ LIFE 1100→0(ダメージ1100)

ユタ LIFE 200→0(ダメージ200)

 

「はーい、キャロにユタちゃん撃墜」

「な、なのはさんいつの間に……」

「勝ったと思った時が危ないとき!現場での鉄則だよー」

 

 

撃墜された私たちは、そのまま観戦場所へ向かう。辿り着くとそこにはルーさんとリオちゃんもいた。

 

『先程の光景、シグナムさんに送ったらキツーく絞られそうですねぇ』

「本気で死ねるからやめてくださいプライド様」

 

 

 

「(良し……タイミングは今!)ブラスター1ッッ!(私の残り魔力もそんなに多くないけどマルチレイドで一網打尽!)」

 

「(なのはさんが集束に入った!)紅組生存者一同ッ!なのはさんを中心に広域砲を撃ち込みます!動ける人は合図で離脱を!」

 

分割多弾砲(マルチレイド)で敵残存戦力を殲滅。ティアナの集束砲(ブレイカー)を相殺します!」

 

 

「モード【マルチレイド】」「シフト【ファントムストライク】」

 

 

 

「「スターライト――‼ブレイカーーーーッッ!!」」

 

 

 

 

 

「……これ、なんて最終戦争?」

 

規格外の収束砲(ブレイカー)の相殺を初めて見た私の感想は間違っていない。

 

 

 

 

 

Team 青

なのは LIFE 0(ティアナの集束砲(ブレイカー)を相殺しきれず撃墜)

 

エリオ LIFE 0(集束砲(ブレイカー)が直撃し撃墜)

 

スバル LIFE 60(ヴィヴィオを集束砲(ブレイカー)から守り戦闘不能)

 

コロナ LIFE 30(ゴライアスで防御するも防ぎきれず戦闘不能)

 

リオ LIFE 0(ユタの吸収放射により撃墜)

 

ルーテシア LIFE 0(ユタの吸収放射により撃墜)

 

ヴィヴィオ LIFE 1800

 

Team 赤

 

ティアナ LIFE 110(なのはの集束砲(ブレイカー)を何とか相殺)

 

フェイト LIFE 0(集束砲(ブレイカー)直撃直前エリオにより撃墜)

 

ノーヴェ LIFE 0(集束砲(ブレイカー)が直撃し撃墜)

 

キャロ LIFE 0(なのはの弾幕により撃墜)

 

ユタ LIFE 0(なのはの弾幕により撃墜)

 

アインハルト LIFE 1350

 

 

 

 

「えーと、残ってるのが…三人?」

『ティアナさんとヴィヴィオさんとアインハルトさんですね』

 

すごい、あの中生き残ったんだ。

 

あ、ヴィヴィオちちゃんがティアナさんに近づいて行ってる。アインハルトもティアナさんを守るためなのか向かって……お、先ヴィヴィオちゃんついた。アインハルトもすぐ着いたな。

 

あ、ティアナさん撃墜された。

 

たぶんヴィヴィオちゃんとアインハルトの三度目の勝負、かな?

 

おっ、ヴィヴィオちゃんいいカウンター決まった。およ、アインハルトもカウンターし返した。無意識のうちに出たのかな?

 

アインハルト LIFE 1000→0

ヴィヴィオ LIFE 700→0

 

『はーい、試合終了~。結果は両チーム全員戦闘不能により引き分け!お疲れ様~』

 

 

 

 

 

 

 

「それでは皆さん」

 

『『お疲れさまでしたーー!』』

 

「あー、疲れた」

『もっとやりたいくせに何を言ってるんですか』

「あ?わかる?」

『何年マスターといると思ってるんですか。で、正直な気持ちをどうぞ』

「まだ体動かしたくてウッズウズしてる。今ならなのはさん相手でも喧嘩挑めそう」

『ほう?言いましたね?』

「……ごめんウソつきました。でもそれくらいモチベーションはあります」

 

さすがはプライド。私のことよくわかってる。

まあ、終わりは終わりだ。しょうがない。

 

「じゃ、おやつ休憩と陸戦場の再構築をしたら2戦目いくからねー。2時間後にまた再集合!」

 

『『はーいっ!』』

 

「え?」

『……マスター、細かな日程の詳細の確認は?』

 

はい、しておりませんでした。

 

ちゃんと予定表を確認してみると、計3回の陸戦試合があるらしいから……あと2回か。

 

「プライド、録画はずっと回してたよね?」

『もちろん。簡単な編集をして後にシグナムさんたちへ送信する予定です』

「OK。撮影は任せた」

『任されました。10秒につき100魔力で請け負いましょう』

「ドユコトよ。100魔力って何よ新しい単位出してこないで」

 

 

 

 

 

 

〜数時間後〜

 

三回のチーム戦が終わり、今はみんな休憩中。

ノーヴェさん、スバルさん、ティアナさんは温泉

なのはさんとメガーヌさんはキッチンで談話

フェイトさんはエリオ、キャロと団欒を(混ざりたかった)。

 

そして私たちは………

 

「あうう…動けない」「腕が上がらない……」「おきられないー…」「……動けません………」

 

「みんな限界超えて張り切りすぎるからだよー」

「一生懸命やったからだねー」

 

私とルーさん以外みんな筋肉痛で動けてない。

 

「ルーちゃんとユタさんはなんで平気なのー?」

「そこはそれ、年長者なりのペース配分がね」

「シグナム姉さんとヴィータさんに鍛えられたら嫌でもペース配分は身につくからねぇ」

 

何を言ってるのかコロナちゃんは。もし納得できないなら一度受けてみるといい。あの鬼コーチの特訓もといしごきを。

 

『あ、マスター。シグナムさんからメールです。'余計なことを言うなよ?'だそうです』

 

……何あの人、テレパシーでも持ってる?

 

「そういえば、アインハルトはこういう試合初めてだよね?どうだった?」

 

と、ルーさんがアインハルトに聞く。

 

「はい、とても勉強になりました」

「スポーツとしての魔法戦技も結構熱くなれるでしょ」

「はい……いろいろと反省しましたし自分の弱さを知ることもできました。わたしの見ていた世界は…見ていたものは本当に狭かったと」

 

「今日の試合が良かったなら…この先こんなのはどうかなって。ユタが出ていた試合でもあるんだけどね」

 

ああ、DSAAのことかな?

 

D(ディメンション)S(スポーツ)A(アクティビティ)A(アソシエイション)公式魔法戦競技会」

 

やっぱり。

 

「出場可能年齢10歳から19歳、個人計算ライフポイントを使用して限りなく実戦に近いスタイルで行われる魔法戦競技、全管理世界から集まった若い魔導師たちが魔法戦で覇を競う。その名もインターミドル・チャンピオンシップ」」

 

ルーさんが細かく説明を入れてくれるので私から説明することはほぼないかな。

 

インターミドルの話になり、ヴィヴィオちゃん達も目を輝かせながら話し始めた。

 

「私たちは今年から参加資格があるので…出たいねって言ってたんです」「そうなんです!」「全国から魔法戦自慢が続々集まってくるんです!数は少ないですが格闘型の人も!」

 

と、初等科トリオがさらに詳しく言ってくれる。

 

「自分の魔法、自分の格闘戦技がどこまで通じるか、確かめるにはいい場所だよ。ちなみに今年は私も出る!」

 

「「「「わーー」」」」

 

ルーさんも出るのか、是非とも当たりたいね。

 

コツコツコツコツ

 

あ、この足音は……アノヒトだ。

 

「はぁい、みんなー。栄誉補給の甘いドリンクだよー」

「出ましたね!魔王!」

「誰が魔王っ⁉︎」

「貴女ですよ!3戦目でなのはさんティアナさんフェイトさんのトリオで潰しに来たトラウマもとい恨みは一生忘れないですよ!シグナム姉さんたちとの特訓より死の間際にたどり着きましたもん!」

 

やっぱりなのはさんとメガーヌさんだ。

 

 

ちなみに最終試合の出来事のことで、開始30秒くらいで潰されました。

 

地獄とはまさにこのことか、と。

 

録画を見た母さんたちは爆笑しつつザフィーラとかは引いていたらしい。

シグナム姉さんはそれだけ脅威に思われてたんだろうと、一応フォローしてくれていた、らしい。

 

 

 

〜温泉〜

 

「インターミドルかぁ、アインハルトも出てくれると健全でいいんだけどね」

「そうだな。今日の試合でやっぱり確信した。あいつらの探してる強さは競技者としての強さだ。命のやり取りや削りあいじゃねぇし何かをするための強さでもねぇ。練習重ねて自分を高めて公正なルールの中で相手と競い合う」

「相手にも自分自身にも勝つ戦い……だよね」

「ああ」

 

と、ノーヴェ、スバル、ティアナが話している。

 

「まあ、あいつらが大会に出るなら……あたしも覚悟決めなきゃならねーんだけどさ」

 

「ちゃんとヴィヴィオたちの『師匠になる』ってことでしょ?」

「ノーヴェの未来だってまだ探し中なんだし、この先どんな道に進むかヴィヴィオやアインハルトたちと一緒に探していけばいいよ」

 

と、スバルとティアナがノーヴェに言う。

 

「こうして見るとスバルはやっぱりノーヴェのお姉ちゃんよねぇ」

「姉です!」

「……まぁ、不本意ながら」

 

 

 

 

〜子供陣〜

 

「インターミドルで強い子って実際本当に強いよねぇ。ユタちゃんなんかがいい例だし」

「そーなの!」

 

何言ってんですか、なのはさん、開始速攻でぶっ潰しに来たくせに。接敵からの収束砲で秒殺KOされたの初めてだよ。

 

「都市本戦の上位あたりからはプロ格闘家に進むのもよくいるんですよ」「そうなんですか……」「あれ?コロナのゴーレムって大会規定では……?」「持ち込みはダメだけど毎回そばで組み上げるのはオッケーだって」

 

「あ、そういえば参加資格の方は……」

「年齢と健康面は問題なくオッケーよね」

「コーチとセコンドはノーヴェが全員分引き受けてくれるそうです!」

「ノーヴェ師匠なら安心ですよね!」

「はい」

「あ、そういえばユタさんはどうするんですか?一応ユタさんが希望すればユタさんのコーチとセコンドもやってくれるそうですが」

「いや、私はいらないかな。それに八神家から出ると思うし。……何より、八神はやての一人娘として出たいから。あ、でも練習はもちろん継続してやらせてもらうよ」

 

それをいうとみんな喜んでいた。まあ流石に高頻度、というわけにはいかないだろうけどね。

 

「あともう一つ…これ今も変わってないわよね?『安全のためclassS3以上のデバイスを所有して装備すること』」

 

「デバイス……持ってないです」

 

と、アインハルトが申し訳なさそうに言う。

 

アインハルトってデバイス持ってなかったんだ。

てことはデバイス無いのに変身魔法あんなにうまいのか。羨ましい。

 

「あら、じゃあこの機会に作らなきゃね」

「その…でも真正古代(エンシェント)ベルカのデバイスは作るのが難しいと……」

 

「フッフッフッ、私の人脈甘く見てもらっちゃ困りますねえー。私の一番古い親友とその保護者さんってば次元世界にその名も高い。バリッバリに真正古代(エンシェント)ベルカな大家族!」

 

ん?ちょいまって。ルーさんの言う家族にすっごい心当たりがあるんだけど。

『マスターの考えであってますよ』

心を読む愛機が言ってくる。ってことは………

 

「八神家の皆さんに頼めばきっとノリノリで組んでくれるよ!」

 

デスヨネェ。

 

『あ、マスター。はやてさんからメールです。'いま、ウチのこと呼ばんかったか?'だそうです』

「あの人地獄耳か何かかな?」

『あ、またメールです。地獄耳なんて言ってないよなぁ?だそうです』

 

……もうヤダ、あの家族。

 

 

 

 

「ああ、忘れてた。そいやアインハルト、インターミドルに出る気があるならどんな感じかを知るために私と模擬試合、一度やってみる?」

「え…いいんですか?」

「もちろん。ていうかアインハルトも言ってたじゃん。本気で試合をして欲しいって」

「そうですが……」

「よし、決まり。明日の昼にでもやろう。ルーさん、インターミドルと同じ設定のリング作れる?簡易的なので良いので」

「もちろん!私を誰だと思ってるのよ」

 

よし、これでアインハルトの約束の件はおわり。あとは…

 

「コロナちゃん、じゃあまた後で部屋でね。アインハルト、今日はみんなと寝て。私はコロナちゃんと少し話があるから」

「え?あ、はい、わかりました」

 

最後に爆弾だけ落として置いて部屋を出る。後ろでコロナちゃんが質問攻めにあってるが私は悪く無い。

 

『通報案件ですかね』

「いや何も悪いことしてないでしょうが」




陸戦試合最終戦をみた八神家

「あっはははは!あ、あれだけ大見得切って、か、開始1分経ってないやん!」
「い、いや、これは……なのはさん達が、鬼……」
「確かに、い、良い経験……?になるか?これ」
「うわぁ、ウッキウキしながらブレイカーぶちかましてる。ドSかよ……」
「それだけユタを脅威と思ってたんだろうな」
「か、帰ったら慰めてあげるのです……」
「……」

たまたま一緒にいたミウラだけは、ポカーンとしながら見ていた。

「あはは!あー笑った笑った。リイン、アギトー。ウチらはデバイス組む準備でもしておこう。ルールーから新しい子のエンシェントベルカのデバイス組んで欲しいって頼まれたからな」
「わかった」「わかったのです」
「さてさて、どんな姿で出ようかなぁ」
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