一旦ユタの正式な試合を書きたかったのでやる気出しました
今回はVSリンネ・ベルリネッタ
vivid strikeのキャラクターになりますので多少の設定誤差があるかもしれませんがご愛嬌を。
それではどうぞ
〜予選第2会場〜
アナウンスと同時に私達はリングのそばに向かう。同時に相手もリングに向かって来る。
目の前にしてよくわかる。初出場とかいうの絶対嘘でしょこれ。
「ユタ。いい報告が2つあるけど聞くか?」
「え?うん。どしたの」
「ヴィヴィオちゃん達みんな2回戦まで勝ったって。あと応援にもきてくれてるらしいけど」
「あ、ほんとだ。あそこにいる」
と、観客席を探してみたら割と前の方にヴィヴィオちゃん達がいた。こういう時に眼がいいのって便利だねぇ。
「ありがたいなぁ。んでもう一つ、3時の方向見てみぃ」
「?」
と母さんに言われその方向を見ると
エリオ、キャロ、フェイトさん、ルーテシアさんがいた。
ボンッと私の頭が一瞬でショートしかけた。
「何一丁前に顔を赤くしとんや?」
「こ、この狸……」
うーー、この人は……
まあ、それはそれでありがたいですけども!ただ余計負けられなくなっただけで。
何度か頬をペチペチと叩き気持ちを切り替える。
「それじゃあ、行ってきます。母さん」
「うん、行ってらっしゃい」
リングに立ちリンネさんと向き合ったが、改めて今年が初参加なのかと疑いたくなる。それくらいには鍛えてあった。
「よろしくリンネさん。精一杯やらせてもらうよ」
「……」
あーはい。無視ですかそうですか。
『マスター、今度は何やらかしたんですか』
「いや、何もやってないはず。ていうか初対面だし」
と、プライドと喋りながらリングの端に移動する。深呼吸をなん度も繰り返し心を落ち着ける。
そしてお互いに構えた。
『さあ、カウンターやリフレクト、影を駆使し都市本戦2位まで上り詰めた経験のあるユタ選手。それに相対するは、ここまで1ラウンドK.O.で勝ち上がってきており、パンチや砲撃などの威力は都市本戦常連組にも劣らない力をもつリンネ選手!』
実況席の人がすごく場を盛り上げるような実況をしていた。うん、てかここまで1ラウンドK.O.なんかい。こーわっ。
そんな思いを他所に審判の人が改めてルールを説明していた。それを確認し、審判の人がリング外に出る。
カーーーン!
そして開戦のゴングが鳴った。
「はぁっ!」
「っ⁉︎」
ゴングが鳴ると同時にリンネはユタと距離を詰めアッパーを仕掛ける。それを間一髪でユタは避けた。
ほんの僅かとはいえユタの体勢が崩れたところをリンネはすかさず追撃をする。ユタはそれを何度も執拗に避け続ける。
「せやっ!」
「っ!りゃ!」
ユタは顔に来たパンチを前に避けながらカウンターをかました。
リンネが僅かにぐらついたスキを利用して距離を取る。
「あっぶな。ペース持ってかれるとこだった」
『今のカウンターは見事です』
「どうも。にしてもヴィヴィちゃん然りジークさん達然り、見るのと体験するのはやっぱり雲泥の差だね。思った以上に速いや」
と、そんな話をしてる間にも何事もなかったかのようにリンネは立ち上がる。ライフも殆ど減っていなかった。
「ありゃ、ほとんどダメージ無し?それは予想外」
『どうやら体も頑丈みたいですね』
「だねぇ。羨ましいことで。ま、だけど運良くこっちもダメージ受けなかったから初回の当たり合いはドローということで。んじゃ、硬化魔法組み立てつつ、一旦近距離持ち込むからサポートお願い」
『了解しました』
すると、リンネは距離が離れていながらも格闘戦のような構えをした。
それを見てユタもいつでもカウンターが出来るよう構える。
「(この距離なら…砲撃?でも突進してくる可能性もあるし、警戒…)」
リンネは思い切り腕を振り、遠くから
だがユタは予想出来ていたから今度は慌てず確実に避けていく。一部、影で受けたりはしていたが。
「……」
「あれ、もう終わりか」
当たらないとわかったのかリンネは砲撃をやめ、再度格闘戦の構えをする。
それを見たユタは影を少しずつ実体化させる。
「さーてと、バカスカ撃って来てくれてたおかげで魔法構築も充分。さて残り時間は……5分弱か。プライド、少しだけ無茶するからヨロシク」
『限度を考えてくださいね』
その言葉と同時にユタとリンネが互いに接近する。
リンネは無理矢理ながらもユタに打撃を当てようとするがそれを紙一重で避けられ、受け流される。リンネとしてもユタが近接戦に応じてくるとは思っておらず少し意表をつかれた形になり動揺が動きに現れていた。
そして……
「(隙ができた!)」
「(食いついた!)」
とユタが作った明らかな隙を狙い、リンネが腕に魔力を集中させ胸を殴りにいった。
ユタはそれを少し体をそらし腕でうけその勢いで回転しリンネの側頭部に裏拳を叩き込んだ。
「がはっ……」
「ふぅ…やっとダメージをいれれた。ここまでしてようやくまともなダメージって何この子」
ユタはいつの間にか腕の硬化魔法も発動していた。
ライフ
リンネ 15000→9800
ユタ 15000→13800
『ダウン 10……9……8……』
ダウンカウントが始まりユタはその場から少し離れる。
『今のカウンターは100点ですね』
「ども。でもこれで接近戦はしばらくやってこないといいんだけど」
『そうですね』
『6……5……4……』
「っ……!やれます!」
「うん、だろうねぇ」
リンネは少しふらつきながらも立ち上がる。
そして互いに再度構える。
『始め!』
と再開と同時にリンネは
近接戦はしてこないと思っていたユタは驚いてしまい、少しのタイムロスを与えることになってしまった。
「(マジですか⁉︎)」
「はぁぁっ!」
と、リンネはパワーのある拳でラッシュをしてくる。
ユタは少し反応が遅れたものの的確に避け、受け流していく。
そしてしばらくそれが続いた時
『カンカンカン!』
第一ラウンド終了のゴングがなった。
「ふぅ……なんとかなったぁ…」
「珍しいなぁ。ユタが近距離に徹底するってのは。なんか策でもあるんか?」
「うん。一応ね。まだ使うかは未定だけど。できれば……影は使わずに勝つのが理想だけど、まあ無理だと思うからその場その場で考えるよ」
「そうか、まぁがんばりーや」
「うん」
「リンネ、あのカウンターはしかたありません。一旦あれは忘れましょう」
「はい、次は無理矢理にでも全てを耐えて打ち返してみせます」
「その意気です。あなたは才能があるのだから、あの選手を蹂躙してあげましょう。見せつけてあげなさい、才能の差を」
「わかりました」
「とはいえ、あの選手の【影】には気をつけてくださいね?いつ来るのか予測がつきませんから」
「はい」
『セコンドアウト』
インターバル回復
リンネ 9800→14000 クラッシュエミュレート 全回復
ユタ 13800→15000
『カーーーーン!!』
ゴングがなるとリンネは距離を詰めようとし、ユタは逆に距離を取ろうとする。
「(まだ接近戦でくる?まあそれならやることは変わらないけど警戒はしておかないと……。あのボディーブローを受けたら洒落にならないし)」
距離を引き剥がせないと悟ったユタは足を止めて迎え打つ覚悟をする。
1ラウンド目の時のようにリンネは打撃を繰り返しユタはそれを避けながらもカウンターを狙う形になった。
片や執拗に攻撃を続け一撃必殺を打ち込む隙を狙い、片や執拗に避けて受け流しカウンターを狙う。
それが2分ほど続いた頃だろうか。
「(キタ!)」
とリンネがパンチをして来たのを前に避けながらユタは顔にカウンターを決める。硬化魔法を施した腕での確実なクリーンヒット。それがユタを油断させた。
「っ………!」
「んなっ⁉︎」
リンネは、直立不動で構えた状態のまま微動だにしていなかった。
「やぁぁぁぁ!」
リンネはユタの腕を掴み床に叩きつける。
「がはっ……」
そして立ち上がる前にリンネはユタに拳を叩きつける。
ユタもとっさにガードしようとするが間に合わず何発も入れられる。
そして、更には至近距離での
『ダウン 10……9………』
ライフ
ユタ 15000→2000 クラッシュエミュレート ボディ蓄積ダメージ 57%
リンネ 14000→9600 クラッシュエミュレート顔面強打撲
「リンネ、完璧です」
「ありがとうございます」
とリンネとコーチが話している。
『3……2……』
(おおーーっっ!!!!)
と、あと少しで決まろうという時に観客が湧く。
リンネが不思議に思ってユタの方を見ると
「はぁはぁ、ゲホッ……。……うん、まだやれます」
まだ闘志が消えていないユタがいた。
「あーー痛い。めっっっちゃ痛い。だけどまあクラッシュがないだけマシか」
『そうですね。本当ならこの時点で棄権すべきですよ?』
「プライドのおかげだねぇ……にしても近距離戦に無理に付き合い過ぎた。シグナム姉さんに怒られる…。
スゥーーー。さてと、仕込みも含めて持ってる手札を全部、惜しみなく、全力で使っていくとしますか。あ、念のために腕の魔法はそのまま継続させるつもりだけど魔力がヤバくなったら言ってね」
『了解です。健闘を祈ります』
リンネは少なからず動揺していた。
過去の映像(とは言っても2年前のものだけだが)を見る限り、クラッシュはほとんどなかったのは気づいていたが、それはユタの受け身が上手いだけだと思っていた。だからこそ逃さず、あれだけ近距離で叩き込んだ。本来なら立てないはずだった。
カーーーーン!
そんなことを考えているとゴングがなった。
慌ててリンネは構える。
「…?」
だがユタはリンネから距離をとる。
「(来ないのなら…私から行けばいい!)」
とリンネはユタに向かって突進する。それを見てもユタは一切動揺する素振りはなく、冷静に見ていた。
「『
「え?」
ユタがそう呟くと同時、リンネの足元から影が飛び出し斬りつけた。
とっさに回避をするも全てを避けてられなかった。
「あれ?あんまり入ってないな。もう少し傷を負うと思ってたのに。まあここからほんのちょっと近距離戦するしあんまり関係ないか」
とユタはリンネの背後に一瞬で移動してみせる。
「なっ⁉︎」
リンネは完全にノーマーク、と言った感じで驚いていた。
そして、ユタはリンネを影で確実に斬りつけた。
だか、ユタの用いた移動法に1番驚いていたのはリンネやセコンド達ではなく、
「ぐっ!」
「はい、逃がさないよ」
と、たまらず距離を取ろうとしたリンネをユタは影で捕え、思い切り地面に叩きつける。
「こ…のぉ!」
と今度は
「リフレクト」
「きゃっ!」
ユタはそれを待ってましたと言わんばかりに反射する。
これは近距離でリンネは影により動きに制限がかかっていて、反射砲撃を避けられるわけもなく自分の撃った砲撃に飲み込まれた。その瞬間に影によるバインドも施されて。
『バインディングダウン』
ライフ
リンネ 9600→3960
クラッシュエミュレート 全身裂傷。肋骨3本骨折。背中強打撲。
ユタ 2000→1600
クラッシュエミュレート ボディダメージ蓄積68%
『マスター、いつの間にミウラさんの【抜剣】を?』
「プライドのいない間とかにこっそり練習してた」
そう、ユタはミウラの【抜剣】の技術を使ってリンネの背後に回った。
足元に
その魔力の元は、リンネが幾度となく放ってきたモノだった。
「けど……正直もうやらない。体が持たないコレ」
『それが懸命ですね。抜剣はミウラさんの頑丈さがあってこそのあの荒技ですから』
『6……5……4……』
「はぁっはあっ……た、立ちました。まだやれます!」
リンネは影にバインドされた状態ながらも立ち上がった。
だがリンネにとってピンチであることには変わりはない。
「あのまま寝てもらってたら楽に終わってたんだけど。まだまだやる気満々だこって」
「私は…負けるわけにはいかないんです!私は強くなるって決めたんです!」
とユタの皮肉の混じった発言に対しリンネは少し荒ぶった声で言う。
「うん、だけど私も負けるわけにはいかないからね」
リングがなると同時、リンネはバインドされたままユタに向かって走り、ユタに近づいた瞬間にバインドを引きちぎる。
が、それはリンネの負けを確定にしてしまった。
「⁉︎」
ユタの影が突然爆発しリンネとユタを巻き込む。
かなりの威力だったので多少はユタもダメージを受けていた。そしてその爆発に紛れてユタはリンネの顎にアッパーを命中させ、完全に気絶させた。
ライフ
リンネ 3960→0
ユタ 1600→500
『決着!勝者はー!八神ユタ!!!最後の最後まで行末がわからない試合でしたが都市本戦2位の意地を見せましたユタ選手!しかしリンネ選手もルーキーとは思えないほど素晴らしい試合をしてくれました!観客の皆様、二人に盛大な拍手をお願いします!!』
アナウンスと同時に会場を拍手の音で満たされる。
「……ありがとうございました。八神選手」
「いえ、こちらこそありがとうございました。リンネさんにも伝えておいてください」
「わかりました。それとは別件であなたに後で話したいことがあるのだけどいいかしら?」
「?まあ私は構いませんが」
「ありがとうございます。ではまた後で」
とリンネを担ぎに来たコーチと話す。
コーチの言葉がよくわかってないままユタは会場をはやてと共に後にした。
〜選手控え室〜
「あーーー全身痛い…至近距離での
「よー言うわ。あんたも同じようなことしたやろ」
『ま、油断してたマスターの自業自得ですね』
「二人とも…勝った私を褒めてくれてもバチは当たらないと思うよ?」
「ユタを甘やかしたら私がイラつくから嫌」
『褒める時は褒めますが、今回に至っては褒める事より咎めることの方が多いのですが?シグナム様からもメール来てますが、死刑宣告聞きます?』
「絶対に嫌」
プライドのに全く反論ができない。死刑宣告も持ってるとかいうし、遺書でも書いておこうかな⁉︎
けど我がお母様。アナタ様の言い分には反論したい。
なによ私がイラつくからって。そこは甘やかしたら調子にのるからとかにしておきなよ。
「あ、ユタ。メールや。ヴィヴィオちゃん達から。えーと『2回戦突破おめでとうございます!私たちもユタさんみたいに頑張ります!お疲れ様でした!』やって。ええ子やなー」
「うん、そうだね。俄然やる気出て来た」
「え、ユタって女子なのにロリコンなんか………捕まらんようにきぃつけえや」
「なんで⁉︎なんでそうなったの⁉︎」
『心配しないでください。万が一があったら私が証人になってあげますから。少しくらいは刑は軽くなると思いますよ?』
「私が間違いを犯す前提で言わないでくださいません⁉︎」
コンコン
「はあーい」
とそんな話をしているとノックの音がした。
入って来たのはリンネ選手のセコンド兼コーチの人だった。
「失礼します。リンネのコーチをやっております、ジル・ストーラと申します。八神ユタ選手にお話があって来ました」
「ユタに?」
ああ、そういや何か言ってたっけ?
「八神ユタさん。改めて初めまして。フロンティアジムでコーチをしております。ジル・ストーラと申します」
「はぁ、私に何か?」
「単刀直入に言います。八神ユタさん、私の元で鍛えませんか?」
……?なんて?
「すいません、今なんと?」
「私のところに来て鍛えませんか?」
「お断りします」
即答で断るとジルさんも目を点にして驚いてる。なんなら母さんも驚いていた。
「それは…なんでですか?あなたには才能があって私はそれを伸ばせる自信があります。実際、あなたと戦ったリンネも一年であれだけ成長できました。それに2人で共に鍛えれば、より強くなれます。確かに初対面で信用してくださいと言うのは無理があるかもしれませんが……」
「そう言うわけじゃなくてですね。まあ、才能の有無は置いておきまして。今のところは私のコーチ、セコンドは私の家族だけなので。…申し訳ないです。私の身勝手です」
「そう…ですか。わかりました。無理強いはしません。ですが……少しでも興味が出たらでいいの、その時は連絡してください。あ、これ私の名刺です。では」
と言ってジルさんは出ていった。
今思うと、インターミドルって1R何分なんだ…?と思い調べましたが特に記述がなかったのでリアルの格闘技のルールを参考に
1、2R目は10分 3R目は5分としていきます。
ま、3Rまで書くかどうかは…私の力量次第ですのであまり期待しないで(小声
それでは読んでくださりありがとうございました
評価や感想をくださると嬉しいです