リリカルなのはvivid クローンの生き様   作:紀野感無

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ユタの過去 中編です
前編を読んでいない方は先にそちらをお読みください

私にしては珍しく同日投稿なので見逃している方がいると思われます


それではどうぞ


24話 〜ユタのお姉ちゃん 中編〜

 

〜地球 日本東京都 とある裏路地〜

 

「なのはちゃん。いた〜?」

「こっちには何も情報は出てきて無いかな。フェイトちゃんは?」

『私も……』

「どうやら、シグナムたちも見つけてないみたいやし…早よ見つけなあかん」

 

ここには機動六課のメンバーである八神はやて、高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、シグナム、ヴィータが来ていた。スバルは別件で動かなければならず来ていなかった。

 

なぜこの五人がわざわざ地球まで来ているかと言うと、とある情報が入り、この地球に【聖王のゆりかご】に関わる人間がいるかもというのがわかったから。

 

ただでさえ、今ミッドチルダでは高町ヴィヴィオ(聖王のクローン)と【聖王のゆりかご】に関することで手一杯なのだ。

 

そこへ更に【ゆりかご】に関わってくるかもしれないのだ。

危惧して調査にくるのは当たり前だろう。

 

「にしても……本当にいるんかな?」

「間違いないって。なんでも、研究に関わった人からの情報だとか」

 

隊の中で共有されている写真-今回捜索している人物-を見ながらそう呟く。

 

「……あ⁉︎」

「え?…あ⁉︎」

『どうしたの⁉︎』

 

はやてがなのはの後方にとあるものを見た途端、素っ頓狂な声をあげてしまう。それになのはも驚きながら後ろを振り返り、フェイトは通信越しだったのでよくわかっていなかった。

 

 

なのは達が見た方向には年齢はおそらく10代後半、しかし髪はボサボサ、服装もところどころ破れていて全体的に埃っぽい。包帯もところどころに巻かれている女性がいた。

目は、控えめにいっても死んでいる。

おそらく、見出しを整えれば美人なのだろうが、藍色の髪も、サファイアのような目も、間違っても綺麗だとは言えなかった。

 

そう、彼女達が探している人物にそっくりだった。

 

「「………!」」

 

その光景に2人はただ立ち尽くすだけだった。

 

『二人とも!どうしたの⁉︎』

「「あっ」」

 

フェイトからの通信のおかげで我に帰り急いで追いかける。

 

「フェイトちゃん!今すぐ合流しにきて!」

『えっ?』

「多分見つけたから!」

「あ、シグナム、ヴィータ。今すぐ集合や。……うん、そうや。多分見つけたと思う」

 

こうして、ただ一人の少女を5人が追いかけた。

 

 

 

ユタの保護者だった私、五月雨マリナは追いかけてきていた2人に気づいていた。ユタを造った人たちがいずれ何かしてくるのは分かっていたからすぐに逃げようとも思った。

 

だけど黒い服装をしていた人に呼び止められ、敵じゃないことを必死に説得されて少しは信じてみようと思えたのとお腹が空きすぎて少しでも恵んでもらえないかと考え二人をユタの居るところまで案内することにした。だけど気づいたら2人は5人になっていた。

 

「あの…何故そんなに人がいるんです?」

 

と、警戒しているとわかるような声で5人を睨みつける。

 

「そんな警戒せんでもええよ…って言ってもそう簡単には信用できんよなぁ」

「心配しなくても私達は何もしないさ」

 

「……わかりました。今は、信用します。ですが…その前に、約束して欲しいことがあるんです」

 

「ええよ。なんでも、とは言えれんけどできる限りのことはするよ」

 

私を呼び止めた人が少しだけ警戒したのがわかった。だけどそんな大それたことを頼む気も、気力もなかった。…きっとユタのことを探しにきた人たちだろうから、ユタのことを引き合いに出せばきっと受けてくれると思えたから。

 

「貴女達があの子の事を探しにきたと言うのは、わかっています。私達は抵抗も、何もする気はありません。だから…お願いします。あの子を、助けてください」

 

そんな私の言葉に、この人達は各々の言葉で『勿論!』と言ってくれた。この人達ならユタを任せられるのかもしれないと、思えてしまった。

 

そのまま5人を隠れ家…と呼ぶにはあまりにも質素な裏路地の一角まで案内し、いつも寝ている場所を見せる。カーテンで簡単に仕切りをしているだけの寝床ではユタが気持ちよさそうに寝ていた。

 

「はやて…やっぱり」「うん、そうやな」

 

何かを納得している5人を見てやっぱりユタを探しにきたのかと納得する。

 

「……ぁ、おねーちゃん。おかえりなさい」

「ただいま」

「そのひとたち、どうしたの?」

「食べ物を恵んでくれる人達。失礼のないようにね」

「はーい」

 

 

 

 

 

 

「それで…なんとなくわかってはいますが、そんな大勢で何の用なんですか?もし仮にユタを強引に、と言うのなら私は全力で阻止させてもらいます」

 

死んだような目をしながらも戦う意思を見せる目の前の少女。そんな少女に臆する事なくウチは口を開く。勿論『ゆりかご』について余計な心配の種を取り除きたいと言う思いもあったけど2人の様子を見てそんなものは遥か彼方に飛び、2人を絶対に助けて見せると誓ったから。

 

「違う違う。連れ戻すとかじゃないんやけど…とりあえず信用してもらうっていう理由でもこっちの身元を明かさなあかんな。ウチらはミッドの機動六課っちゅー部隊。ウチはリーダーの八神はやて」

「機動六課……?」

 

だからウチらはできる限り敵対心を見せずに身元を明かした。目の前の少女は機動六課すら知らないらしく戸惑っていたけれど。

 

「そうや。まあ、簡単にいうと特殊な警察みたいなもんや。で、なんでウチらがいるのかというと……」

 

「はい。ユタのこと、ですよね?」

 

「話が早くて助かるわ。とある情報筋から君らのことを知って、最悪なことが起きる前に保護するようにって指令が入ってる」

 

「ああ、それは…願ってもないことですね…」

 

と、目の前の少女は安堵したような表情をした。だけど少女の言い方はまるで自分ではなくユタと呼んでいた子が保護されるから安心しているように見えた。

 

「でも、何故そうも私達を?…貴女達にメリットがあるように感じられないのですが」

 

「あーうん。実はな…上からの命令っていうのも本当なんやけどそれ以上に君たちを見て、守らなあかん!って思っちゃったんよ。もちろんその子も守るし君も守るつもりや。どうかな?悪い話ではないと思うんやけど」

 

「……分かりました。今はあなた方を信じます」

 

「うん、ありがとう。そんじゃ、ついて来てもらえるか?」

 

「分かりました。ユタ…行くよ」「はーい。ねえねえ、ご飯はー?」「もうちょっと我慢してね…」

 

 

 

 

 

 

 

〜ミッド行き船 船内〜

 

「ほな、改めて自己紹介するな。ウチは八神はやて」

「私は高町なのは」

「私はフェイト・T・ハラオウン」

「シグナムだ」「ヴィータだ」

 

「私は…五月雨マリナです。ユタのお世話係でした。今は…姉です。それで、この子はユタ」

 

と言いながら寝ているユタを抱いている。

 

「そんじゃ…ちょいとそこの子……ユタやったか?ユタは席を外してもらいたいんやけど…シグナム、ヴィータ。頼めるか?」

「おう」「わかった」

 

と、シグナムとヴィータが未だ寝ているユタを抱き上げ別の部屋に行く。

 

「あ……」

「大丈夫だよ。シグナムもヴィータちゃんも信用できる人だから」

 

と、抱いて連れて行くシグナムとヴィータを不安そうな目で見るマリナをなのはちゃんが優しく言ってくれた。

 

「それで、ユタを保護してもらえるというのは……本当なんですか?」

 

「うん。それは信用してくれていいよ。さっき上に掛け合ってウチのところに来てもらうことになった」

 

「八神さんのところにですか…?」

 

「うん。あ、そうそう。どうせならはやてって呼んでーな。んで、ちゃんと経緯を説明するな。

 

今、ミッドチルダではその子とは別の聖王のクローンとゆりかごについていま緊迫状態なんよ。だから、その関係者がどこにおるかわからんし、君らをこれ以上事件に巻き込みたくないっていうのもあって、ユタちゃんのことは【地球から保護してきた子供】じゃなくて【孤児院から引き取った子供】という名目でウチが預かるのが最善なんじゃないか、っていう話になったんよ」

 

「……なるほど。でも、もし私達を捨てた人達が襲ってきたら…」

 

「心配せんでも大丈夫!ウチはこんなに包容力ある大人な女性って感じやけどその実、管理局の中で1、2を争うくらいには強いから!それにウチの横にいるなのはちゃんやフェイトちゃんも同じくらい強い。勿論さっきユタちゃんを抱いていたシグナムとヴィータもな」

 

そう言うと五月雨マリナちゃんは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていた。良い顔してくれるわぁ。

 

……まあ誇張しすぎなのだけど。でもその甲斐あってかようやく無表情以外のこの子の顔が見れたからよしとしよう。

 

「で、最後君をどうするかなんやけど…どうかな?マリナもウチにこんか?」

「え…?」

 

それをいうとマリナちゃんは驚愕…というよりも自分が良いのか、みたいな顔をしてこっちを見てきた。

 

「いいん、ですか…?」

 

「うん。それにマリナちゃんがユタちゃんを近くで守れるようにもその方がええやろ?」

 

「それは……そうですが…」

 

「家のことなら心配せんでもええよ。自慢じゃないけど結構大きいからな!今更家族が1人2人増えたとて大丈夫や!……で、どうかな?」

 

「……ごめんなさい。少し、考えさせて、ください」

 

マリナちゃんは今にも消えてしまいそうな声で頭を下げた。元よりすぐに受け入れられるとは思っていなかったから問題は無い。マリナちゃんにとっても考える時間も欲しいだろうし。

 

「うん。大丈夫だよ。まだミッドチルダまで時間はあるからゆっくり考えて。勿論断ったとしても特に何かするつもりもないから安心してーな。考えが纏まるまでユタちゃんと一緒にご飯でも食べてきたら良いよ」

 

 

 

 

 

「お、きたきた」

 

クルーっていう人に食堂に案内されるとそこにはご飯を食べさせてもらっているユタがいた。確か…シグナムさんとヴィータさん。

 

お粥らしきものを食べていたユタはとても良い笑顔をしていて、久しぶりに見た笑顔で少し嬉しくなった。

 

「ほら五月雨もご飯食べな。地球(むこう)だとロクなもん食べれてなかったんだろ?」

 

私の返答を聞くことなくヴィータさんが私の腕を引っ張りユタの横に座らせた。特に何を食べたいとかが無く困ってるとヴィータさんが色々と頼んでくれる。ものの数分で色々な食べ物が目の前に出てくる。

 

「…ありがとう、ございます。いただきます」

 

久しぶりに温かいご飯を食べれて、何故か目の前がぼやけてしまう。何度も何度も拭うが一向に治らない。

 

「ひっぐ…おいしい、です」

「ならよかった」

 

 

 

 

それからユタと一緒に色々なことを聞いた。とは言ってもシグナムさんやヴィータさんから主と慕っているはやてさんの事、はやてさんとすごく仲の良いなのはさんやフェイトさん達のこと。ヴィータさんは誇らしげに、シグナムさんは当然というように語り、本当に慕われているんだな、と感じた。

 

ユタもシグナムさん達といた時のことを話す時はとても嬉しそうに、楽しそうに話していた。

 

「で、五月雨はどうするのか決めたのか?」

 

「……いえ。どうすればいいか、わからなくて…。今まではとにかくユタを生かすことに必死で、今回もユタさえ生きてくれるのならそれで良いと、思ってました。でも…いざ自分の事となると何をすればいいのか…」

 

シグナムさんは未だ迷っている私の頭を優しく撫でてくれた。そのまま言葉を続けた。

 

「五月雨はどうしたいんだ?」

 

「え?」

 

「今まではずっとあの子を守るために命を賭けてきたんだろう?じゃあ今度は自分の為にわがままを言ったって誰も責めやしないさ」

 

わたしの、したいこと。

そんなものを考えたことがなかった。だって、私が頑張らなきゃユタが…。

 

「それに出会ったばかりの私たちが信用できないというのも分かるよ。だけどあの子を生かしたいという束縛にも等しい想いの為にこれ以上五月雨だけが犠牲になる必要はない。…私達も五月雨達と会ってほんの数時間だが、この場の誰もが君たちの事を大切に想っている。だから、五月雨の背負って来たものを、少しでも良いから私たちに背負わせてくれないか?」

 

「……」

 

シグナムさんの言葉で、自分の中で頑張って保ってきたものが崩れるような感じがした。

誰かに頼っても良い?そんな事許されるの?

 

だって、研究所でも、地球でも、どこでも、自分で何とかしなきゃ、ユタと一緒に居られなかった。…自分1人で何かをしなきゃいけなかった。他人を頼るなんて……。

 

「おねーちゃん?だいじょうぶ?」

「うん、だいじょうぶ、だよ」

「ほんと?」

「うんほんとほんと」

「よかった!」

 

そんな私を心配したのかユタが膝の上に乗り私をみる。ユタの笑顔を見て私のやりたいことが一つ、たった一つだけ思い浮かんだ。

 

「あ…そっか。私……」

 

私は、ユタと一緒に居たい。一緒に笑っていたい。

ただそれだけなんだ。

 

「シグナムさん、私…」

 

「ん?」

 

「私は、ユタと一緒に生きていたい。あの子を守ってあげたい。……一緒に、笑っていたい。ただそれだけなんだと、思います。だから私も、ユタと一緒に…」

 

行かせてください。その一言を言おうとした途端に声が出なくなる。この人たちはとても優しい。だからきっと大丈夫なはずなのに、心のどこかに不安が巣食っている。

 

言葉に詰まった私の頭をシグナムさんは再度ポンポンと優しく叩く。

 

「そんな焦らなくて良いんだ。ゆっくり時間をかけて私達のことを信用してくれたらそれでいい。ま、そうでなくとも『家族』が増えるのは大歓迎さ。主はやても同じ考えだろう。お前が心の底から私たちと家族になりたいと、そう思える日が来るのを私たちはゆっくりと待っているだけさ」

 

「……」

 

ガッシャァァァン!

 

「「⁉︎」」

 

「あっちょっ!シグナム少し手伝ってくれ!この子が……」

「分かったすぐに行く。五月雨殿も手伝ってくれるか?」

「は、はいっ!」

 

音の出所を見るとユタとヴィータさんがいた。そして…多分机をひっくり返してしまったのか、辺りに食べ物が散乱していてものの見事にヴィータさんがかぶっていた。ユタはというとちょっと散っている程度で全然汚れていなかった。

 

「ユタ、ダメでしょ?ほら、ごめんなさいって」

「ごめんなさい…」

「いいっていいって。にしても派手にひっくり返したなぁ。その子に怪我がないのが幸いだよ。怪我させたってはやてに知られたら…おお怖い」

「その時はちゃんと伝えておいてやるから安心しろ」

「それチクるってことだよなシグナム⁉︎」

 

 

 

「……ユタ」

「なーに?」

「この人たちといて、どうだった?」

「たのしかった!」

「この人たちと、これからも一緒にいたい?」

「うん!でもお姉ちゃんもだよ?お姉ちゃんがいないのは、わたし、いや」

「大丈夫だよ。あの日約束したもんね。私は、ずっとユタと一緒にいるって」

 

ユタの言葉を聞いて、改めて私の心は決まった。

 

「シグナムさん。ヴィータさん」

「ん?」

「?」

 

「はやてさんと…もう一度話させてください。どうするのか、決めました」

 

「わかった。すぐに呼ぶ」

「ほら、君はこっちに」

「うん!」

 

シグナムさんに抱き上げられても嫌な顔ひとつせず、それどころかとても嬉しそうな顔をしているのを見てより一層私の決意は固まった。

 

 

 

 

 

「八神はやてさん。私も覚悟を決めました。私も一緒に連れて行ってください」

 

「うん、もちろん!よろしゅうなマリナちゃん♪」

 

「こちらこそよろしくお願いします。多少は家事の心得もありますので家ではどうぞいいようにお使いください」

 

「いや、そんな便利道具みたいにはするわけはないんやけど…。ウチとしては家族が増えるのは大歓迎や!」

 

「はい…ありが…と………」

 

バタッ

 

「⁉︎ま、マリナ⁉︎」

「スゥ……スゥ……」

 

「な、なんや…寝ただけか」

「びっくりしたぁ…」

「本当にね…」

 

それから暫くの間はずっと、夢見心地のような感覚だった。

 

 

 

 

 

 

 

〜ミッドチルダ 八神家〜

 

「そんじゃあ、うちの家族を紹介して行くなー」

 

「は、はい…」「人たくさん〜」

 

八神家のリビングには家族全員集合していた。

 

右から

はやて、シグナム、シャマル、ヴィータ、ザフィーラ、リイン、アギトと並んでおり順番に自己紹介をしていく。

 

そしてマリナ達の番になった。

 

「私は…五月雨マリナ」

「ユター」

 

と、マリナとユタはかなり簡潔に挨拶をした。

 

「ちゃうちゃう。違うやろ?」

 

「あ…そうでした。八神・サミダレ・マリナと八神ユタです。これからよろしくお願いします」

 

「よろしくやー」「よろしく」「よろしくなー!」

 

などなど、挨拶が終わり八神家のおもてなしのパーティが始まる。

 

「ユタ、これからはこの人たちにお世話になるんだよ。もう…辛い思いをしなくてすむよ」

「?」

 

「はやてさん、これからはこの子を宜しくお願いします」

 

「ええって、そんなにかしこまらんでも。それに、ユタちゃんだけやない。マリナ。君もやで。マリナも、ユタちゃんも、これからはウチの家族なんやから」

 

「ありがとうございます…!」

 

「おっ、初めて笑ったなー。可愛いでー♪」

 

「………⁉︎」

 

と、はやてがからかうとマリナは赤面した。

それを見て回りもユタも笑ってる。

 

 

 

 

 

 

 

〜数ヶ月後〜

 

「ほら!はやてさん!起きてください!」

「うー、もうちょっと…」

「そんなこと言わないー!」

 

パサッと起きるのを渋っているはやてさんの布団を私は無理やり剥ぐ。

 

「ぎゃあ!目が!」

「ほら、早く起きないともっと太陽の光を浴びせますよ?」

「わ、わかった!おきる!おきるから!」

 

と、言いながら布団から出てくるはやてさん。

なんでこんな風にするかって?

 

普段弄られている仕返しです!

 

「ほら、朝食も作ってますので」

「わかった〜」

 

と、着替えているはやてさんに言いながら私はリビングに戻る。

そこではシグナムさんたちがもう食べている。

 

「はは、この家も随分と賑やかになってきたな。マリナなんか大分キャラ変わってないか?」

 

「ほえ?私はもともとこんな感じですよ?地球では、ただ……精神的に参ってたので…」

 

「す、すまん…」

「いえ、大丈夫です。それよりも今日の卵焼きは自信作なのです!あったかいうちにどうぞ!」

「おう。いただきます。…美味し⁉︎」

「いよっし!」

 

「うー、おはようやー」

「「「「おはようー」」」」

 

そんなこんなで、今日も八神家の一日は普通に始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、誰もが思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さーてと、今日はユタの5歳の誕生日ー。思いっきり豪華な料理を作らないと」

「やったー!ケーキは?あるー?」

「あるよー」

 

いま、八神家にはマリナとユタの2()()()()()()()

 

そんな2人をすこし離れたところから見つめている、5人ほどの集団がいた。

 

そして、音もなくマリナたちに近づく。

 

「ん⁉︎」「きゃ…」

 

そして、手際よくマリナの口を塞ぎ手を縛り、ユタも同様にして車に詰め込んだ。

 

 

そして、八神家は空になった。

 

 

 

 

 




小ネタ
ユタがハガ○ンを知っていた理由は、大通りのテレビで流れていたのを見た為。そこで初めて見たキャラクターが傲慢のプライドだった為、そこからゾッコンになっていました。

八神家にきてからというもの、ユタがせびったことによりはやての親バカが炸裂し態々地球までDVDを買いに行ったとか



それでは読んでくださりありがとうございました
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