八神家特製鍋
というか八神家特製となのつく料理
家事全般は得意でよく家ではシャマルさん達の手伝いをやっている。
特に料理は得意ではやて達の弁当を作ることもしばしば。
空いた時間は砂浜で走り込みをしたりシグナム達に手合わせをしてもらうことが多い
~ミッドチルダ中央市街地~
「あ!来た!」
「リオ!コロナ!おまたせー!」
と、活発そうで八重歯が特徴の子と、長めのツインテールでおとなしそうな子がいた。
「リオは三人とも初対面でコロナはユタさんと初対面だよね」
「うん」
「はじめまして!去年の学期末にヴィヴィオさんとお友達になりました。リオ・ウェズリーです!」
「同じく二人のお友達でコロナ・ティミルです。ヴィヴィオからユタさんが練習してくださるって聞いて楽しみでした!」
「ああ、ノーヴェ・ナカジマと」「その妹のウェンディっス♪」
「こちらこそよろしく。八神ユタです。色々とあって練習に参加することになりました」
「ウェンディさんは私の友達でノーヴェは私たちの先生!」
「「よ!お師匠様!」」
私とウェンディさんの声がきれいにハモる。
意外とウェンディさんと気が合うかも
「ヴィヴィオ!先生じゃないって!」
「先生だよねー?」「教えてもらってるもん」「先生ってうかがってます!」
あ、ノーヴェさん赤くなってる。ついでだから写真撮ってみました。
「ちょ、ユタ!写真撮るな!」
「かわいいですよー♪お師匠様♪」
「あ!あとであたしにもくださいっス!」
「やめろーー!」
「でもやっぱり意外~。ヴィヴィオもコロナも文系のイメージだったんだけどなぁ。初めて会ったのも無限書庫だし」「文系だけどこっちも好きなの」「私は全然
「プライド、この二次元にしかないような光景の写真を撮ったら私ってどう見える?」
『変態、ロリコン、人間の屑などでしょうか』
ぐ、自分から聞いたとはいえなかなかダメージ大きい。
迷惑をかけるわけにもいかないので着替える。がなぜかコロナとリオって子からの視線が痛い。
「えーと、どしたの?なんかついてる?」
「あ、いえ。何でもないです」
『皆さん、この人滅多なことでは傷つかないので思い切ってどうぞ』
「そーそー、練習する仲になるんだから遠慮なく」
「あ、いや。ユタさん私達より年上なのに胸が……」
「ちょっ、リオ!」
・ ・ ・
あれどうしてだろう。目から水が。
『マスターまな板レベルですもんね』
致命傷に追い討ちかけないでくれませんか?
「あー、ユタさんごめんなさい!謝ります!謝りますから元気出してください!」
「そ、そーですよ。きっと大人になれば大きくなれますよ!…たぶん」
「今多分て言ったよね?!てことは希望はあんまりないってことだよね?!」
「あ!いやそういうわけじゃなくて!」
「お前らさっさと準備しろよ…」
と、ノーヴェの一言で(無理やり)立ち直ったユタだった。
「へー、なかなかやりますね。この子達」「すごいっス!」
「だろ?」
リオちゃんやコロナちゃんを見ながらノーヴェさんに率直な感想を言う。
同じころの純粋なストライクアーツだったら多分この子達のほうが上だったよ。
今でも純粋な打ち合いとかだったら負けるんじゃないかな?
そんなことを考えていると三人が笑いながら話している。
うん、エネルギーはチャージできました。一週間は保つね。
「さて、ヴィヴィオ。ぼちぼちやっか?」
「うん。さー出番だよ。クリス!」
と、ヴィヴィオちゃんがセットアップをする。
そして、二人が中央のスパーリング練習用のリングに向かう。すると人混みができてきた。
「やけに注目されてるね」「すっごい注目浴びてる!」
「二人の組手すごいからねー。リオやユタさんもびっくりしますよ!」
ノーヴェさんの左足での蹴りから始まったスパーは確かに小学生と救助隊の人がするとは思えないスパーが繰り広げられていた。
『マスター、体動かしたくなってすよね?』
「お、よくお分かりで。そうだねー、コロナちゃん、リオちゃん。こっちで私と簡単なゲームしようよ」
「「ゲーム?」」
「そ、ヴィヴィオちゃんともやったんだけどね。私に一発どこにでも入れることができたら可能な範囲でいうことを一つ聞いてあげよう。1人ずつ順番に。できなければ2人がかりでもオーケー」
お、目が輝いた。やっぱりなんでも一つ好きなお願いができるっていうのは魅力的なんだね。
「やるかい?」
「「やりますっ!」
「オーケイ、プライド。セットアップ」
と、光に包まれると例のハ〇レンのグリードみたいな外装になる
「…ユタさんってホントに女なんですか?」「リオっ!」
「あー、もういいよ。コロナちゃん。これでリオちゃんには手加減する必要がなくなったね」
たまに言われることもあって気にしてはいるんだから。
「あれ?リオとコロナ、ユタとやってたんだ」
「ユタさん、すごい…二人がかりなのに全部避けるか受け流してる」
「うーん、だいぶカン戻ってきたかな。スタミナ消費も昨日とかと比べたらだいぶ落ち着いたし。って、二人とも大丈夫?」
「大丈夫です!」「まだまだやれます!」
ああー、いいこや。妹あたりにどっちかほしい。
「ほらほら、ヴィヴィオちゃんは一人であててくれたよ♪」
「ぐっ、がんばります!」「私も!」
『お二人とも、あくまで治療終わった直後のカンも戻っていない。しかもペース配分めちゃくちゃな状態のマスターに、です。そんな悔しがったりする必要あんまりないですよ」
「こら、なにばらしてるの」
プライドと話していた時も遠慮なく打ち込んでくる。
コロナちゃんは申し訳ないが非常に避けやすくそんなに張り詰めた神経を使うこともない。まあ集中しないとすぐあてられそうなのは確かだが。
一方リオちゃんは独特な拳法からか非常にやりづらい。もうそろそろ片目だと厳しいかな?
けど、なぜこんなにも避けれるかというと。
攻撃が単調すぎるんだよね。練習すれば強くなるとは思うんだけど。
言い方を考えないならもっと狡賢くなってもいいかも、と思ったり。
「うーん……おいユタ」
「なんですか?いませっかく楽しくなってきたのに」
「ちょっとだけこいつらにアドバイスいいか?」
「……いいですよ。どうぞどうぞ」
ノーヴェさんがリオとコロナを呼び何かを言っている。
お、戻ってきた。
二人ともやってやる!って顔してるね。思わず写真撮っちゃいそう。
「さて、準備はOK?」
「「はい!」」
コロナちゃんが突撃してくる。
「いっ!あぶなー」
顔を狙うフリで足払いをしてくる。これをバックステップで避けるといつの間にか後ろに回り込んでいたリオちゃんが背中目がけて蹴りを入れてくる。
これを少し蹴りの軌道をずらして避ける。するとコロナちゃんが懐に潜り込んできており、ヴィヴィオちゃんほどではないが正確なラッシュをしてくる。
よけつつ、半分以上は受け流す。
「(てことはだ、リオちゃんはきっと……)」
さりげなくまわりを見るも視界にはリオちゃんは入ってこない。
ここで、一度コロナちゃんを突き放し距離をとる。
すると、背中に気配を感じた。
思わず振り向くと既にリオちゃんが振りかぶった後だ。
けどこの間合いで大きく振りかぶっているなら受け流せる。
そう、この時の私は思っていた。
そうだよこれ2on1だよ。コロナちゃんがいるよ。
「いっ」
はい、くらいましたよ。調子に乗ってましたよ。
注意力が散漫になっちゃった私はリオちゃんに腹に叩き込まれてコロナちゃんに背中を蹴られる形で中央に止まった。
「ノーヴェ、二人になんていったの?」
「ん、ああ。フェイントをガンガン混ぜて、味方、この場合はリオはコロナに、コロナはリオに打たせてやれるように考えながらやってみなって。もちろん自分で打ち取る気でいきながらね。あとは相手に合わさず自分たちのペースに巻き込んでやれって」
「ほえー」
と、感心していると、すっごい悔しそうなユタさんが戻ってきた。
「だぁぁ!やられた!」
「うちのチビども、なかなかやるだろ?」
「はい。まさかアドバイス一つでこんなにも変わってくるとは」
「「ユタさん!」」
「あーはいはい。覚えてるよ。二人とも何をご希望ですか?」
「私はユタさんの魔法を見てみたいです!コロナから珍しい魔力変換をするって聞いて!」
「わ、わたしは、その……恥ずかしいのでまた後でこっそり……」
私の魔力変換?確かに珍しいっちゃ珍しいかも。そいや周りにいる人みんな知ってるから気にしたことなかった。
「わかった。リオちゃんには後で見せるとして、コロナちゃんはプライドと連絡先交換しておいてもらえる?」
「はーい!」
「は、はいっ!ありがとうございます!」
「今日も楽しかったねー」「てゆーか、ビックリの連続だよ!」
「ウェンディ、悪ィ、チビ達送って行ってもらっていいか?」
「あ、了解っス。何か用事?」
「いや、救助隊。装備調整だって。じゃ、またな」
「「「「お疲れ様でしたー」」」」
そんなこんなでヴィヴィオちゃん達と分かれて帰路に着く。
『マスター。コロナさんからです』
「はいよ。メール展開して。……ほうほう。まあ、いいんじゃないかな。そうだねー。雷帝サマのと番長あたりの動画残ってる?」
『はい。決勝戦のジーク選手とのは?一応ありますが』
「それはダメ。雷帝サマと番長の二つを送ってあげて。もう一つの方は……一旦保留で、って伝えておいて」
『了解しました』
この後にまさかノーヴェさんが例の覇王サマに襲われているとはだれが思うだろうか。
〜翌日 学校〜
「……アインハルトさん休みじゃん。こないだのことで一発顔面ぶち込んでやろうと思ったのに」
『逆にやり返されて保健室送りにされる未来しか見えませんのでやめておきましょう?マスタードMですからご褒美かもしれませんが場所を考えましょう?』
「誰がドMか」
そう、アインハルトが休みなのだ。授業初日なのに珍しい。
「とうとうバレて補導された?」
『あの人の強さ的にそれはほとんどあり得ないと思いますけどね。それこそたまたま申し込んだ相手がノーヴェさんクラスとかでない限り』
いやそんな偶然あるかっての。
「新しい練習相手?」
『そうらしいです。ノーヴェから聞いただけなんですが」
「よかったじゃん。また仲間が増えそうで」
2限が終わった後ヴィヴィオちゃんから連絡が来て、練習相手がまた増える事を伝えられた。
またどんなピュアな子がくるんだろう。いろいろと楽しみになってきた。
『マスター、流石にドン引きです』
「うん私はプライドの読心性能にドン引きしてる」
『ノーヴェは放課後に来てくれって言ってました』
「オーケー、じゃ校門の前にいて。終わったら行くから」
『わかりました』
「あ、それとヴィヴィオちゃん」
『はい?』
「コロナちゃんに伝言お願いしたいんだ。時間のあるときならいつでもいいよ、って」
『わかりました!伝えておきます!』
ヴィヴィオちゃんとの通話が終わり数分経った頃に隣の席にアインハルトが来た。
おくれてきたってことは病院でも言ってたのかな?
「や、アインハルトさん」
「おはようございます。ユタさん」
ん?なんか違和感があるぞ。なんでこの方は驚かないんだ?
眼帯あるとはいえ、襲った相手が私ってわからないものかな?
『マスター、眼帯を取ってみればわかるんじゃないんですか?』
「いや、そうかもしれないけど…なんかヤダ」
「ねえねえアインハルトさん」
「はい?」
「一昨日の夜さ、何やってた?」
と、この一言でわずかだがアインハルトが警戒するのが分かった。
「その日は家でトレーニングと勉強です」
「そう?夜に喧嘩とかしてなかった?」
「していません」
「ふーん」
『アインハルトさん、すいません。マスター頭のねじがどこか数本外れているので気にしないでください」
「おいこら、どこか数本じゃない、一本くらいしか外れてないよ」
「一本でもまずいのでは…」