有坂優斗は勇者となる   作:雪印のフラン

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どうも、12月に入ってから全くいいことがなく、色々あって投稿を怠っていた雪印のフランです、まじで投稿遅れて申し訳ありませんでした。主な理由→(コロナ感染)。みなさんも自分みたいな辛い事にならないように感染予防はしっかりとしていきましょう。それでは待ちに待ったクリスマス編です、どうぞ!


【番外編】クリスマスパーティー

「この飾りはこの辺でいいか?」

「はい、大丈夫です。あ、それが終わったらこっちもお願いします」

「りょーかい……にしても去年と比べて豪華だな」

「そうですね、やっと一段落ついたからじゃないですか」

優斗と杏は丸亀城の一室でクリスマスパーティーの為の飾り付けをしていた。

「……飾り付けって結局は全部ゴミにならないか?」

「パーティーの雰囲気を壊すようなこと言わないでくださいよ!今回はちゃんと利用しますから年末に!」

飾り付け担当はこの二人であり、他の人達はというと。若葉とひなたが料理担当(主に若葉は味見である)。友奈、千景、球子の三人は買い出しをしている。

「一番楽だと思ってたんだけどなぁ〜」

「残念ながらそんな都合のいい話はありません。優斗さんにはビシバシ働いてもらいます」

そんな会話をしていると急に扉が開いた。入ってきたのは若葉であった。

「あれ?どうかしましたか若葉さん?」

「……ひなたに追い出された」

「どうせ味見しかしてなかったから『味見しかしない若葉ちゃんは邪魔ですから向こうで飾り付けでも手伝って来てください』とでも言われたんだろ」

「い、一言一句同じだと!?」

「……若葉さん」

追い出された若葉の原因をひなたの物真似(杏曰く絶妙に似てない)を添えながらやる優斗。物真似のクオリティーはともかくひなたの言っていたことと一言一句同じものを言い放った優斗に驚きを隠せない若葉。杏は自分達のリーダってこんなのだったけ?とバーテックス達と戦う際の勇ましい背中は何処へと考えていたが、よくよく考えればひなたの前ではいつもこんなのだったなと納得した。

「とりあえずじゃあ若葉さんはこれをあそこに飾り付けてください」

「あぁ、わかった」

そうして三人は雑談もしながら飾り付けをする。そろそろ飾り付けも終盤に差し掛かるころ扉が勢いよく開かれた。

「ただいま!!タマ達のご帰還だぞ!」

「ただいま!すごい飾り付けほとんど終わってる」

「本当ね……乃木さんあなた調理担当じゃなかったかしら?」

扉からは球子が先陣をきって勢いよく入ってくる。それに続いて友奈が入ってきて飾り付けに驚く。最後に千景が入ってきてゆっくりとドアを閉める。そして友奈と同様に飾り付けに感嘆の声を漏らし、優斗と杏の方を見るがそこに何故か知らないがいる若葉を発見してジト目で見る。

「おかえりタマっち先輩……ところで今、勢い良く扉を開けたけどさ、今ので飾り付け落ちたらどうするつもりだったのかな、私達結構な時間を掛けて準備してたのに

「すみませんでした!!」

球子の勢いで折角の飾り付けが全部台無しになるとこだったのを笑顔でキレる杏。球子はすぐさま謝罪する。このときの杏に逆らってはいけないそれを球子は身に沁みている。

「おかえり、それで若葉は味見しすぎてひなたに追い出された」

「乃木さん……あなた何やってるの?」

「反省はしている、でもチキンが私に食べてくれと訴えていたんだ」

「こんなのがリーダーでよく生きてこられたわね私達!?」

「やっぱ副リーダーが優秀だから」

「………」

「そんなどうでもいいことは置いといて」

「どうでもいいって何だよオイ!」

優斗は帰ってきた三人に返事を返し、その後千景の問いに答える。それを聞いた千景の冷たく若葉に言い放った。しかし若葉はよく分からん言い訳を言う始末。こんなリーダーだったかは置いといてよく生きてこられたな呆れていた。そこに乗っかる優斗であったが、若葉から向き直った千景からは笑顔と無言で温かい目で見られる。その目はまるで先生が聞き分けのない子供を相手するかのようなそんな慈悲の目であった。その優斗の発言もどうでもいいと言い放った友奈。何気に昔から優斗の扱いが一番酷いのは友奈である。それに抗議の声をあげるが昔から一回も聞き入れられたことはない。今日も今日とて無駄だとしりながら突っかかる。

…皆さんも、お喋りしてる暇があるなら手伝ってくださいね

 

「「「「はい」」」」

 

 

夜になり、机の上には大量の料理が並べられていた。

「美味しそう!これ全部、ひなちゃんが作ったの?」

「はい、お口に合うかどうかはわかりませんが」

「大丈夫だ、ひなたの料理は絶品だからな、味見した私が保証する」

「味見って……あなた一様調理担当よね」

どれも美味しいな料理に目を輝かせる友奈。それを見てひなたは照れくさそうにしている。若葉は自信を持ってひなたの料理を称賛する。それを見てまた千景はジト目となった。

「それでは準備も終わったし、若葉、お前が音頭してくれ」

「む、いきなりだな」

「先陣を切るのはお前の役目だろリーダー」

「それもそうだな、失敗したらフォローを頼むぞ副リーダー」

そうして若葉は飲み物の入ったグラスを持って前に立つ。それに合わせて、続くように全員がグラスを持ち若葉と向き合うような形で横に並ぶ。

「あまり堅苦しいと球子や優斗から文句を受けるからな簡潔に言わせてもらう。……またこうして七人でクリスマスを祝えることを嬉しく思う。去年はバーテックス侵攻もあり簡易的にしか行えなかったが今年は違う。節度は守るが楽しんでいこう、乾杯!!」

「「「「「乾杯!!」」」」」

「……乾杯」

そうして七人はグラスを合わせた。そこからは食べては喋ったり、特技を披露したりなどしてパーティーは盛りに盛り上がった。

「それではここから皆さんが待ちに待ったプレゼント交換タイムです。皆さんの名前が書いてある紙が入った箱がありますからその引いた人からプレゼントが貰えます」

ひなたの言葉をきっかけとしてプレゼント交換会が始まる。

 

 

<友奈の場合>

「はい!一番手はこの高嶋友奈が行かせていただきます、おりゃ!」

友奈は勢いよく箱に手を突っ込み紙を取り出す。

「これは……若葉ちゃんのだ!」

「む、私のか。それじゃあ友奈、メリークリスマス」

「メリークリスマス!!」

若葉から包みを渡される友奈。

「こ、これはうどんとそのだしだ!!」

「ふふふ、ただの麺とだしではないぞ。麺は職人が神樹様の恵みで作られた小麦を一からこねて手打ちした最高級なもので。だしは本場のカタクチイワシを出汁をベースとしたものに昆布、鰹などで風味を効かせたこちらも最高級品だ!」

「……クリスマスプレゼントというか中身的にお歳暮じゃないか?」

「悪かったなクリスマス感が少なくて!」

「それでも嬉しいよありがとう若葉ちゃん!!」

 

<球子の場合>

「それじゃあ、次はタマ引くぞ。タマが引くのは……これだ!」

引いたは杏の名前が書かれた紙であった。

「杏か……さぁカモン杏、タマにプレゼントプリーズ」

「ふふふ、はいどうぞタマっち先輩」

「中身は……ん?っていつもの恋愛小説じゃないか!?」

杏のクリスマスプレゼントは恋愛小説の全巻セットであった。

「大丈夫だよ、その恋愛小説は全5巻と少ないし、それに活字が苦手なタマっち先輩でも読みやすくなってるから。あわよくばそれを読んでタマっちも恋愛小説のファンに!」

「くっ、読まない逃げ道が塞がれた、これはおとなしく読むしかないか」

「いや、普通に読めよ」

 

<ひなたの場合>

「それではお次は私が」

そうしてひなたは紙を手にする。

「これは……千景さんのですね」

「私のね、はいどうぞ、ひなたさん」

「ありがとうございます千景さん」

そうしてひなたは包みを開ける。

「これは……ゲーム機とゲームですかね」

「千景らしいな」

「えぇ、優斗は持っていたけれど他の人は持っていなかったから……取り敢えず優斗以外に当たって一安心ね」

「おい、俺に当たった場合はどうしてたんだよ」

「その時はそれは回収して別の機会に違うのをあげるわよ」

「ありがとうございます、千景さん。こういうのは持っていなかったので嬉しいです」

「そう……喜んで貰えて嬉しいわ」

「ただ、こういうのはあまり詳しくないのでまた今度教えてくださいね」

「えぇ…そのときはこの【Cシャドウ】が力になるわ」

「ふふふ、頼もしいですね」

 

<杏の場合>

「次は私が」

杏が紙を引く。

「私のは……優斗さんですね」

「俺か、メリークリスマス」

「メリークリスマスです。中身は……マグカップですね、可愛らしいです!」

優斗のプレゼントの中身は可愛らしいデサインのしたステンレス製のマグカップであった。

「優斗にそんなセンスがあったとはタマは驚きだ」

「俺だってたまにはやるんだよ」

「本当にお前が決めたのか?」

「あぁ、勿論…と言いたいところだが、まぁアドバイスとかも貰ったよ、でもマグカップって決めたのは俺一人の判断だよ」

「優斗さん……ありがとうございます。大切にしますね!」

「おう、そうしてくれると俺も嬉しい」

 

<千景の場合>

「私のは……土居さんのね」

「ふふふ、千景見て驚きタマえ、タマのプレゼントを!」

千景はプレゼントの包みを開けた

「これは……レインコートとレインブーツかしら?」

「当たりだ。これで千景も一緒に山登りとかも出来るな。前は登山用の靴を持ってないとか言われて断られたからな」

「おかしいわ、プレゼントを貰ったはずなのに逃げ道を塞がれたわ」

「フッ……いいんじゃねぇの最近運動不足って言ってたし」

「……今鼻で笑った優斗にはそのときがきたら、強制的に連れてくから」

「なんでさ!?」

こうして優斗の予定が決まるのだった。

「ちょっと作者勝手に決めr「勇者パンチィ!」痛えぇぇぇぇ!!というかなんで!?」

「知らないのかな優斗くん。この小説では一定のラインを超えたメタ発言をすると私に殴られるんだよ」

「初めて聞いたんですけど!?」

「うん、今決められたからね」

「……何か言っている高嶋さんと優斗はほうっておいて……取り敢えず、クリスマスプレゼントありがとう土居さん」

「おうよ!」

 

<若葉の場合>

「では、次は私が……これはひなたか」

「あら、私のは若葉ちゃんが引きましたか。それでは若葉ちゃん、はいどうぞ」

「感謝する……手袋とマフラーか」

「はい、私が編んだものですけど」

「もう、バーテックスと戦うこと以外にひなたに出来ないこと無いんじゃないか?」

「そうだな、何やかんやで大赦さえも牛耳ってるし」

「「恐るべし上里ひなた」」

球子と優斗がひなたについて話す

「お二人とも聞こえていますからね」

もちろん、悪魔(ひなた)には聞こえていた。

「誰が悪魔(ひなた)ですって?ねぇ作者さん」

すみませんでした!!

「ふふふ、よろしい」

「なんだかよくわからんが、改めて礼を言う、ありがとうひなた。この手袋もサイズがピッタリだ」

「本当ですか、それは良かったです」

(当然です、私の持ちうる視覚、触覚を駆使して若葉ちゃんの手のサイズに合わせて作ったのですから。他の方に当たった場合は後日修正させて貰おうと思いましたけど若葉ちゃんなら問題ありませんね)

 

<優斗の場合>

「じゃあ、最後は俺だな」

「ワーイッタイダレノプレゼントナンダロウナ?」

「お前だよ!!ってかなんで片言!?」

「冗談だよ、はいプレゼント」

「ありがたくいただきます」

優斗が包みを開ける。

「……ぬいぐるみか」

そのなかには可愛らしい猫のぬいぐるみが入っていた。

「うん、可愛いと思って!それに優斗くんもサンチョの枕持ってたし大丈夫かなって」

「あれは貰い物って……まぁいいか取り敢えずありがとう大切にするよ」

「うん!!部屋に飾ってね」

「……善処する」

「それってしない人が言う言葉だよ……ってこれと全く同じことをどこかで言ったような」

 

「それでは、皆さんでプレゼントを持って写真を撮りましょうか」

「まじ!?このぬいぐるみを持って写真を撮るの?」

「ぬいぐるみだったらまだいいじゃない、私なんてレインコートと長靴よ」

「……」

こうして優斗たちは写真を撮った。それぞれに思うことはあれど全員楽しそうな顔をしていた。

 

 

 

「ここでいいか……」

就寝前、優斗の机の上にサンチョの枕と友奈から貰った猫のぬいぐるみがおかれた。

「こんなの、俺が持っていても意味ないだろ」

そんなことを口では言いながらも嬉しそうな顔をして優斗はベッドに入る。

 

「……なんか眠れねぇ」

起き上がった優斗は試しに机の上に置いてあるサンチョを頭に敷き、猫のぬいぐるみを抱きしめてる。

「……意外といい」

五分もせずに眠りについた優斗だった。ちなみにこの姿は後日優斗を起こしに来たひなたによって全員に見られるのだった。

 

 

 

 




今回は結構書いたつもりなんで誤字ってないか心配です。もう一つのほうのクリスマスも間に合えば25日のどこかで投稿する予定です。それでは良いクリスマスを!!
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