有坂優斗は勇者となる   作:雪印のフラン

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どうも、メロンパフェを食べて絶好調の雪印のフランです。パクパクですわ!!……はい、自分は結構な甘党です。2000円くらい値段がしましたが、それほどの価値があるものでした。もしかしたら、あなたの町で一人か二人でパフェを食べている人物がいたら自分かもしれません。まぁ、茶番はさておき今回も楽しんでいただければ幸いです。では、本編どうぞ!!


防衛後……勇者という存在

「……報告は以上だ」

「ご苦労、樹海内での初戦闘に関しては上出来だろう」

優斗は千景とひなたの説教が終わった後に久美子に樹海内での様子を報告していた。そうして報告が終えた後につけてあるテレビを見る。そこにはバーテックスの侵攻と、それを勇者達が撃退したというニュースが流れていた。それと同時に諏訪との通信記録も公表された。諏訪の人々もバーテックスに抵抗しているという事実は四国の住民に希望を与えるであろう。……最もその諏訪との通信は途絶えてしまっているのだが。 

「まるで、詐欺師だな。嘘はついてはいないが、全てを話したわけではない」 

「……それが最善の選択だとしても……少し不愉快だな」

「私は楽しくて仕方ないぞ。……真実を知ったとき果たして何も知らない奴らはどんか顔をするのか」 

「……本当にいい性格をしてるな」

「褒め言葉として受け取っておこう……まぁ話は変わるが、お前に話すべきことがある」

それまで、ふざけていた様子の久美子が真面目な様子になる。

 

 

「大社は『勇者』の存在を大々的に報道するつもりだ……()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

「……まぁ、そうだろうな」

「あぁ、()()()を大々的公表するわけにはいかないからな」

「……別に称賛が欲しいわけじゃないからな、構わない」

「本当に面白いなお前は……お前が納得してるなら話すことは以上だ。」

「そうか……」

そうして優斗は久美子のもとを立ち去ったのだった。

 

 

『……乃木さん、有坂さん、後はよろしくお願いします。』

ふと夜空を見て思い出す。歌野から託されたもの。

「約束はあまり守る男ではないけど……」

優斗は夜空へと手を伸ばして空を掴む。

「……託されたからには責任を果たす……俺の命が尽きるまで」

そう、夜空の星達へと誓うのであった。

 

 

翌日の昼休み、食堂でみんな一緒に食事を取っていると、球子が言い出した。

「なあ若葉。みんなで話し合ったんだけどさ」

「なんだ?」

「……待て、そのみんなに俺は入ってないのか?」

「優斗さんは皆が話しているときに遅刻したから……」

みんなで話したと言われたとき、自身がそのみんなに入っていないことにもの申す優斗とそれにツッコミを入れる杏。若葉は怪訝そうな顔をしている。

「やっぱり、お前がリーダーやってるのが一番いいと思う。今までは大社に言われたから若葉がリーダーってなってたけど、今回の戦いではっきり分かったよ」

「……どうしたんだ、急に?」

「いやさ、この前の戦いの時。お前が先頭になって戦ってくれたから、タマ達が戦うことができた……ついでに優斗も。ともかくそうでなかったら、誰かが大怪我してたか……死んでたかもしれない」

戦いが終わってみれば、バーテックスを半分以上倒していたのは若葉と優斗であった。二人の奮戦が無ければ、杏や千景は危険だったかもしれない。しかし、普段不真面目な優斗を認めるのはなんか嫌なので小声になってしまったが。

「私も、若葉さんがリーダーやるのがいいと思います!」

「うんうん。若葉ちゃんって、いかにもリーダーって雰囲気あるしね」

「……反論はないわ。あなたの活躍は確かだったし……高嶋さんも、あなたがリーダーに適格って言うから」

「はぁ……いつの間にか俺がいない間に話が進んでいるが、俺もお前がリーダーに適格だと考えている。……これからも頼むぞ」

杏、友奈、千景、優斗と次々に球子の言葉に同意していく。

「…………」

若葉は全員の顔を見つめ

「……ありがとう」

今まで、自分がリーダーであっていいのか、確信が持てなかった。けれど……仲間達の言葉を信じようと思う。

「良かったですね、若葉ちゃん」

「……ついでに優斗……タマは癪だがお前が副リーダーでも良いと思ってる……本当に癪だが!」

「そんなに不満?」

「普段の態度からですね」

若葉の話が終わった後に話は優斗へとふられる。癪だが優斗のことは認めている様子。この件に関してもみんな不満は無さそうである。

「……前までずっと納得してなかったけど、意外と凄かったからな優斗」

バーテックスを倒した数でいえば若葉には劣るものの他の人への気遣いなどをしており、優斗に助けられた場面もあった。

「……まあ、期待に添えるように善処するよ」

そういって優斗は微笑を浮かべるのであった。

「嬉しそうだね、優斗くん。この調子で生活も改善しよう!」

「……善処する」

「それってしない人が言う言葉だよ」

優斗と友奈がそんな会話をする。他の仲間は別で会話をしている。やがて話が終わり、若葉が優斗に話し掛ける。

「なぁ、有坂」

「ん?どうした?」

「いま、ど……球子から提案されてな、皆のことを名前で呼ぶのだが、お前は名前で呼ばれて構わないか?」

「別に構わんが、じゃあ俺もお前を名前で呼ぶようにするがいいか?」

「あぁ、構わない。……副リーダーとしてこれからもよろしく頼むぞ……優斗」

「あぁ、頼まれた、若葉」

「それじゃあ、みんなで記念撮影をしましょう!」

そう言ってひなたが満面の笑顔でスマホを取り出す。

「今日は四国勇者の再出発記念日、そして若葉ちゃんと優斗さんのリーダー、副リーダー着任記念日ということで。……ふふふ、私の若葉ちゃんコレクションが増えます」

「ひなた!お前はまだそんな収集をしていたのか!いつか絶対消してやるからな!」

「秘蔵画像コレクション?なんだそれ?」

「おもしろうそう!ひなちゃん、私にも見せて!」

「球子、友奈!興味を持つな!」

「私も見たいです!」

「……どうでもいい……」

「……もしかして、あの耳掻きか?」

「「「「?」」」」

「あ、やべ」

「優斗ぉぉぉ!お前は余計なことを!」

食堂でわいわいと騒ぐみんなの姿を、ひなたは写真に納めるのであった。

 

 

数日後

勇者は実名などを含めて大々的に報道された。他の勇者は優斗の存在が報道されないことに色々と言っていたが、大社と優斗の説明により渋々納得した。何より、本人である優斗が納得している以上、他の人がとにかく言う筋合いはない。しばらくの間は勇者ブームとなり、勇者達は市民へのお披露目というこでしばらく休む暇もなかった。勇者としてお披露目されない優斗は久美子と共に大社側としての仕事を行ったりしていた。そんか勇者達であったが数日経ってようやく休日が訪れた。その休暇を利用して千景は実家のある高知へと帰っていた。若葉、球子、杏は寮内で休養しており、友奈は切り札を使った影響か病院にいた。そうして、優斗はというと……とある人物に会いに公園へと来ていた。優斗が公園に来るとベンチにその人物はいた。いつも通り、その人はスケッチブックを手に持って何かを描いていた。その人物に向かって歩いていくと、どうやらあちらも優斗に気づいたようで、優斗に向かって手を振ってくる。優斗も手を振り返してこう挨拶をした。

 

「お久しぶりです、()()さん」

 

 

 

 

 

 




次回、ついにあの人物が登場。今回も見て頂いてありがとうございました。次回もお楽しみに。
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