立体機動戦士ライナー 進撃のオルフェンズ 〜鉄血の兵士〜 作:連邦士官
俺、ライナー・ブラウンは死んだあとに孤児になって汚い場所でうごめいていた。マーレでの生活と代わりやしない。火星とやらの裏の街で孤児である俺たちは出会った。それこそ、俺に相応しい罰なのかもしれない。裁いてくれと殺してくれと叫んでいたのに眠らせてくれと叫んだのに結局は俺は生きようとして生きてしまった。
三日月・オーガスというどこかエレンに似た少年と路地裏の搾取される少年だった俺たちは大人の銃を奪い奴を撃ってから俺たちはより仲良くなった。壁の中でもマーレでもよくあった差別や貧富の格差、体格の差、そんな俺たちは使い捨てられる傭兵に攫われてなるよりは志願するしかなかった。志願したのなら多少はマシになる。三日月は自由や鳥の話をしていてエレンに似ているとより思った時だ。
エレンはどこでどうしているのだろうか、俺のようにお前も何処かで‥‥。
俺の脳内にエレン・イェーガーの声が聞こえた。抗えとヒューマンデブリと呼ばれる俺たちと大人はまるで巨人兵器を作るように子供にピアス呼ばれるものを付ける。
『ライナー、わかってるんだろう?これが続くとどうなるかぐらい。俺もお前も仕方がなかった。お前は仕方がなかったってやつを増やしていくのに耐えられるのか?』
俺は震えた。なぜそれに耐えないといけないんだろうか?俺はでも兵士でいや、戦士で‥‥俺がした行いは‥‥。
『立てよライナー・ブラウン。これはお前が始めた物語だろ?あの時にあのろくでなしを撃ち殺した事から始まったんだ。』
俺は椅子から崩れ落ちて冷や汗を流した。周りを見るとピアスを打ち込まれて背中が腫れて死にかけのやつもいる。
「どうしたのライナー。」
三日月が来た。俺は三日月に縋るしかない。何故ならコイツを俺の物語に巻き込んでしまったからだ。俺は俺は‥‥。
「三日月、俺はどうしたらいいんだ?こんなところに来ちまって。」
泣きながら三日月に聞いている。何をしているんだ俺は。三日月はまだ子供だぞ。俺は大人だから三日月たちを守る立場にあるんだろ。それが兵士としての償いだ。
『ライナー‥‥君は兵士じゃないだろ。僕らは戦士なんだから。』
あの木で聞いたベルトルトの記憶が蘇った。戦士にしても俺は三日月を巻き込んで地獄に入ってしまった。俺はどうしょうもないやつだ。マルセル‥‥お前ならなんとかできたのか?教えてくれよマルセル。
「ライナー、何そうやってへばってるの?」
三日月は俺に近付いてくる。俺はどうしょうもなく項垂れた。そうしたときに衝撃を感じた。見てみると三日月が俺の襟を掴んでいた。
「ライナー、ここが“自由”なの?“こんなところ”が“俺たちの居場所”なの?教えてくれ。ライナー・ブラウン。俺たちはここで止まるのか?」
三日月の目を見るとあの時のエレンに似ていた。あの目をされたら俺は裏切れない。俺が悪いんだから前に進むしかない。
『ライナー、俺たちは奴隷じゃないよな。お前ならうまくできるんだろう?敵と同じ飯を食って同じ屋根で寝た。同じ経験をしたからわかる。お前のやったことは間違ってるかもしれないが立派だよ。どんな時も前に進み続けた。なら、今もできるよなライナー・ブラウン。』
そうだ。俺なら出来るはずだ。俺にはいや俺たちには何年もの実戦経験がある。巨人に食われる可能性を理解できない奴ら程度は駆逐できるはずだ。そうだろエレン・イェーガー。
「いや、断じて違う。やるぞ。三日月。俺たちの居場所作りってやつを。俺は俺がやるんだ。俺の意志で。」
三日月は掴んでいた俺の襟を離した。それと同時に俺の覚悟も決まった。戦士としての義務を果たす。それだけが今の俺にできることだ。汚いやり方をする大人を倒し、子どもたちを守る。それが戦士のやり方だ、俺はガビやファルコをあの時に守れなかった。だから‥‥。いや、俺は俺のためにやるんだ言い訳ばかりの人生にも飽きたんだ。俺が悪いのだから、俺が責任を取らないといけない。
『ライナー、今のお前は巨人化の能力はない。だがな、その身体のままで鎧の巨人だった頃のお前の力を一部だけだが使える。鎧の巨人の薄氷のような硬質化も人間サイズで硬質化したならばほぼ鎧と同じなんだ。それでなんとかするんだ。俺は何もできないがライナー・ブラウン、いつもお前を見てる。お前がまた善人面をして吐き気がするような事をしたのなら、必ずお前の前に立つだろう。』
俺はもう誰も裏切れないから、心配は無いはずだ。これまでは一番、自分自身を裏切ってきたのだから。だからもう逃げられないんだ。いや、逃げちゃ駄目なんだ。俺はいつからそんなクソ野郎にまた戻ろうとしていた?
「あぁ、わかったよ。だから、俺がお前らをそこに連れて行ってやる。俺たちの居場所ってやつに。」
まずは計画がいる。それも大きな計画がだ。幸い、火星のここらへんは大した国がない。多少暴れて土地を奪ってもそこまで問題視されるほど上等な土地ではない。そして、俺たちにはモビルスーツがいる。鋼鉄の巨人がだ。
俺の身体能力が巨人の一部の力を使えるにしても所詮は生身だ。だから、モビルスーツはいる。絶対にだ。
それを奪うためには武器がいる。手先が器用な奴らを集めないといけない。俺は整備のために何回もエルディアの武器もマーレの武器もマーレが鹵獲した対巨人用通常兵器も見てきた。ある程度構造はわかってるし、この世界のほうが技術が上なのはわかっているからなんとかなるはずだ。
俺もよく全容はわからないがそれでも似たようなものがあるのは知っている。宇宙服と姿勢制御装置、それとガス管を合わせれば立体機動装置は作れるはずだ。
そして、モビルワーカーの速やかな奪取と対モビルスーツ兵器はいる。モビルスーツが来るかもしれないからな。
「そうか、巨人の戦闘か。」
アルミンや兵団がやっていたことを思い出す。高速でワイヤーを打ち出し、倒れさせるのとその足止め中に立体機動装置で近付いて、再現した雷槍を撃ち込み倒せば生身でもなんとかなる。俺に雷槍を突き刺すのはミカサにだってできたからな。
『ライナー、お前とミカサは違うだろうが。気持ち悪いこと言うなよ。』
エレン、お前の言うとおりだ。ミカサと俺の違いは圧倒的なフィジカルにある。しかし、生身でも鎧の巨人の力を一部使えるのならば話は別だ。立体機動装置と巨人の力、これこそが最強の兵士なのではないか?
『まぁな。ミカサは強い。そして、ミカサは‥‥。』
いや、それはいいと思う。エレン。俺はミカサに対して別に何かを思ってるわけじゃ‥‥。
『ミカサに何も思わないというのはミカサに失礼だろう?ライナー。お前はそういうやつなんだな。』
なんだよ、エレン。結構喋るんだなお前。そのミカサの話は置いておく。立体機動装置による戦闘、俺たちはモビルスーツによるトレーニングは受けている。更に言えばモビルスーツの戦闘、無重力トレーニングや空間把握能力訓練は立体機動装置の訓練に似ている。
ならやって出来るだろう。じゃないといけない。
『そうだなライナー。新しい発想で巨大な敵を倒すのは嫌いじゃない。あの腐った人間の形をした家畜と野獣を駆逐する‥‥正しいやり方だよな。俺は壁の外すべてが野獣に見えたそれにフリッツ王がユミルにやったことは俺には許せなかった。マーレ人のやり方も途中で逃げようとした父さんもだ。平和な世界にいて学校に通ってた俺自身にも座標は色んなことを教えてくれた。それに俺自身もライナー、お前と同じなんだよ。平和な世界とかでは生きていけない。お前と俺は生まれも同じだ。俺の父親はお前の父親より少しだけ父親をしていただけなんだよ。いや、違うのかもしれない。全部あれは俺のせいだ。俺の責任なんだよ。俺の母親が死んだのも‥‥。』
いや、エレン、それは違う。お前の母親が死んだのは俺のやったことによる責任だ。俺が悪いんだよエレン。だからそんなに‥‥。
「何をそんなに考えている?ライナー、やるんだろここで、ここから。ライナーは作って連れって行ってくれるんでしょ、その場所にだったらそのまま、進み続けるしか無いんだよ。前に向かってただ進み続けるしか。俺たちにはそれ以外いらないでしょ?違うのか答えてくれよライナー、ライナー・ブラウン。」
三日月そうだな。俺たちには前を進み続けるしか“道”はない。前もそして今もそうだよな俺にはもうなにもないじゃないかでも静かに眠ろうと自分もできない。あの時、名前を呼ばれたから立ったんじゃない。俺の意志で立ち上がったんだ。だから、エレンも俺が始めた物語と言った。なら、先に進んで道に従うんじゃなく、道を進むしかないんだ。
「あぁ、わかってる。俺たちはこれで自由になれるはずだ三日月。わかってるんだろう俺は走り続ける。」
もう俺はわかってる後悔なんて無いといえば嘘にはなるがそれでも、前を向いて歩くしかないなぜならそれが‥‥。
『そうだなライナー。その通りだ。俺たちはただ歩き続けるしかない自分の背中を押してな。』
あぁ、俺はやるぞ。やってみせる。その先にどんな地獄があっても俺ならできるはずだ。
「違うでしょライナー。俺たちは走り続けるでしょ?俺だっているんだから、ライナー一人じゃないよ。みんなで走るんだ。あの先に。」
なんて温かいんだろうか、俺も今ぐらいアニとベルトルトに話せていたら変わっていたんだろうか?あのときマルコに話していたら?壁の外の真実をそうしたらエレンのあの後も変わっていたのか?
「そうか、全部俺が悪いのか。三日月、今度は間違えないさ。」
俺はいつも間違えるから三日月、お前が側に居て見ていてほしい。エレンもだ。俺が間違えないようにいや、俺が俺自身でした選択や行動に責任を持って戦士としてのやり方で立ち向かうさまを!それが、戦士としてのいや、守るべきものがあるから兵団の兵士としての役割だろ俺は俺が捨てた父のようにはならない。お前と走り抜けてやるよ。この火星という壁の中をお前たちと!見ていてくれよエレン!
「ライナー?なんか悪いものでも食べたの?それともライナー、疲れてるの?」
ハハッ、悪いものを食べたんじゃない。今も、あのときガリアードの代わりに食われていたらと頭をよぎっていたところだ。マルセル、本当にお前は凄いやつだよ。なのに俺は決心したのに揺らぐクソ野郎に成り下がってしまった。いや最初からそうだったんだ。
「あぁ、両方だ。だから、一人にさせてくれ。」
三日月を帰した後に俺は泣いた。それはもう煩すぎて大人に殴り回されるくらいだ。罪に押しつぶされそうになるときだってある。その罪を背負って俺は前に進む。それが俺の生き方だ。死ぬわけにはいかない。俺には三日月や仲間たちがいる。なら、まだちょっとだけ走り続ける義務がある責任もある。
『違うなライナー、走り抜けろお前は壁の扉を壊した責任と義務がある。今も三日月・オーガスの扉を壊して背中を押した。なら、もっと押したやつは進まないといけない。』
だよな、エレン。俺は止まらない。
そして、その日から俺は参番隊としての少ない物資をちょろまかして準備を続ける。あの壁の中の数年やマーレに戻った数年に比べれば早いものだ。周りの子どもたちは俺をライナー、ライナーと慕ってくれる。作戦の準備が出来たときに何人がこの内死ぬのだろうか?いや、一人も殺さない。俺には鎧の巨人の力を一部使えるのだ例え化け物扱いされても鎧の巨人は守るためにある。
そして、そこから数年たった。ある依頼がこの会社に入ってきた。
「お嬢さんの護衛ですか?しかも、あの独立運動をやってるって言う?」
とんでもない規模の革命家を集めたとか言うクーデリアか。
『あの活動は自由になれると思うか?なれないだろうなマーレ人に抗ったグリシャという男がいたが駄目だった。根本的な武力と人員を集めれなければギャラルホルンも黙っていないだろう。だが、抗わなければ鎖の付いた家畜の叫びにしか過ぎない。自由を目指すなら彼女を利用してやれ。』
エ、エレン流石に無関係な女を巻き込むのは‥‥。
「あぁ、そうだ革命の乙女だか、女神だそうだ。地球に送るだけでいい。簡単な仕事だ。壱番隊の補助として彼女の世話をしてやれ。」
確かに運命がやれと言っているような話だ。俺の運命や選択や行動は俺が選ぶのだから、これは絶対的な好機だ。やるしかない。
「はい。ライナー・ブラウンやらせてもらいます!」
俺の目配せに察したのだろう隣りにいるビスケットも声を出す。
作戦の時は今だ。やるしかない。