挿絵に関しての感想もよろしくな!!友人も喜ぶと思います。
腐女子にはやはりこれが効く。(出水、ヒュース、迅さん、風間さんとかが好きらしい)クガ✖︎オサで堕とせると思ったら堕ちなかった。
「こーでらくん!あーそーぼ!」
「今度はなんなんですか。言っておきますがもう絶対に先輩とはスナイパー合同訓練に行きませんよ!」
玄関が開くとすごく嫌な顔をした古寺が現れる。
「えー、つれないな。まあ出禁食らってるから行けないんだけど」
「……それで何のようですか」
「いや、あともう少しで夏休みも終わるじゃん?」
「はあ……そうですね」
心底めんどくさそうに古寺はカズマの問いに答え続ける。
「俺この夏休みの思い出ボーダー関連と宿題しかないんだよね」
「何やってるんですか?」
「だからさ、今日祭り行こうぜ。アクアとかも誘って……そうだ宇佐美とかも誘おうかな?」
「行きます!!」
「……お、おう」
古寺はかなり食い気味に言い、カズマも若干引いてしまう。
集合場所、時刻を伝え次の場所へとカズマは向かう。
◆◆◆
「おーい、来馬先輩!あーそーぼ!」
「カズマくん……来てくれるのは嬉しいんだけどそのやり方はどうにか出来ないかな?恥ずかしいんだけど」
豪邸から来馬は出てくると門前まで歩いてきて人の目を気にするように顔を赤くしながらキョロキョロと辺りを見渡す。
「それでですね来馬先輩。今日祭りがあるんですよ。他の人も誘ったんだけど一緒にどうですか?」
「本当に急だね。一体どうしたの?」
「思い返したら夏休みの思い出がボーダーと宿題しかなかったから」
「予想以上に悲しい答えが返ってきた!!」
「じゃあ来馬先輩も参加ね」
そう言ってカズマは集合場所と時間だけを伝えまた何処かへと行ってしまった。
「ほんと破天荒だなカズマは」
来馬はまるで孫でもみるかのような目をしていた。
◆◆◆
「おーい、アクア!」
俺はアクアを誘いにボーダーへと来ている。アイツはB級に上がってからはボーダーの福利厚生で与えられた部屋で生活をしているのだ。俺もいつかこっちで生活したいものだ。そうすればランク戦も何もかもやりたい放題じゃないか。
しかしいくら呼んでも出てくる気配がない。おそらくまた夜勤をやったんだろう。これで夏休みが終わってから学校来れなくなっても知らんぞ。
「おーい、アクア!祭り!行くか?」
「行く!」
祭りという単語を発した途端中からドタドタと慌ただしい音がして扉が勢いよく開かれる。口に涎跡のあるアクアが飛び出してきた。
「よし、じゃあ絶対遅れんなよ!」
そう言いカズマはまた次の場所へと向かう。
◆◆◆
太刀川隊作戦室
出禁は既に解除されたものの、以前のことがありまだ一回も行っていない。入った時冷たい目をされたらどうしようなどと考えながらも恐る恐る扉をノックする。
「はいはい……って俺に千本ノックされたカスマじゃん」
「先日は本当に申し訳ございませんでした!お詫びと言っては何ですが折菓子です」
「おっ、良いとこのどら焼きかこれ?いいぜ上がれよ」
と太刀川はカズマの持ってきた折菓子の包装をビリビリと破きどら焼きを食べ始める。
「お邪魔します……」
「よお、カスマ久しぶりだな」
「あ、カスマ先輩いらっしゃい。しばらくスコーピオンの練習してなかったですしだいぶ腕も鈍ってるはずなので久しぶりに練習しましょう」
「やあやあ、カスマくん。どうかね久々に真剣勝負でも」
「……あの、なんか濁点が足りない気がするんですけど」
「「「「そうなる原因を作ったのはだれだ?」」」」
深く息を吸って吐き精神を整える。
その場で正座をし、勢いよく頭を地面に擦り付け誠意を込めた土下座を披露する。
「すみませんでした!!」
「よし、こいつも反省してるし許してやるか」
「そうですね。出禁解除されてすぐ来なかったのはいただけないですが」
「俺はよく分かんねえけど良いとこのどら焼き買ってきたし俺はいいぜ」
「まあ私も少しは悪いしね。ごめんね、次からはもうしないよ」
「いや、是非お願いします!!」
「……やっぱ反省が足りないんじゃないか?太刀川さんまた反省を促す千本ノックお願いしますよ」
「えー、嫌だよ。こいつ弱いし戦っても楽しくも何ともない」
「じゃあ俺がスコーピオンでビシバシやっても良いんですね?」
「おいおい待てよ京介。俺も久々にこいつとアステロイドで戦いたい気分なんだ。こういう時は先輩を立てるのが常識だろ?」
「はい、ですから先輩であるカズマ先輩に頼まれたスコーピオンの修行の続きをするんです」
「いや俺的にはもうスコーピオンはやりた……」
「やりたいですよね?……先輩?」
笑顔でそう問いかけてくるが京介の目が全く笑ってない。
「はい!やりたいです!!」
京介の圧力に屈したカズマはそうしてスコーピオンの模擬戦を始める。
右手にスコーピオンを出してはジリジリと距離を詰める。
やがてあと数歩で互いのスコーピオンが射程に入るという所、カズマが仕掛けた。
一歩大きく前に踏み出して、右斜めから斬りかかる。
京介は軽く後ろに下がり避けては返しの一撃を繰り出す。それを大きく下がっては避け、下がりざまにスコーピオンを投擲する。
回転しながら京介に向かって正確に飛んで行くスコーピオンは容易く弾かれ、京介は一歩一歩を強く踏み出しカズマと距離を一気に詰め一撃を繰り出す。
カズマもそれを見越して新しく出したスコーピオンで受ける。そして鍔迫り合いの末カズマのスコーピオンが弾かれ胴体がガラ空きとなってしまい、胴体にスコーピオンが刺さった。
『戦闘体活動限界』
2試合目
最初は先程と同様に距離を詰めては斬り合いが開始される。
それを避けたり、避けきれないものは体から生やしたスコーピオンで受けては反撃のチャンスを伺う。
防御に徹底すれば京介の攻撃をなんとか捌ききれる。
が、攻める気が一切感じられないカズマに対し回し蹴りが飛んで来る。
ダメージはないもの吹き飛ばされ視界がぐわんと歪んだ。
地面に体が着き、視界が正常に戻るとそこにはスコーピオンが映っていた。
投擲されたスコーピオンが脳天に突き刺さる。
『戦闘体活動限界』
3試合目
今度は開幕速攻でスコーピオンを投擲。それと同時にカズマは駆け出す。
投擲されたスコーピオンはやはりいとも容易く弾かれるが、それと同時に新しく手元に出現させたスコーピオンで斬りかかる。
しかしそれもヒョイっと簡単に避けられてしまう。そして下りざまに振られる一撃で利き腕の右腕が手首から先をスッパリと切り落とされた。
「くっそ!逃すか!」
そのまま距離をとって仕切り直そうとする京介に対し一歩、二歩と足を踏み出し、スコーピオンを生やした右腕を前に繰り出す。
確かにそれは京介を捉えていた。がしかし届かない。先ほど切られた腕分のリーチが足りなかった。京介の胸部をわずかに掠っては空を切る。
そして渾身の一撃も外して隙だらけとなったカズマに無慈悲にもスコーピオンが降りかかる。
『戦闘体活動限界』
◆◆◆
「まだ粗がありますけどまあ一応ギリギリ合格って所すかね。B級下位とC級上位の間くらいの実力にはなってると思いますよ」
と30戦30勝した京介さんはそう慰めてくる。
とはいえカズマはそこそこ京介に対してダメージを与えられていたし、やられるまでの時間も伸びており成長を感じられる。
まあどれも致命傷には程遠いものではあったが。
「俺B級なんだが?」
「まあまあ、この前の時は実力D級隊員でしたから随分成長してますよ」
「入隊すらできてねえじゃねーか!!」
「冗談っす。スコーピオン500Pくらいの実力はありましたよ」
「お前まじで覚えとけよ!いつか絶対負かしてやるからな!」
「だって先輩俺の意表つけたのってスコーピオンの投擲くらいですよ?ほんと飛び道具の扱いは手慣れてますね。そこだけはB級に匹敵してますよ。いっそのことスコーピオンシューターって名乗ります?」
「こっの!!……まあでも成長はしてるんだよな?」
「はい、正直このレベルに来るのはもう少し後だろうと想定してました」
防衛任務や最近のランク戦ではスコーピオンを使う機会が多かったためか多少は扱いが上手くなっていたようだ。
「おっし!ならいいや。それより応用技早く教えてくれよ!!」
京介のからかいはちょっと気に食わないが応用技を覚えられるってなら我慢してやろう。
「では次は応用技を説明しますね。まずこれが
そう言って得意げに右腕の両サイドからスコーピオンを生やして見せる。がこれは嵐山隊の時枝さんに教えてもらったものだ。
「知ってる」
「……ではこれがモールクローです」
「……おい」
「……はい」
「それこの前俺がやったやつだよな?」
「はい」
「謀ったな……謀ったな京介ぇぇ!!!」
この後、まだ知らない応用技のマンティスと呼ばれるスコーピオンとスコーピオンを繋ぎ合わせて鞭のように伸ばす両攻撃を見せてもらった。
のだが。
「これがマンティスです。リーチもあってウネウネさせられるのでシールドを掻い潜って相手に当てることもできますよ」
「おお! まさに必殺技って感じだ! バックワーム使っての奇襲とか便利そうだな」
「使えませんよ?」
「はっ?」
「スコーピオン+スコーピオンのフルアタックなんで他のトリガーは使えませんよ」
「シールドも?」
「シールドも」
「欠陥品じゃねえーか!!」
唯一役立ちそうだったのはスコーピオン一つだけでマンティスの劣化版をやって多少リーチを伸ばすことだった。それ以外は本当に無意味であった。
「……応用技教わる必要なかったじゃん。俺ただ素振りさせられただけじゃん……」
「おっ、終わったか。今度は俺と射手同士勝負しようぜ!」
すっかり意気消沈して仮想戦闘室から出てくるカズマに出水にそう声をかける。
◆◆◆
出水と勝負を始めてからかれこれ数十分。0勝、30敗と未だに勝てそうにない。
「おいおいどうしたどうした? この調子じゃあ1勝も出来ないんじゃないか?そろそろ単トリガーのみだったら一回くらい勝てると思ったんだが俺の見込み違いか?」
なんならこっちは1トリガーでお前はフル装備でやってみるか、と煽る出水。
「なんだとこの野郎!上等だ単体トリガーだけでも勝ってやんよ!」
ちなみに最初の5戦はシールドありで戦ったのだが余計に勝てなくなり1トリガーのみで勝負しようという事にした。
「よっし、じゃあ少し休憩したらもう一戦だけやるか」
そう言って仮想戦闘ルームから出て冷蔵庫からジュースを出してはグビグビと飲み出した。
◆◆◆
「よっし、じゃあ行くか」
「ぜってー負かしてやるよ!」
試合開始の合図と共に両者は利き手にトリオンキューブを出現させる。
「アステロイド!」
「アステロイド!」
出水は通常設定のアステロイドを分割し放つ。
カズマはどうせ火力に振っても避けられるだけだと諦め射程も20メートルくらいまでに絞り弾速に極振りした弾を飛ばす。
それを出水は後ろに大きく下がる。
放った弾は射程が足りず、出水に当たる前に消えてなくなった。
そしてカズマにとっては1発1発が即死級の弾が何発も襲いかかってくる。それをなんとか必死に避けては小道に逃げ込んで射線を切る。
「アステロイド!アステロイド!アステロイド!」
出水は威力にリソースを振った弾をばら撒けてカズマの隠れる住宅地へ向けて撃ち出す。
カズマとの戦闘で警戒すべきは置弾と奇襲だ。ならそれを行うための遮蔽物を壊していけば良い。
そうやって、あわよくばキルを狙いつつもカズマの味方となる遮蔽を悉く潰していく。
そうしているとカズマは負け惜しみに、辺りにばら撒いていた置弾で出水へ牽制射撃をして住宅の破壊を抑えようとする。
しかしそんなもの出水に対しては全く意味をなしておらず遮蔽物はどんどんと減っていく。
こうしていれば次第にカズマは劣勢になっていき、表に出ざるを得なくなった。
「食らえや!!」
ようやく姿を現したカズマが建物の上から4×4×4に分割した計64発の弾を撃ち出し弾幕を形成。
それを出水はヒョイっと後ろへ避けると何かが足にぶつかる感触と共に体勢が崩れた。
出水が避けた先には、出水が壊してできた瓦礫に紛れて置弾がまきびしのように置かれていたのだ。左足は吹き飛び右足も穴だらけだ。
そして倒れる先にも無数の置弾がありこのまま倒れこめばベイルアウトだ。そうは行くかと残った右足で踏み留まる。
倒れる事は防げたものの、左足は足首から先が消え、踏みとどまるために使った右足は膝先までを喪失し、出水は機動力をほぼ失ってしまった。
思い返してみれば、先程カズマの撃った弾は前方に弾が集中していた。しかも避けやすいように弾を高速弾に調整していなかったのだ。いや、もしかしたら置弾に誘導できずに当ててしまった場合倒せるように威力重視にしたのかもしれないが。
そして出水が油断して特に何も考えずに避けたかったまんまと回避先を誘導されてしまったのだ。
そして威力99.8、射程0.1、弾速0.1に設定された高威力の弾丸を自ら踏んでしまった。
(またあの時と同じく誘導されたってことか……クソッ、こいつ!やっぱおもしれーな)
そうニヤリと笑みを浮かべると、カズマに追撃させないためのアステロイドを散らして放つ。
機動力の無くなった出水へ追撃を仕掛けようとしていたカズマもこれにはたまらず大きく飛んで回避する。
しかし欲張ってキューブ片手に深追いをしたカズマは完璧には避けきれず弾が数発掠る。そして掠っただけで左腕と左脚に大きな穴ができた。出水ほどのトリオン量となると一つ一つの威力がバカにならない為掠っただけでこれである。クソゲーもいいところだ。これで一歩リードしていたカズマが一気に不利になってしまった。
だがただでは転ばないのがカズマである。
回避する前に、持っていたキューブをその場になんとか置くことに成功した。まだ分割も弾の調整も間に合っていないが、確かにその場に設置できたのである。
「食いやがれ!俺の置弾!!」
その1発の弾丸は機動力の死んだ出水に向かって一直線に飛んでいく。シールドがあれば造作もなく対処は可能だ。だが今はシールドは使えない。勝つにはこれをなんとしても避けなければならない。
避けようとして地面に横になれば飛んで来る弾は避けられるが辺りに散らばっている置弾にミンチにされて負けだ。
(ほんといい趣味してやがるな)
幸い先ほど放った牽制弾でカズマはまだ追撃できない。
これを回避出来れば思いっきりアステロイドをぶちこめば勝てる。そう出水は大雑把に、そして現状できるであろう最良の勝ち筋を思い浮かべる。
もう付近にはまともな遮蔽物はほとんど残っておらず先程のように威力特化のアステロイドを乱射すれば出水の勝ちだ。
今飛んできてる弾を出水が避けられるか。これでこの勝負が決まる。
やるしかない。残った左膝を使って無理やり跳ぶのだ。
出水は集中しタイミングを見計らう。
␣
(それにしてもカズマもだいぶ上達したもんだ。あの一瞬でここまで正確にこっちに飛ばしてくるなんて。射撃の腕自体は既にB級でも上の方だろ)
タイミングを見計らうために飛んで来る弾を見ながら、そうついつい考えてしまう。
(来た!このタイミング!)
膝を使って大きく飛ぶ。そしてすぐさまアステロイドを出しカズマが逃げた方へ撃ち出そうとする。が……
「なっ!……ハウンド!?」
避けたはずの弾が出水の下を通り過ぎた瞬間、急に曲がりだしたのだ。
そして背中から胸を貫かれトリオン器官を破損される。
『戦闘体活動限界』
今度はあの時と違い完全に読み負けてしまった。
そういえば今回カズマはアステロイドと一度も言ってないな。つまり追尾設定を切ったハウンドで戦ってたってことか。
あいつのトリオン量じゃ変えても威力に違いが無さすぎて気付けなかった。
◆◆◆
危なかった。出水がジュース飲んでる隙にハウンドに変えてなかったらあの後すぐにトリオン漏れで負けてた。
ずっと追尾性能を切って戦ってたから流石の出水でもハウンドとは思うまい。
これまで何百と負けてようやくA級に一勝できたのだ。
めっちゃ嬉しい。
「おうおう、カズマくーん。ハウンドとはよくもやってくれたな!」
「いやいや、ちゃんとアステロイドからハウンドに変えたんでルールは破ってないですよ? 単体トリガーですし射手同士の戦いって事自体はあってるじゃ無いですか?」
「……分かってるがお前にドヤ顔で言われると腹立つ」
「なんと言おうが今回ばかりは俺の勝ちだ!いや〜もうA級倒しちゃうなんて怖いわ〜。自分の才能が怖いわ〜」
「おいおい、一回勝っただけで調子乗ってんじゃねえよ。次はハウンドの力技でねじ伏せてやるからな」
「やめてください負けてしまいます」
そうやって言い合っていると互いに顔を見合わせ何がおかしいのか腹を抱えて笑い出してしまった。
そうしてもう勝負する気分じゃ無くなったのか2人は仮想戦闘室を後にした。
いやー、もう4万回も見られてる。すっげー!以前の作品じゃこんなに行かなかったのに。設定も割と凝って作ったのでこの伸びは嬉しい。
このまま伸びてファンアートとか来ないかな……
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C級隊員編で面白かった話教えてください。
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1話この厳しい試験に合格を!
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2話この新入隊員に洗礼を!
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3話このC級隊員に勝利の栄光を!
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4話このC級隊員に弾バカを!
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5話このC級隊員にも狙撃手を!
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6話この狙撃手たちにハーミットを!
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7話このロクでもないランク戦に終止符を!
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8話このランク戦に菩薩様を!
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9話この愚か者に制裁を!
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閑話