この素晴らしいボーダーに入隊を!   作:こしあんA

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いやB級ランク戦詰まってる。
何が詰まってるかって作戦会議で詰まってる。先に戦闘シーン書いてから後に作戦会議書いた方が良いかもしれない。
後ストック7話しか無いぞ。


第14話 この残り僅かな夏休みを満喫せよ!②

出水との戦闘を終えてドッと疲れが出たカズマは椅子に座っては机にもたれこむ。

 

「はい、どうぞ先輩。しかし単体トリガーでとはいえよく出水先輩に勝てましたね」

 

カラカラに喉が渇いていたカズマは京介がコップに注いだジュースを一気に飲み干す。

 

「ぷはー生き返る……そうだろそうだろ!基礎練習は欠かしてないからな!」

 

「……攻撃手の基礎練もそんくらいやる気出してくれれば良いんですけどね」

 

「嫌ですぅ!!あんなのもう二度とやりません!!」

 

「まあ、こっから先は実戦もやらないと伸びないと思うんで良いっすけど」

 

「それにしてもまさか祭り行く約束しようとしたらこんなことになるなんてな……そうだよ!祭り!お前らを祭りに誘いにきたんだった!!」

 

そう言ってカズマはようやく本題に入る。

 

「なんだ俺たちと祭り行きたかったのか?」

 

「えー、カズマくん私のことエッチな目で見てくるからなあ、変なことしてきそうだしどうしようかな〜」

 

たしかに国近先輩が浴衣を着たらそのボインボインはどうなってしまうんだ。

国近先輩の浴衣姿は絶対に見たい。

 

「……お前分かりやすいくらい顔に出るな」

 

鼻の下が伸びきったカズマに呆れながらに出水はそう言う。

 

「なっ、高校男子はこんくらい普通ですよ!それに手を出すわけないじゃないですか!国近先輩が浴衣を着たらどうなるのか見たいだけですよ!!」

 

「まあヘタレだもんなお前……はあ、こんな奴に負けたって思うとなぁ」

 

「へ、ヘタレちゃうわ!」

 

「で何で急に祭りなんですか先輩?」

 

「いや、夏休みの思い出がボーダーと宿題しかなくて……」

 

「ズッゲー悲しい答えが返ってきたな」

 

「可哀想だから行ってあげる?」

 

「「「賛成」」」

 

「あっ、ちなみに他に友達も誘ってますよ。全員ボーダー関係者なんですけどね」

 

「「「「友達いたんだ」」」」

 

「おい!」

 

そうして俺の心はボロボロに砕かれるもの約束することは成功した。国近先輩の浴衣姿を見れるなら必要経費と思える、はずだ。

 

そうして俺は次に玉狛支部へと向かった。

 

 

「おーい、宇佐美ちゃん!あーそーぼ」

 

「ん?ああ、カズマくん。どうしたの急に」

 

「いや、ボーダーの知り合い集めて今日祭り行こうとしてたんだよ。で宇佐美もどうかなって」

 

「ほほう、いいね!で、他には誰が来るのかな?」

 

「古寺、来馬先輩、アクア、あと太刀川隊のメンバーかな」

 

「うわ、すごい変なメンツ。楽しそ〜、私も行く!」

 

「お祭り!今お祭りって言ったかしら!!」

 

玉狛支部の中からドタドタと慌ただしくアニメ声をしたロングヘアーの女性がやってくる。

 

「……あんた誰?」

 

「この人はね佐藤カズマくんだよ」

 

「あー。宇佐美が親切に教えてあげた挙句、宇佐美の大事なものを壊したって言う最低男ね……ってこいつが!?」

 

と激昂した女性がカズマの胸ぐらを掴みかかってくる。

 

「ちょ!宇佐美なんてこと言ってんだ!!」

 

「えー、だって間違ってはないじゃん」

 

「大いに間違ってるわ!」

 

「黙りなさい!あんたのその腐った性根を叩き直してあげるわ。栞仮想訓練室の準備して!」

 

「ラジャー!」

 

「おいおいおい、勝手に話を進めんな!……ちょっ、痛い痛い痛い!!引っ張んな!」

 

抵抗して逃げようとするも、小南に力で負けてそのまま玉狛支部へとズルズル引っ張られていく。

 

(俺、女子に負けるくらい力無いのか!?)

 

 

 

 

そのまま仮想訓練室まで連れていかれ互いにトリオン体に換装する。

 

「このアマ!絶対泣かしてやるからな!いくらB級上がりたてとはいえA級一位部隊の出水に一回は勝ったカズマさんだぞ!!」

 

「はあ?あんたなんてそこそこ隠れることしか脳のないフナムシでしょうが!分かりきった嘘付くなんてやめたら?」

 

「まあまあ、それじゃ試合開始〜」

 

「アステロイド!」

 

試合開始と同時に弾速70威力20、射程10の高速弾を放つが、それらを全て躱され、一瞬のうちに距離を詰められ、右手に持った小斧で首をバッサリと切断された。

 

 

 

 

2戦目

 

再び高速弾を放つ。

高速弾は一つたりとも当たらないものの、今度はさらに弾を分割させて弾幕を張り小南の行動を制限し、カズマの理想通りの位置に誘導できた。小南は速いがここまで一直線に突っ込んで来るなら俺も対策できる。

小南が俺と5メートルほどの距離になると同時に目の前に低速弾のバリケードを張る。

しかし、それを見るや否や両足で急ブレーキしたかと思うと勢いよく飛んだ。

そして低速弾のバリケードを飛び越えてカズマへと接近する。小南の持つ二つの小斧がカズマを射程に捉えた。

 

「シールド!……ぼへっ」

 

頭上に振り下ろされる小斧をなんとかシールドで防ぐも、もう一本の小斧が側面からカズマの首を切断した。

 

『戦闘体活動限界』

 

 

 

3戦目

 

戦闘開始と同時に後退しつつ高速弾とハウンド(拳)による多角的な攻撃による多方向からの弾幕を張るも避けるか小斧で弾くかで全てを躱されてしまう。

気づけば小南は小斧の間合いに入っていた。

そして先ほどと同じように二つの小斧がカズマを襲う。

 

「シールド!」

 

シールドで一撃目をなんとか防ぎもう一撃もスコーピオンで受けきる。

 

京介との辛い地獄のようなスコーピオン修行のおかげでなんとか防ぐことができた。アレがなければ反応すら出来なかっただろう。

京介の一撃でもこれの数十倍は受けやすいぞ。

 

こいつの一撃は一つ一つにかなり神経を割いてようやく避けれるような次元だ。

まるで太刀川さんと戦わされた時のようだ。

だがこの調子ならまだやれる。

 

しかしカズマが抵抗できたのはそこまでであった。

 

やっと攻撃を受け切ったと思うのも束の間、小南がカズマを蹴り飛ばし間合いを取る。

そして下がり様に持っていた小斧を一つ投げ、カズマの頭を薪のようにカチ割った。

 

『戦闘体活動限界』

 

 

 

その後もカズマは惨敗し続けた。

しばらくするとスコーピオンで防ぐ事も出来なくなり、シールドも通用しなくなっていた。

しかも小南はシールドを一度も使わず被弾もしていないのだ。さら言えばあの斧二つ以外のトリガーを使ってもいなかった。

これまでの相手とは根本的に何かが違うように思える。まるで獰猛な肉食獣と相手してるようだ。相手の考えが全く読めない。おそらく考えるよりさきに体が動いてるのかもしれない。

 

こっちが必死に考えてる策を力技でねじ伏せられているかのようだ。

 

 

 

そして100戦100敗をしたカズマはようやく模擬戦から解放された。

 

「すみません、倒すとかおこがましいこと言ってすみません。いっそ殺してください。こんなゴミクズ生きてる価値なんてありません。私は最低な男でございます。」

 

ランク戦が三度の飯より好きだったカズマだったが、ここまでやられると流石に泣いた。ボロボロ泣いて精神が折れてしまった。

 

「あらら、相当メンタルやられちゃったね……」

 

こんな状況にしてしまった宇佐美もかなり罪悪感を覚える。

 

「ふーん、フナムシの割にはまあまあだったわね」

 

「あのね実は……ゴニョゴニョ」

 

話の真相を聞いて青い顔をしだす小南。

 

「まじ?」

 

「まじ……その……つい出来心で」

 

「栞のバカ!ちょ、カズマくんだったわよね?ごめんなさいその……」

 

「いいんです……トリオン体とはいえメガネぶっ壊したのは事実だし……もう俺みたいなゴミ生きてる価値もない……だからカスマだのクズマだの言われるんですよ……もう早くさっきの小斧で俺の頭をかち割ってください」

 

「でもその原因作ったのは栞じゃない!ごめんなさい、ああ……泣かないで!」

 

小南は必死にカズマを泣き止ませようと背中をさすったり、頭を膝に乗せ頭を撫でたりしてなんとか宥めようとする。

 

 

 

数十分後

 

宇佐美は小南にゲンコツをくらい、小南は自分がカズマをこんな風にしてしまったという責任感から膝枕をし、頭を撫でて宥め続けている。

 

そしてカズマはというと。

もうすでに立ち直っており、今は味を占めてこの役得シチュエーションを最大限満喫しようとしていた。

 

膝から伝わる女の子特有の暖かさが心地よくいい匂いがする。そして、小南の包み込むような母性が俺をを狂わせる。

 

「カズマはできる子よ。B級上がりたてで私の攻撃を何度も防いだじゃない。そんなに落ち込まないで自信を持ちなさい」

 

「でも……」

 

「大丈夫よ私はボーダーの中で最強なんだからそれに食らいついてたカズマは十分すごいわよ。だからめげないで……ヨシヨシ」

 

と、このように弱ったフリをして散々小南に甘やかしてもらっているのである。

今の状態ならいろんなこと要求しても大抵のことはやってくれるのでは無いか。

 

「うんうん、もっと褒められたら立ち直れそう……」

 

「本当!?」

 

「……なんかカズマくんもう立ち直ってない?」

 

「あんたは黙ってなさい!」

 

「あと小南の膝に顔を突っ伏して深呼吸したら立ち直れそうな気がする。あとその胸で抱きしめてくれたらさらに立ち直れる自信がある」

 

「本当に!?」

 

「あとね、あとは……ん〜」

 

「ねえ、絶対もう立ち直ってるって!もうすでに邪な心見えてるって!」

 

「小南ぃ〜また宇佐美がいじめてくるよ〜」

 

「おー、よしよし。そんなに怖がらなくても大丈夫だから。私が守ってあげるわ」

 

小南はまるで母親のようにカズマをあやす。

 

「へええ……へっ!」

 

頭を撫でられては頭をスリスリしては、宇佐美を見て鼻を鳴らした。

 

「こ、こいつ!!」

 

しばらくは小南の膝枕を楽しんだカズマは2人と祭りの約束をし、満遍の笑みで玉狛支部を出て行く。

 

「またなんかあったら来なさいよ!」

 

「おう、ありがとう小南マ……小南!!またなんかあったら勝負しような!」

 

「今確実に小南ママって言おうとしたよね!?」

 

カズマに対して過保護になった小南に、宇佐美は腹を膝で突かれ地面にうずくまる。

 

「なん……で。私が……」

 

 

 

危うく小南にバブみを覚えてしまいそうになったが俺は至ってノーマルだ。赤ちゃんになりたいなんてそんな特殊性癖なんてありはしない。

が、あれはあれで悪くない。

 

 

 

◆◆◆

 

「ちょっ!この人冬眠カード使ってからキングボンビーとかエグすぎますよ!!」

「このくらいまだ序の口だよ……」

「いつも何されてるんですか……」

「よし、次はWe Partyでもやるか」

 

そう言って持ってきたケースのカセット群を漁る。

ちなみに来馬の家にはカズマが持ってきたカセットがいくつか置いてある。基本はみんなでワイワイできる系のポピュラーな格闘ゲームやパーティーゲームなどである。

その中で古寺達が勝てるゲームといえば知識勝負に持っていけるクイズゲームくらいなのだが。

 

「せめて銃撃戦ゲームにしましょう!それ以外だとクイズゲームくらいしか勝ち目が見当たらないです!」

 

ちなみにそのクイズゲームも出る問題の傾向を完全にカズマが覚えてしまった為勝てなくなってきている。

まさか文章の一行目が開示された地点で解答するとは古寺達も思わなかった。

 

 

「無駄だと思うけど……僕それで勝った試しないもん。本職のガンナーなのになあ……」

「2対1でも構わないぞ。銃撃戦ゲームも立ち回りだけならガンナーで戦う時の参考になるしな」

「たまにカズマと戦うけど射線管理が上手いって思ってたんだけどそれが原因!?」

「なんか先輩が狙撃手にすんなり適応できた理由が分かった気がします……」

「いや硬派なゲームはあんまやらないからスナイパーは難しかったぞ。弾1発1発金かかるしハッピートリガーとしてはあの手のゲームはあんまやりたく無いな」

 

「なんですか弾1発1発にコストかかるゲームって!それゲームですか!?」

「あるらしいよ」

 

 

その後集合時間になるまでカズマは古寺と来馬先輩の家でゲームをするのだった。

 




シン・ウルトラマン見た。面白かった。
次はククルスドアンの島と異世界カルテット見てきます。
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C級隊員編で面白かった話教えてください。

  • 1話この厳しい試験に合格を!
  • 2話この新入隊員に洗礼を!
  • 3話このC級隊員に勝利の栄光を!
  • 4話このC級隊員に弾バカを!
  • 5話このC級隊員にも狙撃手を!
  • 6話この狙撃手たちにハーミットを!
  • 7話このロクでもないランク戦に終止符を!
  • 8話このランク戦に菩薩様を!
  • 9話この愚か者に制裁を!
  • 閑話
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