この回は前回も含め私の煩悩で構成されているのでお気を付けて。あと次の話以降はこんなことやらないので。
小南ママ、私の好きな言葉です。
国近、私の好きな言葉です。
ファンアートこないかな。
集合時刻5分前
集合場所の祭り近くの公園に、誘った連中が段々と集まってくる。
アクアは1番遅れてくると思ったが予想を裏切り1番早く来ていた。そういえばこういうイベントごとはいつも早く来ていた記憶がある。
「おし、全員集まったな」
アクア、来馬先輩、古寺、玉狛の宇佐美に小南。そして太刀川隊の太刀川さん、出水、鳥丸、国近先輩。
「やっぱボーダーの女子って可愛いよな。めっちゃ浴衣似合ってるじゃん」
「そうかねそうかね?もっと褒めてくれても構わないぞよ」
「はい、宇佐美先輩。今日は一段と綺麗です」
古寺は少し赤くしてそう言う。
「いや〜辛いわ。溢れ出る大人の魅力を隠しきれなくて辛いわ〜」
「俺はみんな可愛いっつたぞ。見てみろ国近先輩を!」
そう言うと男メンツは俺の指差した先、国近先輩へと向く。
「それはそれで可愛いところなんだが、いつもはゲームばっかしてだらしない感じが、浴衣により大和撫子のような気品を感じる。そしてはちきれんばかりのおっ……へぼっ!」
『おっぱいのラインがくっきりと分かって素晴らしい』と言おうとした瞬間、出水のゲンコツが頭に降り注ぐ
「あれれ、かずまくーん?反省してなかったのかなー?」
「す、すみません」
出水はマジで怒ってる感じでは無いが先ほどのゲンコツはめっちゃ痛かった。
「あはは、誰と絡んでもカズマはカズマだね」
「いや、笑えるようなものじゃ無いですよ来馬先輩!?」
「ちょっとカズマ!私は私は?」
と小南は自分に指を差す。
「いつつ……小南先輩は……」
そう言ってじっくりと観察する。
次第に恥ずかしくなってきた小南は顔を赤くしてやっぱいいと言ってそっぽを向いた。
「カズマさんカズマさん!私は?」
そう言ってアクアは腕を組んで自信ありげな顔をする。
しかしこいつの浴衣は見慣れてしまってるので特に何も感じない。可愛いのは認めるが中身がなあ。
「馬子にも衣装?」
「なんでよぉぉ!!みんなばかりチヤホヤ褒められてズルい!私ももっともっと褒められたい!!!!」
「ちょっ!やめろって浴衣脱げるだろうが!!」
「アクアちゃんも似合ってて綺麗だよ」
優しさの化身来馬先輩はアクアにそう言って宥める。
「そうですよアクアさん。十分綺麗です」
「見てくれはいいぞ」
と来馬先輩にもっと励ませとアイコンタクトを送られた古寺と出水はそう言う。
「アクシズ教徒じゃ……むぐぐ」
「はいストップ太刀川先輩」
『無ければ満点だぞ』と言おうとした太刀川を烏丸が口に手を当てて封じる。
そしてそれぞれ数人に分かれて祭りを楽しみはじめる。
古寺、カズマ、来馬達
「お、射的じゃん。やろーぜ」
「いいですね。やりましょう」
「じゃあ僕はスナイパー2人のお手並みを拝見させてもらおうかな」
そして古寺と俺は料金を払う。防衛任務でたんまりお金はもらっているんだ、ここは惜しまず50発ほど購入してやる。
「どっちが多く落とせるか勝負するか?」
「いいんですか?射撃の腕は僕の方がまだまだ上ですよ?」
メガネをクイッとしながらこちらを挑発する古寺。
「上等だ!どっちが上かここで白黒はっきりつけようじゃねーか!」
「はっ、いくら多彩な先輩でも僕には勝てないでしょう!」
そして2人は念入りにコルク銃の様子を確認する。その姿はまるで一流の狙撃手かの様。そしてあるものを取り出し、コルクの弾をいじり始める。
「……2人ともなにやってるの?」
「「ワセリンぬりぬり」」
「いや……えっ、なんで?」
「知らないんっすか来馬先輩?コルクの凸凹をワセリンで塗って空気抵抗を無くすんすよ」
「へえ、2人とも物知りなんだね」
「「それほどでも」」
そして2人はみるみる的を落として行き、落としたものが増えるのに比例して店主の顔が真っ青になっていく。
が、的がゲーム機など大きな景品ばかりとなってくるとコルクの残弾だけが減って行った。
「よし古寺!」
「ええ!」
「やっぱボーダー隊員たるもの協力だよな!」
「はい。せーのでいきましょう!」
互いにボルトを引いては、ワセリンを塗ったコルクを銃の先っぽに詰めては狙いを定める。
「「せーの!」」
2人の放ったコルクは景品のゲーム機の箱の右角に同時に当たり、動き出す。景品は右に斜めった。
「「せーの!!」
今度は左角に当たりまたゲーム機の箱が後退する。
「「せーの!!!」
そして今度はコルクの弾がゲーム機の箱の中央に当たりさらに後退する。そしてバランスを崩した商品は地面へと落ちた。
「「「「うおおおお!すげーー!」」」」
気がつくと俺たちを囲んで観客ができており歓喜の声が上がる。
その後も協力して撃ちまくっていると、弾が尽きるよりも先に商品が無くなった。
「いやー大量大量!」
「楽しかったですね」
「いや、ドン引きだよ!!店主の人すごい涙目だったよ」
「いやあれ重し入ってましたし自業自得ですよ。やっぱ悪いことしたら全部返ってくるってことですね」
「先輩がが言うとすごい説得感ありますね。経験者は語るってやつですか?」
誰にも見られないようコッソリと箱を開けると俺と古寺の予想通り重しが入っていた。
古寺に相槌を送って来馬の気を引いてもらっている内に店主に『黙っててやるから取った商品半分と使った金全額を取引しよう』と持ち出した。
店主が余りにも渋るようなので『あの大量にいる観客の前でこの箱の中身見せるぞ』て言ったら快く受け入れてくれた。
あの店主は判別の付く良い人だ。
「おっ、スイッチもあるじゃん。これ来馬先輩の家に置きますね。これで最新のスマブラができる」
「いいですね」
「僕の家にドンドンゲーム機が増えてく……でもいいの?せっかく取ったんだからカズマの物にすればいいのに」
「俺が持ってないとでも?ゲームガールから最新のPS5までなんでもござれですよ」
「それもそっか」
その後、ボーダー隊員出禁と書かれた射的屋が続出したのは別の話。
◆◆◆
その後古寺たちと別れブラブラ歩いていると太刀川隊の連中と出会した。
「ん?お前らなにやってんの?」
「おお、カズマか。いま運試しにくじ引きやってるんだけどお前もどうだ?」
太刀川隊はちょうど1人ずつ引き終えた所らしい。結果はみんなスカの6等で景品の飴ちゃんを舐めていた。
「いいのか?俺は運だけのカズマさんってソシャゲ界じゃ有名なんだぞ」
「それ言ってて悲しくならないんすか先輩?」
「え〜すごい羨ましいよ。後で私のもガチャ回してよ」
「俺のも頼む」
「ふふん、よかろう!」
そう言ってカズマは一回分の料金500円を払い、くじを引く。
「「「「うっわ」」」」
「マジで一等引きやがったぞこいつ!」
「さすが運だけのカズマさんってやつか」
「先輩、今度一緒に商店街の福引行きましょう!!」
「これはガチャの結果も期待できるね〜」
「どうだ!見たかこれが俺の実力よ!」
そう言って一等の景品を受け取ったカズマは上機嫌でその場を後にした。
一等の景品はデザートイーグルの電動エアガンだった。これは外国製のかなりお高い品物で威力も高く飛距離も長いのだ。サバゲーはしないが前々から欲しいとは思っていた物である。しかも充電もバッチリと完璧だ。
あとでガンナー、シューター、スナイパーのみんなで的当てでもやろう。京介も銃手トリガーを入れてるらしいから京介にもやらせよう。
◆◆◆
今度はアクア、宇佐美、小南を見つけたのでそちらへ向かう。
「よお、金魚すくいか……ってどんだけ取ってんだよ!?」
宇佐美は一匹も取れておらず小南は2匹取っていたが、アクアは今にもお椀から飛び出そうなほど金魚を掬っており店主のおじいちゃんは真っ青な顔をしていた。
「よっ、ほっ、とりゃ!!」
みるみる捕まえていき小南や宇佐美のお碗にもパンパンになるまで掬って行く。
「ふう、楽しかったわ。でも飼えないし全てリリースするわ」
そう言うと全てを水槽に戻した。
先程まで青い顔していた店主が正気を取り戻して行く。
「いやー、アクアちゃんすごかったね」
「本当よ。私も宇佐美も全然取れなかったのに」
「こいつ手先だけは器用だからな。のび◯くん並みにあやとりもできるし。それと同じくらい射撃のセンスがあればな」
どこで覚えたのか知らないがアクアは宴会芸もお手のものである。
「アクアちゃんもすごいけどカズマくん……その荷物どうしたの?」
「射的で古寺と協力して全部落として、くじ引きで一等引いた」
「すごい楽しんでるね……」
◆◆◆
「なあ、古寺」
「なんでしょうか出水先輩」
「あいつスナイパーやってた時どんな感じだった?」
射手から狙撃手に移動したことをまだ引きずっているのか出水が古寺にそう問いかける。
すると古寺はカズマとの出来事を思い浮かべては顔がだんだんと曇っていく。
「初めて会った時はこの人頭おかしいなって思ったんですよ。C級でいきなり射手から狙撃手ですよ?」
「だろうな」
ははっと軽く笑う出水。
「……でもおかしいのはそこからでした。初めての合同訓練では、始めたばかりにしては割と上手いなと思う程度だったんです……それが日を追うごとに隠れるのばかり上手くなって途中からはB級の人と僕以外からの被弾がなくなって……次第に僕もB級の人達も当てられなくなっていって最終的には当真先輩、奈良坂先輩、そして噂を聞きつけてやってきた東さん、レイジさん、佐鳥先輩の五名だけでした……」
そう言っては古寺は愚痴に近いカズマへの感情を吐き出し続ける。
来馬は古寺を慰め、出水と太刀川は爆笑して腹を抱える。
「はははっ、それで出禁になったのか!」
「はい、隠れることばかりで誰も撃たなかったんです。挙句の果てにはイーグレットをその場に置いてあたかもそこにいるかのように偽装して、多くのC級狙撃手にトラウマを与えました」
「それで出禁か。あいつ意外と面白いな」
「だから言ったじゃないですか太刀川さん。あいつは面白いって」
2人はツボにハマったのか笑いが止まらず人目も憚らず大声で笑い続けた。
◆◆◆
俺とアクアたちは屋台を巡って色々と食べ物を買い込んでは他のみんなの元へと向かった。
「おっ、カズマ。それきな粉餅じゃんか。一個くれよ」
「まあいいですよ。はい」
太刀川が口を大きく開けるので箸できな粉餅を入れる。
「もう一個くれ」
「もう食ったのかよ!」
喉詰まらせないでくださいよ。と言いながらまた太刀川の口へと運ぶ。
そうしてもう一個もう一個と言われカズマも太刀川の食いっぷりが面白かったのかドンドン太刀川の口に入れていくと、いつの間にか全てのきな粉餅を食べられてしまった。
「って俺の分がない!!」
「悪い悪い、俺の口がお前のきな粉餅を食っちまった。次は磯部焼きを買ってくるといい」
「このやろー!!」
「まあまあ。僕ので良かったらたこ焼きあげるから。ハイ」
そう言って笑顔でたこ焼きをこっちに向けてくる。
やはりこの中では来馬先輩が1番の癒しだ。
「あー、わたしもわたしも!」
そう言ってアクアも口を開ける。
『はいはい』と笑顔でアクアの口にたこ焼きを入れる。
「「うま〜」」
「……なんか来馬先輩がアクア先輩とカズマ先輩のお母さんに見えてきました」
「いや、ペットに餌やってる飼育員だろ」
そう出水が言うとみんなの頭に来馬がペットショップで餌をあげてる姿が容易に浮かんできた。
「カズマ、ほら私のも食べなさいよ」
小南がこちらにイカ焼きを向けてくるのでカズマは首を伸ばして焼きイカに噛み付く。
「うま〜」
カズマがハムハムと食べる姿に小南は自身の中で湧いてくる熱い何かを感じた。
その後カズマとアクアはみんなにご飯を与えられては口に入れるという作業を繰り返した。
◆◆◆
彼らの反応
京介「先輩方相手に言うのはおかしいんですが小動物に餌を与えてる時と同じ感情が湧いてきますね」
出水「アイツらあげればあげるだけ食べてくるの楽しいな。って俺の食う分が無くなった!」
小南「なにかしら、2人に対して内から湧いてくるこの感情は!」
宇佐美「これは……小南ちゃんの気持ちも少し分かった気がする」
来馬「2人とも雛鳥みたいでかわいいな」
古寺「やりませんよ?死んでもやりませんからね!?」
太刀川「?? 俺の分は?」
◆◆◆
「そういえば国近先輩は?」
「そういえば居ないわね」
「……探しましょう」
「「だな変な男に絡まれてるやもしれん」」
「なんで3人は俺の方見てそういうんですかね?」
「カズマは太刀川隊で何したの?」
「イエナニモシテマセンヨ来馬先輩」
そうして俺たちは手分けして国近先輩を探した。
そうしてカズマは人気の少ない場所を中心にしばらく探し続けていると見つけてしまった。
柄の悪そうな男達が国近を囲んでなにか話しているのを。
国近先輩は恐怖からか体が縮こまって俯いている。
まずい、非常にまずい。
これは間違いなく国近先輩の貞操の危機だ。なんとかしなくてはウ=ス異本時間になってしまう。だが他の連中を呼んでる余裕もなさそうだ。
男3人は等々痺れを切らしたのか国近先輩の手を握ってどこかに連れて行こうとしている。
現状思いつく策を考える。
その1
『ごめーん待った。すいません、こいつ連れなんすよ』と言いさりげなく去る。
→見るからに暴力慣れしてる感じなのでそのまま囲まれて確実にボコされる。
その2
飛び込んで国近先輩を掴んで走り出す。
→相手は普段着でこちらは2人とも浴衣。確実に追いつかれる。
その3
俺がアイツらにタックルかまして国近先輩をその隙に逃す。
→確実に俺は殺される。
その4
トリガー使って威嚇する。
→豚箱行き
(やるしかないか)
俺はそっこりと忍足で国近先輩のところへ向かう。
必死に抵抗する国近先輩と目が合う。カズマを見ると絶望していた顔が多少マシになった。
俺は口元に人差し指を立てて静かにと伝える。
そして逃げる方向を指を差して伝え俺は行動に出る。
「あのー、すいません」
「「「あ?」」」
3人がこちらへと振り向く。
「今だ!クリエイトアース!!」
カズマはそう叫んで右手に握っていた砂を投げる。
3人には咄嗟に顔面を腕でガードされ防がれてしまう。だが国近先輩を掴んでいた腕が離れた。
それを見逃さず俺は、男が掴んでいた国近先輩の腕を握り走り出す。
「クソ!追え!!」
「狙撃!狙撃!狙撃!」
懐に入れていた電動エアガン抜き、背後へ向け引き金を3回引く。
放たれた三発の弾は闇夜に紛れて3人の眉間に的確に命中する。急に襲いくる痛みに思わず相手も立ち止まってしまう。
その隙になるべく遠くへと逃げる。生憎走っている方向は人混みとは真逆の方向だ。なんとしても撒かなくてはならない。
「こういうのって女の子抱えて走るのが定番なんじゃ無いの?」
「俺だってできたらやりたいわ!30キロの米袋すらロクに持てないんだぞ!」
「ふふ、全くムードがないな〜」
そう言いながらも国近は笑っていた。
「というよりクリエイトアースってなに?ただの砂かけじゃん」
「うっせ!あれが最良の手なんだよ。本当はカッコよく3人ボコしてお前助けて『きゃー素敵』って言われたいわ!」
「カズマくんはホントカズマくんだね」
もう国近は先程までの怯えた表情はどこにもなかった。
◆◆◆
あと10メートルほどで人混みに逃げ込めるというところで3人と出会してしまった。
3人に気付かれる前になんとか隠れたのだが見つからない保証などどこにもない。
「くっそ!どこいきやがった」
「あいつ全身の骨という骨を折ってやる!」
「てかあいつの目の前でピンク髪の子犯そうぜ」
「「「賛成」」」
カズマと国近はすぐ近くの自動販売機の裏に身を隠している。あまりにも心許ない隠れ場所だがだからこそ相手の意識にはなかった。
男達は周囲の木々や草むらを中心にカズマ達を捜索する。
カズマは自動販売機の裏から顔を出しては3人の姿を伺う。
緊張からかカズマは無意識な内に身体に力が入る。
「ッ!!!」
国近はカズマに抱きしめられる形で身を隠しており、カズマの抱き締める力が強くなり、既に密着状態だったのだが、さらに全身がくっつく事となる。
こんな状況にも関わらず、あまりの事態に国近は顔が熱くなっていくことを自覚する。
これまでに無いほど緊迫した顔のカズマを横目に見ては割と良いかもなんて考えてしまう。
そうしてしばらくすると3人組はどこかへ消えていった。
「国近先輩」
「ひゃ、ひゃい!!」
こちらを見るカズマの顔が輝いて見える。
走った疲れか、極度の緊張からか、カズマから伝わってくるのぼせるほどの体温と高らかに脈打つ鼓動。それらがとても心地良い。
もしかしたらこのまま雰囲気でキスくらいはいっちゃうんじゃないかと考えてはさらに顔を赤らめ国近の心臓の鼓動も早くなっていく。
「……今スッゲー役得ってことに気づいたんでもうちょっと抱きしめてていいですか?なんならもっと胸を押し当てて……」
「ふんっ!」
「おうふっ!」
先程までのドキドキも煌めきも一切消え去り国近のムードは一気に冷めた。
そして先程までの照れぶりをごまそうとカズマの股間に思い切り膝蹴りをした。
「ごめんなさい……調子乗りました。すみません太刀川隊の人にはチクらないでください!!」
カズマはそれはそれは綺麗な土下座を披露した。
「まあ、助けてもらったわけだし大めに見てしんぜよう」
国近の顔はまだほんのり赤かったがカズマは知る由もない。
「寛大な処置恐れ入ります……」
「ふふ、じゃあカズマくん立って」
「はい!!」
そう言われすぐさま立ち上がりピシッと姿勢を正す。
◆◆◆
いつもふざけてばかりでおちゃらけてばかりのカズマくん。でもやる時はやるって分かった。頼りないながらも必死に助けてくれた。
あの時、他の人たちも呼んだ方が良かったはずなのに私が連れていかれそうになったからって一人で助けに来てくれたのだ。
でももう少しムードに気を使ってくれても良いと思う。
でもそれを踏まえて、カズマくんはいつどんな時でもカズマくんのままなんだな思いながら体を寄せて、姿勢を正しながら目をつぶっているカズマの首に腕を絡めて耳元で囁いた。
「助けてくれてありがとう」
そして国近は強く、そして優しく抱きしめた。
そしてしばらくカズマの体温を感じては首に絡めていた腕を離す。
そひて笑顔を浮かべては弾むように人通りの多い方へと向かい、その後すぐにアクアたち合流した。
「国近先輩どこ行ってたの!?心配したんだから」
「大丈夫?どこか痛いところとかない?」
「うんありがとう。大丈夫」
◆◆◆
「ふっ、モテ期到来か」
まだ国近の香りや暖かさが残る中そんな馬鹿なことをカズマはつぶやいた。
「というか股間蹴ったのも照れ隠しか?っふ、恥ずかしがり屋さんめ」
そうカッコつけたつもりで変なポーズをしながら自身で出来る限りのイケボを捻り出す。
「ままー、あれなに?」
「シッ!目を合わせない!!」
カズマは顔を赤くしてみんなの元に戻った。
◆◆◆
最後にみんなで集まってデカい花火を見た。花火なんて見ても別に感銘を受けたりはしないが、みんなと見るのは悪くない。
今日の出来事はカズマにとって絶対に忘れることのない思い出になった。
ちなみに3人組はカズマたちを見失った後太刀川隊にボコボコにされましたとさ、めでたしめでたし。
いやいつかワートリキャラ✖️カズマの怪文書投稿したい。R18展開無しだから番外編として容易に載せられる。
これで読者から離れられたらやばいな。せっかくB級ランク戦書いてるのに。
ぜひコメント、評価、お気に入りお願いします!!
C級隊員編で面白かった話教えてください。
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1話この厳しい試験に合格を!
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2話この新入隊員に洗礼を!
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3話このC級隊員に勝利の栄光を!
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4話このC級隊員に弾バカを!
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5話このC級隊員にも狙撃手を!
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6話この狙撃手たちにハーミットを!
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7話このロクでもないランク戦に終止符を!
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8話このランク戦に菩薩様を!
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9話この愚か者に制裁を!
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閑話