豪快な力でアカデミア   作:妖狐アルル

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この世界の耳郎はロックとスーパー戦隊が好きです。


EPISODE2 ロックな少女

剣視点

 

終わった事だしさっさと帰るか、長居は無用だし。

門から出て近くのパーキングに俺は止めた愛車を出しに行く。

俺の愛車ヤマハ MT-25 ABS、黒に群青のラインの入った前世からの愛車だこの世界にもあって良かった。

 

「あのさ!」

 

俺が愛車に跨っていると、後ろからハスキーな声が聞こえた。

振り向くと耳たぶが特徴的な女性、さっきの試験の時に一緒だった原作キャラの耳郎響香だ。

走ってきたのか息切れもしている。

 

「なんだ?」

「えっと…今時間ある?あるならさ少し話さない?助けてもらったのもあるけど色々聞きたいこともあるんだ。」

 

わざわざ追いかけてきてまで聞きたいことか、時間に関してはまだあるし構いはしないが。

 

「とりあえず移動していいか?料金が増える」

パーキング料金が上がるから話は移動した後だ。

 

移動して今俺達は駐車場のあるカフェに入った、普段からよく来るチェーン店とは違い個人店だ。

店の雰囲気は落ち着きのある木面の床や壁紙、楽器が立てかけてありジャズの流れるお洒落な店だ。

 

「いいとこでしょ?ウチのお気に入りの店なんだ。」

「そうだな…落ち着ける場所だ。」

始めてくる店だがいい店というのはすぐ分かった、通いたくなる店だな。

 

「それで話ってなんだ?。」

「いきなりだね^^;…ウチさ親の趣味でスーパー戦隊もかなり見た事あるんだ、ってか一時期めちゃくちゃハマってた。」

「それで?」

「アンタの個性ってさ、もしかしなくても海賊戦隊ゴーカイジャーのゴーカイチェンジだったりする?。」

 

まさか個性の事とはな、大体予想は出来てたがゴーカイチェンジまで当てられるとは、、いやゴーカイチェンジって言ってたな試験で。

 

「あぁその通りだ、俺の個性は豪快変化テレビで出てたゴーカイチェンジそのままの個性だ。」

「ヤバっ…それ凄いロックじゃん!つまりアバレキラーとかにもチェンジできるってことでしょ?。」

「あっあぁそうだな、ゴーバスターズまでならチェンジ出来る。」

「ゴーバスターズまで!って事はキョウリュウジャーとかにはなれないんだ。」

 

ほんと詳しいんだな…この世界だとスーパー戦隊はかなり前に放送は終了していて知ってる人はかなりのマニアのはずなんだが。

しかし。

 

「ほんとに好きなんだな、スーパー戦隊。」

「もっちろん!ウチはロックも好きだけどスーパー戦隊も同じくらい好きあのキャラ1人1人の違いとかさ 」

 

そっから耳郎はかなりスーパー戦隊に語っていた、同じ忍者モチーフなのに全然内容が違うんだとか恐竜モチーフの違いなど楽しそうに語っていた。

転生する前からスーパー戦隊の好きだった俺は何となく嬉しく感じた、もうこの世界では放送も終わってしまったのにこんなに熱く語ってくれるとはな。

 

「ってウチでけ喋り過ぎだね、なんか頼もっか今日助けてくれたから飲み物奢るからさ!。」

「気にしなくていいんだが…厚意は有難く受け取らせてもらう。」

 

俺はホットティー、耳郎はミルクティーを注文し2人でその後も色々話した。

今日初めてあったはずなのにかなり話が捗った、お互いの学校の事や親の話趣味の話など楽しい時間だった。

 

「ってか剣のお父さんプロヒーローなの!?誰?」

「赤き魂(レッドソウル)アカレッド俺と同じスーパー戦隊のレッドになれる個性だ、アングラ系だから知らなくても無理はないと思うぞ。」

「アカレッド!?あの都市伝説の!」

 

そう俺の父、月華 赤時はプロヒーローであり巷で噂の都市伝説とも言われているヒーローなのだ。

ちなみに俺を転生させた神でもある、まぁこちらの世界にいるのは自分から作り切り離した分身だから問題ないとかなんとか。

 

「そりゃ納得だわ、アカレッドって作品の中でも歴代のレッドになれてたから剣も歴代の戦士になれるって訳ね。」

「その分特訓は鬼だがな。」

俺の返しに半笑いでかわいた笑顔の耳郎がおつかれと返してきた。

 

「そろそろ解散するか?、だいぶ居座ってしまったしな。」

「やば!もう4時過ぎ!?ゆっくりし過ぎたね。」

 

2人で会計を済ませ(ほんとに奢ってくれた)俺達は帰路に着く。

 

「いや〜まさか本物のゴーカイジャー見れるなんて思わなかった。」

「そうか?、この個性社会だ似たような奴なら出てきそうだがな。」

「いやいや無いから‪w ねぇ連絡先交換しない?またさ遊ぼうよ剣。」

「あぁ構わない、、俺もそう言おうと思ったいた所だ。」

 

その後連絡先を交換し、耳郎を駅まで送り届け別れた。

電車から軽く手を振る耳郎に手を振り返し、電車が見えなくなったので俺も愛車に跨りヘルメットを着けエンジンを掛けた。

「今日は中々…有意義だった。」

俺の独り言は、重く唸る愛車のエンジン音にかき消され俺は夕焼けの町を愛車で走り家を目指すのだった。




この世界ではスーパー戦隊は主人公が産まれる前に完結してしまった世界線です。
ゼンカイジャーまで、放映された世界になっております。
ご了承ください。ではまたね(´▽`)ノ
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