異世界転生ハーレムしようとしたらウマ娘世界だったので百合ハーレム作るわwwww   作:TSウマ娘っていいよねっていいよね

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昔懐かしの、赤ちゃんプレイからねっとりやっていくゾ~


転生しました。ただし、ウマ娘だったよ。

 転生したら、なにがしたいか。

 それは俺の20余年の人生で命題とも言えるものであった。

 

 ハイファンタジー、ローファンタジー、SF、スチームパンク、サイバーパンク。

 

 ありとあらゆる環境で転生したら何がしたいか。

 どんな能力があればその自分がやりたいことができるか。

 思案し、思案し、思案し続けた。

 

 そのせいだろうか、最近体が重い。

 気づけば、視界が揺らぎ、意識が遠のいていく。

 

 そんな中でもハッキリと理解できたものがあった。

 

 薄れゆく意識の中でも強く主張する、けたたましいほどのクラクション。

 揺れる視界に広がる、まばゆいばかりに照らすハイビーム。

 20連勤3轍明けの俺には車道と歩道の区別はつかず、恐ろしいほどの速さで迫るトラックに身動き一つ出来なかった。

 

 恐れることはなかった。

 だって、俺はその瞬間幸福に包まれていたから。

 

 あっけないほどの今までの人生。

 それでも最後に答えを見つけた。俺はここにいると存在証明をするように、その答えを高らかに叫んだ。

 

 

「転生して、ハーレム作りてえ!」

 

  

 高望みはしません。

 ハイスペックオリ主でいいです。

 努力はあんまりしないタイプのチートもあったらいいな。

 

 俺の視界はブラックアウトした。

 

 

 

 

 

 

 

 転生したら、なにがしたいか。

 それは俺の20余年の人生で命題とも言えるものであった。

 そして見つけた答えは『ハーレムを作ること』

 

 どうやら、俺は“前世”で見つけた答えを可能にするチャンスを得たみたいだ。

 

「はーい、ンニャラミタちゃんママのおっぱいでちゅよ~」

「ダァ~、キャッキャッ」

 

 でも、乳児から始まるのはちょっと、長すぎな~い?

 

「いっぱい飲めまちたね~。ほらほら、ンニャラミタちゃん、上手にげっぷできるかな?」

 

 この、赤ちゃん言葉で俺に話しかけてくる女の人がママみたいだ。

 セミロングまでストレートに伸ばした茶髪に、てっ辺からウマ耳がとってもキュート。紅い瞳はすごく魅力的で男心くすぐる、ファンタジー仕上がりの超絶美人って感じ。

 正直、親じゃなかったらハーレム入り間違いなしだったから、そこは少し惜しいんだけど。

 まあ、堂々と授乳プレイできるのは赤ちゃんの特権だからね。そこで妥協してます。

 でもね、やっぱり気になるのよ。

 

「ほらほら、ンニャラミタちゃんげっぷでちゅよ、げっぷ~」

 

 ンニャラミタってどんな気持ちで考えたら、そんな名前を子供につけようとするんだろうな。

 俺、このお母さんの行く末が心配になっちまうよ。

 

「ンニャラミタ~、パパもンニャラミタのげっぷみたいな~」

「……ゲェェップ」

「わ~上手にできまちたね~」

「ねえ、ママ。今、成人男性みたいなげっぷしてなかった?」

「立派にげっぷ出来てえらいえらい、将来は学者さんになるのかな~」

「げっぷだけで将来を決めるのは早計じゃないかな、ママ!?」

 

 俺を生んでくれた聖母に話しかけるゴミクソ軟派な喋り方する男。こいつは腹が立つことに俺の父親らしい。

 

「ん、どうしたンニャラミタ?」

 

 俺が汚物を見る目で見つめたのがばれたようで、ニコニコと俺に微笑んでくる。

 まあ、イケメンではあるよ?

 ただ、クラスで人気者みたいな爽やかな笑顔を振りまいているんだ。それが絶妙に俺の劣等感を刺激してくる。

 嫌悪のあまり、俺も特大げっぷを出してしまったくらいだ。

 やっぱり、この男の顔面いけ好かないな。

 

「……ケッ」

「あれえ? 今、僕のことを鼻で笑ったような気がしたんだけど」

「残りげっぷでちゅよね~」

「ダァ~、キャッキャッ」

 

 おかしいなんて頭を抱えている男を横目に、俺はママと親子の触れ合いに興じていた。

 

「そろそろオムツ交換しまちゅね~」

 

 あー、何も考えずにおっぱい吸って好き勝手漏らすのたのし~

 なんて訳はない。まあ、恥ずかしいよ。

 そして、おしめを替えてもらっている間は、マジで虚無しかないのだ。

 だから、この時間はいっつも現状を把握することに努めている。

 

「わあ、とっても上手にしいしいできまちたね~」

「ダ」

 

 そう言いながら、ママは俺のオムツ交換する。

 これが中々クルのだ。理解させられてしまうから。

 今回の俺の体にもう、20余年付き添ってくれた相棒がいないのだと。

 

「おむつ交換するときってすごく泣くって聞いていたけれど、ンニャラミタはとってもかちこいでちゅね~。将来はきっと美人なお姉さんになるんでしょうね~」

 

 そう、俺は、この世界では女の子なんだよ。

 悲しいなあ。でも、百合ハーレム作ればまだセーフだから。

 

「今のうちに保湿クリームを塗っておきましょうね。後はワセリンも~」

 

 この世界の世界観は、どうやらファンタジー世界や中世ヨーロッパ的なあれでもなく、限りなく現代に近いっぽい。

 ワセリンって言葉もあるし。どう考えても、ママの言葉は日本語だしな。

 

「ブゥ……ァ」

 

 そんなこと考えている間に全身にちょっとべたつくクリームを塗られていく。結構くすぐったいんだよな。なんか気持ちよくて眠くなっちゃいそうになるんだよね。

 

「ヴェッ!?……ウ、ァ、ァ」

 

 意識が急に引き戻される。

 認めたくないが、俺の父というヤツは人間だ。しかしママはウマ耳を持っている。それだけでなく、尻尾も。

 そして、俺はママの血を濃く受け継いでいるってことなんだろうな。

 

「あ、ごめんね~。尻尾の近くだったからビックリしちゃったね~」

 

 俺はウマ耳に尻尾を持ったウマ人間だ。

 いや、ウマ娘ってところか。

 

「あ”!?」

「あらあら、ンニャラミタちゃん、どうかしましたか?」

「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」

「今日はご機嫌でちゅね~」

 

 

 マジかマジかマジか!!! 

 ここってウマ娘の世界かよ!!!

 

 そっか~~

 あ~~、う~~~~ん、あ~~~~~~

 正直だよ、正直さあ。

 ありとあらゆる環境で転生した想像とか言ったけどさあ。

 剣と魔法と精霊たちと戦うファンタジーとか、ゴリゴリの無機質なロボットで戦うシビアなロボットものとかさあ、無骨で諸行無常な世界観で刀一本で天下取るみたいなね?

 

 そういう王道的な世界に転生して勝利、成り上がり、ハーレムみてえなさあ。

 

 気持ちよく俺TUEEEEEEEEがしたかったの!!! その結果のハーレムが作りたかったの!!!

 

 無理じゃん!!! 出来ないじゃん!!!

 

 あー、やる気失くした。マイSANもないし。ウマ娘だし。

 

 

「……ブゥ、ァ~ァ」

「あらら、今度はやる気が無くなっちゃったみたいね」

「ァバァ、ミャミャミャ」

「はい、保湿終わりまちたよ~。テレビでもみまちょうね~」

「ブブブブブ、ピャッピャッ」

 

 あー、てきとーに口遊びするのたのちー

 俺ってば、赤ちゃんとしてバブバブ言うのが夢だったんだよね。

 ここってビックリするほどユートピアじゃん。

 

「今日はね、ママの後輩が出るんでちゅよ~、いっちょに応援ちまちょうね~」

「ゥア、ィ~ウィプププィ」

 

 うわ、この体の声結構可愛くなるんじゃないか?

 ピンク色の悪魔みてえな声出せるの、赤ちゃんの特権だね。やったぜ。

 ……あーあ。

 

「リモコン、リモコンはーっと。あったわね、これこれ」

 

 そう言いながら、ママがテレビをつける。

 リビングに置かれた古い置時計の鐘がなった。

 俺をあやすママの腕の中で時計に目をやった。

 時刻は15時だった。

 

 テレビの中では一人一人のウマ娘たちが、それぞれアピールした後にゲート(確かそんな名前だったはず)の中に入っていく。

 

「ママも、昔はここで走ってたんでちゅよ~。そろそろ後輩ちゃんがきまちゅからね~。がんばれ~」

 

 ママは俺の手を持って振る。こういうの英才教育って言うのかな。

 でも、幼い頃から刷り込んだとしても、子どもは言う通りに育ってはくれないのよね。

 なんて普段ならボヤいている所だがその時の俺にはそんな余裕はなかった。

 

 もっと大事なことに気を取られていたから。

 

「その後輩ちゃんはね~、自由な子でね。言われたことをちゃんと取り組んだことはほとんどなかったのよね~」

 

 そのウマ娘は小さなシルクハットを頭に添えて学ランのようなズボンを履いていた。きっちりした印象なんて欠片もない。むしろ、天衣無縫とさえ言えた。

 

「やってることもめちゃくちゃで、いっつもクラスの子や先生から怒られていたんだけど」

 

 胸元以外は露出した開放的な格好。煽情的と表現するのが適切な格好だったのに、俺が抱いたのは下心じゃなかった。

 

「でもね、あの娘がやってることはいつだって最後は全部みんなが笑顔になってた」

 

 テレビ越しに、目にする不敵な笑みが、俺の意識に深く刻まれた。

 呆れてしまうほど退屈だと思っていた俺の視界が広がった。

 彼女自身を現したような服装から放たれるまばゆいばかりに緑と白に身動き一つ出来なかった。

 

「たぶん、天性のものなんでしょうね。だから、彼女の周りにはいつも人が集まっていた」

 

 息をするのも忘れていた。

 こんな体験することはないと思っていた。

 だって、これは今経験するものじゃないはずだから。

 

 初めて敵を倒した時、精霊と契約した時、銃器を持って生死をかけた戦いをする時、雌雄を決する時。

 

 その世界の中で自分がそこに存在して今までで夢見たことが実際に現実になった時の高揚感だ、これは。

 

 ドキドキとワクワクで胸がいっぱいで苦しくて、それ以外のことが考えられないほどの浮かれた感情だ。

 

 それだけに人生を注いでも構わない、それ以外の人生を進むことが許されていない時に感じる使命感だ。

 

 そのはずなのに、どうして、俺はいま、それを感じているんだ。

 

「彼女の名前はね」

 

 

『ミスターシービー』

 

 

 こんな非常識な感情を湧き上がらせたウマ娘の名前ぐらいは知っている。

 そのウマ娘がターフを駆ける様は痛快だと言えた。

 世界が自由だと喧伝しているようだった。

 テンプレ、王道、セオリー、俺が今までずっと考えていたこと、それを実現するための方法。

 

 彼女の走りはそんなものなんて存在していないかのように自由で、斬新で、非常識だった。

 

 

 

 

「わーい、勝った勝った~~、強かったでちゅね~~♪」

「……」

「?……どうしたのかしら、ンニャラミタちゃん」

 

 決めた。

 俺の新しい目標であり、この世界でやること。

 それは。

 

「アビャンヴァエベアナカアアアアアアア!!!!!(ミスターシービーみたいなイケメンムーブかましてハーレムを作るぞー!!!!)」

 

「あらあら、将来は学者さんじゃなくて、レジェンドウマ娘かしらね」

 

 俺は転生した。そして、新しい目標が決まった。

 まあ、難しいかもしれない。でも、大丈夫だ。

 

 だって、ウマ娘って生まれた時から強いんだし。

 転生ボーナスとかたぶんあるだろうから。

 イケるっしょ!!!!

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